2018/10/25 - 2018/10/25
1015位(同エリア1177件中)
belleduneさん
- belleduneさんTOP
- 旅行記839冊
- クチコミ134件
- Q&A回答177件
- 1,378,370アクセス
- フォロワー62人
五個荘駅から近江鉄道で乗り換えながら、近江八幡へ戻ってきました。近江鉄道の3線は時間帯によって、目的地への乗り換えが異なるので、要注意でした。
五個荘からお腹を空かせて、日牟禮神社へ来て、すぐにこのたねやでお昼を食べることにしました。ランチを食べる人は少ないようで、あまり待たずに済みました。殆どの方が和菓子を味っておられました。
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
日牟禮神社の鳥居
-
鳥居を潜ると、白雲橋の下に八町堀があります。一時は八丁堀がゴミ捨て場のようになっていて、市は埋め立てようとしていたのですが、住民が積極的に先頭になってゴミを無くし、堀を綺麗にしていった結果、この八丁堀を残そうということになったそうです。
-
反対方向の八丁堀の景色です。
-
1999年にオープンした日牟禮乃舎 たねやで、2014年にリニューアルしました。良質の古材、自然木材を使用した町家風の建物です。
-
神社側で周囲の環境にも会っていますね。
-
1時前でしたが、お昼を食べる人が少ないようで、すぐに案内して貰えました。殆どの人はお菓子を食べて少し休むという感じでした。
-
中央に囲炉裏があります。
-
店内には色んな展示があります。
-
2階でも食事ができます。
-
これは、4種類あるお昼のメニューで、そのうちの9品のおばんざいが付いたもの。春に近江八幡へ来た時、帰りに駅前のレストラン「ティファニー」で2時間近く待ってやっと食べたランチのステーキが美味しくなく、ご飯が近江米ではなくて、ジャーに昨日から入っていたかのような不味いものでした。で、今回、ここで口直しに彼女はステーキを食べたかったそう。たねやさんではすべての野菜を自分のところで作っている無農薬野菜なので、美味しかったです。
食事の前と後につぶら餅、日牟禮餅が出されましたが、食事前は少し甘いかな。 -
古びた民家のようで、広い空間がゆったりして、気持ち良いですね。
-
お腹もいっぱいになり、これからロープウェイで八幡山へ行きます。
-
その前に日牟禮神社へお参りします。
-
日牟禮八幡宮は古くから近江商人の守護神として、厚い信仰と加護を求めて来たそうです。
-
日牟禮八幡宮は国の選択無形民族文化財となっています。創建は131年と伝えられています。
-
楼門の細かい彫刻が見事です。
-
成務天皇が高穴穂の宮に即位の時、武内宿彌に命じてこの地に大嶋大神を祀ったのが始まりとされているそうです。この大嶋大神を祀ったのが、現在の大嶋神社奥津嶋神社なのかは定かでないとのことです。
-
275年、応神天皇が奥津嶋神社から還幸の時、社の近くに御座所がが設けられ、休憩したそうです。その仮屋跡に日輪の形を2つ見るという不思議な現象が起こり、祠を建てて、日群之社八幡宮と名付けられたという。619年に、藤原不比等が参拝した際に、詠んだ歌に因んで、日牟禮社と改められたと言われています。
「天降りの 神の誕生の八幡かも ひむれの杜に なびく白雲」 -
手水舎
991年に、一条天皇の勅願によって、八幡山(法華峰)上に社を建立し、宇佐八幡宮を勧請し、上の八幡宮を祀り、更に1005年に遥拝社を山麓に建立し、下の社(現在の社殿)となりました。 -
拝殿前にはちょうど菊祭りがあり、たくさんの菊が並んでいました。
-
右手に能舞台があります。
-
能舞台の軒下周り
-
八幡宮へ上がって行きます。
-
拝殿奥から山門方向を見ています。
-
八幡宮本殿
誉田別尊、応神天皇の神霊、息長足姫尊、神功皇后の神霊、比賣神、田心姫神・湍津姫神・市杵島姫神と三姫神の神霊が祀られています。 -
本殿と拝殿の間があまりなくて、引いて全体を撮れませんでした。
-
天正13年(1585)に豊臣秀次が八幡山城を築城するために、上の八幡宮を下の社と合祀しました。次に八幡山城主となった京極高次は文禄4年(1595)に前城主・秀次が高野山で自害したことによって、秀次ゆかりの八幡山城は廃城となり、高次は大津城に移ることになったという。しかし、近江八幡の城下町は、近江商人の町として発展し、この社は守護神として崇敬を集めていました。
-
日牟礼八幡宮の御祈祷所
左義長祭り、八幡祭が有名です。 -
本殿の軒下
-
本殿横から見た本殿天井
-
鏡池
虚偽の心で顔を水に写すと池に没すると言われています。後ろの大岩は、鏡岩、または屏風岩と言い、神座を護る岩として天下に名高いという。上にも木枠がしっかりと組んであり、大岩が見えません。 -
