2018/08/16 - 2018/08/23
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tapiocaさん
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酷暑の日本を脱出し涼しい南チロルで夏休み♪・・・のはずが、ヨーロッパもそこそこ猛暑なのでした。
でも、期待以上にかわいいロマネスク物件にたくさん巡り合えて、大満足の旅となりました。
到着翌日にいきなりハイキングは無謀かな~と思いつつ、まずはボルツァーノのアッピアーノ城を攻めます。
8月16日(木)深夜便で羽田出発~メラーノ泊
8月17日(金)ボルツァーノへ遠足
8月18日(土)マッレス近郊へ遠足
8月19日(日)メラーノ~ミュスタイア
8月20日(月)ミュスタイア~クール
8月21日(火)ツィリスへ遠足
8月22日(水)チューリッヒから帰国
8月23日(木)羽田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
深夜に羽田を発ってフランクフルト経由でベネツィアへ。
ベネツィアの空港で、バスの券売機と間違えて駐車場の精算機に並んでしまってオロオロしたり、ベローナからの列車が途中のトレント止まりになり、代替バスに乗り換えたりしつつ、何とかメラーノへ到着しました。
都内の自宅を出てから約27時間。意外と遠い。。。 -
途中、ボルツァーノのバスターミナルでMobilcard(7日券)を購入。28ユーロ。南チロル地区の公共交通機関が無料になります。
http://www.mobilcard.info/en/mobilcard.asp
サイトのものとデザインが異なるので、あれっ?と思いましたが、ちゃんと裏に「MOBILCARD 7GG」と印字されており、問題なく使えました。いちいち小銭を出さなくて済むので便利だし、もちろん回り方にもよりますが、私の場合はとってもおトクになりました。 -
シティホテルメラーノ スイート バルコニー シティビュー 3泊で51,288円(日本払)。
このホテルはほとんどの部屋がスイートで、私が泊ったのはスイートの中では一番下のグレードの部屋ですが、それでもリビングダイニングと別にベッドルームがあり、バルコニーも付いてます。キッチンを使用するには、別料金が必要みたいです。
冷蔵庫、コーヒーセット、湯沸しポット、ドライヤー、アメニティ(シャンプー)有り。バスタブ無し。無料のWiFiは部屋からはほとんど繋がりませんでした。 -
9:16 Merano --> 9:44 Ponte Adige
9:53 Ponte Adige --> 9:56 Pillhof Appiano sulla Strada del Vino [バス132番]
10:04 Pillhof Appiano sulla Strada del Vino --> 10:14 Missiano Centro [バス135.2番]
旅の2日目。電車とバスを乗り継いで、アッピアーノ城を目指します。
時刻表は事前にこちらのサイトで確認済み。
http://www.sii.bz.it/it/
Ponte Adige駅の目の前にバス停がありますが、これは132番のバスは止まりません。駅を出て右手の大通りにある別のバス停まで移動しましょう。(徒歩3分ぐらい) -
バスは次の停留所のアナウンスとかいっさい無しのタイプだったので、運転手さんに降りるところを何度も確認し、無事にMissiano Centroまで到着。
ここからアッピアーノ城までは、山道を含む40~50分のハイキングと聞いています。
運動不足、小デブ、中年という三重苦を背負ったこの身で果たして辿り着くことができるのかという不安や、必要とあらば勇気ある撤退も辞さない覚悟を胸に歩き始めました。
上の写真の一番奥(木のあたり)がMissiano Centroのバス停で、そこから来た道を少し戻ります。 -
すぐにこんな標識が。
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言われた方向へ歩く。今んところまだ平穏な道。
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少し行くと、この標識。見えにくいけど、下から2番目(14)と一番下(13)がどちらも「SCHLOSS HOCHEPPAN」(アッピアーノ城)となってます。右と左、どっちなんだよっ、と思いつつ、「やっぱここは大瀬良よねー」と14番を選択したカープ女子、もとい、カープおばさん。左に進みます。
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すぐに道はこんな感じに。勾配も急で、心臓はバクバクし、呼吸も荒くなる。
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周りはブドウ畑やリンゴ畑が広がり、大変眺めが良いのだが、景色を楽しむ余裕などいっさい無い。
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そのうち本格的な山道になってきた。住民はおろか観光客の姿もいっさい無く、1人だしここで倒れたら発見されるまで何日かかるんだろーなー、と不安になりながら、引き続き心臓バクバク息ゼーゼー状態で登り続ける。
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人の気配はないけど、こういう標識はあちこちにあって、ひとまず遭難の心配はない。
ん?14番が無いぞ、、、まあ、12番もアッピアーノ城って書いてあるし、12番を進もう。てか、バス停を出てから25分ぐらい経ってるのに、まだあと40分もかかるんかい。。。 -
道はとうとうこんな感じに。
これってもしかすると登山靴とか履いて登るようなところじゃないの???
