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ピサ中央駅へ到着し、日はだいぶ落ちていた。夕焼けが凄く綺麗。ホテルへ向かい歩き出す。ピサの街並みは田舎町のようであり、静かな雰囲気。この日の宿は、「Villa Martina」というB&amp;Bを予約。2名で一泊一室、92€。B&amp;Bは、「ベッド&amp;ブレックファースト」の略らしく、朝食付きが当たり前らしい。旅行当初、B&amp;Bは安いことがわかっていたが、安い裏には何かありそうだと、不安で敬遠しており、連日ホテルを利用していた。しかし、このB&amp;Bが凄く良い宿泊施設であり、今までB&amp;Bを利用しなかったことを後悔することになる。<br /><br />駅を出て、Villa Martina へ向け歩く。途中、夕焼けが映える川で、ルアー釣りをしているおじさんがいた。私も時々ルアー釣りをするので、イタリアのルアー釣りに凄く興味があり、ずっと見ていたかったが、日が暮れてしまうため写真と動画だけ撮り、ホテルへ向かう。のどかで、静かなピサの街だった。<br /><br />夕飯をどうするか迷ったが、今までイタリアのピザを食べる機会がなく、ピザ屋を検索。比較的小さい町のため、あまり情報が出てこなかったが、B&amp;Bから近い持ち帰りピザ屋の「Happy Pizza」があり、行ってみることにした。Happy Pizzaは団地のような場所にあり、いかにも地元の持ち帰りピザ、という感じ。日本でいうピザーラよりマイナーそうなピザ屋だった。Happy Pizzaには黒板にメニューの人気度ランキングがイタリア語で書かれており、1位を指差し注文してみる。缶のコーラとファンタも買い、合計11€。15分ほど店内で待つ。小さい持ち帰りピザ屋だが、本格的な窯で焼いていた。さすがイタリア。安い価格で、40cmほどのピザが出てきて得した気分となり、熱々ピザの箱を抱えて足早にB&amp;Bへ向かう。<br /><br />Villa Martinaへ到着すると、門が閉まっていた。外観は普通の家。初B&amp;Bであり、不安だったが、思い切ってインターホンを押してみる。男性の声がし、英語で何て言えばいいかわからず、とりあえず「Excuse me.My name 〇〇.I&#39;m Japanese.」と自己紹介してみる。男性は何か英語で言い、門の自動ロックを解除してくれたが、インターホンの通話音が小さく、ほとんど聞き取れない。とりあえず門をくぐり、庭で待つことにした。待機中、他の宿泊者であろう若い男性2人が建物から出てきた。私たちが入ると思ったのか、ドアを開けたままにしてくれた。オーナーが来ず、入るには入れないので待機。15分ほど待機しただろうか、車でオーナーがどこからかやって来て、私たちを見るなり「こんにちは、待たせてごめんね、家が別の場所にあって急いで来たんだよ」みたいなことを英語で説明してくれた。気さくで、陽気な、太った若い男性イタリア人だった。見た感じ30代半ばくらいで、こんな若いのにオーナーなのかと驚いた。2階へ上がり、チェックインをする。ピサの観光マップをくれ、夕飯のため一通りレストランを説明してくれた。しかし、私がピザの箱を抱えているのを見て、「ピザ買ってきたんだ、Niceだ。」と褒めてくれた。翌朝チェックアウト時、昼までバックパックを預けたいことを説明すると、「キーはレセプションカウンターへ置いて、バックパックは物置に置いて、自由に出発していいよ。朝食はこちらで自由に食べて」と朝食会場を指差し説明してくれる。<br /><br />部屋へ入ると、新築っぽいとても綺麗な部屋だった。ベッドライトはブルーやピンクに光らせることができ、一見すごく綺麗な、ラブホのような雰囲気。私たちは、冷めないうちにと、先にピザをいただく。地元の、小さいピザ屋だが、信じられないほど美味しいピザだった。1位のピザは、アンチョビピザらしい。生地のミミまで柔らかく、焼きたてでフワフワ。ガーリックアンチョビソースが食欲をそそり、濃厚チーズがとろけ、物凄く美味しい。さすが、イタリア。持ち帰りピザのくせに、感動的なうまさだった。大満足でシャワーを浴び、少しテレビを観て、この日は就寝した。

ヨーロッパ1ヵ月の旅~21日目(ピサ到着)~

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2018/04/01 - 2018/04/29

195位(同エリア699件中)

