2018/09/10 - 2018/09/10
43位(同エリア49件中)
AandMさん
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イスタンブールに4日間滞在して観光しました。イスタンブールから少し離れた地方も見学してみたいと考えて、候補を調べるとイスタンブールが首都になる前にオスマン帝国の首都であったプルサとエデルネが面白そうなことが分かりました。エデルネには、オスマン帝国の著名建築家ミマール・シナンが1574年に建設したイスラーム建築の最高到達点とされるセリミエ・モスクがあることを知りました。UNESCOの世界遺産にも登録されています。イスラム建築の最高傑作、興味を抱きました。ぜひ行ってみたい、ということでイスタンブール発のエデルネ・ツアーを探しました。
HISの日本語ツアーもありましたが、価格が高すぎて予算オーバーで却下です。英語ツアーはHIS価格の半額程度ですが、それでも1人2万円近い金額ですので、家内と2人で4万円程にもなります。しかしここでイスラム建築の最高傑作を見逃す手はありません。英語ツアーに参加することにしました。"Private Edirne Day Tour from Istanbul"というViator社提供のツアーで、運営はイスタンブールの旅行社Turista Travel Agencyでした。
午前7時半ホテル・ピックアップで帰着が夕方7時の約12時間のツアーでした。参加は我々だけで、運転手と女性ガイドさんが付いたエアコン完備の立派な車でした。ガイドさんは真面目な方で、エデルネだけでなくトルコの歴史、地理、経済など種々説明してくれました。家内が特別希望したギリシャ国境の見学や有名な橋観光も加えてくれました。終日英語でしたので多少疲れましたが、豪勢で中味の濃いエデルネ・ツアー体験でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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9月10日
エデルネ・ツアーのホテルピックアップ時間が7:30amと早いので、6:30am過ぎに朝食を取りました。朝食ビュッフェ一番乗りでした。
7:40am頃にホテルロビーにガイドさんが現れ、ツアー出発です。エアコン完備のベンツ製で数名の乗客収容が可能な車ですが、ツアー参加は我々だけの様子です。ザ リッツ カールトン イスタンブール ホテル
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イスタンブールから高速道路E80号線で西に向かいました。ホテル出発から30分程過ぎると、サービスエリア休憩とのことです。「朝早いので朝食をスキップしていると思うので、ここで朝食を取って下さい。代金はツアー料金に含まれています」、とのことです。我々はホテルで朝食を済ませていましたので、トルコ・ティーをお願いしました。
ガイドと運転手さんは、しっかりと朝食を取っていました。朝早すぎるため、朝食スキップしていたようです。 -
トルコ・ティーです。普通の紅茶と同じ感じでした。
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2時間半ほど高速道路を走って、エデルネの街に到着しました。イスラーム建築の最高到達点とされるセリミエ・モスクです。
最高傑作のモスクと言われるセミリエ ジャーミィ by AandMさんセリミエ ジャーミィ 寺院・教会
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違った角度から見たセリミエ・モスクです。調和のとれた美しいモスクで、観光客を引き付ける魅力が感じられます。
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モスク入り口ですが、観光客は殆どいません。エデルネは主要観光地イスタンブールから240kmも離れているため、ここまで足を伸ばす人は多くないようです。
最高傑作のモスクと言われるセミリエ ジャーミィ by AandMさんセリミエ ジャーミィ 寺院・教会
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モスク内部です。洗練された色調で対象形の見事な空間です。ドーム中心部にテーブル状の台があり、特別な祈りの場がありました。イスタンブールで見たモスクと多少形式が違っているように思います。
ドーム内は我々だけで、他の観光客は誰もいません。世界遺産に登録されているセリミエ・モスクを独占的に見学できるのは、とても贅沢な体験です。 -
モスクは重厚で堅牢な造りです。オスマン帝国の著名建築家ミマール・シナンのモスク建造に対する思い入れが感じされます。
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ドーム天井も華麗な装飾タイルで構成されています。見事な模様です。
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床絨毯では、長方形状の区画が1人の祈りの場になっています。絨毯模様にチューリップが描かれています。チューリップ原産はトルコですが、ガイド説明によると、トルコでは聖なる花とされているそうです。
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ドーム中心部にあるテーブル状台を支える石柱下部にプラスチックカバーがされていました。ガイドさんが「聖なる花、逆さチューリップが出現している聖なる石柱だ」、と教えてくれました。
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石柱を良く見ると、逆向きのチューリップが見えました。我々に続いて信者らしい方が覗き込んでいました。観光客が多いイスタンブールのモスクでは想像できない光景です。聖なるチューリップをしっかりと観察させて頂きました。
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モスクの最も神聖な祈りの場所です。メッカに最も近いコーナーです。絨毯の長方形状の祈りの場も、メッカのカーバ神殿を向き、最前列が神聖な祈りの場になっています。モスクで最も地位の高い聖職者が祈りを捧げる場所だそうです。
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横方向から見たセリミエ・モスクです。
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セリミエ・モスクの隣に市場がありました。モスク礼拝に訪れた信者を対象に、造られたセリミエ・アラスタ市場です。モスクと同様の石材建造の細長い建物です。
モスクを訪れる信者を対象にした商業施設 by AandMさんセリミエ ジャーミィと関連複合施設 建造物
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様々な商品を売るお店が並んでいました。イスタンブールよりも価格が20-30%安い感じです。
