【2018年タイ】雨季のバンコクをぶらぶら1/2　～世界一高いチェディーがどれだけ素晴らしいのか確認しにナコンパトムへ行ってきた～

2018/09/06 - 2018/09/07

夏の繁忙期を乗り切るには目の前にニンジン（旅行）をぶら下げないと・・・・・。
"行ったことが無い所よりも気軽に楽しめる場所"という事で目的地はバンコクに決定。トランジットで何度も訪れたバンコクも目的地にするのは実に10年ぶり。自由に使えるのは2日間だし、雨季だし、あまり詰め込まず、ゆる～くバンコク近郊をぶらぶらしてきました。

4年前、ヤンゴンのシュエダゴンパゴダの豪華絢爛な姿に感動したわたくし。バンコクからの日帰り圏で面白そうな場所を探していたら、ナコンパトムという所に世界一高い仏塔（チェディー）があるらしい。「え、シュエダゴンパゴダを越える仏塔があるの？これは見に行かなくては！」
世界一高い仏塔（チェディー）がどれだけ素晴らしいのか確認しにナコンパトムへ出発！

■日程
2018/09/06
　東京（成田）→バンコク（ドン ムアン）
2018/09/07
　ナコンパトム
　　・ワット プラパトムチェディー
　　　　～世界一高いチェディー～
　　・サナームチャン宮殿
　　　　～ラーマ6世によって建てられた離宮～
2018/09/08
　チャチュンサオ
　　・ワット サマーン ラタナラム
　　　　～寝ているピンクのガネーシャ～
　　・クロンクアン　ガネーシャ国際公園
　　　　～立っているブロンズのガネーシャ～
　　・ワット プローン アカ
　　　　～座っているピンクのガネーシャ～
　　・ワット ソートーン
　　　　～タイで一番大きな仏教寺院～
2018/09/09
　バンコク（ドン ムアン）→東京（成田）

■1バーツ（THB）≒3.5円

エリア ナコーン・パトム(タイ)

こんばんは。2018年9月6日（木）曇り　気温はまだまだ30℃超え。

職場から￥1000バスに乗って、成田空港へやって来た。実は、職場から海外へ直行は初めて。

職場から直行なので、搭乗前にサッパリと。

チェックイン後（WEBでチェックイン済なのでドキュメントチェック）、ラウンジアクセス権なんて素敵なものは持っていないから、こちらでシャワー。
出国後のシャワールームは￥1030/30分。でも、こちらは￥1000/60分。

ナインアワーズ成田空港　シャワーのみ　￥1000/60分

出発日の早朝「平成30年北海道胆振東部地震」が発生。地震の規模もさることながら、一時的に北海道の全世帯が停電という事に驚く。

我が、タイ エアアジアX XJ607は1時間20分の遅延。

会社を出る時点で、バンコクからのXJ606の成田到着予定時刻が20：58になっていて"22：00に出発できれば御の字"と思っていた。
1段下のXJ621は、新千歳→バンコクの便。バンコクからのXJ620が、今朝、成田にダイバートしたその折り返し。乗客がいるのかな？XJ621に振り替えてくれても良かったんだけど・・・・・。

XJ607　NRT→DMK　20：40→01：20　で、実績は22：10→02：10

02：20　ドン ムアン空港到着ロビー

イミグレは待ち人無し。荷物は機内持ち込みのみ。降機から10分でここまで来た。スムーズ。
4年ぶりのバンコク。外に出るとムワっとした空気に「タイに来た～！」と実感（いやっ、感激かな）。
現金・SIMカードを手に入れて戦勝記念塔近くのホテルへ。

タクシー　ドン ムアン空港→BTS戦勝記念塔駅　02:50→03：20
201THB（151THB+空港チャージ：50THB）　
ドライバー氏「200THBでいいよ」。コープンクラップ！

Fyn HOTEL

BTS戦勝記念塔駅からアパートの駐車場を突っ切っれば徒歩3分（翌朝、ジモティーの動きで知った）。初めてのホテルで暗かったから大回りして10分位歩いて到着。綺麗だしスタッフも感じが良くて好印象。

