2018/11/06 - 2018/11/11
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かわらくださん
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長期の休暇が取れないと行けない、(多分)日本で一番(時間的に)遠い場所、小笠原諸島。真夏のハードワークが一段落、無事まとまった休暇が取れたので、思い切って出かけてみました。トップシーズンは過ぎていましたが、それでも十分魅力あふれる島でした。
旅は全部で6日間。
旅行記その1は、おがさわら丸で竹芝桟橋から父島までの乗船記です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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秋のある日の朝9時20分過ぎ、浜松町駅に降り立ちました。今日から5泊6日の小笠原旅行。いよいよ出発の日です。
平日朝のJR山手線、ラッシュが終わった時間とはいえ、まだまだ混んでいました。先代おがさわら丸の時は出港が今より1時間早かったと言いますから、ちょっとはマシなのかも。
向かう先のは竹芝桟橋。モノレールで羽田空港ではありませんから北口改札へ。改札をでて右手にまっすぐ進むこと約10分。竹芝桟橋に到着。浜松町駅からキャリーバッグや大きな鞄を抱えている人が同じ方向へゾロゾロと歩いていましたし、何より一本道なので、道を間違えることはないでしょう。竹芝桟橋 名所・史跡
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竹芝桟橋にはモヤイ像がありました。東海汽船の新島に向かう便が出るからでしょうか。なかなか味のあるお顔をしてらっしゃる。
竹芝桟橋 名所・史跡
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竹芝桟橋では大きなマストがお出迎え。空は晴れてますが、この後雨になる予報。なんとか降りださないうちに埠頭まで来ることができたのでヨシとしましょう。
客船ターミナルで早速乗船手続きをします。今回のツアーはナショナルランドの「HOTEL PATINNおひとりさま計画」をベースに旅を組み立てましたので、乗船手続きはツアー会社の方がすませてくださっています。小笠原海運の窓口ではなくターミナルにいるツアー会社の方へ申し出て往路の乗船券と復路の乗船引換証をもらいます。 -
乗船手続きは搭乗券の引き換えだけでおしまい。時刻はまだ9時40分。出発は11時。乗船開始は10時。もっとゆっくり家を出ても大丈夫でしたね。時間がありますから、見送りデッキへ登っておがさわら丸を見学します。
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船のクレーンで小笠原に運ぶコンテナを積み込んでいます。遠方にはレインボーブリッジ。
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お仕事ご苦労様です。
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船首側には小笠原諸島返還50周年のマークが掲げられています。
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船首には小笠原海運の旗がはためいています。色は東海汽船と同じ青赤ですね。
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9時55分、そろそろ搭乗開始時間なので客船ターミナルへ戻ることにします。
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乗船は等級順で呼ばれますので乗船口で待ちます。
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大島行きの案内板の前におがさわら丸の案内が出ており、気分が盛り上がります。
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さて、乗船です。タラップ前に玄関マット状の泥落としブラシと、消毒液がしみているシートがありますので、靴底を洗浄します。外来種の駆除です。世界遺産となっている小笠原の特徴は、一度も陸続きになったことがないことに由来する固有種の多さ。自然環境を守るために、外来種の駆除は必要なことですね。
乗船すると4デッキにでました。 -
今回は一等船室を予約しましたので、5デッキへひとつ階をあがります。ハードワークで貯めたお金でプチ贅沢です。
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1等船室の廊下。
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今回の部屋、513号室。一等船室は全部で39室あるとのこと。充実しています。
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船室にはシングルベッドが2つ。これは進行方向前側のベッド。隣には簡単なチェアとテーブル。
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反対側のベッドとテレビ。
東京湾内は地上波が見られますが、外洋に出るとBS/CSと船内放送になります。船内放送は救命胴衣の付け方などの船内案内だけでなく、映画などのチャンネルが2つ、現在位置を示す航路図が1チャンネルでした。
エアコンは各室独立して制御出来るタイプ。ただ、室外機が数室で共用のため、冷房/暖房の切り替えは自由にできないとのこと。 -
電気ポットがあるということは・・・
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お茶セットもあります(下船まで一度も使いませんでしたが・・・)。
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ゴミ箱は、燃えるゴミ/燃えないゴミの分別です。ゴミ箱は各デッキの共用部にもあります。
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テーブルにはペットボトルがはめ込める穴が空いています。これは便利!船は揺れますからね。
またアメニティも用意されていました。タオルに歯ブラシ、ヘアブラシ。バスタオルはありません。家から持ってきて良かった。とはいえ、ここまでそろっていれば十分です。
一等船室は二人部屋しかありませんので、一人利用だとシングルチャージが必要。でもそれで、他人のいびきやら荷物のガサゴソ音を気にすることなく、またこちらも気兼ねすることなくグダグダ出来るのですから、十分メリットがあると思います。ベット2つもあるので、とっかえひっかえ寝られます。 -
簡単な室内チェックの後は、荷ほどきは後回しにして甲板へ。
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岸壁の乗船通路脇に「おがじろう」を発見。いつの間に出現?さっきまでいなかったのに。
サングラスをとると、とてもかわいいつぶらな目が現れるのですが、うまく写真に撮れなかった。残念。
おがじろうの帽子にとまっているのはメグロー。 -
11時。出航の時間です。乗船タラップが外されます。それと同時に雨が降り出しました。
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だんだん強くなる雨におがじろうも屋根下へ避難してのお見送り。そういえば、おがじろうとメグローは小笠原へ帰らないの?
