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第16回目は、フィレンツェで借りたアパートからの観光初日に鉄道で訪れた【世】ピサの見物の模様となる。<br /><br />今年の春~夏の旅行シーズンは、ひとりでミラノからローマの間に点在するイタリアの世界遺産18個所巡りをすることになった。その動機と旅行の決定までの経緯は、このシリーズ1回目の下記旅日記をご覧ください。<br /><br />https://4travel.jp/travelogue/11378140?lid=notice_vote_travelog<br /><br />出発前に組んだ計画は下記のようなものであり、結果的には行程や宿泊場所の変更はなく、ほぼ計画通りの旅を終えることが出来た。ただ、計画には敢えて書いていないが移動後のホテルには比較的夕方早くに到着しているので、一年で一番日が長い時期でもあり、暗くなるまでの数時間を活用してそれぞれの街の見物を行うことが出来ている。<br /><br />・1日目:夜成田発、機内泊<br />・2日目:朝ミラノ着、【世】モデナ見物、モデナ泊<br />・3日目:【世】マントヴァ見物、ヴェローナ泊<br />・4日目:【世】ヴェローナ見物、【世】ブレシア見物、ヴェローナ泊<br />・5日目:【世】ヴィチェンツァ見物、パドヴァ泊<br />・6日目:【世】パドヴァ見物、フェラーラ泊<br />・7日目:【世】フェラーラ見物、ラヴェンナ泊 <br />・8日目:【世】ラヴェンナ見物、ラヴェンナ泊 <br />・9日目:ラヴェンナ‐リミニ移動、リミニ泊<br />・10日目:【世】サンマリノ見物、リミニ泊<br />・11日目:【世】ウルビーノ見物、リミニ泊  <br />・12日目:ボローニャ見物、フィレンツェ泊 <br />・13日目:【世】ピサ見物、【世】フィレンツェ見物、フィレンツェ泊 ← 今回はココ<br />・14日目:日帰りバスツアーで【世】アッシジ見物、ペルージャ見物、フィレンツェ泊<br />・15日目:日帰りバスツアーで【世】ピエンツァと【世】オルチャ渓谷見物、フィレンツェ泊<br />・16日目:日帰りバスツアーで【世】チンクエテッレ見物、フィレンツェ泊<br />・17日目:日帰りバスツアーで【世】サンジミニャーノと【世】シエナ見物、フィレンツェ泊<br />・18日目:【世】フィレンツェ見物、ミラノ泊<br />・19日目:コモ湖見物、ミラノ泊<br />・20日目:パヴィア修道院見物、夕方ミラノ発、機内泊<br />・21日目:夕方成田着<br /><br /><旅メモ8>塔に登る<br /><br />イタリアの古い街には塔が多い。教会の鐘楼であったり、宮殿の鐘楼など様々であるが、いずれの街も入場料を払って登れるようになっているケースがほとんどだ。今回の旅行では、時間が許す限り訪問先の街の有名な塔に登った。階段をグルグル回りながら上がって行くのは体力的にはキツイが、頑張って挑戦した。その甲斐あって、塔の上からは古い街並みや背後の田園風景を見ることが出来、写真を撮るのが楽しかった。これからの旅日記に出てくる街もあるが、今回の旅行で登った塔や砦は以下の通り。このうち、人気の高い(予約なしでは登れない)ピサの斜塔とフィレンツェのドゥオーモのクーポラは日本で予約しておいた。<br /><br />・モデナ(ギルランディーナの塔)<br />・ヴェローナ(ランベルティの塔)<br />・フェラーラ(エステンセ城)<br />・サンマリノ(砦)<br />・ボローニャ(アシネッリの塔)<br />・ピサ(斜塔)<br />・モンテプルチアーノ(塔)<br />・モンタルチーノ(砦)<br />・サンジミニャーノ(ポポロ宮)<br />・シエナ(マンジャの塔)<br />・フィレンツェ(ドゥオーモのクーポラ)<br /><br />

