白浜の名勝をめぐる旅

2018/10/20 - 2018/10/20

天気のよい週末、ＪＲで紀伊田辺の闘鶏神社を参拝して、白浜の名勝・三段壁、千畳敷、円月島をめぐってきました。

エリア 南紀白浜(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

6時に出発して天王寺から阪和線の快速に乗って和歌山へ。このとき乗った、きのくに線の電車は懐かしの117系がやってきました。新快速としても走った名車ですが、現在はローカル線でしか見られなくなりました。

出発して4時間で紀伊田辺に着くと、次の電車まで50分あるので神仏霊場に選定されている、闘鶏神社をお参りしました。

闘鶏神社 寺・神社・教会

壇ノ浦合戦で源氏を勝利に導いたという、熊野水軍の伝説が残る神社で、境内には湛増・弁慶の像が建てられています。弁慶の父であるという湛増が平氏と源氏どちらの味方につくかを決めるために紅白7羽の鶏を闘わせたそうです。

闘鶏神社 寺・神社・教会

紀伊田辺から普通電車で3駅、白浜へやってきました。アドベンチャーワールドで有名な白浜ですが、その玄関口である白浜駅にはパンダの像が。

白浜駅 駅

白浜駅前から明光バスの1日フリー乗車券を買って、三段壁へやってきました。

三段壁 自然・景勝地

三段壁は長さ2km、高さ60ｍに及ぶ柱状節理の大岩壁で名勝に指定されています。洞窟入口にある展望台からは雄大な景色が広がります。

三段壁 自然・景勝地

洞窟まではエレベータを使って36m下りていき、見学できるようになっています。三段壁には平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという、伝説が残っています。

三段壁洞窟 自然・景勝地

洞窟内の祠には牟婁大辯才天が祀られています。大黒天、毘沙門天に十六童子を従え、どんな願いも叶えるというパワースポットです。

三段壁洞窟 自然・景勝地

洞窟内には熊野灘から押し寄せる波が岩肌にぶつかり、白波がはじけます。

三段壁洞窟 自然・景勝地

自然が創り出した岩と、海のコントラストがまたきれい。

三段壁洞窟 自然・景勝地

洞窟からは岩肌に10の石像が見えるという珍しい天然の岩も見ることができます。

三段壁洞窟 自然・景勝地

三段壁から20分ほど歩いて、千畳敷までやってきました。4haという広さに畳状の岩が広がる、白浜の景勝地の1つです。

千畳敷 自然・景勝地

柔らかい砂岩に太平洋から打ち寄せた波がぶつかり、浸食されてできたもので、
複雑な地形を作り出しているのが面白かったです。

千畳敷 自然・景勝地

何層にも重なった岩の上を歩いて、海のすぐ近くまで行くことができます。この日は風が強く、波も荒かったため、豪快な波しぶきが見られました。

千畳敷 自然・景勝地

ちょうど昼食だったので、レストランで南紀のグルメである、まぐろ丼を食べることにしました。いつも外食が多く、新鮮な魚介を食べることが少ないので、うれしく感じました。。

茜千畳茶屋 グルメ・レストラン

千畳敷からはバスで白良浜まで行き、浜辺を散策しました。白良浜は石英の砂からなる白い浜辺が特徴の白浜を代表する浜で、夏場は60万人以上の海水浴客が訪れるという近畿を代表する海水浴場です。

白良浜 自然・景勝地

この後は円月島へ行くのですが、少し時間が空くので、白良浜からバスに乗って白浜桟橋まで行き、温泉に浸かることにしました。白浜温泉は日本を代表する温泉地で、日本三古湯の1つです。海に近いので泉質は塩化物泉、とてもなめらかな湯でした。

ASA VILLAGE 宿・ホテル

今回の旅のクライマックス。この日は天気がよく、夕日が眺められるということもあって、多くの観光客が来ていました。太陽が穴に入る撮影ポジションを予想するのが難しかったです。

円月島 自然・景勝地

ちょうど夕日が穴に入ったのですが、雲がかかっていて、丸い太陽を収めることはできませんでした。でも満足。

円月島 自然・景勝地

夕日が沈むと、周囲はすっかり静かになり、薄紫色の空になった写真も撮ってみました。円月島からバスで白浜駅へ、そして特急くろしおで天王寺へ帰りました。日帰りながら、観光、日帰り入浴を楽しめてよい１日になったと思います。

円月島 自然・景勝地