家内がお気に入りのトルコ菓子2パックとシャツを購入しました。両方で120トルコリラ(約¥2400)でした。モスクを訪れる信者を対象にした商業施設 by AandMさんセリミエ ジャーミィと関連複合施設 建造物
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セリミエ・モスクの南300mにあるエスキ・ジャーミィです。15世紀初頭のオスマン帝国時代に建設されたモスクで、エディルネに現存する中では最古のモスクだそうです。
エデルネで古手のエスキ ジャーミィ by AandMさんエスキ ジャーミィ 寺院・教会
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こちらも観光客は誰もいません。
エデルネで古手のエスキ ジャーミィ by AandMさんエスキ ジャーミィ 寺院・教会
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8角形状の天井ドームです。セリミエ・モスクと同様に繊細緻密なイスラム模様で構成されています。
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絨毯の祈りの場所ですが、先に見学したセリミエ・モスクの絨毯模様とは異なっています。チューリップではなく、別の花柄模様です。ただ、祈りの場のスペースは殆ど同じでした。
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低めの天井ドームで覆われています。時代が経過するの連れて、ドーム高さが増大していったのではないか、と思いました。このモスクも見事なイスラム装飾があります。エデルネで必見のモスクだと思います。
エデルネで古手のエスキ ジャーミィ by AandMさんエスキ ジャーミィ 寺院・教会
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セリミエ・モスクの西300m程の距離にもモスクがありました。ユチュ シェレフェリ・モスク(Uc Serefeli Camii)で、15世紀に建てられており、4本の尖塔の中の1本がねじれた形状で形成されているのが特徴になっています。
モスク中庭に水洗い場がありました。信者はここで手足を清めてから、モスクに入るのが決まりとされています。中に入ってみました。ねじれ模様の塔が特徴のユチュシェレフェリ ジャーミィ by AandMさんユチュ シェレフェリ ジャーミィ 寺院・教会
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セリミエ・モスクやエスキ・モスクに比べて、質素な感じです。
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天井のドーム装飾も落ち着いた感じの模様です。
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天井ドームのコーナー部は独特の構造になっています。他のモスクで、このような構成は無かったように思います。モスク建築で、時代時代によって工夫が加えられてきたことが伺われます。
ねじれ模様の塔が特徴のユチュシェレフェリ ジャーミィ by AandMさんユチュ シェレフェリ ジャーミィ 寺院・教会
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祈りの場のカーペット模様です。花と葉、唐草模様の組み合わせです。
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外部からみたユチュ シェレフェリ・モスクです。尖塔の模様がそれぞれ異なっているのが面白いと感じました。
ねじれ模様の塔が特徴のユチュシェレフェリ ジャーミィ by AandMさんユチュ シェレフェリ ジャーミィ 寺院・教会
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街を歩いていると、人が集まって音楽に合わせて踊りを踊っていました。ガイドさんによると、婚約祝いのパーティーだそうです。楽しい音楽と愉快な踊りでしたので、暫く見入ってしまいました。
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中心部の広場に銅像が建っていました。トルコ共和国初代大統領アタチュルクの像です。
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エデルネ繁華街の広場です。沢山の人出です。観光客は多くないようですので、大部分がこの地方の人々だと思われます。エデルネは人口12万人ですので、賑わっていても当然です。
昼時になりましたので、これから昼食です。 -
エデルネはレバーの唐揚げジエールが有名です。ガイドさんが街の有名店に連れていってくれました。
町中心部にある名物料理レストラン by AandMさんアイドゥン タワ ジエル 地元の料理
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これがエデルネ名物のジエールです。レバー独特の香りがありますが、サッパリ味の唐揚げです。
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乾燥唐辛子や唐辛子ペーストを付けて食べるのが通な食べ方だそうです。家内はレバー臭さにお手上げでしたが、私は美味しく完食しました。
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店のメニューです。価格は一皿20-30トルコリラ(¥400-¥600)でした。パンと乾燥唐辛子なども含めた値段ですので、高くはありません。
町中心部にある名物料理レストラン by AandMさんアイドゥン タワ ジエル 地元の料理
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バヤズィト 2 世のキュッリイェ ヘルス博物館でモスクに併設されています。
分かり易い展示の医学博物館 by AandMさん医学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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この博物館は2004年にヨーロッパ、そして2007年に世界レベルの優秀博物館表彰を受賞しています。誇らしげな説明パネルが博物館入り口にありました。
分かり易い展示の医学博物館 by AandMさん医学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館前は庭園で、バヤズィト 2 世の銅像の脇に綺麗な花々が咲いていました。
分かり易い展示の医学博物館 by AandMさん医学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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クジャクも歩き回っていました。立派な庭園です。