￥4600/1泊（税・諸経費・朝食込み）

紙幣の肖像が現国王になっていた。

移動のみの1日目が終了。おやすみなさい。

おはようございます。2018年9月7日（金）晴れ

予報では午前中は曇り、午後から雨の予報。午前中の時間を有効に使おうと意気込んでいたけど、まさかの1時間寝坊。しかも、天気予報とは違い、気持ちのいい晴れ（既に暑い）。朝ご飯を食べずにマッハでホテルを出発。

10分程で来た29番のバスでフアラポーン駅へ向かう。

戦勝記念塔→フアラポーン駅　08：20→08：44　6.5THB

バス車内で検索するとフアラポーン駅到着予定時刻が09：05。09：20の列車に乗りたいから不安になったけど、半分の時間で来た。

効率重視の日本の駅には無い大きな空間が贅沢。

あっさりとチケット確保。しかし、ナコンパトムまで（約60キロ）14THBとは激安。

フアラポーン駅→ナコンパトム駅　09：20→10：46　14THB

朝ご飯

駅のフードコートで。ご飯+おかず2種+目玉焼き　50THB　ウマウマ。

列車はホアヒン行き。これ、ボ～っとしてちゃいけないパターンだ。

09：10　列車入線

右側にあるような客車を期待してたんだけどな～。

09：25　フアラポーン駅を出発　（既に遅れている）

10：09　バンスージャンクション駅着

+29分。ここまで、走っている時間よりも止まっている時間の方が長かった。
バンスージャンクション駅横では新バンコクターミナル（勝手に命名）を建設中。完成するとフアラポーン駅までの路線は廃止になる予定。でも、いつになることやら。

11：16　ナコンパトム駅着

+30分。バンスージャンクション駅からは、そこまでがウソみたいに快走。
で、振り返ると・・・・・。

ド～ン。

"世界一"が極々日常に存在する不思議感。写真では分かりにくいけど、高さよりもボリューム感がある。

暑さと寝不足で早くもバテ気味。
カフェ アマゾンでハニーブラックティー。東南アジア風激甘を予想したら、ほんのりと蜂蜜が香るタイらしからぬアイスティーでリフレッシュ。

ハニーブラックティー　45THB

ワット プラパトムチェディー

建立からの歴史は諸説あり。4世紀頃にタイ族ではないモン族の国家により建立。その後11世紀頃にクメール族によりクメール様式の仏塔に改築。19世紀に現王朝のラーマ4世により改修され現在の形になったと言われている。仏塔（チェディー）の高さは120.45メートルで世界一。
国内で最も重要な寺院の一つとして王室の保護を受ける王室寺院の一つ。

本当は60THBの参拝料（外国人）が必要みたい。しかし、チケットブースは無人。なので、スルー。

仏塔だけでなく、本尊も大きい。

ルールに則ってお参りしたいとは思っているんだけど、敬虔なタイ人の皆さんに圧倒されて、今回も見てるだけ。。。

鈴に願い事を書いて奉納する絵馬的な物？

自分が生まれた日の色に合わせた蝋燭を水に浮かべて、願い事をするアレ。
上座部仏教の八曜日、でもここは九種類ある。（日）～（土）までは分かったんだけど一番右の"白"は説明がタイ語のみで意味が分からず。

