2018/11/20 - 2018/11/27
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この旅行記のスケジュール
2018/11/21
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CASA TRIANGULO OSCURO
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マルティ通り
-
宿泊先は民泊
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この旅行記スケジュールを元に
2018年のサッカーワールドカップ・ロシア大会。
私の応援するイングランドは準決勝で敗退。
この傷心をいやしてくれるのは「旅」しかないと思い、旅行を計画してきました。
ところが旅先がなかなか決まらずフラストレーションが溜まる一方のなか、「世界の国境を歩いてみたら・・・」を見ていたら急に中米に行ってみようと思い立ちました。
ならば友人が一度行って気に入ったというキューバに決定!
キューバといえばカストロ、ゲバラ、葉巻、そして映画でアウトサイダーの主人公がエンディングで逃げ込む国というイメージしかありません。
一時は家庭の事情でキャンセルという状況でしたが何とか時間を確保して行ってきました。
11/20,21
メキシコシティを経由してようやく目的地のキューバに到着したのは深夜。
直前にトニリダーに行くことを諦めて日本を発ちましたが思わぬ形で世界遺産の街に行けることになりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- アエロメヒコ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エアトリ
-
旅行前の日本
キューバに入国するにはビザは必要ありませんがツーリストカートが必要です。
そのためキューバ大使館領事部に申請に行く必要があります。
・申請書(領事部にあります)
・顔写真(5cm×5cm)
・手数料2,100円の振込明細(ネットで振り込みました)
・航空券のコピー
・キューバの滞在先の証明書
・パスポート
・パスポートのコピー
以上を提出する必要があります。
いつもは入国してから泊まるところを決めるのですが今回はそういうわけにはいかないのでカサ・パルティクラルという民泊を利用することにしました。
30分程でツーリストカードを受け取れました。
領事部の2軒先にキューバ大使館があります。 -
キューバについてあまりにも知っていることが少なかったので予習として「キューバ現代史」を渡航前に読みました。
キューバといえば一般的にカストロ、チェ・ゲバラを思い浮かべますがこの本を読んでフィデル・カストロの政治思想の根本となったのはホセ・マルティにつながっていることがわかりました。 -
11/20 16時に日本を発って13時間、メキシコシティで5時間経ちました。
まだ20日です。
これよりキューバ・ハバナへのフライトに乗り込みます。 -
AM453便 ハバナ行きのB737も満席でした。
ここでも搭乗後機体が動き出すまで待たされました。
離陸は50分遅れです。 -
離陸してからは順調です。
殆ど揺れませんでした。 -
離陸して1時間ほどで機内食が配られました。
クロワッサンのサンドウィッチ(ハム・チーズ)とチョコレート味のヨーグルトです。
これはなかなか美味しかった。 -
23時過ぎハバナのホセ・マルティ空港に無事到着しました。
入国審査の列も長くはなくすぐに順番となりました。
パスポートとツーリストカードを渡して写真を摂られて終わり。
あれ? 最初の宿泊先の確約書と英文記載の保険契約書は見せないでいいの?
単にチェックを忘れたのか?、それともチェックインの時に確かめたから省略しただけなのか?
23時半に荷物をピックアップして無事キューバに入国できました。 -
空港から市街へはタクシーしか交通手段がありません。
カサ・パルティクラルの予約と一緒にタクシーの手配もしていました。
出口を出ると私の名前を掲げたカードをドライバーが掲げて待ってくれました。
タクシーに乗り込む前に両替です。
両替所(カデカ)は空港出口の横にあります。
1CUC=117円弱と表示されていましたがここではメキシコで両替したばかりのペソ2,000ペソ分とイギリスのポンド£200分を両替しました。
トータルで218.7CUCとなりました。
これでタクシーとしばらくの宿代は何とかなりそうです。
もちろんこれで足りるとは思いませんが...