イタリア世界遺産巡り3週間ひとり旅(16)13日目午前-【世】ピサ-

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2018/05/26 - 2018/06/15

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ダイスケit

ダイスケitさん

この旅行記のスケジュール

2018/06/07

この旅行記スケジュールを元に

第16回目は、フィレンツェで借りたアパートからの観光初日に鉄道で訪れた【世】ピサの見物の模様となる。

今年の春~夏の旅行シーズンは、ひとりでミラノからローマの間に点在するイタリアの世界遺産18個所巡りをすることになった。その動機と旅行の決定までの経緯は、このシリーズ1回目の下記旅日記をご覧ください。

https://4travel.jp/travelogue/11378140?lid=notice_vote_travelog

出発前に組んだ計画は下記のようなものであり、結果的には行程や宿泊場所の変更はなく、ほぼ計画通りの旅を終えることが出来た。ただ、計画には敢えて書いていないが移動後のホテルには比較的夕方早くに到着しているので、一年で一番日が長い時期でもあり、暗くなるまでの数時間を活用してそれぞれの街の見物を行うことが出来ている。

・1日目:夜成田発、機内泊
・2日目:朝ミラノ着、【世】モデナ見物、モデナ泊
・3日目:【世】マントヴァ見物、ヴェローナ泊
・4日目:【世】ヴェローナ見物、【世】ブレシア見物、ヴェローナ泊
・5日目:【世】ヴィチェンツァ見物、パドヴァ泊
・6日目:【世】パドヴァ見物、フェラーラ泊
・7日目:【世】フェラーラ見物、ラヴェンナ泊
・8日目:【世】ラヴェンナ見物、ラヴェンナ泊
・9日目:ラヴェンナ‐リミニ移動、リミニ泊
・10日目:【世】サンマリノ見物、リミニ泊
・11日目:【世】ウルビーノ見物、リミニ泊 
・12日目:ボローニャ見物、フィレンツェ泊 
・13日目:【世】ピサ見物、【世】フィレンツェ見物、フィレンツェ泊 ← 今回はココ
・14日目:日帰りバスツアーで【世】アッシジ見物、ペルージャ見物、フィレンツェ泊
・15日目:日帰りバスツアーで【世】ピエンツァと【世】オルチャ渓谷見物、フィレンツェ泊
・16日目:日帰りバスツアーで【世】チンクエテッレ見物、フィレンツェ泊
・17日目:日帰りバスツアーで【世】サンジミニャーノと【世】シエナ見物、フィレンツェ泊
・18日目:【世】フィレンツェ見物、ミラノ泊
・19日目:コモ湖見物、ミラノ泊
・20日目:パヴィア修道院見物、夕方ミラノ発、機内泊
・21日目:夕方成田着

<旅メモ8>塔に登る

イタリアの古い街には塔が多い。教会の鐘楼であったり、宮殿の鐘楼など様々であるが、いずれの街も入場料を払って登れるようになっているケースがほとんどだ。今回の旅行では、時間が許す限り訪問先の街の有名な塔に登った。階段をグルグル回りながら上がって行くのは体力的にはキツイが、頑張って挑戦した。その甲斐あって、塔の上からは古い街並みや背後の田園風景を見ることが出来、写真を撮るのが楽しかった。これからの旅日記に出てくる街もあるが、今回の旅行で登った塔や砦は以下の通り。このうち、人気の高い(予約なしでは登れない)ピサの斜塔とフィレンツェのドゥオーモのクーポラは日本で予約しておいた。

・モデナ(ギルランディーナの塔)
・ヴェローナ(ランベルティの塔)
・フェラーラ(エステンセ城)
・サンマリノ(砦)
・ボローニャ(アシネッリの塔)
・ピサ(斜塔)
・モンテプルチアーノ(塔)
・モンタルチーノ(砦)
・サンジミニャーノ(ポポロ宮)
・シエナ(マンジャの塔)
・フィレンツェ(ドゥオーモのクーポラ)

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 徒歩
航空会社
ターキッシュ エアラインズ
旅行の手配内容
個別手配

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  • 13日目。午前は、【世】ピサ観光。<br /><br />フィレンツェからピサまでは列車で約1時間。バスツアーもあるが、鉄道で割と簡単に行くことが出来る。

    13日目。午前は、【世】ピサ観光。

    フィレンツェからピサまでは列車で約1時間。バスツアーもあるが、鉄道で割と簡単に行くことが出来る。

  • 6泊することになっているアパートから徒歩10分ほどで、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。7時53分の列車に乗ることにしている。<br /><br />ピサのドゥオーモ広場へ行くには、ピサ中央駅で降りて20分間歩くか、駅前からバスに乗るのが一般的であるが、ピサ中央駅からひとつ先の駅まで行くと徒歩5分で到着出来ることを知った。その直通列車がこの7時53分だったのだ。

