2018/08/30 - 2018/09/01
85位(同エリア135件中)
れおんさん
新潟県はこれまでに2回ほど旅行しましたが、湯沢や魚沼止まりで、そこから北にはまだ行ったことがありません。
と言うことで、8月旅行は新潟市とその周辺を2泊3日で巡ることに。とっても良い温泉、宿、そして食に出会えて大満足!
2泊3日だったこともあり、今回の旅行記は5編にまとまりました。
長い旅行記ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
《総走行距離:857.1km》
[こちらは 5-3 です]
PR
-
[これより前は 5-2 をご覧ください]
もうすぐ18時。8月も終わりに近づき、日が暮れるのも早くなってきました。
そろそろ楽しみにしていた夕食の時間です。麒麟山温泉 絵かきの宿 福泉 宿・ホテル
-
食事は部屋のダイニングルームと和室のどちらでも可能ということで、テレビが見たかったため、夕食は和室でお願いしました。
宿のお姉さんが、手際よく料理を並べてくれます。 -
まずは食前酒「鶯宿梅の梅酒」。ほのかな梅の風味が食欲を掻き立てます。
-
前菜は上の小鉢から時計回りに「じゅんさい」「トマトチーズ掛け」「沢蟹」「枝豆」「太刀魚アスパラ」「ささみ明太」。そして真ん中、太刀魚アスパラの下に「寄せとろろ」。
いやいや、どれも美味しいんですけど。 -
「トマトチーズ掛け」は、プチトマトの中にチーズが入っています。
トマトの酸味とチーズがよく合う! -
今夜の僕のお相手は「麒麟山 純米吟醸辛口」。
嬉しいことに、こちらの宿は飲み物の持ち込み自由で、しかも夕食時に嗜むこともOK。
宿のお姉さん「あ、麒麟山ですね!地元のお酒を持参いただいて嬉しいです!」
麒麟山酒造の本社はここ阿賀町で、しかも宿から5分くらいの場所にある、まさに地酒。 -
日本酒で口を洗い流したら、先付「さらし鯨の酢味噌和え」です。
さらし鯨を食べるのは何十年ぶりだろう?
さらし鯨とは鯨の尻尾の皮を湯で〆てから、冷水でさらしたもの。子供の頃に父親がよく食べていて、それを横からつまんでいました。
この独特の食感、今でも覚えています。 -
煮物「蟹豆腐」にはもちろん蟹が!
模様も綺麗で、見た目も味も満足です。 -
最初のメイン、焼き立ての「のど黒の塩焼き」が登場!
妻「ほんとにのどが黒い!」 -
実は、のど黒をいただくのは初めて。美味しいとは聞いてますが、果たして...
妻と僕「うんまっ!」
白身に程よい脂が乗っていて、一口食べると旨味がものすごくいっぱいに口の中に広がります。
塩焼きはのど黒が最強じゃね?
そこに「青梅白扇揚」をかじると、口の中がさわやかにリセット。
二人でむさぼるように食べ尽くしました。 -
造りは左から「中トロ、雲丹、鯛、帆立、南蛮海老」。
-
どれもまずい分けがない。
安心・安定の美味しさで、日本酒が進みます。 -
まだまだ出てきます。揚げ物は「鰻紫蘇巻」「獅子唐」「扇茄子」。
特に鰻紫蘇巻は絶品!鰻を揚げるとクドくなりますが、紫蘇の葉で巻いてあるのでさっぱりといただけます。 -
中皿の「豆乳豆腐」。上には蒸し雲丹、下には梅素麺。
清涼感のある見た目とは裏腹に、出汁と雲丹の旨味をしっかりと感じる品です。 -
ここにきて2つめのメイン、鍋物「和牛の鉄板焼き」に火が入ります。
-
直火で焼くのではなく、温泉の蒸気で焼き上げます。
-
やばい、美味すぎて。もうお腹もいっぱい。
-
うわー、まだあるよ!
洋皿の「海鮮サラダ オレンジ釜」が登場。
オレンジ風味のソースに食欲をそそられ、お腹いっぱいなのに箸が止まらない。 -
そして、ようやくお食事です。「阿賀米こしひかり」にお新香と味噌汁。味噌汁には宮川糀屋味噌が使われています。
お新香、白飯、味噌汁。味噌汁、白飯、お新香。
どんな三角食いでも白飯は美味い!
僕「やっぱ米は新潟だなあ」 -
デザートはメロンとシャーベットで。
温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。量が多いけど、そのどれもが美味しくて大満足の夕食でした。 -
夕食の後はちょっと休んだ後、部屋の露天風呂へドボン!