海外で一番有利なのはUSドルですがここキューバだけは例外です。
聞いていたとはいえとびぬけてレートが悪かったです。 -
交通量が少ないとはいえ街中を100kmを超えるスピードで走り30分弱で今日の宿、CASA TRIANGULO OSCURO に到着しました。
この時には日付が変わっていました。
入口の前で家主のRUBENが待っていてくれました。 -
ここは2部屋あるそうです。
通された部屋は想像より広かったです。 -
冷蔵庫もありました。
奥がシャワールームです。 -
シャワールームも広いです。
-
Rubenがキューバを訪れたのは初めてか、と聞いてきました(英語で)。
Yesと答えるとこれからレッスンだと言ってきました。
ガイドブックにも書かれていましたがここキューバでは二重通貨制をとっています。
外国人が主に使うCUC(両替済み)とキューバの人が使うCUPがあるということです。
CUPは公式名称ですがCUCと似ているので一般的には「モネダ・ナシオナル」(MN)と言っているそうです。
1CUC=24 or 25MN
レッスンが終わるころには1時半をまわっていました。
ドアに貼ってあったのがEXTRA SERVICEの表です。
上から二番目が気になります。
実はTRINIDADへ行こうと考えていましたがバスの出発時間・所要時間等で渡航直前に諦めていました。
この件を話し明日可能かとRubenに聞くとたぶん大丈夫と言ってくれました。
遅いので朝にドライバーに確認してくれるとのこと。
また親類がトリニダーにいるのでそこに泊まると良いとも言ってくれました。
その後宿泊代25CUCを支払ってようやく2時前に就寝です。 -
11/21
2時に寝たのに5時過ぎには於きました。
荷物の整理やシャワーを浴びて6時過ぎに外に出るとまだ真っ暗。
通りもほとんど人はいません。 -
1時間後の7時過ぎ。
明るくなり人通りもありました。
1時間でこんなに変わるとは...
少し周りを歩いてみます。 -
数件隣に趣のある家を見つけました。
ちょっとコロニアルっぽい感じがいいです。 -
すぐに大きな通り、マルティ通りに出ました。
パステル調の色使いがキューバっぽいです。 -
マルティ通りの真ん中に遊歩道があります。
海の方へ行ってみます。 -
最近のキューバは近代化しつつあると聞いていました。
この建設中の巨大ビルがその象徴でしょう。 -
プンタ要塞まで来ました。対岸にはモロ要塞も見えます。
プンタ要塞 史跡・遺跡
-
さらに海側に行くと丁度朝日にいい具合にあっていました。
-
プンタ要塞とは反対側に釣りをする人が10人ほどいました。
-
近くによるとあまり後ろを気にせず投げ釣りをしています。
釣れてもバケツなどに入れずそのまま荷物の近くに放置していました。
そのため中には砂まみれになった魚もありました。
魚には詳しくないのですがアジの仲間が釣れているようです。 -
イチオシ
対してモロ要塞の方はおじさんが一人黄昏ていました。
-
西の方は海岸に沿って大きなビルが林立しています。
海沿いをランニングしている人がいましたが私もここが地元ならそうしているかもしれません。 -
マルティ通りに戻って海とは反対の南の方へ歩いてみました。
制服を着た中学生ぐらいの子が大勢いました。
その中で5人ぐらいの女子生徒の集団から「アニョハセヨ」と言われたので
「I'm not Korean.」と返すと「コンニチハ」と言ってきました。
「That's right!」と答えると手をたたいて喜んでいました。 -
雨が降ったら滑りそうですが広くて日差しも避けられる歩道です。
日本だったらここにもビルを建てているでしょうね。 -
通りはまだまだ続きますがここでUターンして建物沿いに戻ります。
-
歩いていると時折建物の中から声が聞こえてきました。
格子越えに中を除くと授業をしていました。
写真は幼稚園の様ですが先ほど声をかけてきた子の制服を着た人たちの教室もいくつかありました。 -
まさかこんな大通り沿いに学校があるとは思いませんでした。
そして格子だけで窓がないため外の雑音がもろに影響するのに、と驚きです。
医療と教育が無料と予習してきましたがこういう状況とは現地に来てみて初めて知りました。 -
宿の近くに地元の人向けの市場があります。
賑わっていないのは8時半という時間が影響しているからでしょうか。 -
9時半になってようやくトリニダーに行く車が到着しました。
