奈良、熊野三山一泊二日①～本薬師寺跡、天河神社、玉置神社～

2017/09/02 - 2017/09/02

奈良県を抜けて和歌山の熊野三山を巡る旅です。
ですが、普段なかなか行けない奈良県の真ん中から南の方を通るのでせっかくだから、と色々回っていると結局1日目の観光は奈良県だけで終わってしまいました。

エリア 洞川温泉・大峰山・天川(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 交通手段: 自転車

最初に来たのはここ。
この時期がちょうど満開だと聞いていたので、一度行って見たかった、本薬師寺跡のホテイアオイを見に来ました。

向こうに見える山は大和三山の一つ、耳成山（のはず）。

ホテイアオイはこんなお花。
水の上で咲いています。

天気も良くて青空に紫の花が映えます。

本薬師寺跡を後にし、車を走らせること一時間以上。
天河神社に到着しました。
正式には天河辨財天社というそう。

最近、なんだか小ブームになっているようで、不便な場所の割には若い参拝の方が割と多くいました。
おみくじを神職の方が読み上げる？ようなサービスをやっていて、小さい人だかりもできていました。

有名な天河神社の五十鈴です。
この鈴を鳴らすのはコツが必要なようで、なかなかうまく音が鳴りませんでした。

こちらをお参りするのは二度目なのですが、だいぶ時間があいたこともあり、一度目来た時の印象とはだいぶ違いました。
一度目はキリリとした厳粛な雰囲気の印象でしたが、今回は明るくて穏やかな神社という印象でした。
前回来たのが冬だったこともあるかもしれません。
同じ場所でも季節や時間帯、天気でずいぶんと印象は変わるものですね。

この頃、雨で土砂崩れのニュースが多く、ここ天河神社の近辺もしばらく雨が続いていたため、境内に「土砂崩れの恐れあり」、というような張り紙がありました。
奈良県南部は数年前に大雨で甚大な被害がありました。
美しい水が豊富で、緑に囲まれた良いところですが、その分水害や土砂崩れ等の自然災害はとても恐ろしいです。

天河神社を後にし、今度こそいざ熊野へ！
と、思っていたのですが、車を走らせていると、また前々から行ってみたかった場所の看板を見つけてしまい、そちらに向かうことにしました。

ものすごい急勾配の狭い道を車でひたすら登り続けます。

だいぶ山の上まで登って来てしまいました。
すれ違う車もほとんどなく、不安になって来ますが

天河神社を出発してから約二時間。
やっと目的の場所、玉置神社に到着しました。

と、思ったのですが、ここからがまた遠い。
車を降りて以降は歩きですが、

参道、と呼ぶべきか、山道と呼ぶべきか。

しかも、下り。
ということは帰りは上り…。

20分以上歩いたでしょうか。
人にも会わないため、道を間違えたか、と不安になった頃、たどり着きました。

玉置神社御本殿。

しっかりとお参りします。

神代杉。

その名の通り、かみよの時代からここに生きていると思われる大木。

なかなか来れない場所なので、悔いのないようにしっかりとお参りを。

車で来ても大変なのに、昔の人はこの場所を拓き、石を積み、木を運んで、建物を建てたのは本当に大変だっただろうなぁ、と思います。
それでも、ここではなくてはならない何かがあるのでしょうね。

帰る前に、もう一度しっかりとご挨拶を。

帰り道は長くて辛いかと思いましたが来た道を戻るという安心感からか、行きよりも楽に感じました。

駐車場からの景色。
だいぶ山の上まで来たのがわかります。
もう秋の気配ですね。

私には毎度のことなのですが、ホテルの写真を撮り忘れてしまいました。
唯一残っていた写真がこの、窓からの景色です。
この日は里創人 熊野倶楽部という宿に泊まりました。

熊野市という名前から、熊野三山に近いんだとばかり思い込んで予約したのですが、予約してから意外と距離があると気づきました。
でも、きれいな場所でお部屋も良かったです。
お風呂等建物がぽつぽつと離れてあるので移動は大変ですがその分ゆったり静かです。

海のそばなので何か美味しい海の幸でもどこかで食べようと思い、夕食なしのプランにしたのですが、本当にお店がなくて、ここは良いかなと思う店に行って見てもお休みだったりで、結局スーパーでお弁当を買って食べることになってしまいました。

今回はいろいろ行き当たりばったりで事前リサーチ不足な点も多々ありましたが、それもまた楽しいので良しとします。