まずはグルっと一周してみよう。

緑が多く、吹く風も気持ちいい。

ナーガを模した照明がカッコイイ。

みんながゾロゾロと入ってくので、入ってみた。

龍がいたり。

"HAPPY MONK"と表記あり。
すべての悟りを開き、平穏で穏やかな世界に入ることができた最終解脱者か？

回廊には様々な仏像が安置されている。

なんか視線を感じた。

涅槃仏が安置。
ワット ポーのそれに比べれば随分と小さいけど、穏やかな顔立ちは同じ。

でも、ドネーションボックスが金庫直結なのはエグイ。

ザ 中華な立像と入口に誘われて、回廊の内側へ。

建物の下は、若き僧侶の学校。
黒板と木の机が並べられていて、多くのお坊さんが勉強中。
その様子は自分が小学生（昭和50年代後半）の頃と同じ。どこか懐かしい風景。

暑いからね～。昼寝中のお坊さん。

黄土色のタイルで覆われた仏塔は、黄金色の仏塔に比べたら渋くて、存在感とボリューム感で圧倒。

ゆっくりと1時間程で見学終了。
地味だけど、バンコクの観光客で溢れる寺院に比べたら、タイファミリーの参拝者が多く、地元の人達の信仰の場として、非常に敬愛されているのが感じられた。

駅前の市場的な所に入ってみた。
入口は路地みたいに小さいくて細いのに、奥は屋根付きの大きな空間でびっくり。観光的要素は"ゼロ"。完全地元の人向け。

グーグルマップでサナームチャン宮殿までの行き方を検索すると、徒歩で20分と検索された。「街並みを見ながらの散策には丁度いいね」と判断して歩き始める。そして、これが大きな間違いだった。

検索結果のゴールはサナームチャン宮殿の裏門的な場所。しかし、門は閉ざされ守衛さんに「ここからは入れないよ。戻って、信号のある交差点を右折して真っすぐ進んで、また、信号のある交差点を右折してネ。」と言われる（そんなタイ語+ジェスチャー）。

で、結局、市場から約50分かかってサナームチャン宮殿に到着。ヘロヘロだよ。
門は閉まっているけど、守衛さんに「どうぞ、どうぞ～」って案内された。

王室関連の場所なので綺麗に整備され、緑も多くて気のせいか気温も少し低いかな。
左の赤い屋根の建物はたぶんチケットブース。でも、無人。スルー。

広いからね（約136ヘクタール。東京ドーム約29個分）。全部見て回るのは無理。要所のみ見学。

若き日の現国王"ラーマ10世"がお出迎え。

ラーマ6世像

サナームチャン宮殿はラーマ6世によって、ワット プラパトムチェディー巡礼の際の滞在用に建設された。
ラーマ6世は、タイの王朝史上初めて海外留学をした国王で、義務教育を導入したり、ドンムアン空港を整備したり、タイの近代化に貢献した王様だった。しかし、財政管理には放漫で、後々の立憲革命に繋がっていく。

ガネーシャ廟

敷地の真ん中には"万能の神 ガネーシャ"を祀る廟。チョット分かりにくいけど。。。

ワット プラパトムチェディーまで一直線

当時から、ワット プラパトムチェディーが王室にとって重要な寺院であることが分かる。

チャーリーモンコンアート宮殿

1908年頃に建てられた。ラーマ6世の寝室などがあり、私的な生活の場として使用されていた。"サナームチャン宮殿のシンデレラ城"とか"とってもメルヘン"とか評されているけど、何だろう・・・この張りぼて感。なんか軽い。建物前には愛犬"ジャーレ"の銅像。

マーリーラーチャラットバンラン宮殿

チャーリーモンコンアート宮殿から渡り廊下でつながる、赤い屋根が美し建物。
劇作家のアーノルド・ガルズワーシーとE.B.ノーマンによる「我が友、ジャーレット」（←知らない）に啓発されたラーマ6世のアイデアを元に建設されたと云われている。

タップクワン宮殿

タイ様式のチーク材でできた宮殿。タイ式家屋の伝統文化を保護・継承する目的で1915年に建てられた。

サーマッキームッカマート宮殿

古典タイ様式の宮殿。壁の一部にガラスを多用したり、古典と近代を調和させた建物。ラーマ6世はこの建物でタイの伝統的な仮面舞台劇の"コーン"を楽しんだ。

のんびりと約50分程見学。
写真撮影は不可だけど、建物内には入れて、入場料が50THB（外国人）という情報だったけど、建物内部には一切は入れなかった。だから無料だったのかな？