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koala

koalaさん

ピサ中央駅へ到着し、日はだいぶ落ちていた。夕焼けが凄く綺麗。ホテルへ向かい歩き出す。ピサの街並みは田舎町のようであり、静かな雰囲気。この日の宿は、「Villa Martina」というB&Bを予約。2名で一泊一室、92€。B&Bは、「ベッド&ブレックファースト」の略らしく、朝食付きが当たり前らしい。旅行当初、B&Bは安いことがわかっていたが、安い裏には何かありそうだと、不安で敬遠しており、連日ホテルを利用していた。しかし、このB&Bが凄く良い宿泊施設であり、今までB&Bを利用しなかったことを後悔することになる。

駅を出て、Villa Martina へ向け歩く。途中、夕焼けが映える川で、ルアー釣りをしているおじさんがいた。私も時々ルアー釣りをするので、イタリアのルアー釣りに凄く興味があり、ずっと見ていたかったが、日が暮れてしまうため写真と動画だけ撮り、ホテルへ向かう。のどかで、静かなピサの街だった。

夕飯をどうするか迷ったが、今までイタリアのピザを食べる機会がなく、ピザ屋を検索。比較的小さい町のため、あまり情報が出てこなかったが、B&Bから近い持ち帰りピザ屋の「Happy Pizza」があり、行ってみることにした。Happy Pizzaは団地のような場所にあり、いかにも地元の持ち帰りピザ、という感じ。日本でいうピザーラよりマイナーそうなピザ屋だった。Happy Pizzaには黒板にメニューの人気度ランキングがイタリア語で書かれており、1位を指差し注文してみる。缶のコーラとファンタも買い、合計11€。15分ほど店内で待つ。小さい持ち帰りピザ屋だが、本格的な窯で焼いていた。さすがイタリア。安い価格で、40cmほどのピザが出てきて得した気分となり、熱々ピザの箱を抱えて足早にB&Bへ向かう。

Villa Martinaへ到着すると、門が閉まっていた。外観は普通の家。初B&Bであり、不安だったが、思い切ってインターホンを押してみる。男性の声がし、英語で何て言えばいいかわからず、とりあえず「Excuse me.My name 〇〇.I'm Japanese.」と自己紹介してみる。男性は何か英語で言い、門の自動ロックを解除してくれたが、インターホンの通話音が小さく、ほとんど聞き取れない。とりあえず門をくぐり、庭で待つことにした。待機中、他の宿泊者であろう若い男性2人が建物から出てきた。私たちが入ると思ったのか、ドアを開けたままにしてくれた。オーナーが来ず、入るには入れないので待機。15分ほど待機しただろうか、車でオーナーがどこからかやって来て、私たちを見るなり「こんにちは、待たせてごめんね、家が別の場所にあって急いで来たんだよ」みたいなことを英語で説明してくれた。気さくで、陽気な、太った若い男性イタリア人だった。見た感じ30代半ばくらいで、こんな若いのにオーナーなのかと驚いた。2階へ上がり、チェックインをする。ピサの観光マップをくれ、夕飯のため一通りレストランを説明してくれた。しかし、私がピザの箱を抱えているのを見て、「ピザ買ってきたんだ、Niceだ。」と褒めてくれた。翌朝チェックアウト時、昼までバックパックを預けたいことを説明すると、「キーはレセプションカウンターへ置いて、バックパックは物置に置いて、自由に出発していいよ。朝食はこちらで自由に食べて」と朝食会場を指差し説明してくれる。

部屋へ入ると、新築っぽいとても綺麗な部屋だった。ベッドライトはブルーやピンクに光らせることができ、一見すごく綺麗な、ラブホのような雰囲気。私たちは、冷めないうちにと、先にピザをいただく。地元の、小さいピザ屋だが、信じられないほど美味しいピザだった。1位のピザは、アンチョビピザらしい。生地のミミまで柔らかく、焼きたてでフワフワ。ガーリックアンチョビソースが食欲をそそり、濃厚チーズがとろけ、物凄く美味しい。さすが、イタリア。持ち帰りピザのくせに、感動的なうまさだった。大満足でシャワーを浴び、少しテレビを観て、この日は就寝した。

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  • イタリアの釣り師

    イタリアの釣り師

  • ピサの夕焼け

    ピサの夕焼け

  • 団地の隅にある持ち帰りピザ屋さん「Happy pizza」

    団地の隅にある持ち帰りピザ屋さん「Happy pizza」

  • Villa Martina

    Villa Martina

  • バスルーム

    バスルーム

  • 綺麗な食堂

    綺麗な食堂

  • 感動的に美味しかった持ち帰りピザ

    感動的に美味しかった持ち帰りピザ

  • B&amp;Bの説明

    B&Bの説明

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