2018/09/18 - 2018/09/20
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birdwatcherさん
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本当は中国の武陵源へ行くはずだった。天門山にも行くはずだった。しかし!台風22号(マンクット)が香港を直撃し、香港乗継のフライトがキャンセルとなってしまった。一週間休み取ってるのに~。ヤバイ、このままじゃ、家で沈没するだけになってしまう・・・。
急いで代わりの場所を探さないと。海外がいいなぁ。台湾は?シンガポールは?マレーシアは?いやいや、それじゃまたマンクットの餌食だ。久々のソウルは?チケット高!韓国にその額は出せない。っていうか、そもそも直前だと海外はどこも高いなぁ。じゃあ、国内で探すなら...佐渡かぁ?
行ったことないし、離島は好きだ。それに朱鷺も見てみたいし、佐渡金山は今後世界遺産になるかもしれない。急に決めた佐渡の記録をどうぞ。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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池袋を出た夜行バスは時間通りに新潟市の万代シティバスセンターに到着した。ここからフェリー乗り場までは2km弱あるけど、出発時間までは余裕があるので、のんびり歩いて行こう!
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途中、運河を覗いたり、コンビニに寄ったりしながら歩くこと30分、空も明るくなってきた頃に佐渡汽船のフェリー乗り場に着いた。
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佐渡の両津港までの2等チケットを購入。お値段\2380。自動改札を抜け、いよいよ乗船。2時間半の船旅です。なお、ジェットフォイルも出ていて、そちらは所要65分で\6390です。
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平日の朝一の船は乗客も少なくゆったりできるが、ここは船内の探検をしないと!
船は6層構造。1,2階は車両甲板で、乗客は3階から上で過ごすことになる。船の中には売店、食堂はもちろんのこと、イベントステージやキッズルーム、ペットと遊べる空間まであった。2等にもイス席とじゅうたん席があり、自分の好みに合わせた時間の過ごし方ができる。 -
青い空、青い海、そして白い航跡。海も穏やかで揺れもなく、風が心地いい。
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佐渡汽船の航路はなんと国道だそうな。
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ひと通り船内の見学を終え、満足してウトウトしてるうちにだんだん佐渡が近づいてきた。
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佐渡両津港のフェリーターミナルに到着!
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島内の移動には何と言ってもレンタカーが必須。格安レンタカーのニコニコレンタカーで車が確保できた。ナビ付きの小型車12時間で\3065也。
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今日は8の字の形をした島の南側を巡る計画。まずは佐渡の象徴、朱鷺を見るべくトキの森公園へ行く。入園は\400。しかし、この料金は入園料ではなく、協力金として全額がトキの野生復帰の取り組みに使われるそうです。
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白い羽に真っ赤な顔のコントラストが美しいトキ。かつて田畑を荒らす害鳥として駆除されるほど数のいたトキも、その後の乱獲や環境変化に伴う繁殖地の減少、農薬による餌の汚染等により激減し、2003年には国産トキが絶滅してしまった。しかしその後、中国から贈呈されたトキによる人工繁殖や保護活動により徐々に数が増え、現在、その数は300羽程度まで回復したという。
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2008年から放鳥も始まり、現在は野生下での繁殖も確認されている。今回の佐渡滞在中には叶わなかったが、いつか、ケージの中ではないところでトキを見てみたい。
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予想はしていたが、やはりトキの森公園で長居をしてしまった。気づけばお昼を大きく過ぎていた。昼食は島内でも人気の「すしやまるいし」で寿しを堪能。本当なら様子を紹介したいところですが、カメラに収めるのをすっかり忘れたため、ここでは割愛します。続いて食後のデザートを食べに佐渡乳業の直売所「みるくぽっと」へ向かう。
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ここはで絶品と噂のソフトクリームを食べることができる。わかりづらい場所にあるので、うっかり通り過ぎそうになってしまったが、肝心のソフトクリームはとても濃厚で美味しかった!お値段\330也。
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お腹も満たされ、次に向かったのは島の南端、国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されている宿根木地区。ここには100余りの板壁の民家と、その間を縫うように走る路地が残る迷路のような場所。そこを歩いているとタイムスリップしたような感覚になる。これはこの地区のシンボル、三角家。保全協力金\100を払って見学。
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佐渡といえば、たらい舟も名物。宿根木地区からすぐの小木で体験ができる。しかし釣りで船には乗りなれてるし、団体さんも入っていたので、ここは眺めるだけ。乗る場合は約10分\500で可能です。
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途中、見つけた灯台に寄ったりしながら島を海岸線に沿って北上。渋滞もなく、最高の天気と景色の中、気持ち良いドライブとなった。
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夕方、宿のある両津地区に戻る。昼に続き、寿しをテイクアウトし、コンビニで購入した佐渡の地酒で夕食を兼ねた晩酌。
