2018/09/15 - 2018/09/23
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3級設計士さん
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かの有名なローマ帝国繁栄の最大の理由は、“水インフラの整備”と言われています。阿部寛主演で映画化された『テルマエ・ロマエ』でお馴染みの“大浴場”も、水の安定供給があってこそです。
この卓越した水道技術を、約2000年経った現在でも見ることができる“ローマの水道橋”を求め、イタリア・フランス・スペインの三ヶ国を巡ってきました。
~行程表~
【1日目 9/15(土)】
(移 動)福岡空港⇒香港国際空港
【2日目 9/16(日)】
(移 動)香港国際空港⇒ローマフィウミチーノ空港
(観 光)サンタンジェロ城
サンピエトロ大聖堂
トレヴィの泉
V・エマヌエーレ2世堂
【3日目 9/17(月)】
(水道橋)クラウディア水道橋
(移 動)フィウミチーノ空港⇒マルセイユプロヴァンス空港
マルセイユ空港⇒アヴニョン駅
【4日目 9/18(火)】
(水道橋)ポン・デュ・ガール
(観 光)法王庁広場
サン・ペネゼ橋
(移 動)アヴニョン駅⇒カルカソンヌ駅
【5日目 9/19(水)】
(観 光)歴史的城塞都市カルカソンヌ
(移 動)カルカソンヌ駅⇒バルセロナ駅
【6日目 9/20(木)】
(水道橋)ラス・ファレラス水道橋
(観 光)サグラダファミリア
円形競技場
(移 動)バルセロナ駅⇔タラゴナ駅
【7日目 9/21(金)】
(水道橋)セゴビア水道橋
(観 光)カテドラル
アルカサル
(移 動)バルセロナ駅⇒マドリード駅⇔セゴビア
【8日目 9/22(土)】
(移 動)マドリードバラハス空港⇒香港国際空港
【9日目 9/23(日)】
(移 動)香港国際空港⇒福岡空港
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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【9/16(日)】
朝8時頃、予定より約30分遅れてローマフィウミチーノ空港に到着。
今日一日はローマの主要名所を観光予定。一日しかないローマ観光の為、飛行機の到着遅れが非常に心配でしたが、許容範囲の遅れでよかったです。 -
入国審査は30分程で通過し、すぐにレオナルドエクスプレス(空港鉄道)の駅へ、ローマ市内(テルミニ駅)への所要時間は30分。運賃は14ユーロでした。
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テルミニ駅到着。治安の悪さ(ジプシー等によるスリや強盗)が不安視されたがそれほどでもなかった。実際、今回のヨーロッパ周遊では一度も被害にあいませんでした。
テルミニ駅構内の手荷物預かり所(Ki Point)にて荷物を預け、いざローマ観光へ!
※Ki Pointはガイドブック等で書かれている通り結構な行列が常にできています。普通に並べは荷物を預けるのに30分以上かかると思いますが、店内にもう一つ人があんまり並んでいないレーンがあり、店員に聞けば『追加料金を払えばすぐに荷物を預けれる』いわば特急レーンのようなものでした。
私は今回、追加料金を払いそちらを利用しましたが、そこまで高くありませんでしたよ(15ユーロ程)。 -
40番バスを V.エマヌエーレ2世通り で降り、一つ目の目的地『サンタンジェロ城』へ。映画『天使と悪魔』で、敵役のイルミナティがバチカンの枢機卿たちを監禁していた場所としても有名、、、ですよね(^^;
サンタンジェロ城 城・宮殿
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サンタンジェロは〝聖天使”という意味で多くの天使が城に配置されています。写真は、城の頂上に置かれている大天使ミカエルです。
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サンタンジェロ城内部の一例です。結構楽しめました。
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サンタンジェロ城からバチカンのサンピエトロ大聖堂が見えます。この二つは非常に近く、実は秘密の通路で繋がっているとか。『天使と悪魔』では、この〝秘密の通路”でラングドン教授がバチカンへ向かう、というシーンがありましたね。
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〝秘密の通路”ではなく普通の道でバチカン市国へ。日曜日はバチカン博物館が休館なので、比較的人が少なくスムーズにバチカン市国に入国できます(15分程でした)。芸術に興味がない人は日曜日を狙うのもありでしょう。
※写真奥の右側から入国します。 -
バチカンおよびローマ教皇を警護するスイス衛兵。兵服はミケランジェロがデザインした言われています。カッコいい。
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サンピエトロ大聖堂のクーポラに登り、サンピエトロ広場を見下ろします。300段程の階段(しかも古い時代に作られているので歩きにくい)を登る必要がありますが、登る価値は大いにあります。
クーポラ (円屋根) 建造物
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バチカン市国を後にし、ローマ市内をブラブラしている途中でポケモンGOを起動していたら、ヨーロッパ限定のバリヤードを運よくgetできました。ちなみに今回の旅行では、ヨーロッパに約7.5日滞在しましたが、バリヤードには4回出会えました。ご参考まで。
