2018秋02　台湾（高雄　海軍鳳山無線電信所）

2018/11/04 - 2018/11/10

MRT二日票を利用して、沿線の行きたい場所を訪れる。

『玩楽高雄』キャンペーン中で、二日票（250元）を購入すると、『iPASS-CARD』と提携店のクーポン付のMRT路線図を頂けた。
1日票や24時間・48時間有効チケットなども割引価格で購入できるようだ（～2018.12.31）。


【旅程】
□11/04　難波にて前泊
□11/05　関空から高雄へ　高雄泊
■11/06　高雄観光　　　　高雄泊
□11/07　高雄観光　　　　高雄泊
□11/08　高雄から台南へ　台南泊
□11/09　台南から高雄へ　高雄泊
□11/10　高雄から関空へ　

為替レート
１台湾元≒４円

エリア 高雄(台湾)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ピーチ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

美麗島駅でMRT二日票を購入し、隣の市議會駅へ。
『興隆居』で肉包と豆漿スープを。
行列はできていたが、5分も並ばずに済んだ。

『海軍鳳山無線電信所』へ行く途中、『衛武営』駅で下車し、衛武迷迷村を散策。

南北に通る道沿いのこの場所は『鳥』ゾーン。

団地の谷間にいるのに、森の中にいるような気分が少々。

さりげない場所にかわいい排気口。

東西に延びるこの通り沿いは魚ゾーン。

…ちょっと癖になる画風

メーターボックス

北側の道沿いにはペンキ缶が並び、舞台裏という雰囲気。

『衛武迷迷村』

再びMRTに乗り込み、『鳳山國中駅』へ。
既に絶望的なほど脚が痛い…。

徒歩10分ほどで『海軍鳳山無線電信所』に到着。

入口で日本語のパンフレットを頂き、見学開始。

ここは『教室棟』

入れないので外から撮影。

この辺りは比較的新しく、海軍の訓練センター時代のものだと思われる。

プレートなども当時のまま

レンガ製の貯水塔

教室棟隣の建物内部。

トイレや浴室があるが、ほとんど物置として使われている様子。

電線のない電柱

大要塞（第一送信所）

がらんと広い大要塞内部

ここは高雄で一番訪れたかった場所。

廃墟レベルも高いし、歴史も興味深い。

上空から見てもわからないように、建物の上には土が盛られている。

鋼鉄の上からコンクリートを塗られた耐爆用の扉。

大要塞内部

この建物は、パンフレットによると『サナトリウム』だということだが…

内部の壁にはクッションが設けられている。
手前両側にも小部屋が二つあり、何やらじんわり怖くなる雰囲気。

後方には、その名も怖そうな部屋が。

ここの壁にもクッションが取り付けられている。

ビニールが破れ、中から海軍のマークの入ったマットレスが。

狭い独居房。
ここに閉じ込められたら発狂しそう。

見張り塔。
上ってみたが何もない。眺望もない。

生命力の強さを見せつける樹木。

敷地内

年季の入ったボイラー

おそらく『電信所』のマーク。

『小要塞』

ここにもアート作品が点在している。

無機質なコンクリート塀に素敵な絵。

十字電台（ラジオ放送局）

分厚い扉がこの建物の重要性を物語る。

十字電台内部

通信機器と海軍のマーク

十字電台

最後にアートを鑑賞して『海軍鳳山無線電信所』を後にする。

次回高雄に来たら再訪してしまいそうなほど興味深い場所だった。

『鳳山共同市場』

活気があり、いい匂いが漂う。
ローカル度が高すぎて何も買えなかったが…。

美麗島駅まで戻り、鶏肉飯を食べ、一旦ホテルに戻って少し休憩。

再びMRTに乗り込み、『塩テイ埔駅』へ。

野口さん推し。

『鹽埕呉家豆花』
（呉家金桔豆花）

Day-passに付いていたクーポンで、ほんのり甘い豆乳を頂く。

来る時に気になった『沙多宮五府千歳』に立ち寄る。

すごく親切な方があれこれ説明してくれ、冷たいお茶をご馳走してくださった。
更に『お守り』まで頂いた。

なんとも心温まる体験だった。

MRTで一駅、『西子湾駅』へかき氷を食べに行く。

『福泉冰店』
マンゴーかき氷＋綜合水果　60元。

結構な量だったが、一人でも何とか完食できた。