    6泊することになっているアパートから徒歩10分ほどで、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。7時53分の列車に乗ることにしている。

    ピサのドゥオーモ広場へ行くには、ピサ中央駅で降りて20分間歩くか、駅前からバスに乗るのが一般的であるが、ピサ中央駅からひとつ先の駅まで行くと徒歩5分で到着出来ることを知った。その直通列車がこの7時53分だったのだ。

  • 列車が入って来た。

    列車が入って来た。

  • ピサ中央駅から5分程で、ひとつ先のピサ・サンタ・ロッサーレ駅に9時11分に到着。ほとんどの乗客はピサ中央駅で降りていて、この駅で降りたのは数人だった。

    ピサ中央駅から5分程で、ひとつ先のピサ・サンタ・ロッサーレ駅に9時11分に到着。ほとんどの乗客はピサ中央駅で降りていて、この駅で降りたのは数人だった。

  • 駅前から少し歩くと、斜塔が見えて来た。

    駅前から少し歩くと、斜塔が見えて来た。

  • 情報通り、徒歩5分でドゥオーモ広場に到着。<br /><br />世界遺産「ピサのドゥオーモ広場」には、ピサの斜塔として知られる鐘楼、大聖堂(ドゥオモ)、洗礼堂、納骨堂(カンポサント)4つの中世の建物が見事に調和して建っている。紀元前からローマ帝国の軍港だったピサは、11世紀半ばに西地中海の覇権を握り、13世紀末まで海運都市国家として栄え、この頃に建造された建築物は11世紀から14世紀にかけてイタリアの建築芸術に大きな影響を及ぼしたといわれている。

    情報通り、徒歩5分でドゥオーモ広場に到着。

    世界遺産「ピサのドゥオーモ広場」には、ピサの斜塔として知られる鐘楼、大聖堂(ドゥオモ)、洗礼堂、納骨堂(カンポサント)4つの中世の建物が見事に調和して建っている。紀元前からローマ帝国の軍港だったピサは、11世紀半ばに西地中海の覇権を握り、13世紀末まで海運都市国家として栄え、この頃に建造された建築物は11世紀から14世紀にかけてイタリアの建築芸術に大きな影響を及ぼしたといわれている。

  • 広場にあった案内板。十字型のドゥオーモの左に洗礼堂、右下に斜塔、左上に墓所が見て取れる。

    広場にあった案内板。十字型のドゥオーモの左に洗礼堂、右下に斜塔、左上に墓所が見て取れる。

  • ドゥオーモと斜塔。緑の芝生が目に鮮やかだ。

    ドゥオーモと斜塔。緑の芝生が目に鮮やかだ。

  • 洗礼堂。

    洗礼堂。

  • 日本を出る前に、斜塔への登楼を10時に予約しておいた。その時刻までには少し時間があったので、広場をぐるっと回ってみた。<br /><br />予約料を含む斜塔への入場料は、18ユーロ。かなり高いが、このチケットでドゥオーモも入場可となる。<br /><br />

    日本を出る前に、斜塔への登楼を10時に予約しておいた。その時刻までには少し時間があったので、広場をぐるっと回ってみた。

    予約料を含む斜塔への入場料は、18ユーロ。かなり高いが、このチケットでドゥオーモも入場可となる。

  • 斜塔は見る角度により、傾きの程度が異なって見える。

    斜塔は見る角度により、傾きの程度が異なって見える。

  • 広場の中央には、ローマ建国の伝説の、オオカミの乳を飲む双子のロムルスとレムスの像があった。イタリアの至るところで見掛けるものだ。

    広場の中央には、ローマ建国の伝説の、オオカミの乳を飲む双子のロムルスとレムスの像があった。イタリアの至るところで見掛けるものだ。

  • チケット売り場のあるオフィスに行って、カメラ以外の荷物を預けてから斜塔入口へ。この角度からでは、随分と傾いているように見えた。

    チケット売り場のあるオフィスに行って、カメラ以外の荷物を預けてから斜塔入口へ。この角度からでは、随分と傾いているように見えた。

  • 10時5分前になると、10時予約の人で行列が出来ていた。。

    10時5分前になると、10時予約の人で行列が出来ていた。。

  • 行列をするための注意書きが、イタリア語と英語で書かれていた。

    行列をするための注意書きが、イタリア語と英語で書かれていた。

  • 斜塔を登る時は、後から来る人に迫られる気がして写真が撮れなかった(笑)。ただ、階段はそれほど急ではなく、つい前日のボローニャのアシネッリの塔に比べると楽なものだった。<br /><br />最上部に登って見る、ドゥオーモ広場西方向。十字型のドゥオーモの向こうに、洗礼堂がある。

