2017/11/23 - 2017/11/23
227位(同エリア6770件中)
とーりさん
職場から勤続のご褒美として3日の連続休暇とそれに2日の有給を絡めて9日のお休みをもらいました。例のごとく旅行の計画を練っていると、ふと、あと何カ国訪問すると「ヨーロッパ制覇」できるのだろうと思いました。ヨーロッパの区域をウラル山脈以西に首都のある国とし、日本国政府の承認国48カ国と捉えると、この段階での未訪問国家は全部で16カ国。結構散在しており、制覇するには計画的に訪問する必要がありそうです。ということで、今回は落穂拾いのごとく、取りこぼしていた小国家群のモナコ、サンマリノ(アンドラは入口のカタルーニャ州の独立問題が頂点を迎えていたため後日)と位置的に他の未訪問国とセットにしづらいアイルランドを訪れることにしました。また、前回訪問時はまだNGだったイタリアの美術館での写真撮影が解禁されたということで、その所属名画との再会も目的のひとつとしました。
実際訪れたニースやモナコは、リゾートらしい南仏の美しい海岸風景や豪華な施設に目を奪われ、駆け足訪問となったアイルランドでは、予想以上の素晴らしい街並みに滞在の短さを悔やみ、最古の共和国サンマリノでは独立国とは何かと思い、再会したルネサンス絵画の色褪せない美しさに改めてときめきを感じるなど、落穂拾いではなく、大きな収穫があった旅となりました。
日程は以下の通りです。
1日目(11/17)羽田発 ⇒ 北京 ⇒ ローマ ⇒ ニース
2日目(11/18)ニース市内観光 & モナコ市内観光 ⇒ パリ ⇒ ダブリン
3日目(11/19)ダブリン市内観光 ⇒ アムステルダム ⇒ ボローニャ
4日目(11/20)サンマリノ市内観光 ⇒ ミラノ
5日目(11/21)ミラノ市内観光 ⇒ フィレンツェ
6日目(11/22)フィレンツェ市内観光 ⇒ ローマ
7日目(11/23)ローマ市内観光
8日目(11/24)ローマ市内観光 ⇒ 北京
9日目(11/25)北京 ⇒ 羽田
今回は7日目④です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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バルベリーニ宮を出て坂を登り暫く行くと、クアトロフォンターネ通りと9月20日通りの交差点に着きます。その角に「4つの噴水」があります。
(バルベリーニ宮15:23 ⇒ 15:32サンタマリアデッラヴィットリア教会) -
其々こんな感じで小さな水盤にちょろちょろと水が湧いています。
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彫刻も造られていて豪華な感じです。
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9月20日通りを北東へ進むと、今度はモーゼの噴水があります。
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凝ったファサードと彫刻が鎮座しており、その前に水が湧いています。
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そのモーゼの噴水の向かい側にサンタマリアデッラヴィットリア教会があります。
ここは昼休み(12:00~15:30)があるので訪問には注意が必要です。
(サンタマリアデッラヴィットリア教会15:32~15:36) -
この教会の目玉はこれ、ベルニーニ「聖テレーザの法悦」です。
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今まさに天使に黄金の矢で貫かれんとされている聖テレーザの様子を忠実に表現した作品だそうです。バロックの偉大な彫刻家ベルニーニの真骨頂です。
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聖テレーザの法悦以外でも内部は外観と比べてかなり豪華な造りとなっています。
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サンタマリアデッラヴィットリア教会を出て取って返し、西へ向かいます。
(サンタマリアデッラヴィットリア教会15:36 ⇒ 15:57トレビの泉) -
交通の要衝トレビの泉にまたやって来ました。相変わらずの混雑ぶりです。
(トレビの泉15:57~16:04) -
水盤の水は綺麗ですが陽が陰って来たので青みはあまり目立ちません。
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こんな感じで泉の周りは柵で囲われていて近づけません。当局の取り締まりが厳しくなったのでしょうか。
(トレビの泉16:04 ⇒ 16:14ジョリッティ) -
さらに歩いてコロンナ広場にやって来ました。聳え建つのはマルクスアウレリウスの記念柱です。
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広場の脇にある立派な建物はモンテチトーリオ宮です。大きな建物で、この建築にもベルニーニが関わっていたそうです。現在はイタリア議会下院が置かれています。
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さらに西へ歩いてジェラートの名店「ジョリッティ」に着きました。
アイスは色々な種類があり、好きなものをチョイスし重ねて載せてもらえます。今回はピスタチオとバニラをお願いしたのですが、発音が悪かったようで、バニラはバナナになっていました。それでもとても美味しかったです。
(ジョリッティ16:14~16:23) -
続いてナヴォーナ広場に到着しました。ここもローマの見どころとしてはかなりメジャーなところになります。
(ナヴォーナ広場16:34~16:53) -
ナヴォーナ広場は縦に長く、大きな三つの噴水で構成されています。
北から見て行きますとまずは「ネプチューンの噴水」です。水盤も大きいですが、多数の像で構成されています。 -
そして広場の中央部、サンタニェーゼインアゴーネ教会を借景としてあるのが「四大河の噴水」です。
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ここの噴水はナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタの四大河を擬人化した像で構成したもので、ナヴォーナ広場の中心をなし、一番人気の噴水です。
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そて最後は一番南「ムーア人の噴水」です。ここは三つの噴水の中では一番観客が少ない噴水でした。
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サンタニェーゼインアゴーネ教会の裏手に陽は落ち藍色が増していきます。しかしまだ観光をする時間はあります。
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という訳で来ました。サンルイージデイフランチェージ教会、ナヴォーナ広場からは直ぐです。
ここの見どころはなんと言ってもカラヴァッジョの聖マタイ三部作です。
(サンルイージデイフランチェージ教会16:55~17:16) -
まずは正面「聖マタイと天使」。聖マタイの衣服などとても写実的に描かれています。
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左側は「聖マタイの召し出し」。鮮烈な明と暗の使い分けがされていて、聖書に描かれている場面を劇的に描いています。ここにある聖マタイ三部作の中で私が一番好きな画です。
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右は「聖マタイの殉教」です。こちらも明暗法が際立った作品です。
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ところでこの礼拝堂は普段は真っ暗で、コインを入れると一定の間だけ明かりが点くという仕組みになっています。入館料がかからないので教会の苦肉の策なのでしょうか。とはいうものの常に誰かがコインを入れてくれたので、見続けることができました。
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