2018/08/24 - 2018/08/25
31位(同エリア144件中)
Matt Yさん
- Matt YさんTOP
- 旅行記267冊
- クチコミ650件
- Q&A回答47件
- 696,746アクセス
- フォロワー140人
水戸の出張にかこつけて常陸太田の町並みを散策。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
土曜日に水戸で研修の講師の仕事があり、前乗りで金曜日の夜、特急ときわ号に乗車。
当日朝5時代の列車だったら間に合うんだけど、早く起きるのが苦手なのと旅行気分を味わう為に、ホテル代は自腹でも前日水戸入りすることに。
仕事が長引き、お弁当だけは買って、東京駅21:23発の列車にギリギリ駆け込みます。 -
車内は満席でしたが殆どが土浦までの通勤客といった感じ、水戸まで乗る客は1割ほど。そのせいかこの列車、特急なのに異様に停車駅が多いです。
-
今宵のお宿は東横イン。
東横インはかつてはお手軽感から結構利用していたんだけど、値段が上がって最近は使っていませんでした。
しかし水戸はなぜかビジネスホテルの値段設定が強気で、東横インが最安クラスに・・・
水戸駅南口はもともと繁華街とは反対側で何もないエリアでしたが更に川沿いの何もない所を7分進んだところにあります。最寄りのコンビニも駅まで戻らないとない有様・・・ -
部屋はいつもの東横インだなという感じ。
でもベッドはビジネスホテルとしては広い方で有り難いです。東横イン水戸駅南口 宿・ホテル
-
Wi-Fiもちゃんと速かったです。案外グッスリ眠れ、私の中での東横イン株は少し上がったかも。
東横イン水戸駅南口 宿・ホテル
-
朝、部屋からの眺め。
天気は良いのですが、良すぎて猛烈に暑いです。 -
水戸駅南口。用務地は歩いて15分ほどと微妙に遠いので、タクシーに乗ってしまいましたが、タクシーの運転手がなんと深夜割増でメーターを回して請求されました。
-
メインミッションも無事終わったのですが、ただ帰るだけでは勿体ないので、どこか寄り道したいところです。
地図を見るとJRがわざわざ水郡線から支線を伸ばしている常陸太田がこの路線は未踏でもあり、気になります。しかし水戸から次に出る列車は2時間後。夜には東京で用事があるのでそれに間にあわせるためには次に出る列車だと、乗ってきた列車の折返しに乗らなくてはならず、すると常陸太田に居られるのは10分ほどしかありません。
良い手はないかと調べてみた結果、常磐線の大甕に行き、そこからバスで常陸太田に向かうと約1時間早く常陸太田に着くことがわかりました。水戸をスタートに大甕→常陸太田→水戸とぐるっと回ることになります。
水戸駅までは徒歩15分程ですがあまりの暑さにバスに乗って移動。 -
駅前の黄門様に別れを告げて水戸を発ちます。
-
お昼を食べていなかったのでホームのコンビニで駅弁の牛べんをいただきました。美味しいけどやや割高感はあります。
-
大甕駅に到着。おおみかと読みますが、常磐線に馴染みがない人にはやや読むのが難しい駅名です。
大甕駅 駅
-
バス停のシンボルが今はもう走っていないスーパーひたちが描かれているのはご愛嬌ですが、ひたちBRTのバス停。
ひたちBRTは元々常陸太田ー大甕ー(日立駅の手前にあった)鮎川を結ぶ鉄道の日立電鉄の大甕ー日立間の線路跡の用地をバス専用道路として運行しているようですが、今回は反対側なので、BRT区間ではありません。 -
やってきた日立電鉄のバス。常陸太田市街地を抜けた馬場行きです。
-
整理券は立派なカード式だけど何番かは書いていなく、車内放送でただいまご乗車のお客様は整理券○番ですというのを覚えていなければならない仕組み。ちょっとヨソ者の客には厳しめの仕組み。
-
