スイス一人旅　美術館めぐりと山（３）ラウターブルンネンとミューレン

2018/09/14 - 2018/09/21

学生時代以来およそ３０年ぶりの海外一人旅です。
家族で行くと、手続きとかはついつい夫任せになってしまうので、知識のアップデートをする修行の旅でもありました。
今回は、スイスのみ６泊８日の旅です。

９月１４日　成田出発　→　チューリッヒ空港　→　バーゼル
９月１５日　バーゼル
９月１６日　ラウターブルンネン／ミューレン（バーゼル泊のまま）
９月１７日　バーゼル　→　クール　→　サンモリッツ
９月１８日　サンモリッツ　→　（ベルニナ急行アルプグリュムでUターン）→　ザンクトガレン　→　ヴィンタートゥール
９月１９日　ヴィンタートゥール
９月２０日　ヴィンタートゥール　→　チューリッヒ空港
９月２１日　成田帰着　

エリア ミューレン(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

2018年9月16日　3日目。
今日からスイストラベルパスを使って、遠出です。
バーゼルからベルン、インターラーケン・オスト経由で、ラウターブルンネン／ミューレンを見て、ベルン観光して夕方バーゼルに帰ります。
・・・の予定でしたが、時間がおして、結局ベルンはあきらめました。
（写真は、自転車ごと乗れる車両）

・・・で、いきなりミューレン。（駅横広場からユングフラウと周辺の山々を眺める）
途中の写真が全くない！
バーゼルからインターラーケン・オストまでは何ともなかったのだけど、インターラーケン・オスト駅に着いたところから、観光客の多さにびっくり。
バーゼルと違い、みんな同じことをしに来たので、同じ場所に集中する。
私はもともと人混みが苦手なので、余裕をなくしてしまった。（写真撮影しなかった言い訳・・・）

ラウターブルンネン駅から道路はさんだ向かいにあるミューレン行きのロープウェイ駅に、人波におされるように向かったものの、そこで大行列。
なかなかロープウェイに乗れず、このころから予定が狂いだす。

ロープウェイをグリュッチアルプ(Grütschalp)駅で降りると、すぐそこにラウターブルンネン-ミューレン登山鉄道( BLM )の駅があります。
列車の左側だと美しい山並みが見えるのだけど、良い席はすぐに埋まる。
まあ、左側でなくても、ミューレンに着けば、写真のような景色は満喫できますが。

この日は曇りで、山頂は雲がかかり、先端まで見えませんでした。

スイスは街中でも山でも、あちらこちらで泉が湧き出ている。
山の泉は素朴なつくり。

ミューレンは車の乗り入れ禁止地区なので、とても静かです。
次回は、こういう所に泊るのもいいな～。

旅行中、あちらこちらで見かけた地上チェス。

アルメントフーベル行きのケーブルカーが、山を登っていくのが見えました。

ミューレン駅からゆっくりと散策しながら、ロープウェイ乗り場に向かっています。
風景を楽しみながら移動できる絶妙の距離でした。

ミューレンのロープウェイ乗り場からは、さらに上のシルトホルンへ上るものと、ギンメルヴァルト行の下り方向がある。
私は今日のテーマは滝めぐりなので、ここから下ります。

ギンメルヴァルトから途中のトリュンメルバッハの滝に寄って、ラウターブルンネンに戻ります。
ラウターブルンネン⇔ミューレンは、往路が山回り、復路が谷回りで、往復違うルートにしました。

ミューレンからのロープウェイは、またもや混み混み。
ミューレンを出発してあっという間に、ギンメルヴァルト。
そこですぐ横の別のロープウェイに乗換えます。
どうやら、方向を変えるためらしい。（ロープウェイは曲がれないから）

ギンメルヴァルトから終点のシュテッヘルベルクまでは、比較的長く乗ります。
ここは深い谷間を降りていくので、とても魅力的な景色が見られるはずですが、ミューレンからそのまま大人数が乗っているので、写真もうまく撮れない。
夏の終わりのせいか、崖から落ちる滝の水量も少なく、滝の数自体も少なかったです。雪解けの頃はさぞや素敵でしょう。

ロープウェイでシュテッヘルベルクに着くと、すぐ目の前に黄色のポストバス（郵便バス）が待っていました。ラウターブルンネン行きです。
ラウターブルンネンの乗換もそうだけど、この辺りはすごく気が利いていて、不案内な旅行者を迷わせないところは、さすが観光立国！

ロープウェイの客のうち、団体客は専用のバスに流れ、ポストバスに乗り換える人は減ったけど、やはり混んでいる。

けれど、途中の「トリュンメルバッハの滝」停留場で降りたのは、なぜか私一人だった。みんな、ここは素通りなのね。

ここは、バス停のほか、このレストランしか見当たりません。
バス停から数分歩いて、滝見学のチケット売り場があります。（迷わず行けます）
バスから降りたのは私一人だけだったけど、観光客はそこそこいました。ラウターブルンネンから来る人もいるでしょうし。

滝の入場料は、11フランでした。ここは現金のみです。
近くに銀行などはありませんから、要注意です。
あ、スイストラベルパスを見せなかったけど、もしかして何か割引とかあったのかな？
（今日はロープウェイやポストバスも、すべてスイストラベルパスでカバーされています）

この滝は、岩壁の中を凄まじい勢いで流れ下っている豪快な滝らしい。外からは最後の方少ししか見えません。
案内図にあるように、まずは岩の中に作られたエレベータで上がり、6滝から10滝を見て、あとは階段で下りながら見ます。

エレベータの中です。
急勾配をガーッと上がって行きます。
皆さん、「おおっ！」と感嘆の声。

写真では、うまく伝わりませんが、すごい迫力なのです。
音もすごい。轟音です！

水しぶきがかかるので、レインコートと帽子着用です。（肌寒かったので、レインコートはミューレンから着ました）

激しい水の流れが、岩を削っていくので、こういう造形美が楽しめます。

照明も素敵です。
来る前は、時間がなかったらこの滝は飛ばしてもいいや、と思っていましたが、来て良かったです！

トリュンメルバッハの滝から、再びポストバスでラウターブルンネンに戻りました。
ミューレンから来てみると、自動車が走っていて、ちょっとうるさく感じる。（それだけミューレンが静かだった)

そして、ずっと来たかったシュタウプバッハの滝＠ラウターブルンネン。
ユングフラウは、学生時代に行ったのだけど、向かいのラウターブルンネンは来られなかったのよね。（ああ、ハイジのオープニング）

知らなかったのですが、少し（結構）登って、滝の裏側に行けました。
手前の丘の上までかと思ったら、あそこから岩の中にトンネルがあり、そこからは岩壁をくり抜いた（？）狭い道があります。

最後はこんな感じで、滝の裏側から眺められます。（結構登ってるでしょ？）
ここもレインコートと帽子を着ました。
登山道も濡れているので、滑りやすいです。スニーカーなどで行きましょう。

シュタウプバッハの滝も登るとは思わなかったので、予定が大幅に狂い、疲れたこともあってベルン観光はやめ、バーゼルに帰ることにしました。

この日の服装は、ベルンに寄るつもりで半袖チュニックの上に長袖のニットチュニックを重ね着して行きました。（ベルンの日中は20℃台前半との予報だったので）
でも、山登りしたおかけで、ラウターブルンネンで既にこの格好だと暑くなってしまい、電車に乗ったら長袖チュニックを脱ぎました。
この時期は、調節可能な服装が必要ですね。あと、街と山で激しく気温が違いますよね。
（４）に続く。