2018/10/22 - 2018/10/22
838位(同エリア3989件中)
naoさん
現在の京都で花街と言えば、上七軒、先斗町、祇園甲部、祇園東、宮川町の5つがあげられますが、寛永18年(1641年)に移転開設され、かつて花街として華やかなりし時代をおくっていた京都市下京区の島原を忘れることができません。
高級な花街として知られる島原には、かつて50軒ほどの置屋さんと、20軒ほどの揚屋さんが軒を連ね、西郷隆盛、桂小五郎、坂本龍馬といった幕末の勤王志士達や、近藤勇、芹沢鴨ら新選組の面々も足繁く通っていたと言われています。
今も往時をしのばせる島原大門をはじめ、「角屋」、「輪違屋」などのお茶屋が点在する、情緒ある町並みが残されています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR京都駅で山陰本線に乗り換えて、JR丹波口駅へ向かいます。
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丹波口駅に着きました。
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丹波口駅から少し南に歩いたところにある島原へ向かいます。
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推定樹齢が300年以上と言われている大イチョウが見えてきました。
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島原住吉神社旧境内の北端に植わっていたこの大イチョウは、明治政府が発した廃仏毀釈令により神社が廃社になった後も「神木」として残ったものです。
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現在、根元にある「弁財天」は、昭和5年(1930年)に祀られたものだそうです。
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明治36年(1903年)に大イチョウの南側に再興された島原住吉神社です。
諸般の事情があったんでしょうね、大イチョウを境内に取り込むことが出来なかったようです。 -
当初は東の大門だけだった島原は、享保17年(1732年)に西門が設けられ、天保13年(1842年)、この地に大門が建てられました。
現在は2度の交通事故のあおりで門は倒壊してしまいましたが、島原西門跡を示す石標が立てられています。 -
島原の町並みです。
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古い町家を改装した、ホステル形式の宿が暖簾をおろしています。
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突き当たりに「角屋」さんの板塀が見えてきました。
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かつてこの辺りに存在していた「東鴻臚館址」を示す石碑です。
鴻臚館は平安時代にあった外国使節団をお迎えする施設で、延喜20年(920年)頃に廃止されたそうです。 -
板塀に沿って歩くと・・・
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寛永18年(1641年)の島原移転とともに移築された「角屋」さんの建物があります。
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その後拡張工事が繰り返され、天明7年(1787年)にほぼ現在の規模になったそうです。
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尊皇攘夷運動の急進派として朝廷工作など様々な活動をした長州藩士久坂玄瑞は、ここ「角屋」さんで密議を重ねたそうで、それを示す石碑が立てられています。
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間口の広い「角屋」さんの建物ですが・・・
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規則正しい格子が全面的にはめられています。
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こちらが「角屋」さんの正門。
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数々の美術品を所蔵する「角屋」さんは、「角屋もてなしの文化美術館」を開設して、由緒ある建物とともに美術品を展示・公開されています。
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「新選組刀傷の角屋」とは、何とも物騒な石碑です。
頻繁に出入りしていた新選組は、お互いに反目する者との対峙や、時には仲間同士の議論が衝突した挙句、「角屋」さんの建物には多くの刀傷を残しているそうです。 -
では、町歩きを続けます。
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こちらは「角屋」さんのお隣の町家です。
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2階に手の込んだ細工の施された手すりをしつらえておられる町家です。
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瓜型の虫籠窓と格子窓の競演です。
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ベンガラ塗の名残も鮮やかな町家です。
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風情ある町家が見えてきました。
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こちらは、築後250年といわれるかつての「きんせ旅館」だった建物です。
元々「きんせ旅館」は、「角屋」さんと同様に揚屋として建てられたんだそうですが、後に旅館として営業するようになったそうです。 -
現在はカフェやバーなど、地域の文化交流サロンとして営業されています。
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妻側から見た屋根の形状が想像できない姿をしているので、どんな納まりか気になります。
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こちらの旅館では、お客さんに災いが降りかからないように・・・
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玄関上で鍾馗様が睨みを利かせています。
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窓におろされた簾が京都らしさを演出しています。
「角屋」さんのところまで来たので・・・ -
ここで引き返します。
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こちらは町家を使ったカフェです。
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格子にバリエーションを持たせて、機能的に使い分けておられる町家です。
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『耳の後ろが痒いよ~』
猫ちゃんの可愛い仕草のひとつです。 -
昭和2年(1927年)に本格的な劇場施設として建てられた歌舞練場の跡地です。
歌舞練場は平成8年に解体されましたが、跡地には記念碑が立てられています。 -
正面だけを見ていると「それほど」とは思わないんですが・・・
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とても奥行きの深い、いわゆる「鰻の寝床」の町家です。
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元禄年間の創業以来、330年に亘って営業されている「輪違屋」さんです。
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「輪違いの紋」があしらわれたガス灯。
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置屋として営業を始めた「輪違屋」には、かつて芸妓なども在籍していたようですが、現在は太夫のみとなっています。
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今も現役のお茶屋として営業を続ける「輪違屋」さんには、独特の雰囲気が漂っていました。
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名栗加工の駒寄をしつらえた町家です。
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さて、島原大門にやって来ました。
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現在の大門は慶応3年(1867年)に再建されたもので、華やかなりし往時の姿をしのばせています。
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門外に植えられた柳は、島原を訪れた人々が帰り際にこの辺りで後ろを振り返って名残を惜しんだことから「見返り柳」と呼ばれるようになったとされています。
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自宅に帰っていた先ほどの猫ちゃんと再び遭遇。
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こちらの町家は、浅黄色の壁に横長の下地窓が並んでいます。
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見事な犬矢来をしつらえた町家です。
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では、この辺りで島原散歩を終えて、丹波口駅へ戻ります。
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と思って歩きだしたら、左手の町家の玄関灯が灯されました。
何というタイミング・・・。 -
かつて華やかな花街として一時代を画した島原は、現在の5花街とは異なる、独特の味わいのある町でした。
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