秋の北欧ひとり旅③ ～ヘルシンキ・タリン・ストックホルム～

2018/10/03 - 2018/10/10

秋のひとり旅へいってきました。
行き先は治安がいいことで知られる北欧。英語を話せなくても、女一人でも、なんら問題なしの平和な旅でした。

2018/10/03 成田空港→ヴァンター空港
2018/10/04 ヘルシンキ
★2018/10/05 ヘルシンキ
2018/10/06 タリン
2018/10/07 ストックホルム
2018/10/08 ストックホルム
2018/10/09 アーランダ空港→ヴァンター空港→成田空港

もう一ヶ月ほど前になるので記憶を呼び起こしながらゆっくり更新していこうかと思います。。


【3日目メモ(10/5)】
天気:雨のち晴れ、最高気温:12℃、最低気温:7℃
服装:キャミソール、ブラウス、ロングダウン、ジーンズ、靴下、マーチンブーツ、マフラー
感想:雨でしたが、ダウンがあればブラウス一枚で大丈夫でした。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

旅行記その②
← https://4travel.jp/travelogue/11418232
旅行記その④
→ https://4travel.jp/travelogue/11422016




この日も6時頃起床。おはよう日本を見ながら朝の支度。「ドキュメント72時間」もやっていたのでついつい見てしまった…

支度を終えて朝ごはんです。きょうはボックス席なんかがあるあたりの席を選んでみました。写真のようなソファの席もあって、グループ旅行なんかでもたのしく朝ごはんが食べられそう。

今朝もコレコレ。フルーツヨーグルトにベリーを乗せて。ストックホルムのホテルでも毎朝食べました。ほんと～においしい！

朝食を食べながら窓の外を見ると本降りの雨。前日ウールのコートで後悔したので、きょうはダウンコートを着ることに。ただ室内外の温度差がすごいので中はブラウス一枚、マフラーで調節するようにしましたが大正解でした！ 傘もめんどくさいので持たず、ダウンのフードをレインコート代わりに。





朝9時、同じホテルに泊まる日本人女性(以下Aさん)とホテルのロビーで待ち合わせ。ホテルの目の前に今日もちょうど6番トラムが来ていたので乗車。アカデミア書店のところにあるスターバックスでもう一人の日本人女性(以下Bさん)と落ち合います。

さて念願のマリメッコアウトレットへ。ストックマンの前からトラムに乗ってハカニエミまで。ハカニエミからは地下鉄に乗りました。

地下鉄もトラムと同じく、改札などはなにもなくただ乗ってただ降りるだけ。こちらも突然検札の人が乗ってくることがたまにあって、その時に乗車券を持っていないと罰金、というシステムの様子。こちらでも検札に会うことはありませんでした。

車内は真っ赤でかわいい！
座席はツルツルで硬いです。

ハカニエミ駅から10分くらいでヘルットニエミ駅に到着。駅からアウトレットまでは10分もかからなかったような気がします。行き方はネットでなんとなく見ておいたので、駅からの道のりを歩きながら、「わ～ ネットでよく目印にされているシェルだ～」「ボルボだ～」なんておしゃべりしながら。

Aさんはヘルシンキに来るのは二度目で、マリメッコアウトレット経験者でもあり、非常に助かりました。おかげで地図アプリも使うことなく、ただただ着いて行くだけで済みました…笑

アウトレットに到着！ ほんとにここは日本なのではと錯覚するほど日本人しかいない。

写真ちかくの入り口に雨の中並ぶ。すると声をかけてくる日本人のおじさん… 「ここから入っても、良いものはみんな逆のほうにあるから、やめたほうがいい。正面に回ってあっちのドアに並べ」と。私達以外の日本人にも次から次へと同じ内容で声をかけるおじさん。そして自分は列の1番目からは絶対に動かないおじさん…

おじさんうるさいし、言われた方の入り口は室内で雨がしのげそうなのでおっしゃる通りに移動。

室内で待てるので結果的にはこちらから入って良かったです。

噂の社員食堂、マリトリ。朝の準備中？




「さっきのおじさん、自分の欲しいもの手に入れるために他の人をどかしてるだけだったりして」なんて話していると開店時間に。 店内に入るとやっぱり一番乗りで布地を大量購入していたおじさんなのであった……… 買い付けにきてたんだろうな。

店内の様子。 当たり前ではありますが、どこもかしこもマリメッコ！ テンション上がります。

目をつけていたショルダーバッグを発見！ マリメッコは、このロゴのシリーズが好きなのです。かわいいんですよねえ。このショルダーは形も、アクセントの赤色もなにもかもがツボ… ただ汚れやすそうなのが心配ですが。

金額は120ユーロ。ストックマンのマリメッコとお値段変わらず… でも日本で買うよりは安いからいいや。

もうひとう自分用にがまぐちポーチを。ウニッコ柄のシリーズも、モノトーン系の色味が好みのタイプ。かわいい～(T_T)