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トレビの泉に歩いて到着しました。本旅行の本題の話を少しすれば、帝国時代、ローマには計11本の水道が引かれており、ここトレビの泉はその1本である『ヴィルゴ水道』の終着点として整備されたものです。
トレヴィの泉 建造物
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トレビの泉に刻まれているレリーフですが、こちらはヴィルゴ水道の建設を指揮した、帝国の執政官マルクス・アグリッパを描いたものです。
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トレビの泉の後は、コロッセオとフォロ・ロマーノに行きたかったのですが時間がなく断念。変わりにV・エマヌエーレ2世堂に来ました。実はここ、ローマを見渡す展望スポットとして有名で、屋上から上述したコロッセオとフォロ・ロマーノを眺めることができます。
ヴィットーリオ エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ) 建造物
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V・エマヌエーレ2世堂から見るコロッセオ。
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同じくフォロ・ロマーノ。入場しての観光はまた次回に取っておきたいと思います。
V・エマヌエーレ2世堂前のバス停からバスでテルミニ駅に戻り、ホテルに向います。
ホテルはテルミニ駅から徒歩5分程度の『Crosti Hotel』です。3つ星で79ユーロ/泊でした。写真はありませんが、普通に良いホテルでした。クロスティ ホテル アンド レジデンス ホテル
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ホテルすぐそばの適当なレストランで夕食。
※写真の右奥あたりがホテルで、本当にすぐそこです。 -
前菜やらメインやらを選ぶのが面倒くさかったので、ワンプレートになったものを注文。見た目通りの味。
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食事後はドルチェタイム。左のパンナコッタは非常に美味しかったです。
レストランを後にしホテルでゆっくり、明日はいよいよ『ローマ帝国の水道橋』を見に行きます! -
【9/17(月)】
前述した通り帝国時代のローマには計11本もの水道が整備され、その内6本の遺構が残るのが、本日向かうローマ水道橋公園(アックエドッティ公園)です。
テルミニ駅から地下鉄A線に乗り、終着駅の一つ手前subaugusta駅で降ります。subaugusta駅からは、地下鉄の進行方向に対してひたすら右に歩きます。20分程歩けば公園に到着です!
公園に入ると、まず写真に示す背の低い水道橋が見えます。ローマ水道橋公園 広場・公園
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水道橋の断面です。ここを水が流れていたわけです、当然、ポンプといった機械エネルギーで水を運ぶ技術が無かった時代ですから、水道橋にわずかな下り勾配をつけて高低差のみで水を運んでいました。紀元前にそのような精度の測量を行っていたのかと、ただただ驚嘆です。
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公園をさらに奥に進むと、一際大きな水道橋が見えてきます。
今回のメインイベント『クラウディア水道橋』です。 -
クラウディア水道橋に近づいてみます。特にフェンス等で囲まていませんので実際に触ったりすることもできます。
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クラウディア水道は、ローマ帝国第4代皇帝〝クラウディウス”によって建設され、紀元後52年に完成しました。総延長は68.7kmにもおよびます。
その内、橋梁(水道橋)部分は約14.2kmで、11本の水道の中で最長です。
さすがに14.2km全てとはいきませんが、写真のように完成から約2,000年経った現在でもその長大な雄姿を見せています。 -
水道橋に沿った道を、公園の終点まで(約2.5km)歩いてみました。
これだけの遺跡を残しながら、この公園は特に有名な観光スポットとして認知されておらず、すれ違ったのはジョギングや犬の散歩を楽しむローマ市民だけでした。 -
約2時間の観光を終え、テルミニ駅に戻ります。
往路と同じ地下鉄で戻ってもいいのですが、それではあまり面白くないので、ローマ近郊鉄道のCapannelle駅まで歩き、この駅から国鉄列車を利用しました。
この近郊鉄道の良い所は、線路が水道橋公園に沿って引かれているので、車窓からもクラウディア水道橋を楽しめる点です。
ちなみにCapannelle駅からテルミニ駅までは一駅で、列車は一時間に2本の間隔で運行されています。 -
乗車した近郊鉄道の写真です。テルミニ駅で撮影しました。
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テルミニ駅横のマクドナルドで軽い昼食の後、フィウミチーノ空港へ戻ります。水道橋巡りの旅の為、非常に短いローマ滞在となってしまいましたが、そのおかげで〝また来たい!”と強く思えました。
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次の水道橋がある南仏へ、フィウミチーノ空港15:30発のアリタリア航空で向かいます!
ローマ帝国水道橋巡りの旅~その2 フランス/ポン・デュ・ガール編~に続く
https://4travel.jp/travelogue/11421050
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