2022/05/27 - 2022/05/29
615位(同エリア667件中)
とものしんさん
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週末の空いた時間と旅行支援を利用して佐渡島へ。天気にも恵まれ、暑くもなくちょうどいい気候。意外と広く、時間が足りず立ち寄れなかった場所もいくつかありましたが、日本海側初の離島の旅を充分満喫できました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー
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長野駅前から夕方のバスで新潟へ。コロナの影響で減便のため1日わずか2往復。途中のバス停からも乗車があり、ほぼ席は埋まってた様子。
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途中の米山SAで休憩タイム。展望所から日も傾いた日本海を一望。明日行く佐渡島も見えました。
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すっかり暗くなった頃、新潟・万代シティバスセンターに到着。所要時間3時間半、約200㎞。隣県だが近いようで遠い。
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バスセンターから再びバスに乗り数分で今宵の宿に到着。新潟はもとより日本海側で一番の高さ(だったかな?)だけあってカメラを縦にして何とか1枚。
ホテル日航新潟 宿・ホテル
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人気もまばらな建物を3階へ上がると、開放感あるホテルロビー。奥にはライブラリーも。
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ロビーからエレベーターで客室へ。シングルでもゆったり。ここを選んだのは、フェリーターミナルに近いことと旅行支援適用で割安に利用できたからで、普段の旅ならまず駅近のビジホだろうな。ロケーションはいいが、周囲にコンビニや飲食店がないのは事前に調べてあったので、夕飯はバス乗る前に買っておきました。
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カーテンを開けると新潟市中心部の夜景が広がっていました。客室は全て高層階にあるため、眺めは素晴らしい。まあ、これが一番の決め手かな。
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机の上に折り鶴でおもてなし。やはり日航ホテルだからかな?
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翌朝、今日も天気は良さそう。ビル最上階には無料の展望室があり、専用エレベーターで上がれると知ったのはチェックアウト直前。船の時間もあり諦めたが客室と反対側の景色も見たかった。
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建物を出ると目の前には信濃川。ヨットがたくさん浮かんでます。
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川沿いのデッキを歩いてフェリーターミナルへ。これから乗る船が見えてきました。
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ターミナルで乗船券を購入。佐渡島へはフェリーとジェットフォイルがあり、ざっくり言うとジェットフォイルはフェリーの半分の時間で運賃は倍。急ぐ旅でもないのでゆっくりフェリーで行くことに。
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週末とあってか出航時間が近づくと乗船口はかなりの行列に。乗船するのはときわ丸。総トン数5,380トン。離島航路ではかなり大きいのではと思う。
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2等席は昔ながらのカーペット席が大半だが、船内ウロウロしているうちにどんどん埋まってく。わずかにイス席もありこちらを利用。禁煙はともかく、禁酒席なるものが設定されているのは初めて見た。そんなに飲む人多いのか?
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信濃川河口に位置する港を出航。昨日泊まったホテルのある朱鷺メッセが遠ざかります。
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しばらくカモメが並走してお見送り。いや、朝飯をねだっているのかも。何もあげなかったけど。
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就航したのが平成26年と比較的新しく、船内も綺麗で快適。
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船内にあった佐渡島の地形図。自然の力によって二つの島がくっついた独特の形がよくわかる。
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佐渡へ向け順調に航行中。デッキへ出ると風は強いものの波は穏やかで揺れも気にならず。船室で寝転んだり、外に出て潮風にあたったり、気分でいろんな過ごし方ができるのが船旅の魅力。まあ、海が荒れると大変だけど。
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そうこうしているうちに島影が近づいてきました。
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船内の売店で御船印を購入。佐渡金山の限定バージョン。御朱印の派生系といった感じで、今年から始めてこれで4社目。詳しくはこちらへ→ https://gosen-in.jp/
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新潟から2時間半で佐渡両津港に到着。
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本当は、数年前に行くつもりで宿とレンタカーも予約したけど、当日荒天により船が欠航しやむなくキャンセル。ようやくたどり着けました。
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ターミナル近くのこちらでレンタカーを借ります。カウンター横で猫が寝ているゆる~い雰囲気。
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ただ、船を降りたお客が一斉に押し寄せるため、あちこち写真を撮っていたせいで出遅れて貸出手続きにしばらく待つことに。その間にターミナル下のカフェでハンバーガーをテイクアウトし昼飯を確保。
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車を借りてから港近くの駐車スペースで食事を済ませいざ出発。両津は佐渡で一番大きい町。中心部には意外にも立派なアーケードが続くが、他の地方都市同様シャッターが目立ち人影もまばら。
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そんな中でひっそりと営業しているいかにも昔ながらの本屋さんが目指す場所。御船印と同じくこちらも昨年より始めた御朱印派生系の御書印を入手。もはやこうしたものの収集が旅の目的になりつつある。こちらも詳細は→https://note.com/goshoin/
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島の中央部へと車を走らせ次なる目的地へ。ちなみに今回借りた車、24H4930円也。大手より格安の会社が探せばいくつか出てくる。ただし、ガソリン代が高くつくのが離島あるある(そんなに走らないけど)。
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佐渡を象徴するものといえば、まずはトキ。佐渡は日本で最後に野生のトキが生き残った地。ここトキの森公園は保護増殖、野生復帰のために飼育されているトキを間近に見ることができる場所です。入口でサドッキーがお出迎え。
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運が良ければ窓越し数十センチの近さで見ることができるそうですが…。この日は遠くの木にとまって微動だにせず。カメラの望遠でもこれが限界。中央の木の上やや左、黒い電線の下に2羽並んでるのわかりますか?