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博物館にはオスマン帝国時代の医療教育の状況が展示されています。当時の医学教育の様子が分かります。医師が患者を治療している様子が人形で再現されていました。
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人形の配置や仕草は、文献に従って忠実に再現されています。これは絵柄付きの文献の説明です。
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オスマン帝国の医学教育、と説明されています。
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薬草や蛇なども医療で用いられていたことが、絵から分かります。
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15世紀オスマン帝国の医学教授の部屋の様子です。
オスマン帝国では医学教育はアラビア語で行われたそうです。医学だけでなく科学、数学などの教育の書物は全てアラビア語で書かれています。中世のイスラム科学レベルは世界トップレベルにあったことを、再認識させられました。 -
モスクのようですが、個別の部屋に分かれており、医学関係の展示がなされていました。
分かり易い展示の医学博物館 by AandMさん医学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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精神療法を説明したコーナーです。音楽に治療効果があることが認識され、治療に使われたとの説明がありました。
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水音も癒し効果あるので、治療に使われています。噴水は水音が大きく響くように構成されていました。オスマン帝国時代に実際の治療に使われた噴水です。
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教育を受けることができたのは男性に限られ、医者はすべて男だったようです。例外的に医者になれた女性医師の姿も展示されていました。長い髪をたらし、頭部をスカーフで覆ってはいません。女性医師は特別の存在であったことが想像されます。
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医療教育機関に付属したモスクです。
分かり易い展示の医学博物館 by AandMさん医学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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モスク入り口には水洗場があり、他のモスクと同構成です。ただ、この場所は医療教育が主で、モスクは従であるように感じました。
イスラム世界では聖職者の権威が最も高く、教育も宗教に準ずる形で行われていたことが分かります。この博物館は展示が工夫されており、案内パネルを見なくても概要を理解することができました。内容も興味深く、印象に残りました。エデルネ訪問ではお薦めの博物館です。 -
主要箇所の見学を済ませましたので、これからイスタンブールに戻ります。エデルネはギリシャとブルガリアが近い国境の街です。
家内が国境の様子が見たいので帰りに寄って欲しい、と希望しました。ガイドさんに頼むと、OKと了解してくれました。 -
国境のトルコ側検問所です。前方はギリシャになります。記念撮影をしていると、国境警備員の方が我々の方に近づいて来ました。不審者に思われたのかも知れません。ガイドさんが「日本からの訪問者で国境見学をしているところです」と警備員に説明してくれたようです(トルコ語なので理解できませんでしたが、多分ーーー)。警備員が我々と一緒の記念写真に加わってくれました。親切な方でした。また、この国境検問所を出入りする人が少なく、暇だったのかも知れません。
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エデルネを流れるマリツァ川に架かるメリック橋です。スルタン・マフムトII世の命で建設され1843年に完成した石橋です。
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200年ほど経った現在でも使われている橋です。12のアーチが橋を支えています。
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橋脇にレストランがあり、多くの人で賑わっていました。海外にはあまり知られていませんが、エデルネ名所である、とガイドさんが説明してくれました。
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車は高速道路E80号線を東に向かいます。
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制限速度は120km/hですが、130-150km/hでドライバーはどんどん飛ばします。トルコでは速度取り締まりは、あまり厳しくない印象です。
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2時間程でイスタンブールの市街が見えてきました。
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イスタンブール旧市街の道路脇に石済みの壁がありました。ガイドさんが、これはコンスタンチノープル城壁跡だ、と説明してくれました。壁は結構な距離に渡って続いていました。
テオドシウスの城壁 史跡・遺跡
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道路脇のモスクで、見事な尖塔です。数百メートルごとにモスクがある感じでした。トルコの人々はモスク建設と維持に大きな努力を払っている印象です。
日本でも京都や奈良などでの古都では寺院密度が相当高いように思います。国や形態は違いますが、宗教施設に対する思いはイスラム圏のトルコでも似ているように感じました。 -
ホテルに戻ってきました。夕方の7時過ぎです。約12時間のエデルネ・ツアーでしたが、今回のような運転手、ガイド付きの車貸し切りの豪華なツアーの体験は初めてです。英語説明でしたが、エデルネだけでなくトルコの歴史、経済、地理などにつてもガイドさんが丁寧に教えてくれました。細かな点は忘れましたが、主要見学カ所の概要は何とか理解できました。
世界遺産に登録されている1574年建設のイスラーム建築の最高到達点とされるセリミエ・モスクをじっくり見学できて良かったと思います。中央部の柱に現れた「逆さチューリップ」は印象に残りました。オスマン帝国の医学教育展示をした博物館も大変興味深いと思います。何よりも観光客数が少なかったため、どの施設もじっくり見学できたのは、エデルネ観光の特長でもあろうと感じました。ザ リッツ カールトン イスタンブール ホテル
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