とても美味しかった。

西子湾のフェリー乗り場。
いつか乗ってみたい。

午前中は逆光だったので、もう一度『衛武迷迷村』へ。

Day-passは非常に便利だ。

次は『三多商圏駅』から図書館へ。

図書館屋上から眺める夕日。

ガイドブックにある通り、この図書館はとても美しい。

外観。
周辺のプロムナードも雰囲気が良く、ここもぜひ再訪したい場所。

せっかくなので、頂いたクーポンを使うべく『博義師燒肉飯自由店』へ。

焼肉飯40元とクーポンの豆腐料理。
どちらもとっても美味しかった。

瑞豊夜市に行こうと『巨蛋駅』で下車し、それほど行くつもりのなかったH2Oホテルへの道を尋ねると、わざわざ友人を呼んでバイクで連れて行ってくれた。
高雄の人、親切すぎ！！

なぜこんな分不相応な場所に来たのかというと、二日票にこのホテルのバーのカクテルのクーポンが付いていたからだ。
でも『五つ星ホテル』は敷居が高いので、行こうかどうか迷っていた。

しかし入口ガードマンさんとフロントの女性の笑顔に背中を押されてエレベーターホールへ。

最上階のプールサイドのバーでカクテルを頂く。

客は私一人。
少々緊張するも、バーのスタッフもすこぶる感じが良い。

かなり浮足立ちながら、刻々と色が変わるオサレなカクテルを頂く。

正直、これだけで二日票の料金くらいすると思うんだけど…

バーからは夜景も楽しめる。
カメラがショボいので瞼に刻むしかないけど。

親切な方に出会い、思いのほか素敵な体験もでき、幸せな気分で『瑞豊夜市』へ。

お腹がいっぱいで何も食べなかったが、子供が懐かし気なゲームに興じるのを眺めたり、歩いていると美味しい鳥軟骨をもらったりして、夜市の雰囲気を楽しむ。

必ず食べたかった『好好味冰火菠蘿油』でメロンパンを買ってホテルへ戻る。
思わず「これはアカンヤツや」と呟いてしまうほど美味しかった。

この旅行記へのコメント （2）

• ねこいしさん 2019/10/08 16:12:11

  羨ましいぃ！！

  まさか「海軍鳳山無線電信所」に行ってみえたとは･･･。
  しかも、私が行った時は薄曇だったので、建物の中は真っ暗で
  入るのにかなりの勇気を要しました。
  （おかげで廃墟感は強いですが）
  あまりの暗さに、ろうそくを持って行けば良かったと思っていました。
  晴れだと全然違う！！これなら私ももっと隅々まで観られたのに、
  と驚愕しているところです。
  ついでながら、あの階段も登られたのか、と苦笑しました。
  さすがです、笑。
  ラジオ局も中に入れるとは、知らなかった。窓も開いてるし！
  夕方だったので、市場も閉まっていたし。
  いいなぁ、あらゆる面で羨ましいです。
  
  壁画の町も知らなかったし、図書館も素敵ですね。
  わたしも小心者さんの旅行記を拝見すると、また行きたくなります。
  お砂糖工場も行かれたんですね、楽しみに拝見します！
  
  ねこいし
  

  小心者さん からの返信 2019/10/09 00:46:36

  RE: 羨ましいぃ！！

  改めてねこいしさんの旅行記を拝見しましたが、本当に'廃墟感'強いですね。
  ラジオ局なんてもはや巨大な棺桶のようで…羨ましいです。
  しかし、よくあの暗さの中をお一人で回られましたね。
  
  やはりねこいしさんもあの梯子に惑わされましたか！
  私もしばし悩みました。「登るな」と書かれている様子もないし。
  でも、仰る通りかなりの高さがあったと記憶しています。
  落ちたらタダでは済みそうにないですね。
  登ると叱られるのか気になります。台湾だけにイケそうな気も…。
  
  
  そうですそうです！
  『うすら寂しく、冷たいところだった』という表現がとてもしっくりきます。
  ねこいしさんはいつも私が言葉に出来ないことをとても的確に表現してくださいます。
  天気のいい昼間に訪れたにもかかわらず、どこか陰鬱な空気が全体を包んでいました。
  
  
  市場はローカルな雰囲気でなかなか良かったです。
  が、私としてはあの裏道の小さな教会が気になって仕方ありません。
  
  それにしても、一日で（しかも台北からの日帰り！）私のほぼ３日分ほどの内容の濃さ！
  すごいです！