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中にいるトキのプロフィール。写真と比べて実物は頭から背中にかけて黒ずんで見えたが、これは繁殖期特有の羽色だそう(首のあたりの黒い皮膚が粉状に剥がれ落ち、それを水浴びの後にこすりつける、トキにしか見られない珍しい現象)。
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日本野生最後のトキ、キンの剥製。鳥の平均寿命ってよくわからないけど、36歳はかなり長生きな方なのでは?ちなみに現在佐渡を飛び回っているのは、中国から贈られたトキを人工繁殖させて放鳥したもの。
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こちらは飼育ケージ内にいるトキのライブ映像。ほかにもトキに関する様々な資料が展示されています。ここは元々トキの保護・繁殖を行うための研究施設であり、懸命な取り組みによって野生復帰に至った経緯がよくわかりました。
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公園を後にのどかな田園地帯を走り島の西部へ。現在、島内に500羽を越えるトキが生息しているそうで、どこかにいないかと運転しながらチラチラ周囲を見渡すが、それらしき姿は見えず。
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次にやってきたのは、こちらも佐渡を代表する観光スポット佐渡金山。中に入れる坑道は江戸時代に手掘りで掘られた宗太夫坑と、明治以降に近代化設備が導入された道遊坑の2つ。今回は道遊坑に入ります。
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中は歩きやすく整備されているものの、岩肌むき出しの坑道内。外はちょっと汗ばむくらいの陽気だが中は涼しい。
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採掘に使われたトロッコもそのまま置かれています。閉山したのは平成元年(1989)とそう昔ではなく、ニュースで見た記憶もあります。
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坑道を出て山道を少し上がると、道遊の割戸の間近まで行けます。
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少し離れた場所から。地表から金鉱脈を探して掘り進めた結果このような形になったそう。この他、外にも採掘のための施設や金山に関する資料の展示室もあり、40~50分ほどでひと回り。もう一つのコースはわからないが、こちらは坑道内より外を歩く距離の方が長かった。
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金山から少し下り、相川上町地区へ。江戸時代には奉行所も置かれ鉱山町の中心部だった所。金山へと続くメインストリートだった京町通りには、趣きある町屋が軒を連ねています。
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海岸より一段高い段丘上に位置し、海に向かって緩い坂道が続いてます。
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歩き疲れたのでひと休み。京町通りに面したガシマシネマは、鉱山長の社宅だった家屋を改装したカフェ併設のミニシアター。
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もちろんカフェだけの利用も可(ただし上映中はお静かにとの事)ということで訪れたのですが、上映時間も終わっていたからか空いてました。雰囲気の良い茶の間を貸切状態でしばしくつろぎます。
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多くの家屋は今も住居として利用されているようですが、時々すれ違う観光客以外人の気配はあまりありません。玄関先に佇む佐渡ネコさんにご挨拶。
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上町から急な坂を降りてすぐのところにあるのが、北沢浮遊選鉱場跡。ジブリ映画のラピュタを思わせる雰囲気で近年人気の場所。現役時は東洋一と謳われただけあってその規模に圧倒されます。
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浮遊選鉱場とは、ざっくり言うと採掘した鉱石から不純物を取り除いて金や銀を精錬するための施設。規模の割に稼働していた期間は短く、建物の多くは取り壊されていますが、写真のシックナー(水と鉱物を分離するための施設)など形をとどめているものもいくつかあります。
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奉行所跡近くの展望所からも全体を見渡せます。廃墟特有の不気味さはなく、もはやアート。インスタ映えを狙ってか、観光シーズンの夜間にはライトアップもするそうです。
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反対方向には相川の街並みと日本海が望めます。
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今日の宿は夕食なしプランで予約し、周囲に飲食店もないので夕飯調達のため相川の街中へ。口コミと観光ガイドを頼りに、こちらのお店で海鮮丼をテイクアウト。店内は既に賑わっているようでした。
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時間があるのでちょっと寄り道。相川市街地の北にある千畳敷。沖合の岩場までは市がつながっていて歩いて行けますが、手すりは頼りなく波が高いと危なさそう。
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相川から10分ほど走り、田んぼの中の脇道へ入ると今宵の宿が見えてきました。今日は雲も少なくきれいな夕日が期待できそう。
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ファミリーオとはJR東日本系列ホテルのブランド名。なぜか鉄道の無い離島にあるが、立地もよく料金もお手頃だったのでこちらにしてみました。
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部屋は全てオーシャンビュー。2階の部屋に案内され(エレベーターは無し)ドアを開けると、ツインのゆったりした部屋に夕日が眩しく差し込んでました。
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部屋には小さなバルコニーもあり、外に出て夕日を眺めます。19時少し前、水平線にゆっくりと沈んでゆく夕日。ロケーションもさることながら、天候にも恵まれた幸運をかみしめるようにしばし見とれてしまいました。
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窓際テーブルで景色を眺めつつ夕食。旅行支援のクーポンが使えたので、海鮮丼におかず盛り合わせもつけてプチ贅沢。