    斜塔を登る時は、後から来る人に迫られる気がして写真が撮れなかった(笑)。ただ、階段はそれほど急ではなく、つい前日のボローニャのアシネッリの塔に比べると楽なものだった。

    最上部に登って見る、ドゥオーモ広場西方向。十字型のドゥオーモの向こうに、洗礼堂がある。

  • ドゥオーモ広場南方向。写真の左上方向が、ピサ中央駅となる。

    ドゥオーモ広場南方向。写真の左上方向が、ピサ中央駅となる。

  • 真下には、多くの観光馬車が客待ちをしている。

    真下には、多くの観光馬車が客待ちをしている。

  • 広場の東方向。市街地が連なっている。

    広場の東方向。市街地が連なっている。

  • 斜塔は鐘楼なので、最上部には鐘が並んでいる。

    斜塔は鐘楼なので、最上部には鐘が並んでいる。

  • 上から吊るされて鐘は垂直にぶら下がっているが、斜塔の柱は斜めになっているので、両者を並べて見ると、その傾き具合が良く判る。

    上から吊るされて鐘は垂直にぶら下がっているが、斜塔の柱は斜めになっているので、両者を並べて見ると、その傾き具合が良く判る。

  • もう一度、洗礼堂をアップで撮ってみる。

    もう一度、洗礼堂をアップで撮ってみる。

  • 手前のドゥオーモは、クーポラ部分が修復中のようだ。

    手前のドゥオーモは、クーポラ部分が修復中のようだ。

  • 斜塔の鐘とドゥオーモのクーポラ。この写真でも、斜塔の傾きが良く判る。<br /><br />30分程斜塔の上にいたが、次の予約客が上がって来る頃には降りなければならない。

    斜塔の鐘とドゥオーモのクーポラ。この写真でも、斜塔の傾きが良く判る。

    30分程斜塔の上にいたが、次の予約客が上がって来る頃には降りなければならない。

  • 斜塔から降りて、地上で最も傾き具合が良く判るポイントを探す。広場を歩いていると、そのポイントはすぐ見つかった。多くの人が、お馴染みの手で支えるポーズを取っている(笑)。

    斜塔から降りて、地上で最も傾き具合が良く判るポイントを探す。広場を歩いていると、そのポイントはすぐ見つかった。多くの人が、お馴染みの手で支えるポーズを取っている(笑)。

  • ドゥオーモの垂直の壁面と斜塔の傾いた壁面との隙間の幅で、傾き具合が良く判るポイントだ。

    ドゥオーモの垂直の壁面と斜塔の傾いた壁面との隙間の幅で、傾き具合が良く判るポイントだ。

  • 少し動いて、一部の壁面が重なるように撮ってみる。

    少し動いて、一部の壁面が重なるように撮ってみる。

  • クローズアップでも、傾き具合が良く判る。

    クローズアップでも、傾き具合が良く判る。

  • 今度は、ドゥオーモに入場しよう!<br /><br />ピサのドゥオーモは、南ヨーロッパを中心に発達したロマネスク建築の典型で、十字に交差する建築の中央に円蓋を載せた外観や、太い列柱が半円アーチを描く正面の装飾は、後年、トスカーナ地方の聖堂建築のモデルとなっている。内部の円柱の多くはイスラム教徒から略奪したもので、内部装飾にはイスラム様式のアーチやビザンチン風のモザイク画など、東方文化の影響を見ることが出来るものだ。

    今度は、ドゥオーモに入場しよう!

    ピサのドゥオーモは、南ヨーロッパを中心に発達したロマネスク建築の典型で、十字に交差する建築の中央に円蓋を載せた外観や、太い列柱が半円アーチを描く正面の装飾は、後年、トスカーナ地方の聖堂建築のモデルとなっている。内部の円柱の多くはイスラム教徒から略奪したもので、内部装飾にはイスラム様式のアーチやビザンチン風のモザイク画など、東方文化の影響を見ることが出来るものだ。