本殿から続く渡り廊下
-
本殿横から拝殿方向
-
本殿側面
-
本殿屋根
-
本殿軒
-
左が本殿、右が拝殿です。
-
本殿の屋根が複雑に重なっていて綺麗だったので、もっと引いて見たかったのですが、狭くてできませんでした。
-
拝殿まで下りてきました。
-
楼門
-
そろそろ八幡山(271m)へ上り城跡へ行ってみます。
-
まず、琵琶湖が臨めるという西の丸跡へ。崩れそうな石垣が見えます。
-
八幡山の南半分上に築城されています。
山城部分は、総石垣作りで、本丸、二の丸、北の丸、西の丸、出丸がY字型に延びる放射状に配置され、其々高石垣で構築されているそうです。
各曲輪の石垣の隅部分は、算木積みで、加工した石材が使用されています。隅部分の石垣以外は、粗割石が自然石が積まれていて、本丸の石垣は比較的大きい石材が使用されているそうです。石垣の傾斜は、直線的に積まれ、反りが見られません。 -
やっと西の丸後に着きました。琵琶湖です。上から見たのは初めてです。築城当時は、東西に内湖がありました。八幡山城は天正13年に建てられた放射状式連郭山城で、遺構として曲輪、石垣、空堀、犬走り、居館があります。
-
琵琶湖から平野が広がっています。琵琶湖は大きいので、全体はここからは見えません。
-
豊臣秀吉は、八幡山城を安土城に替わる国城として、秀吉が普請の指揮をとって、山頂の城郭と麓にある居館、そして安土城から移築した城下町の造営に力を注いだそうです。しかし、八幡山城は、安土城と異なり、険しい山だったため、この山頂の城を充分に使用することなく、麓の居館が城の中心だったという。秀吉の狙いは、秀次の宿老に田中吉政を、水口岡山城に中村一氏を、長浜城に山内一豊を、佐和山城に堀尾吉晴を、竹ヶ鼻城に一柳直末を配して、近江国を軍事的、経済的の要衝とすることでした。しかし、築城から10年で廃城となってしまいます。
-
昭和38年(1963)、京都から移築された瑞龍寺の門が本丸虎口となっています。
-
瑞龍寺の移築前に、発掘調査を行なった結果、礎石、鬼板、軒丸瓦などの遺物が発見されました。また礎石の中には五輪塔や宝篋印塔、層塔などの流用礎石を用いたものがあり、石垣の中に含まれていることから、短期間で築城したと考えられているそうです。
-
開山塔
-
本丸と西の丸に接する西北隅に1,5m 四方の天守台があり、天守が聳えていたらしい。本丸の西側の2箇所が昭和28年の台風で石垣が崩壊したため、現在コンクリートで固められています。この部分は西の丸方向に埋門があり、弁慶橋の埋門の上にかかる櫓の土台があったそうですが、すべて崩壊しています。
-
秀次の母、豊臣秀吉の姉の日秀尼(智)が開祖の村雲門跡瑞龍寺が昭和38年にここへ移転されました。
-
屋根部分
-
昭和42年、山頂の本丸から山麓の居館部分に大規模な土砂崩れが発生しました。遺構の残存状態のため発掘調査が行われました。二の丸にあるロープウエイは八幡城趾駅付近の石垣が大きく崩れていて、この付近に山城の大手があったらしいと考えられているそうです。
-
日牟禮乃舎の向かいにあるクラブハリエ日牟禮館は2003年オープンした洋菓子店です。
-
クラブハリエの中庭の煉瓦の敷石
-
クラブハリエの左手のカフェ2階はヴォーリーズ建築の特別室で見学でします。旧忠田邸を補習改築したもの。
-
パーキングの背後の紅葉はこれからでしょう。
-
お昼を食べた日牟禮乃舎
-
朝晩は静かなところでしょう。
-
白雲館は現在観光案内所担っています。ヴォーリーズ設計の建築は近江八幡に多く残っています。
-
2階からの眺め
-
屋根の鬼瓦部分
-
2階から階段部分にあったステンドグラスはいつのものでしょうか。
-
-
八幡堀は舟巡りをしたことがないので、そのうちに機会があれば...
-
歩いて、かわらミュージアムへ
-
こういう舟で行くのでしょう。
-
八幡堀の舟巡りは予約制で1時間と30分コースがあるそうです。
-
かわらミュージアムはすぐでした。こういう写真は堀の向こう側からしか撮れないので、パンフレットから失礼しました。
-
ミュージアムの中庭は瓦を使って敷き詰められています。
-
敷地面積2853平方m、木造2階建一部鉄骨造。平成7年に開館しました。
-
こういう具合に瓦が縦に埋められています。
-
1階には常設展示室、企画展示室、復元棟道具展示室などがあり、2階は常設展示室、ギャラリーなどです。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
belleduneさんの関連旅行記
近江八幡・安土(滋賀) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
89