所謂乗合の為ピックアップに時間を要したとのこと。
15分程前から雨が降ってきたので雨よけのカバーを取り付けるのも大変そうです。 -
車内の様子
ドライバーを入れて9人が乗っています。
出発して15分程で雨で止んだので窓を開けて走ります。 -
2時間走った所で一旦車は止まりました。
何という町かは全くわかりませんが乗客のうち2人が降りました。
ドライバーが電話をして彼らに別のタクシーを呼んでいたようです。 -
土産物を売る小さな店もありますが食事をするところは立派な店構えです。
-
キューバの高速道路(?)。
基本片道3車線あり猛スピードで走り抜けています。
所々補修が必要なところがあります。
沖縄でアスファルトは日差しに弱いと教えてもらったので理由がなんとなくわかります。 -
途中で高速~離れましたがスピードはあまり変わりません。
ただし片側一車線になったので前方を馬車が走っているとスピードを緩めざるをえません。
サトウキビ畑の中を走っているとかにもキューバっぽいです。 -
12時40分頃にちょっとした街中を走りました。
看板からシエンフエゴスの様です。
観光用なのか馬車をよく見ました。 -
14時にようやくトリニダーの宿前におろしてくれました。
かかった時間は4時間25分。長かった...
でもバスでいっていたらさらに2時間を要しています。
こっちで正解でした。 -
ここが本日の宿です。
ハバナで泊まった宿のオーナー、Rubenの親戚の家です。 -
中庭がありそれに面したところに部屋があります。
-
ハバナの家と比べると少し狭いですが天井は高いです。
-
入って右にはトイレ・シャワールームがあります。
-
こちらもコンパクトですが日本人の私ならこれで十分です。
ただしシャワーは水しか出ません。
ハバナに比べて暑かったので個人的には大きな問題ではありませんでした。 -
中庭でコーヒーをいただきました。
-
コーヒーに蜂蜜を勧められました。
初めてでしたが甘さより酸味が強くなった気がします。 -
改めて入口を一枚。
初めての街で地理を理解していない時はこれが可なり重要です。
モンゴル旅行で習得しました。 -
街の中心の方へと向かってみます。
坂をのぼる感じです。
黒い雲があらわれてきました。 -
振り返るとこんな感じ。
先に見えるのがカリブ海です。 -
トリニダーでも街中で学校を見つけました。
授業を終えたと思われる生徒たちが話し込んでいます。
格子の中では授業が行われていました。
教育と医療に力を入れているキューバ。
もしかして生徒の数に対して学校(教室)や教師が足りないから二部制をとっているのかと考えてしまいました。
ハバナで見た7時半から始まる授業もそれなら納得できます。 -
土産物屋の屋台を見つけました。
雨が降り出してきたので急いでカバーをしていました。 -
弱い雨なので軒下を通りながら回ってみます。
-
10分弱で雨は完全にやみました。
トリニダーのランドマーク、革命博物館に着きました。
この付近は観光用の馬車があちこちで見られます。
石畳を走るので乗り心地は悪そうです。 -
カラフルな壁の建物が続くので歩いているだけでも楽しめます。
それにしても熱い! -
時刻は15時。
朝食はほとんど食べてい愛し昼もまだなんで何を食べようかと思っていたら客引きが声をかけてきました。
シーフード何とかがおススメだと言って店を見るとい感じなので入ってみました。 -
2階のテラス席に着席しました。
-
まずはビール。
キューバ最初のビールは定番のクリスタル(CRISTAL)をいただきました。 -
暫しまったりとしながら料理を待ちます。
-
隣りからライブ演奏が聞こえてきました。
-
勧められたものをそのままオーダーしたので何が出てくるかわかりませんでしたが、出てきたのはシーフード・リゾットでした。
エビがたくさん、カニも入っていました。
ビールと合わせて12CUC(チップ込)。 -
酔い覚ましも兼ねて付近を散策です。
それにしても石畳は歩きにくいです。 -
真っ白のコスチュームを着た人形が座っているだけの店があり印象的でした。
奥には何かありそうですが... -
街の中心・マヨール広場
革命博物館のすぐ近くです。マヨール広場 広場・公園
-
散策の小休止に丁度いい場所です。
-
革命博物館に入ってみます。
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1階に革命軍の歴史の展示があります。
