2018 Seoul 4日目　石村洞→宣陵→国立中央博物館

2018/08/15 - 2018/08/15

2018/8/12～16 ソウルひとり旅
8月15日は韓国の独立記念日なので、変なところは避けようと若干意識して、以下へ。
・石村洞古墳群（トップページの写真）
・宣陵・靖陵
・国立中央博物館

結局、独立記念日だからと言って、他の日と違うことは感じませんでした。強いて言えば、博物館に巨大な韓国旗パネルがあり、写真撮影の列が出来ていたことだけ、もしや？と。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

ラッシュアワーを避けたいので、７時ごろ出発。安国駅から2回乗り換えて石村駅へ。駅から徒歩5分で「石村洞古墳群」に到着。

石村洞百済初期積石塚 史跡・遺跡

普通の公園なので無料です。

石村洞百済初期積石塚 史跡・遺跡

各古墳に日本語の解説もあり、たいへん楽しいです。発掘前は上に民家が建っていたとか。

公園なので、ウォーキングされている方が沢山。観光客はわたし一人でした。

おばちゃんに「タワーがよく見えるでしょう」と話しかけられた。
何のタワーなんだろう･･･。

石村駅周辺の裏道は、今までに行った地域で一番楽しくない、新しく無味乾燥な街でした。

石村洞百済初期積石塚 史跡・遺跡

次の目的地は「宣陵・靖陵」なので、宣陵駅へ地下鉄移動。

こちらも王様のお墓（陵）で、世界遺産でした。入場料は1000Ｗ。
ここはとても広いのですが、古い資料と入り口の位置が違います。違う方の入り口へ行くとかなり歩く羽目になるのでご注意を。
私の行った時はcoex側が入口でした。

三陵公園 (宣陵 靖陵) 史跡・遺跡

なんか、おやつみたいだなぁ。

丁字閣から眺める陵

ここも空いていましたが、アラブ系のご家族と、韓国人ファミリーらしき２組だけ。

この日は37度。とにかく暑く、木陰を探して歩きます。

三陵公園 (宣陵 靖陵) 史跡・遺跡

暑くて倒れそうなので、歴史文化館で休憩。中では陵の作り方ＣＧを観られ、物の仕組みが知りたい人には、すこぶる楽しい。誰でも無料で入れます。

三陵公園 (宣陵 靖陵) 史跡・遺跡

大きな銀杏。

陵は武人石、文人石、石馬、石羊、石虎などに守られています。

宣陵の入り口がCOEXモール側だったので、ピョルマダン図書館に立ち寄り。フードコートも見たけれど食指動かず、巨大な本棚をチラと見上げて、すぐ三成駅へ。
ここから次の目的地二村駅までは、急行で移動しました。

COEXモール ショッピングセンター

二村駅で「パジラッカルグクス」へ。
外はすごい暑さですが、このお店なんと冷房がなく、みなさん大汗をかいてアサリのククスを食べていました。わたしは無理！と、冷たいコングクス(7000W)を注文。冷たい豆乳のスープにモチモチした麺が入って美味しいのですが、量が多すぎて半分くらいで飽きてしまいました（洗面器みたいに大きい）。キムチもとても美味しく、壺で大量に出してくれます。とにかく量の多い店なのかも。しかし来る人来る人アサリのククスを頼んでいるので、よほど美味しいのかもしれず、じわじわ後悔しました。

昼食を終えて、午後の目的地「国立中央博物館」へ。隅々まで観たいので、夜間営業のある水曜日を選びました。
ただしこの日は祝日。この数日見たことの無い混雑を経験しました。この写真は夕方撮ったもので、着いた時にはこの３倍は混んでいました。

国立中央博物館 博物館・美術館・ギャラリー

まずは、敷地内にある「国立ハングル博物館」へ。
韓国をテーマにした映像作品が流れており、そのセンスが秀逸で、２回りも見入ってしまいました(単に休憩したら立ち上がれなかった気もする)。

国立ハングル博物館 博物館・美術館・ギャラリー

外は猛暑。身の危険を感じるレベルだったので、野外博物館はほぼ無人。私も暑いけれど、石の気配を感じて行かずにいられませんでした。
コインドル（支石墓）です！

彼女は「オンマ～」と悲壮感いっぱいに叫んでいた。

通常、陵(王様のお墓)では、陵の上の石像は遠くからしか観られません。ここにはそのレプリカ(だと思いますけど)があり、間近で観察できます。

四角い石棺の奥に、少し小ぶりの丸い石棺らしきものが。
解説によるとこれは棺ではなく、王家の子どもの胎衣を保管する胎室(胎衣えな塚）とのこと。

日本でも、胞衣（胎盤など）を甕に入れて家の入口に埋める古代のまじないがあったと聞いたことがあります。胞衣には特別な力があること、出産が穢れであることからして、その力を地下に封じ込めて地固めする意味合いらしい。
韓国にもあったのか、韓国がルーツなのか…

中央の池の奥が野外博物館なので、ぐるっと回って、国立博物館本館に着きました。
しばし眺めてもチケットの買い方がわかりません。たしか常設展は無料のはずなので、何も買わずに入りました。結局常設展だけで５時間も使ってしまい、特別展は観ずに帰りました。

国立中央博物館 博物館・美術館・ギャラリー

セキュリティチェックを受けて、無事（チケットなしで）入館。

１階はお決まりの石器時代から始まり、挫けそうな大混雑。しかし、どうも混雑は１階だけ。２階からはゆっくり鑑賞できました(2,3階こそが面白いと思う)。

ソウルでは、コットゥ(お墓に入れる人形)博物館と木人形博物館にも行くつもりでしたが、前者は移転のため？後者は入れ替えのため、今回休館でした。国立中央博物館にも、いくつか木人形があったので、嬉しかった。

国立中央博物館 博物館・美術館・ギャラリー

「穀食神像」と書かれていました。
日本の神像とはえらく雰囲気が違いますね。

国立中央博物館 博物館・美術館・ギャラリー

死のにおいがするものに惹かれちゃうんですよね。

国立中央博物館 博物館・美術館・ギャラリー

かわいい･･･

国立中央博物館 博物館・美術館・ギャラリー

3階はインドから始まり、中国、韓国、日本の流れで「彫刻」をテーマにして展示されており、やはり仏像が多いので、たのしく鑑賞。いちばん好きなのは、これかな。

国立中央博物館 博物館・美術館・ギャラリー

日本の展示については、何をか言わんや、と思うことがあったけれど･･･
そして日本ブースの最後の展示が、これでした。ん？日本？と思って締めくくりました。(仏像をテーマに地域移動したので)

スクリーンの向こうで話し込んでいるご婦人。

ゆっくり常設展を観て、ミュージアムショップで買い物を終えると、１９時過ぎ。
博物館を出ると、夕焼けでした。

博物館と地下鉄二村駅は、ながーい動く歩道でつながっていました。

二村駅 駅

お昼のコングクスでまだお腹が減らないので、コンビニで忠武キンパを購入(2800W)。全然美味しくなかったけれど、コンビニのお姉さんが綺麗で優しかったから、良い選択だったように思えて満足。美人ですね、って韓国語覚えてこれば良かったなぁと思いながら宿へ。