ライトアップされた対岸を眺め、せせらぎの音を聞き、日本酒をチビチビとたしなみながら、露天風呂を堪能しました。 -
【2日目】
翌朝は5時に起床。そしてそのまま部屋の露天風呂へ直行。
外は雨がしとしと降っています。 -
今度は大浴場へ。
誰もいないので、思い切って大窓を全開。ここも良い眺めです。 -
続いて宿の露天風呂。
川の向こうには雲が低く垂れ込み、水墨画のような景色が広がっています。
この後も部屋の露天風呂に入り浸り、朝食までの時間を風呂三昧で過ごしました。 -
朝食は8時半からお願いしていました。
夕食は和室だったので、朝食はダイニングルームで、二人並んでいただくことにします。 -
目の前に並んだのは、白飯を美味しくいただける品ばかり。白飯がどうにもこうにも止まらない。
夕食だけでなく、朝食もとても美味しかったです。 -
11室だけの小さいお宿でしたが、風呂に景色に食事に大満足!いつでもこの宿へ来られる新潟市民の人が、本当にうらやましく思えました。
今日の降水確率は100%。朝からずっと雨が降り続いていますが、そろそろ時刻は9時半。
たまには雨の旅も良いかも、と気持ちを切り替え、宿を出発しました。 -
車で走ること10分、《狐の嫁入り屋敷》に到着。
こちらの地方では、毎年5月3日、狐に扮した白無垢姿の花嫁が108人のお供を連れて町を練り歩く「狐の嫁入り行列」が有名です。狐の嫁入り屋敷 美術館・博物館
-
屋敷の中は、梁が張り巡らされた立派な造り。
ここも見学無料の施設で、観光協会も兼ねています。 -
囲炉裏もありました。冬なんかはここで火にあたるのも良いですね。
-
狐の嫁入り行列のジオラマ。
狐の人形が列をなしています。つがわ狐の嫁入り行列 祭り・イベント
-
「夢」の世界を表現しているそうです。
-
花嫁さん発見!
行列の中でもひときわ目立ちます。主役だもんね。 -
先導の子狐たち。
-
「狐の嫁入り行列」の由来。
昔、嫁入りは夜に行われ、提灯をさげて行列しましたが、この灯りと狐火が平行して見えたため、狐の嫁入り行列の話が生まれたそうです。 -
特産品も販売。妻がゴソゴソあさってます。
-
狐の置物がかわいい。
れおん(飼い猫)に間違いなく破壊されるから買わないけど。 -
有料ですが、狐の嫁入り行列の映像が見られます。
後の祭りだけど、せっかくだから見とけば良かった... -
2階に上がりました。こちらでは、全国にある狐のお面を展示。
色んなのがあるんだなあ。 -
大広間兼休憩スペース。
-
大広間の奥には、狐の嫁入り行列で花嫁さんが実際に着る白無垢が展示されています。
-
阿賀野川を眺められる休憩スペース。
-
梁の上にも、行列の人形が!
なぜあんなところに?? -
観光協会は入口にあります。
-
外にあったかまど。
僕「何に使うんだろ?」
妻「ご飯炊くんでしょ」
そりゃそうだろうけど... -
狐の嫁入り行列の石像。
先頭の提灯を持った子狐が、トンベリにしか見えない。「みんなのうらみ」がトラウマです。 -
建物の全景。
視界が白く煙るくらい雨が激しくなってきたので、急いで車へ避難。
妻「さすがに2日連続では持ってなかったね」
くそーっ... -
フロントガラスを叩きつけるように雨が降る中、車を出発させると、嘘のように雨が上がりました。
すかさず車を降りて、入口を撮影。県道からは、この入口を入った先に狐の嫁入り屋敷があります。 -
車で30分ほど走り、《道の駅 阿賀の里》に来ました。
運転中は降ってなかったのに、車を降りたとたん、また雨が。
妻「どうしちゃった?雨男に転職?(笑)」
うるさい。道の駅 阿賀の里 道の駅
-
店内では様々な特産品が売られてますが、平日のため店は空いています。
-
フードコート。
お腹は空いてませんので、そのまま素通り。 -
三条と言えば、刃物の町。別に三条から近いわけではありませんが、なぜか刃物類もたくさん売っています。
-
昨日から色んな店で見かけた「ヤスダヨーグルト」。
新潟では有名なようで、僕は苦手なので遠慮しましたが、妻が1つ購入。 -
さっそく店内で賞味中の妻。
僕「ねえねえ、どんな味?」
妻「ヨーグルト味」
僕「そうじゃなくて、辛いとかあるじゃん」
妻「辛いわけないでしょ!」
そろそろ次の目的地へ出発です。 -
道の駅 阿賀の里から車で40分、月岡温泉にある《月岡カリオンパーク》に到着。
カリオンの鐘を備え付けたカリオンタワーをシンボルとする公園です。月岡カリオンパーク 公園・植物園
-