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そして笛の合図で出港です。おがじろう、雨にも負けずに屋根下から飛び出してきました。律儀なやつだなぁ。気に入りました。
港湾の係員さんも黄色いハンカチでお見送りです。
後日おがじろうのTwitterを確認すると、お見送りのツイートと小笠原に向かうおがさわら丸の写真がアップされてました。毎回お見送りをしているのですね。 -
雨にかすむ竹芝桟橋のとなりの晴海埠頭。晴海埠頭沖までバックで進んだおがさわら丸は、ここで反転し船首を南に向けます。
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反転進行後、すぐにレインボーブリッジを通過。
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キリンじゃなくてガントリークレーンの群れ。でも確かにキリンに見えるよな。
雨で景色もぱっとしないし、船内に戻ります。ちょっと12時には早いですがお昼ご飯にします。 -
船のレストランは11時半から営業開始です。旅の一食目はカツカレー。いや、なかなかよい味でした。
カレーやラーメンのライトミールは食堂入り口の券売機で食券を買って並びますが、定食系は食堂内のレジで支払います。おがさわら丸の食堂や売店ではSuicaが使えるのですが券売機はSuica非対応。レジに行ってライトミールをSuicaで購入すれば良いらしいです。
固定メニュー以外にも幾つかライトミールがあったので、帰りの便はそれにしようかなと思いました。 -
富津を過ぎたあたりで雨があがりました。よしよし。このまま穏やかかな航海になりますように。
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14:15過ぎ、東京湾を出ました。大島沖あたりです。船内アナウンスで伊豆諸島の各島の紹介があります。お日様も出てきました。
この後14:30から30分間、船内の食堂にて小笠原初上陸の人向けに、小笠原ホエールウオッチング協会の方が小笠原の自然などを紹介する入門講習をしてくださいました。小笠原の成り立ちや、やってはいけないことなど、一通り聞いておいた方が良い内容でした。協会の方、ありがとうございます。 -
講習も終わり、夕飯までフリータイム。まあ、休暇中なのでずっとフリータイムな訳ですけど。となれば、休暇中にしか出来ない「昼から飲んじゃえ」の行動で休みを満喫することにします。おがさわら丸の売店で島レモンを使ったクラフト酎ハイとポテトを購入。本棚の肥やしになっていた文庫本を片手にちびちび始めました。
ちなみに、クラフト酎ハイは本土の工場で作ってますが、飲み手の気分は小笠原産酎ハイです。 -
本に飽きるとデッキを散歩。16:30ちょっと前に三宅島が見えました。
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雲が多くて、水面に沈む夕日を眺めるのは無理そうです。残念。
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18時を回ったので、少し早いですが夕飯へ。生姜焼き定食に生ビール。ご飯はセルフで盛り付けるので、なんだかてんこ盛りになってしまいました。父島では歩きまくる予定なのでカーボローディングが目的である、という理由をつけでヨシとします(雨天中止で贅肉化するのだけは避けたいですが・・・)。生姜焼きは厚めのお肉でかみ応え十分。満足です。
お腹もいっぱいになったので、シャワー浴びて早めに就寝。明日に備えました。 -
おはようございます。朝5時です。昨晩は荒れることなく穏やかな航海でぐっすり寝られました。夜間閉鎖されていた甲板が夜明けとともに再解放されたので外に出てみると、空気が一変。冷たい秋の空気から暖かい南国の空気へと変わっていました。なんともいえない高揚感!寝ている間に別の国にワープした気分。
だんだんと明るくなってくる夜空も素敵ですね。光っている星は明けの明星かな? -
太陽が昇り始めましたが、雲が多くて・・・。昨晩の日没に続きご来光は駄目でした。それでも夜と朝との境目で怪しげに光る空はとてもきれいでした。
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ただいま5:30。随分と明るくなってきました。
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1時間経過して6:30。青空が見えます。小笠原の天気は大丈夫かな?
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まだ島影は見えませんね。小笠原まであと4時間半。
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7時になりましたので、レストランがオープン。朝ご飯の時間です。
朝食はカフェテリア式で、好きな物をトレイにとって精算します。パンも魅力でしたが、小学生の頃から「朝はご飯」党。ハムエッグになすの揚げ浸し、小笠原名物四角豆のおひたしに焼き鮭と欲張りました。ご飯は例によってセルフ。懲りずにてんこ盛りに。勿論、残さず完食です。 -
9時。聟島列島が見えてきました!
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昨日レクチャーしていただいた、小笠原ホエールウオッチング協会の方々が、甲板でガイドしてくださいます。
最初に見えたのが北之島。 -
平べったいのが聟島。隣が針之岩。
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空は快晴です。南の空の色ですね。
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聟島列島最後の嫁島も見えてきました。ここまで来れば次は父島です。
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カツオドリ発見。
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おがさわら丸の周りをうろうろ。
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船に驚いて水面あがってくるトビウオなどを食べるそう。なるほどね。
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それにしても素早い動き!カメラに納めるのが大変です。
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カツオドリと格闘(?)していたら、いつの間にか目の前に島が接近!弟島に兄島、そして父島!着いたー。
船内に下船案内が流れ始めます。さて、荷物をまとめて上陸の準備をせねば。 -
まもなく二見港入港です。素敵な青空に青い海、緑の島。出港時に流れていたokeiさんの「大切なもの」の歌詞通り、空と海が同じ色。
うん、小笠原だ!!
「その2」へ続きます。
小笠原父島を歩く#2(2日目午後)島の歴史巡り、大神山神社展望台
https://4travel.jp/travelogue/11422401
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