このがまぐちは家族全員分購入し、お土産にしました。その他友人から頼まれていたものやお土産を購入してショッピング終了。レジのお姉さんがとってもチャーミングなかわいい方で癒された～！

買った商品たちは、免税してもらうため袋で包んでテープでぐるぐる巻きに。帰りに空港で免税手続きするまではその状態のままにしておかなければなりません。初の免税手続き、上手にできるかな。

ノベルティで右下のノートを貰いました。AさんもBさんもわたしと同じくらいの金額を購入したのに貰っていなかったので、レジの担当者によるのか気まぐれなのか…

上と左下はマリメッコのパンフレット(多分)。置いてあったのでもらって帰ってきましたが、表紙も中身もかわいくて目の保養とインテリアに良さそう。

ショッピングのあとは有名なマリメッコの社食。社員の方や、地元の家族連れの方なんかも来ていて、11時過ぎには列ができてました。なんとかテーブル席に座ることができた、というかんじ。

ビュッフェ形式で、好きなものを取って、レジでお金を支払いました。噂通り食器や紙ナプキンはマリメッコ。かわいいな～追加購入しそうになっちゃう。

おいしいと聞いていたミートボール、確かに美味しかったのですが結構辛かったので、辛いものが苦手な方は注意です！

写真だと分かりづらいのですが右端にあるお肉を煮込んだようなものがとってもおいしかったです！一人旅なので、この時久々に「おいしい」を人と言い合いながら食べました…… 感謝……

左端に写っているソファで、仕事の打ち合わせみたいなことをしている社員さんがいました。ソファのストライプと、ワンピースの柄が、あえて合わせて来たみたいにぴったり。

他の社員さんもみなさん本当におしゃれで、社食ではファッションを見るのが楽しかったです。全身オールブラックのクールな雰囲気なのに、スカーフだけカラフルなウニッコを身につけていた女性社員さん、素敵だった～




マリメッコを出ると雨はもうすぐ止みそう。
また地下鉄に乗って、Kシティマーケットへ向かいます！わたしはよく知らなかったのですが、とっても大きいスーパーマーケットだそう。海外のスーパーってなんでこんなにわくわくするんだろう。

ルオホラハティ駅まで行くはずだったのに、おしゃべりをしていたら一駅通り過ぎ、ラウッタサーリ駅まで来てしまった…

おわかりいただけるだろうか。そのラウッタサーリのエスカレーターがすごい。半端ない角度でちょっとしたアトラクションみたい。怖くて手すりから手を離せなかったです。
なのに足元と手すりの進むスピードに少しだけ差があるようで、手すりに置いている手だけが少しずつ少しずつ足や体より前に進んでいく恐怖…笑

上りでもこんなに怖いのに、現地の方々は下りでも両手放しで電話しながらズカズカ下りていってました。すごい。わたしも下りにチャレンジしましたが、やっぱり手すりを握りしめちゃいました。そしてこちらも手だけが前にすすんでゆく… 下りだと恐ろしさ倍増…





ラウッタサーリからまた地下鉄に乗って一駅戻り、お目当てのルオホラハティ Kシティマーケットへ到着。 写真を撮り忘れてしまったのですが…
とにかくバカでかいスーパーで、食料品だけでなくマリメッコ、アラビア、イッタラの食器なんかも売ってます。そのへんで買うより少し安く買えるみたいです。

ここからそれぞれ本気のお買い物タイム。

インターネットからの写真で失礼いたしますが、わたしは2018年冬バージョンのアラビアムーミンマグを購入！16ユーロ？か17ユーロ？くらいだったような気がします… 安いのだろうか。 底に「2018」と書かれていて、旅行の思い出になるかなと。

他には会社のバラ撒き土産用に、ファッツェルのチョコレートをまとめ買いしておきました。

ショッピングを終えて、お世話になったAさんとBさんとお別れです。初対面の方々と旅の話をしながら一緒に過ごして、一人旅の楽しさってこういうところなんだろうなあと感じた時間でした！ありがとうございました！




時刻は14時ごろ。一旦ホテルに戻って荷物を置き、ひとりで街へ繰り出します。Kシティマーケットからラディソンブルシーサイドホテルまでは、歩いて帰れる距離でした。少し遠かったけど。

もう雨はすっかり止んで、すこしずつ晴れてきそうな空模様。街歩きがたのしい。

せっかくフィンランドに来たし、ムーミンカフェに行ってみることにしました。幼い頃、家に「たのしいムーミン一家」のVHSがあって、よく見ていました。魔法の帽子に卵の殻を入れておいたら雲に変化して、それに乗ってみんなで遊ぶシーンは誰もが夢みるシーンですよねえ。あとは、魔法の帽子を川に入れておいたらキイチゴのジュースになったり… キイチゴのジュースっていうのがフィンランドらしい。