おばちゃんの街歩き用タウンシューズでのこのこやって来た自分が、富士山をサンダルで登ろうとするアホギャルのように思えてくる。 -
やっと開けたところに出た。ずいぶん高く登ったんだなぁ。
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と、目の前に城あらわる。何故か近所のボイモント城だと思い込み、入口付近でようやく見かけた観光客らしき人に「あのー、アッピアーノ城へはどう行けばいいんでしょうか」と尋ねると、「ここがアッピアーノ城だよ!」と大笑いされた。
バス停から歩き始めて約1時間。やったー!着いたー! -
入場自体は無料です。城といってもほぼ廃墟。
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目的は礼拝堂なので、まっしぐらに向かいます。(といっても敷地はそれほど広くない)
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うわさに聞いていたとおり、礼拝堂にはガイドツアーでないと入れません。次は12時から、礼拝堂のみのツアーです。礼拝堂さえ見られれば良いので、問題なし。
が、12時を過ぎてもガイドさんも客もやって来ず、おや、予約制でメンバーが集まらないと中止とか、そういう仕組みだったかしらん、、、と思いつつ、敷地内のカフェ(レストラン?)から様子を伺うことに。 -
リンゴジュースとケーキを頂きながら、集合場所とおぼしき礼拝堂入口付近を見張ります。
それにしても、ここに来るまで誰とも会わなかったのに、カフェや売店には大勢の人が。城を見に来たというよりも、ハイキング途中の休憩といった風情の人が多かったです。(皆さん、登山靴にストック等、装備も万全。) -
そうこうしてるうちに、礼拝堂前に人が集まり始め、ガイドさんもやってきました。結局13時からのツアーに参加です。
参加者は夫婦と10歳ぐらいの男の子の家族、中年夫婦、それに私の計6名。私以外はドイツ語を話しており、ツアーもドイツ語だけどいいか、と聞かれました。ドイツ語だろうがイタリア語だろうが、どうせわかりゃしないので、ノープロブレム!とにっこり笑ってついていきます。
すると、なんたることか、ガイドさんがツアーメンバーに「誰か英語を話せる人がいたら、このトーキョーからはるばるやって来た客人に通訳してやってくれ」みたいなことを言い始め(ドイツ語なので全くわからないが、雰囲気でそう言ってるとわかった)、中年夫婦のご主人の方が通訳してくれることに。
ええっ、いいのに、そのご主人だって観光で来てるんだし、そもそも城の歴史とかあんま興味ないし、と思って何度か丁重にお断りしたのだけど、終始その方がガイドさんの説明をサマリーして通訳してくれたのでした。(おかげで、城主が50歳のときに結婚した3番目の奥さんは15歳だった、とか、トリビア情報を得られました。) -
ツアー開始から45分。城の色々な場所を巡って解説を聞いた後、いよいよ本命の礼拝堂に入ります。思ってたよりもこじんまりしてますが、壁のフレスコ画の鮮やかなこと!内部は写真撮影禁止と聞いていたのだけど、ツアーメンバーの人がパシャパシャ撮ってるのにガイドさんは何も言わない。てことは、撮影OKなんだー、と大喜びで撮りまくりました。
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礼拝堂の内部を約30分かけてガイドさんがみっちり説明してくれて(言葉はわからなかったが)、トータル1時間15分ほどでツアーは終了。
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礼拝堂を出て、ツアー料金7ユーロを払います。なんなら通訳してくれた中年夫婦のだんなさんに渡したかったよ。「お時間があったら、お礼にビールでもご馳走させてください」とかなんとか言った方がいいのかしらん、と思いつつも、下戸で人見知りの私にそんなことが言い出せるはずもなく、何より私のバスの時間もあったので、トイレを済ませてさっさと山を下りました。(敷地内にきれいなトイレがあります)
途中、放し飼いの犬に吠え立てられて道を間違えたり、電車が突然止まり、30分待ってやってきた代替バスに乗り切れずにさらに30分ほど待ってるうちに次の電車が来たり、小さなトラブルはあったけど無事にメラーノのホテルに18時頃帰着。 -
スマホのヘルスケアデータによると、この日に上がった階数は、私史上最高(多分)の53階。。。
疲れたけど、アッピアーノ城を制覇して達成感を味わった1日でした。
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