紅葉の岩出山

2018/11/10 - 2018/11/10

すっかり秋になり、紅葉の季節になりました。
今回はＪＲ東日本の「週末パス」を使って東京から宮城県や山形県の紅葉めぐりに１泊２日で行ってきました。
初日は宮城県北部の岩出山を中心にまわってきました。

エリア 古川・大崎・加美(宮城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

ＪＲ東日本の「週末パス」を今回は使います。
このきっぷは東京から仙台まで往復すればモトが取れる値段で、宮城、山形、福島以南のＪＲ東日本の鉄道が乗り放題のすぐれものです。
まずは、「はやぶさ」で出発です。

仙台の次の古川駅で新幹線を降ります。
ここでＪＲ東日本の陸羽東線に乗り換えます。
２両のデイーゼルカーのローカル線です。

古川駅 駅

古川駅から２０分、岩出山駅で途中下車。
岩出山は戦国時代の武将、「独眼竜」伊達政宗の作った町です。
駅名票にも伊達政宗の写真がありました。

岩出山駅 駅

岩出山駅には陸羽東線などの鉄道に関する資料館がありました。
入館料無料のささやかな資料館ですが、懐かしい特急電車の写真や駅名票などもあり、結構楽しめました。

岩出山駅 駅

まず、岩出山駅から歩いて１５分ほどの岩出山城跡へ行きます。
岩出山城跡から見た岩出山の町並み。

戦国時代、山形県米沢の戦国武将だった伊達政宗は周辺の戦国武将たちの戦いに次々に勝利し、２４歳の若さで現在の宮城県、山形県、福島県の大半を支配下においた東北一の戦国武将となりました（おおむね２４０万石の領地）。
しかし小田原城攻めの豊臣秀吉の前に降伏して、大半の領地を取り上げられ、この岩出山５０万石（領地は現在のほぼ宮城県全体）に左遷されたのでした。

城山公園 公園・植物園

岩出山城にある伊達政宗の像。
平服のこの姿は「平和の像」と呼ばれています。

城山公園 公園・植物園

岩出山城の本丸跡。
広い敷地は紅葉真っ盛りでした。

城山公園 公園・植物園

岩出山城から有備館に向けて遊歩道を降りていきます。

城山公園 公園・植物園

岩出山城の下にある有備館。

伊達政宗は１２年、岩出山城を本拠としたあと、豊臣秀吉の死後、現在の仙台に城を造り、本拠を移しました。
岩出山は政宗の４男・伊達宗泰に与えて、岩出山伊達氏の本拠となります。
有備館はその岩出山伊達氏の普段の住まいや役所として使われた建物です。

旧有備館および庭園 公園・植物園

この有備館は美しい庭園が見どころです。
大きな池と建物の組み合わせ。

旧有備館および庭園 公園・植物園

庭園は紅葉真っ盛り。
多くの観光客が庭園の紅葉を楽しんでいました。

旧有備館および庭園 公園・植物園

青い空と赤と黄色の紅葉のコントラストです。
写真では水色ですが、実際は真っ青な青でそれは美しいものでした。

旧有備館および庭園 公園・植物園

有備館の内部。
岩出山伊達氏の殿様は普段はここで過ごしていました。
家臣との謁見もここで行われていました。

旧有備館および庭園 公園・植物園

有備館の真ん前にあるＪＲ有備館駅から、再度陸羽東線に乗ります。

有備館駅 駅

紅葉の名所・鳴子峡の最寄駅、中山平温泉駅で下車します。
駅名票は紅葉の鳴子峡が使われていました。

鳴子峡はこの駅から約２キロ、歩いて３０分ほどです。

中山平温泉駅 駅

残念ながら、鳴子峡は紅葉真っ盛りの時期は終わっており、ほとんどは枯れ木の山になっていました。
あと、１週間早かったら、さぞかし美しかったことでしょう。

鳴子峡 紅葉

鳴子峡レストハウス前から。
少し遅かったようで残念。

鳴子峡レストハウス グルメ・レストラン

鳴子峡から松尾芭蕉の歩いた「奥の細道」をまわる遊歩道を歩いてみました。
「奥の細道」で松尾芭蕉が歩いた中で有数の難所だった大深沢というところ。
当時は番所と街があったそうですが、今では看板があるだけです。

体が冷えたので、駅に戻る途中で温泉に入ってきました。

しんとろの湯 温泉

中山平駅から陸羽東線で今日の宿泊先の新庄駅へ。
駅前には昭和の食堂の雰囲気の「急行食堂」というお店へ。
結構有名人も立ち寄っているようで長嶋茂雄さんをはじめ、有名人のサインが飾ってありました。

急行食堂 グルメ・レストラン

新庄のＢ級グルメ・「モツラーメン」
こりこりしたモツを具に、あっさりしたスープのラーメンでした。

ニューグランドホテル 宿・ホテル