  • ドゥオーモの真下まで行き、ファサードを見上げる。

    ドゥオーモの真下まで行き、ファサードを見上げる。

  • 中に入ってみる。

    中に入ってみる。

  • 身廊の全体図。大勢の観光客が入っていた。<br /><br />円柱やアーチにイスラム様式が見て取れる。<br /><br /><br />

    身廊の全体図。大勢の観光客が入っていた。

    円柱やアーチにイスラム様式が見て取れる。


  • 正面祭壇の上には、モザイク画のキリストが描かれていた。このキリスト像もビザンチン文化の影響があるようで、イスタンブールのアヤソフィアのキリスト像とそっくりだ。<br />

    正面祭壇の上には、モザイク画のキリストが描かれていた。このキリスト像もビザンチン文化の影響があるようで、イスタンブールのアヤソフィアのキリスト像とそっくりだ。

  • 身廊には大きなランプがぶら下がっていた。この地で生まれたガリレオ・ガリレイが、このランプの揺れる様子を観察して、振り子の法則を見出したと言う説があるが、実際にはこのランプが出来る前に法則は発見されていたようだ。

    身廊には大きなランプがぶら下がっていた。この地で生まれたガリレオ・ガリレイが、このランプの揺れる様子を観察して、振り子の法則を見出したと言う説があるが、実際にはこのランプが出来る前に法則は発見されていたようだ。

  • 天井画も鮮やかだ。

    天井画も鮮やかだ。

  • ジョヴァンニ・ピサーノにより作られた、有名な説教壇(プルピト)。

    ジョヴァンニ・ピサーノにより作られた、有名な説教壇(プルピト)。

  • 6本の柱と、彫刻で飾られた5本の支柱で支えられている。ライオンが柱を支えているのも、良く見たパターンだ。

    6本の柱と、彫刻で飾られた5本の支柱で支えられている。ライオンが柱を支えているのも、良く見たパターンだ。

  • ドゥオーモ内部を横から見た構図。

    ドゥオーモ内部を横から見た構図。

  • 翼廊にも行ってみる。

    翼廊にも行ってみる。

  • ここには、「受胎告知」のモザイク画があった。

    ここには、「受胎告知」のモザイク画があった。

  • 見物に来る観光客は多かった。<br /><br />20分間ほどドゥオーモ内部にいたことになるが、次の建物に行くべく退出。

    見物に来る観光客は多かった。

    20分間ほどドゥオーモ内部にいたことになるが、次の建物に行くべく退出。

  • ドゥオーモのファサードにも、モザイク画があった。

    ドゥオーモのファサードにも、モザイク画があった。

  • ドゥオーモの対面にある洗礼堂を目指す。ところが、ここに入場するためには斜塔の入場券とは別にチケットを購入しなければならないと判明。しかも、少し離れたオフィス内のチケット売り場まで買いに行かなければならない。渋々、買いに行く破目に。<br /><br />白大理石の洗礼堂は、1153年から200年以上かけて建てられたため、上層と下層で建築様式が異なる。上層は、柱とアーチの連なりが高さを強調するゴシック様式で、下層は、大きな半円形のアーチが安定感を醸し出すロマネスク様式となっている。

    ドゥオーモの対面にある洗礼堂を目指す。ところが、ここに入場するためには斜塔の入場券とは別にチケットを購入しなければならないと判明。しかも、少し離れたオフィス内のチケット売り場まで買いに行かなければならない。渋々、買いに行く破目に。

    白大理石の洗礼堂は、1153年から200年以上かけて建てられたため、上層と下層で建築様式が異なる。上層は、柱とアーチの連なりが高さを強調するゴシック様式で、下層は、大きな半円形のアーチが安定感を醸し出すロマネスク様式となっている。