お、なんだか見覚えのあるシルエットが…

ムーミンカフェに到着です。滑らかな曲線美。

お腹は減っていなかったので、マンゴーシェイクを注文。かわいいシールが三枚ついてきて嬉しい！絵柄も良い！台紙もまあるく切って、iPhoneと透明ケースのあいだに挟んでます。

店内の様子。日本でいう「キャラカフェ」みたいな雰囲気は全くなく、老若男女問わずくつろぎに来る気楽なカフェってかんじ。こういうところが好きだなあ。

キッズスペースに並ぶムーミン一家。薄汚れ加減がまた良い味を出している… ということにしておこう…





気がついたら外はすっかりいいお天気。内装が素敵だと噂の、大聖堂のお隣にある国立図書館に行ってみます。

まずは上着を脱いで、荷物をロッカーに入れます。そして自動ドアから中に入ると本が並んでいるのですが、この自動ドアが素敵すぎて。レトロなドアが、前に立つと「ふわあっ」と両開きに開いて、そこに広がるのは豪華な内装と沢山の本。映画の世界…？

すごーい！

す、すごーい！！

天井もすごーい！

語彙力がなさすぎますが、とにかく圧巻。ダブリンのトリニティカレッジ図書館とはまた違うタイプの図書館ですが、こちらもすごい。美しい。

勉強スペースのようなところ。静寂。

わたしも座ってみる。椅子の模様は意外にもお星さまでした。

窓からの景色が絵画のようで、しばらく立ち上がれなくなる。みんなよくこんなところで勉強できるなあ。わたしならなにもせずただただボーッとしちゃうと思う。素敵な空間すぎて。





しばらくボーッとしてから、きょうも大聖堂周辺をお散歩してみる。

ちょこっとお散歩写真シリーズ。カラフルな建物。

こちらもカラフル。街の色合いがたのしい。

ここの通り、ベタだけど好きです。

大聖堂とトラム。

ウスペンスキーの下の赤煉瓦あたりはオシャレスポットでした。やっぱり港っていいなあ。ヘルシンキの港がすっかり大好きになってしまい、結構長い時間同じ場所をふらふら歩いてました。

港にはカモメがたくさん。かもめ食堂の冒頭、「フィンランドのカモメはでかい」みたいなことを言っていたのを思い出します。あんまりカモメを見たことがないのででかいのかどうかよくわからず。




そんなこんなでフラフラしていたら、Aさんにバッタリ遭遇。昨日から気になっていたカッペリというレストラン、一人じゃ入りにくかったのでお願いしてみると快く一緒に行ってくださいました。なにからなにまでありがとうでいっぱい…

名の知れた老舗レストランのカッペリ。入って左はカフェで、右はお高めなレストランになってます。わたしたちは左のカフェへ。実際入ってみると、カフェのほうはお一人様でも全然気にせず入れるカジュアルな雰囲気でした。

大きな窓が素敵すぎる…

お腹はあまりすいていないので、チョコレートケーキにしました(一口食べたあとなのはご愛嬌)。 なかなかの重さでお水を飲みながら食べました… せっかくなのでファッツェルのチョコレートも。こちらは文句なしの美味しさ。

カフェではAさんと韓流アイドルの話で盛り上がり…笑 たのしい時間を過ごしてお別れしました。旅のお別れって少しさみしいけど、サッパリしていて好きです。

わたしにとっては今日がヘルシンキ最終日。さみしい。なんで全日ヘルシンキのスケジュールにしなかったんだろう。スオメンリンナにもセウラサーリにも行ってみたかったし、まだまだ気になるカフェもたくさんある。白樺に囲まれた公園のベンチでココアを飲んだりしたいよ～。

日も暮れてきて、とてつもない寂しさに襲われながら、大聖堂にさよならを言って、ちんたらちんたらエスプラナーディ通りを歩き、ストックマンの近くで演奏するストリートミュージシャンをぼーっと鑑賞し、まだホテルに戻りたくないな～なんて考えていたら空はどんどん暗くなってきた。そのうちにヘルシンキで初めてジプシーに声をかけられ、やっと「はぁ、帰るか」という気持ちに。

トラムの中でもスマホはいじらずに、窓の外の景色をぼーっとみてました。たった二日間しか観光していないのに、この愛着は一体なんなんだろう。答えはわからないけれど、いまだにヘルシンキを引きずり続けています。また絶対に行きたいな。

19時前、すっかり夕焼け。




次の日は早朝にホテルを出て、フェリーでタリンへ向かう予定。明日の今頃はヘルシンキにいないなんて、実感わかないしとっても不思議な気持ちでした。おセンチな夜は更ける……



つづく。(^｡^)

旅行記その②
← https://4travel.jp/travelogue/11418232
旅行記その④
→ https://4travel.jp/travelogue/11422016

以下、おまけの写ルンですシリーズ