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2日目は島の北側をドライブ。最初に立ち寄ったのは二ツ亀。二匹の亀がうずくまっているように見えるということでこの名前が付けられたそうだが、うーん、どうだろう。でもいい景色なのは間違いない。水の透明度は佐渡随一で、夏にはたくさんの海水浴客が訪れるそう。
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続いて大野亀に立ち寄る。海に突き出した標高167mの一枚岩が見せる景色は実に雄大。今は一面の緑だが、5~6月にはトビシマカンゾウが咲き乱れ黄色に染まるとのこと。
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大野亀から海岸線を走ること約10km、トンネルを抜けると突然目の前に絶景が現れた。どうやらここは跳坂と呼ばれるビューポイントらしい。路肩に車を止めてしばし景色を楽しむ。それにしても、二ツ亀といい、大野亀といい、青空をバックに独り占めする雄大な景色は言葉にならない。
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海岸線に沿ってさらに南下していくと巨岩と巨岩の間に、くさび型の岩がすっぽりと挟まった場所がある。その名も弁慶のはさみ岩。弁慶ら山伏一行が修行に行く途中、待ち伏せした鬼が力比べを挑んで来た。その際に弁慶が投げ飛ばした岩がこの浜まで飛んできたと伝えられている。
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弁慶のはさみ岩からすぐのところにある景勝地、夫婦岩。向かって右が夫で左が妻だそうで、縁結び・安産の神様として崇められている。ここ佐渡にはこのような自然の造形を楽しめるポイントがたくさんある。
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気が付けばお昼にもいい時間になっていた。そこで夫婦岩に隣接するドライブインで佐渡のご当地グルメ、ブリカツ丼\1290をオーダー。このメニュー、佐渡産の天然ブリを使用するのはもちろんのこと、タレや米、付け合わせや値段にまで基準があり、カツに立てる旗まで決まってます。で、味の方はといえば、、、う~ん、ブリは刺身や照り焼きがいいかな。(個人の感想です。)
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今回お世話になった旅館金沢屋。港から徒歩10分程度のところにある元遊郭というレトロな宿。館内には骨董品が陳列され、雰囲気十分。決して新しくはないが、清潔でアメニティも揃い、何よりご主人のホスピタリティが良かったです。2泊素泊まりで\9800也。
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2日目は佐渡金山から。1600年頃から開発され、江戸幕府の重要な財源となったこの場所。その後、明治、大正、昭和と約400年金銀を産出し続けた。現在は国の史跡にも指定され、さらには世界遺産の暫定リストに記載されるまでになった。
見学コースとして2コースが用意され各\900、共通券なら\1400。俺はもちろん共通券を購入。 -
まずは江戸時代の手掘り坑道跡に採掘作業を再現した宗太夫坑コースを見学。人形によって再現された江戸初期の過酷な手掘りの採掘作業がよくわかるようになっている。坑道はアリの巣のように上下左右に広がり、よくもこんなものを手作業で堀ったもんだと感心してしまう。最後の資料館までしっかり見学しました。
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一旦入口に戻り、次は明治以降の坑道、道遊坑コースを見学。トロッコ、機械類をそのままの姿で保存してあるのだが、線路が敷かれた坑道は整備され、宗太夫坑と比べると殺風景で探検感やアトラクション感はない。
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道遊坑コースの坑道跡を出て、順路にそって歩いていくと、「道遊の割戸」という江戸時代の露天掘り跡を見ることができる。巨大な金脈を掘り進むうちに山がV字に割れたような姿になったものだという。山の形をかえてしまう人間のエネルギーには恐れ入る。
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ここは金山からすぐのところにある北沢浮遊選鉱場跡。かつて東洋一と言われた鉱石の処理場です。1937年に建造されるも、佐渡鉱山の縮小とともに淘汰され、操業からわずか20年足らずの1952年(昭和27年)に閉鎖。今は廃墟化し、蔦が張り巡った遺構は「天空の城ラピュタ」を想起させるともささやかれている。
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傾き始めた陽に収穫間際の田んぼが輝く。さすがに米どころ、頭を垂れた米がどこまでも広がる。
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2日目の夕食は両津港ターミナル内の食事処「よろこんで」で。注文した「にぎわい丼」\1296はいわゆる海鮮丼をイメージしていたが、まさかの平皿で出て来た。タイ、ブリ、アジ、マグロの中落ち、サーモン、甘えび、タコの頭、煮魚の切り身、かまぼこ、カニカマ、かんぴょう、ガリ、油揚げ、大葉、大根の煮物、卵焼き、でんぶ、漬物2種類・・・と統一感の無さと賑わい過ぎ感が半端ない。正直なところ、普通の海鮮丼が食べたかった・・・。
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3日目。今日は帰るだけ。佐渡を離れ、フェリーで再び新潟港へ戻ってきた。バスの時間まではまだちょっとあるので、港に隣接する朱鷺メッセの31階展望室へ行ってみた。ここは「ばかうけ」で有名な栗山米菓がネーミングライツを取得し、「Befcoばかうけ展望室」と呼ばれている。日本海側随一の高さを誇り、東西南北4方向が見渡せる。
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バスの時間まではあと少し。新潟最後の食事は新潟駅内「ぽんしゅ館新潟釜蔵」の魚沼産コシヒカリを使った魚沼釜蔵コシヒカリ御膳\1382に。和食はおいしいなあ。
2日間車で走り回り、一通り見て回った。急遽決めた佐渡は魚とお米が美味しくて、自然が豊富で、ゆったりしてて、釣りでもしながらのんびり過ごすにはいいところだったなあ。
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