先述の通り、大甕ー常陸太田間は日立電鉄の鉄道が走っていました。今でも地図を見ると、廃線跡の痕跡というか、不自然に緩いカーブの道路や、道路が行き止まりになって細長い土地が連続しているところがあったりしますが、このバスは大甕から日立市内へ向かう区間がBRTとして整備されたのに対し、既存の道路を走り、元の鉄道のルートを辿ることはしませんでした。
大甕を出た時は8人くらいの乗客がいましたが、常陸太田駅に着く頃には私の他は1人しか乗客はいませんでした。これぐらいの輸送密度では、鉄路を維持して行くのは確かに難しいでしょう。 -
道中は目立った集落もなく、のどかな田園地帯を走ります。
-
30分ほど走り、常陸太田の駅を過ぎると、坂を登り常陸太田の旧市街に入ります。
適当に内堀町というバス停で下車してみます。 -
旧市街のメインストリート。
郵便局に旅館があります。甚だ失礼ながら、旅館として経営が成り立つのか心配になるくらい人通りがありません。
旧市街は鯨丘とも呼ばれるように川の分かれ目にクジラの背のような丘があり、道路も狭くT字路が多い、と、車社会には不便な立地。故に今では町の中心は東側の国道沿いに移ってしまっています。 -
街が寂れてしまった副産物とも言えますが、古い町家が結構残っています。
-
私が巡っている重伝建(重要伝統的建造物群保存地域)には指定されていませんが、なかなかな雰囲気。
-
旧町役場は梅津会館として、資料館として公開されています。
戦前の役所建築らしく、立派な車寄せに塔をいただいています。常陸太田市郷土資料館 美術館・博物館
-
地元の実業家梅津福次郎の寄付で建てられたこの建物、案外コンパクトにまとまっています。
-
二階に上がる階段の柱は豪華
-
2階は議事堂として使われていたとの事。今はがらんとしていますが、議会として使われていた頃は、大きなテーブルが置かれて議事を進行していたようです。
-
資料館を見終わって、街歩き…
-
レンガで作られた蔵。
多分建てた人は西洋文化の象徴の煉瓦で、和の代表の蔵を建てたことにどんなに得意だったことでしょうね。 -
大谷石を使った蔵もありました。
-
メインストリートを駅に向かって歩きます。
私の勤務先もこの通りに支店が有ったのですが、ついこの春に国道沿いに移転。
かといってこんな有様なので跡地を売っても買い手がいないと言うわけで、伝票や書類を保管する文書庫になっていました。隣の地元の信金も(うちが真似したんだけど)そんな感じの倉庫になっていました。学習塾として使われていた建物は明らかに元某生保の支店ですし、ロードサイド化の見本のような町でした。 -
しかし人通りが本当にありません。
-
丘から周囲を見下ろせる駐車場からの眺め。
資料館にあった写真ではタバコなどの集積地としてかつては賑わったようです。いわば農村、山村と舟運の道路であった川との結節地点な立地。 -
丘を下りたところにある常陸太田駅に到達。いやー暑くて大汗かきました。
うっかり水戸から東京への特急券をチケットレスではなく、えきねっと発券にしてしまったので、窓口で発券しなくてはなりません。(ひたち太田駅には自動機も近郊用切符発売機能しかなし)
しかし駅に10分以上前に着いたのに、前の客の注文を処理している窓口氏の要領が悪すぎ、単純な切符の発券になんでそんなに手間取るのかと思うほど。
JRの職員が何線がどこ走っているのか知らないのはまずいでしょう。
しかもその客は次の列車に乗るわけでもないのに、次の列車に乗らなきゃいけない客を先にやるとか頭が回らないのか、発車ベルが鳴ってしまうまで待たされます。しびれを切らし、とりあえずホームへ。入場証明の紙だけもらって列車に駆け込みます。
結果的に水戸駅で発券出来ましたが、JRの社員は頭悪すぎと言わざるを得ません。常陸太田駅 駅
-