さて、駅前を少し散策してバンコクへ戻ろう。

駅まで歩き気はサラサラ無し。大通りとの交差点に屯っていたバイタクで駅に戻る。言い値は40THB。少し高いと思ったけど、交渉する気力無し。
日本では（本当はタイでも）ありえないノーヘル。気持ちいいね。

バイタク　サナームチャン宮殿入口→ナコンパトム駅　40THB

5分もかからず、ナコンパトム駅近くのNakhon Pathom-Bangkok Bus Ticket Centerで降ろされた。バンコク新南バスターミナルやBTSバンワー駅へのロットトゥー等が発着。BTSバンワー駅へのロットトゥーのチケットを購入したら「あのロットトゥーにすぐ乗れ」（たぶん）と。言われるがままに乗ったら、ロットトゥーはすぐに発車（15：00）。あっけなくナコンパトム滞在終了。

ロットトゥー　ナコンパトム→BTSバンワー駅　45THB

16：10　BTSバンワー駅着

ホームに上がると、同じタイミングで電車も到着。スムーズなんだけど、息つく間がない。

BTS　バンワー駅→戦勝記念塔駅　50THB

極寒のBTS車内

寒くて頭が痛くなってきた。暑かったり、寒かったり、なんでこうも極端なのか？

おやつ

17：00　戦勝記念塔に戻って来た。
おやつは、デイリークイーンの10THBアイス。10THBだけど、アイスミルクではなくて、きちんとアイスクリーム。ちょっと食べたい時に丁度いい。ちなみに2巻（山？）だと15THB、3巻（山？）だと20THB。お好みで色々トッピングもできる。

ホテルへ戻って、シャワーを浴びて小休止。

18：00　夜の部開始

タイマッサージ

ホテル近くの「ブアサバイ」というお店で2時間タップリとタイマッサージ。結構、ゴリゴリで少し痛かった。でも、至福の時間。入店時（18：00過ぎ）には、すぐには入れたけれど、退店時（20：00過ぎ）にはウェイティングしていた。

タイマッサージ2時間　600THB（500THB+チップ：100THB）

ランナム通り

バンコクでお気に入りのエリア。バンコク中心部で便利なのにのんびりとした雰囲気。シーロムやサヤーム～プロンポン辺りはなんだか賑やかすぎて落ち着かない。

イサーン ロムイェン

本日のディナーはこちら。
チキンのチムチュム（鍋）とソムタムカイケム

以前（たぶん、相当むかし）、ランナム通りは近くの戦勝記念塔広場に、東北地方行きのバスターミナルがあったことから、東北（イサーン）地方料理を扱う屋台や食堂が多いエリア。

ソムタムカイケム

ソムタム（青パパイヤのサラダ）+カイケム（塩たまご）。
カイケムが良いアクセントになって美味いんだな。

チキンのチムチュム

1回戦目は、スタッフが「コイツ、ヘッタくそだな～。俺がやってやるよ！」って優しい感じで作ってくれた。野菜たっぷりだし、スープが思いのほか出汁が効いて、ウマウマ。付属の辛いソースで2度おいしい。

2回戦目は自作

最後にパクチーを散らしてインスタ映えを狙ってみた（インスタやってないけど）。

チキンのチムチュム+ソムタムカイケム+水　300THB

天気も良くて、4年ぶりのバンコクを楽しむ＆ウォーミングアップにはちょうど良い日帰り旅行だった。明日は、バンコクからナコンパトムとは逆の東へ向かいます。天気予報は、曇りのち雨。はずれて欲しいな。

ではでは、おやすみなさい。

【2018年タイ】雨季のバンコクをぶらぶら1/2　～世界一高いチェディーがどれだけ素晴らしいのか確認しにナコンパトムへ行ってきた～　終了です。
【2018年タイ】雨季のバンコクをぶらぶら2/2　～一番イケてるガネーシャ像はどれなのか確認しにチャチュンサオへ行ってきた～　に続く。。。