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昨晩のホテルは折り鶴でしたが、こちらは折りトキだったのが佐渡ならではのおもてなし。
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翌朝も晴天。海も空も澄み渡ってます。
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朝食はレストランで地元の食材を使ったバイキング形式の料理をいただきます。
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ホテルを出発し、外海府とよばれる海岸に沿って時計回りに島を半周します。10分ほどで尖閣湾揚島遊園に到着。切り立った崖と青い海がおりなす景勝地。
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海面まではかなりの高さなのだけど、海が透き通っていてすごく綺麗なんですよ。写真で伝わるかどうか…。
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乗らなかったですけど遊覧船もあります。沖までは出ないけど意外と波があり結構揺れてました。
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園内には小さな水族館もあり、ドクターフィッシュのいる水槽に手を入れるとわらわらと寄ってきました。
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小さな集落の点在する海沿いをひたすら北上。快適なドライブコースが続くと思いきや、先端近くになると急に道が細く険しくなる。ヘアピンカーブの急坂を上がった先で視界に飛び込んできた風景に思わず一枚(表紙の写真)。
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そして、島北端近くの大野亀に到着。海に突き出した標高167?の一枚岩で、ちょうどトビシマカンゾウが見頃を迎えて一面に黄色い花が広がっていました。
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岩の頂上まで上がる道もあるけど、かなり険しそうで時間も限られているので周囲の遊歩道を散策。いや~どこを見渡してもいい景色!
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港から遠いにもかかわらず、島内で訪れた観光地でここが一番賑わってました。まあそうですよね、特にこの時期なら外せない場所ですよ。自分も花の情報を得てここを旅程に入れましたから。
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いつまでも眺めてたいですが、車の返却時間が迫ってきたので名残惜しくも後にします。
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大野亀の先にある二ツ亀を車窓からチラっと眺め、今度は内海府海岸を一路南下。
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日曜で営業しているスタンドが限られており、少し遠回りしてギリギリで返却。再び両津港へ戻ってきました。
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帰りは小木港から直江津行きの船に乗るので、ここから路線バスを乗り継いで向かいます。
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佐渡最高峰の金北山や加茂湖を眺めつつのんびりと進むバス。昨日行ったトキの森公園も経由し、トキいるかな~と車窓から田んぼを眺めてると…いた?昨日見た特徴からして間違いないと思うが、一瞬のことで写真は撮れず。
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両津から小木へ直接行くバスはないので、途中の佐渡歴史伝説館で乗り換え。乗客は多くなったがひと回り小さいバスで海沿いをひた走る。
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海沿いからちょっとした山を越えまた海へ。乗り換え含めて約2時間で小木に到着。
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本当は少し先にある宿根木まで行きたかったのだが、時間的に厳しく断念。近くにたらい舟乗り場があり、せっかくなので乗ってみることに。やや楕円形で3人まで乗れるそう。
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日曜だがこちらは観光客があまりおらず、ボッチなので少々ためらいもあったが、いざ乗船。湾内をくるっと周り10分少々だが、海面ギリギリで浮かんでいるような不思議な感覚で意外と楽しい。漕ぎ手のお姉さんによると、これで佐渡から本土(どのあたりかわからないが)まで渡った強者がいるそうでにわかには信じ難い。
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船の時間までまだ余裕があるので、小木の街中にある古民家カフェでひと休み。
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アイスコーヒーとドーナツののったパフェをいただきました。
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洒落た雰囲気の店内には雑貨や本も置かれています。
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そろそろ乗船時間が近くなったので小木港ターミナルへ向かいます。
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直江津へはジェットフォイルが1日2往復。以前は高速フェリーで運行し、北陸新幹線開業で関西・北陸方面からの旅客を見込んでいたようですが、需要低迷で赤字が増し運航停止に。新潟航路に比べて欠航率が高いのも原因らしい(影響を受けた人がここに約1人)。なお、現在は通常のフェリーで運行しているようです。
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乗車率は5、6割といったところか。出航するとあっという間に港を離れていきます。
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あまり揺れも感じず安定した航行。そして、速い。
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1時間15分で直江津港に到着。ターミナルまで少し歩く。
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駅まで離れているので連絡バスに乗車して帰路につく。初めて行った佐渡島だが、天候にも恵まれ魅力たくさんな場所だったのでまた行ってみたい。
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