  • ドゥオーモを再び横目に見ながら・・・。

    ドゥオーモを再び横目に見ながら・・・。

  • 芝生の間の道を進んで、チケット売り場へ。

    芝生の間の道を進んで、チケット売り場へ。

  • チケットを買って、洗礼堂に戻って来るまで20分掛かった。11時半。<br /><br />洗礼堂入口から見るドゥオーモ。

    チケットを買って、洗礼堂に戻って来るまで20分掛かった。11時半。

    洗礼堂入口から見るドゥオーモ。

  • 洗礼堂内部。中央にあるのは、洗礼台だ。

    洗礼堂内部。中央にあるのは、洗礼台だ。

  • 2階部分にも上がれるようなっているので、行ってみる。2階から眺めると、洗礼堂内部の様子が良く判る。

    2階部分にも上がれるようなっているので、行ってみる。2階から眺めると、洗礼堂内部の様子が良く判る。

  • 柱には、ドゥオーモと同じく横縞が入っていた。

    柱には、ドゥオーモと同じく横縞が入っていた。

  • 1個所だけ窓が大きく開いていたので覗いてみると、ドゥオーモが正面に見えるようになっていた。

    1個所だけ窓が大きく開いていたので覗いてみると、ドゥオーモが正面に見えるようになっていた。

  • ドゥオーモの右肩に斜塔が見えている。

    ドゥオーモの右肩に斜塔が見えている。

  • ズームレンズを少し引いても撮ってみる。

    ズームレンズを少し引いても撮ってみる。

  • 網が掛かっているものの、もうひとつ開いている窓があった。これも趣のある構図だ。

    網が掛かっているものの、もうひとつ開いている窓があった。これも趣のある構図だ。

  • 次に訪れたのは、納骨堂(カンポサイト)だ。<br /><br />ここはピサに住む貴族の墓所として13世紀後半に着工され、14世紀末ごろに完成したもの。白大理石の回廊に囲まれた、美しい長方形の中庭があり、この中庭の土は、1200年に十字軍に参加したピサの大司教が、キリストが十字架にかけられたゴルゴタの丘から持ち帰ったものとされている。回廊にはかつて多くのフレスコ画が飾られていたが、第二次世界大戦の戦火で大半が焼け落ちてしまったとのこと。ただ、訪れた時には修復作業が行われていた。

    次に訪れたのは、納骨堂(カンポサイト)だ。

    ここはピサに住む貴族の墓所として13世紀後半に着工され、14世紀末ごろに完成したもの。白大理石の回廊に囲まれた、美しい長方形の中庭があり、この中庭の土は、1200年に十字軍に参加したピサの大司教が、キリストが十字架にかけられたゴルゴタの丘から持ち帰ったものとされている。回廊にはかつて多くのフレスコ画が飾られていたが、第二次世界大戦の戦火で大半が焼け落ちてしまったとのこと。ただ、訪れた時には修復作業が行われていた。

  • 回廊のフレスコ画。右端に座っているのは修復作業を行っている人だ。

    回廊のフレスコ画。右端に座っているのは修復作業を行っている人だ。

  • 中庭。芝生の緑が鮮やかだ。

    中庭。芝生の緑が鮮やかだ。

  • 反対側から見る中庭。

    反対側から見る中庭。

  • 回廊は広くて大きい。

    回廊は広くて大きい。

  • カンポサイトからドゥオーモのクーポラが見える。

    カンポサイトからドゥオーモのクーポラが見える。

  • この回廊には、多くの彫刻が並んでいる。

    この回廊には、多くの彫刻が並んでいる。

  • この回廊には、多くの彫刻が並んでいる。

    この回廊には、多くの彫刻が並んでいる。

  • 回廊の柱と窓がシルエットになって、空と中庭の芝生が引き立っている。

    回廊の柱と窓がシルエットになって、空と中庭の芝生が引き立っている。

  • 修復が行われている部分の上のフレスコ画は、地獄の鬼の絵だ。

    修復が行われている部分の上のフレスコ画は、地獄の鬼の絵だ。

  • パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂や、ボローニャのサン・ペトロニオ聖堂で見た絵と同様に、鬼が人を食べている。

    パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂や、ボローニャのサン・ペトロニオ聖堂で見た絵と同様に、鬼が人を食べている。