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バティスタ政権に立ち向かい命を落とした革命軍の写真。
モンカダ兵営襲撃に失敗して半分のメンバーが殺されましたがそれが残酷すぎる殺され方だったのを本で知りました。
この写真を見ているとアウシュビッツを思い出してしまいます。 -
中庭に当時使われていたと思われる車と舟がありました。
-
カミーロやゲバラの写真もあります。
威厳があります。 -
カストロら革命軍がキューバ上陸時に使用した「グランマ号」の写真もありました。
改めて「キューバ現代史」を事前に読んでおいてよかったと思います。 -
博物館のシンボルである塔にのぼってみます。
最初に上がった所にはちょっとした広場がありました。 -
先ほど昼食を摂ったレストランがすぐそこにあります。
-
山も見えました。
あの稜線を歩いたら気持ちいいだろうなあ、と思ってしまうのは「山と食欲と私」の影響? -
キューバに山のイメージがなかったのですが少し改めないといけません。
-
日差しが強いです。
-
塔の階段途中にはこのように外を眺められるようになっています。
-
こちらは海側です。
-
鐘もいくつかありました。
なることはないようです。 -
一番上まで登りました。
空がきれいです。 -
額縁効果で絵になります。
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町並みを見下ろします。
壁はカラフルですが屋根は同じ色なのが面白いです。 -
実際に近づくことはありませんでしたがカリブ海の水平線を見ることができました。
-
西の山側
低い山が連なっています。 -
博物館を後にして土産物の屋台街に来ました。
グアジャベーラというシャツを買おうかと思いましたが50CUC以上もするので断念。 -
屋台の向かいの家から突然子供が飛び出してきました。
ビール缶で作った車や飛行機を見ていました。
地元に人の日常です。 -
17時過ぎのトリニダー・バスターミナルです。
閑散としています。 -
当初の予定ではバスでトリニダー行こうと思っていたのでここに着くことになります。
改めてRubenに頼んでよかったと思いました。 -
この店で缶のジュースとビールそして1.5Lの水を購入しました。
水1.5Lで0.7CUCは安いのですが散策前にも500mlの水をここで0.7CUCで買っていました。
量が3倍になのに何故同じ値段? -
近くに小さい公園を見つけました。
-
一角ではおじさんたちが大きな声をあげて話していました。
手ぶりからして怒っているように見えます。 -
公園のすぐ隣にローラースケートの練習をする一団がありました。
コーチらしき人が大声で叫んでいます。 -
公園では思い思いに座っています。
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17時半になったので宿に戻ります。
丁度日が暮れる頃です。 -
宿に戻ってすぐに雨が30分程降りました。
今度はスコールの様な強い雨でした。
そのあとに外に出てみると外套もあまりないので真っ暗です。 -
おかげで月が良く見えました。
-
20時に夕食を求めて外出です。
サンティシマ教会付近には多くの人がいました。サンティシマ教会 寺院・教会
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ほとんどの人が座って飲んでいました。
私はまず食事です。 -
ライトアップされて昼とは違った雰囲気を味わえます。
-
家族で経営している店に入ることにしました。
お父さんが給仕をして奥でお母さんが調理をしているようです。 -
まずはビール、ブカレロです。
海賊という名前のビールです。 -
チキンのフリッターをいただきました。
食事の後メモに書き物をしていたら店の手伝いをしていた男の子が興味を持ってみていました。
そのあと女の子(恐らく兄妹)もやってきました。
お父さんの分も含めて名前を日本語(カタカナ)で書いて渡したらとても喜んでくれました。
御代はビールも含めて8CUCでした。 -
夜道は暗いので石畳で足を挫かないように慎重に戻りました。
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