よく見かける看板。
ここも「恋人の聖地」と呼ばれています。
残念ながらカリオンは故障中で、鐘の音は聴けません(残念!) -
良い公園なのですが、雨が降ってるので誰もいませんでした。
-
カリオンタワーの近くには、手造りガラス工房の《びいどろ》がありました。
ここではガラス製品の販売のほか、手造りガラス体験もできるようです。 -
その横にあった公衆トイレ。
うーん、ここでするのはちょっと勇気がいるな... -
このカリオンパークを含め、月岡温泉一帯をぶらぶら散歩することを「ぶらさんデート」と呼ぶみたいです。
-
パーク内には《刀剣伝承館・天田昭次記念館》もあります。
妻「...誰?」
僕「...知らない」
もうお亡くなりになってますが、有名な刀工で、しかも人間国宝だった方だそうです。大変失礼しました(汗) -
カリオンパークから車で10分、今度は「月岡わくわくファーム」に来ました。
農産物直売所や食事処が集まった施設です。月岡わくわくファーム 専門店
-
雨が降ってますが、せっかく来たのでちょっと見ていきます。
-
まずは《豊栄わくわく広場》から。農産物の直売所です。
-
当たり前ですが、農産物の直売所なので農産物がたくさん売られていました。
ここは観光客よりも、地元っぽい人が多かったです。 -
向かいにあるのは、和洋菓子のお店《月の丘》。
月の丘 グルメ・レストラン
-
店内には、美味しそうなお菓子がいっぱい。
-
こちらでは、月岡温泉にある名店「結城堂」の和菓子も購入できます。
名物の「かりんとう饅頭」があったので、ちょっと試食を。 -
温泉饅頭を油で揚げてるようで、皮がカリッとしています。
しかも材料に沖縄産の黒糖を使用しているそうで、まさに風味は「かりん糖」。とても美味しかったです。 -
興味をそそられたのは、こちらの「みかん大福」と「マスカット大福」。
結局買いませんでしたが、すごく美味しそうでした。 -
こちらは、野菜を中心としたバイキングレストランの《農家レストラン ぶどう畑》。
-
《トラットリア・オラ・ハラクチェ》はイタリアンの人気店です。
さてと、まだ時間は早いですが、そろそろ宿へ向かいます。 -
月岡わくわくファームから車で5分、本日宿泊する《白玉の湯 泉慶》に到着。
部屋数が100室を超える大型旅館です。白玉の湯 泉慶 宿・ホテル
-
時刻はまだ昼12時過ぎでチェックインにはまだ早いですが、月岡温泉街をブラブラ散歩したかったので、宿の方の了解をいただき車だけ先に停めさせていただきました。
-
お手洗いに行きたかったので、とりあえず中へ...
って、すごい!ロビーに池があります。
妻「見て見て!鯉がいるよ!」
鯉大好き女子の妻はちょっと興奮気味。
妻「ひい、ふう、みい...」
数え方で歳がばれるぞ。
立派な鯉が、10匹くらい優雅に泳いでました。 -
広くて大きなロビーに、シャンデリアがキンキラキン。
-
中庭も素晴らしい。
-
館内はまた後で探検するとして、とりあえず温泉街へ。
雨が全然止まないので、傘をさしてのぶら散歩です。 -
まずは、宿の近くにあった《手湯の杜》。
手湯の杜 名所・史跡
-
て言うか、すごい硫黄の匂い。ここまで漂ってきます。
-
かわいらしい小さな鳥居の奥にあります。
-
飲泉もできるようですが...
「自称 日本一まずい温泉」って。 -
備え付けのカップに少しだけ注ぎ、妻に渡しますが...
妻「ムリムリ!絶対無理!」
強烈な硫黄臭にノックダウンくらった模様。でも僕は気にしないので一口。特に味はしません。
妻「どんな味?」
僕「味しない」
妻「よく飲めるよね。匂いきつくない?」
僕「茹でたまご食べながらお湯飲んでると思えば」
妻「なるほど!」
僕「じゃあ飲む?」
妻「無理!」
どっちやねん。 -
月岡温泉の歴史。大正時代、石油掘削中に湯が湧き出したのが始まりのようです。
比較的歴史は浅いですが、今や新潟を代表する温泉地になってます。 -
さて、月岡温泉街のぶら散歩を再開。今回は5つの姉妹店を巡ります。
まずは《新潟米菓premiumSENBEI 田(DEN)》から。
[続きは 5-4 をご覧ください]
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
咲花・三川・阿賀野川周辺(新潟) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2泊3日 新潟 渓流の絶景露天風呂の宿と月岡温泉
0
85