常陸太田から上菅谷までは水郡線の支線を走ります。この区間乗るのは初めて。
2両編成ですが、予想より乗車率は良かったです。 -
初めて乗る区間、といっても、のどかな水田地帯が広がるだけの車窓。
もうだいぶ稲穂も大きくなっています。 -
約20キロを34分で走り、水戸駅到着。
-
水戸からは特急ときわに乗ります。
いわきから来て、水戸ー上野はノンストップが原則のひたちに対し、ときわは昔の急行ときわ号を踏襲したパターンなので、停車駅が多いです。 -
早目の夕食として駅弁「いばらきいいいものとりあい弁当」をいただきます。
割とコスパがよく満足感が高い駅弁でした。 -
別に東京を通り越してどこか行く・・・訳では無いのだけど、東京駅を過ぎて行くのはなんだか変な気分ではあります。
-
ラストスパート、田町駅を通過し
-
品川駅に到着。
母方の実家がいわきだったので常磐線の特急はよく使ったのですが、今回初めて上のを過ぎて品川で降りてみました。やっぱり北の玄関口、上野駅が始発/終点でないのは、心情的にはまだついて来れません。
しかし品川駅が始発駅になると、羽田空港とかから来る人は便利でしょうね。ただそれならせめてラウンジ的な施設があっても良いのになぁと思ってしまいます。
今夏は18きっぷがあと1回分残っています。近郊のどこかをぶらつくつもりですが、さてどこ回ろうかなぁ品川駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- れいろんさん 2018/08/31 13:11:55
- 茨城レトロ
- Matt Yさん こんにちは。
出張に絡めた街歩き、良いですね。
茨城は、過去にほどほど栄えたのに、その後衰退(?)し、再開発もなく、昔のままの建物や街並みが残っている場所がいくつもありますよね。
夫が古い洋館や蔵などが残る真壁町(現さくら市)に勤務していたので、近くの笠間市も含めて、レトロな町の散策を楽しんでいました。
今回、Matt Yさんの常陸太田の旅行記も、楽しく拝見しました。
駅弁もいろいろ食べ比べて、お楽しみでしたね。
東横インは勤務していた時は定宿でした。直近では那覇でも宿泊。
れいろん
- Matt Yさん からの返信 2018/09/02 11:26:44
- RE: 茨城レトロ
- > Matt Yさん こんにちは。
>
> 出張に絡めた街歩き、良いですね。
> 茨城は、過去にほどほど栄えたのに、その後衰退(?)し、再開発もなく、昔のままの建物や街並みが残っている場所がいくつもありますよね。
>
> 夫が古い洋館や蔵などが残る真壁町(現さくら市)に勤務していたので、近くの笠間市も含めて、レトロな町の散策を楽しんでいました。
コメントありがとうございます!
そうなんですよね、もう少し塊で町並みが残っていれば、それを「ウリ」にできるのに、一般受けするにはやや物足りないところがある、例えば水海道なんかもそんな感じがします。偕楽園とひたちの海浜公園、袋田の滝以外にもう少しうまくプロモーションすれば良いのにとは思うんですけどね。(ひたちの海浜公園その意味では大成功なんでしょうけど)。
とはいえ笠間とか他の町もその気になればサクッと行けるので、巡ってみたいです。
>
> 今回、Matt Yさんの常陸太田の旅行記も、楽しく拝見しました。
> 駅弁もいろいろ食べ比べて、お楽しみでしたね。
>
> 東横インは勤務していた時は定宿でした。直近では那覇でも宿泊。
東横インは本当にどこに行っても同じ水準のサービスが提供できているのはチェーン店としてすごいと思います。最近は東横インより安い(ある意味目安にしている)ことが多いですが、もう少し泊まる機会が増えるかもしれません…
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
39