  • この絵の部分は修復が終了したのだろうか、天国のような美しい光景が描かれている。

    この絵の部分は修復が終了したのだろうか、天国のような美しい光景が描かれている。

  • こちらは、庶民の暮しぶりが描かれている。

    こちらは、庶民の暮しぶりが描かれている。

  • 棺に彫られたレリーフと、その上に半身を横たえる人物像。これは、棺の中の本人だろうか。

    棺に彫られたレリーフと、その上に半身を横たえる人物像。これは、棺の中の本人だろうか。

  • この棺の上には、若くて美しい女性像。

    この棺の上には、若くて美しい女性像。

  • 自分の棺がこのような若くて美しい女性に守られていると考えると、棺の主も楽しいだろうなと思うのは、年寄りのひがみか(笑)。

    自分の棺がこのような若くて美しい女性に守られていると考えると、棺の主も楽しいだろうなと思うのは、年寄りのひがみか(笑)。

  • いい顔をしている。

    いい顔をしている。

  • 中庭にもう一度目を向けてから・・・。

    中庭にもう一度目を向けてから・・・。

  • 斜塔に上がる前に預けていた荷物(リュック)を受け取りに、オフィスに行った。そこで見た、ピサのポスター。先程、洗礼堂の窓から眺めた光景と同じだった。

    斜塔に上がる前に預けていた荷物(リュック)を受け取りに、オフィスに行った。そこで見た、ピサのポスター。先程、洗礼堂の窓から眺めた光景と同じだった。

  • 斜塔、ドゥオーモ、洗礼堂、納骨堂(カンポサイト)と主な4つの施設の見物は終了したが、まだ大事な仕事が残っている。インフォメーションに行き、ユネスコと世界遺産のロゴマークの金属パネルの場所を訊ねた。オフィスには高校生のような若い人が多く、誰もそのパネルの存在を知らない。パドヴァの植物園の写真を見せて説明すると、ピサの植物園の場所を教えるような勘違いをしており、全く話が通じない。挙句に、広場の反対側にあるチケットオフィスまで行って聞いてくれとなった(この写真の奥のオレンジ色の建物)。<br /><br />仕方なく、インフォメーションの建物を出て広場の入口の車止めの間を通ろうとすると、何と目の前の舗道に埋め込まれていた!

    斜塔、ドゥオーモ、洗礼堂、納骨堂(カンポサイト)と主な4つの施設の見物は終了したが、まだ大事な仕事が残っている。インフォメーションに行き、ユネスコと世界遺産のロゴマークの金属パネルの場所を訊ねた。オフィスには高校生のような若い人が多く、誰もそのパネルの存在を知らない。パドヴァの植物園の写真を見せて説明すると、ピサの植物園の場所を教えるような勘違いをしており、全く話が通じない。挙句に、広場の反対側にあるチケットオフィスまで行って聞いてくれとなった(この写真の奥のオレンジ色の建物)。

    仕方なく、インフォメーションの建物を出て広場の入口の車止めの間を通ろうとすると、何と目の前の舗道に埋め込まれていた!

  • 大喜びして、パネルの真上からキチンと撮り直す。イタリア語・英語・フランス語で書かれており、英語では「THE CATHEDRAL SQUARE IN PISA WORLD HERITAGE FOR THE UNIQUENESS  OF ITS MAGNIFICIENT GROUP OF MONUMENTS」とあった。

    大喜びして、パネルの真上からキチンと撮り直す。イタリア語・英語・フランス語で書かれており、英語では「THE CATHEDRAL SQUARE IN PISA WORLD HERITAGE FOR THE UNIQUENESS OF ITS MAGNIFICIENT GROUP OF MONUMENTS」とあった。

  • フィレンツェに戻る前に、ドゥオーモ広場全体を撮影。

    フィレンツェに戻る前に、ドゥオーモ広場全体を撮影。

  • 馬車がアクセントになっている。<br /><br />広場前のカフェで、ランチ用にパニーニを買って、食べ歩きしながらピサ中央駅を目指すことになった。この時間帯には、近くのピサ・サンタ・ロッサーレ駅からの列車はない。12時45分。<br /><br />午後にフィレンツェで是非行きたいところがあるので、急ぐことになった。

    馬車がアクセントになっている。

    広場前のカフェで、ランチ用にパニーニを買って、食べ歩きしながらピサ中央駅を目指すことになった。この時間帯には、近くのピサ・サンタ・ロッサーレ駅からの列車はない。12時45分。

    午後にフィレンツェで是非行きたいところがあるので、急ぐことになった。

  • アルノ川に架かるソルフェリーノ橋までやって来た。

    アルノ川に架かるソルフェリーノ橋までやって来た。

  • 橋を渡ったところの川沿いには、サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会。

    橋を渡ったところの川沿いには、サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会。

  • 13時15分にピサ中央駅に到着。

    13時15分にピサ中央駅に到着。

  • 列車は出たばかりで、20分程待って次の13時36分でフィレンツェに戻ることになった。<br /><br />フィレンツェに戻ってからは、昨年近くまで行きながら入場出来なかったサンタ・クローチェ教会に行くことにしている。<br /><br />(続く)

    列車は出たばかりで、20分程待って次の13時36分でフィレンツェに戻ることになった。

    フィレンツェに戻ってからは、昨年近くまで行きながら入場出来なかったサンタ・クローチェ教会に行くことにしている。

    (続く)

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