クロアチア・スロベニア9日間②　（ブレッド湖・城）

2018/07/14 - 2018/07/22

シュコツィアン鍾乳洞から移動しブレッド湖・ブレッド城へ来ました。

ちょうどブレッド城のタイミングでW杯サッカーのクロアチアVSフランスの決勝が始まり、店員さんだけではなくガイドさんもも心ここにあらずといった状況での観光となりました。

＜全体の行程＞
・１日目　成田→ヘルシンキ経由、スロベニア・リュブリャナ移動
・２日目　シュコツィアン鍾乳洞、ブレッド湖観光（スロベニア）
・３日目　リュブリャナ観光（スロベニア）
　　　　　ザグレブ観光（クロアチア）
・４日目　プリトヴィツェ湖群国立公園、ラストケ村観光（クロアチア）
・５日目　トロギール、スプリット観光（クロアチア）
・６日目　モスタル観光（ボスニア・ヘルツェゴビナ）
・７日目　ドブロブニク観光（クロアチア）
・８・9日目　ドブロブニク→ヘルシンキ経由、成田（帰国）

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ショッピング: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

鍾乳洞から途中休憩を挟み、約2時間の移動でブレッド湖へ到着しました。

さっそく手漕ぎのボートに乗り込みます。

ボートは１艘で約20人乗りですがバランスが非常に重要で、下手をすると転覆しそうです。

写真を撮るため体の向きを変えるだけでもバランスが崩れそうです。

ブレッド湖はエンジン付きのボートはダメらしく、中央にあるブレッド島に向かうにはこの手漕ぎボートしかありません。

そのためボート競技の世界選手権もここでよく行われるそうです。

ちょっと天気が悪くなり雨がパラついてきましたが、湖の色はキレイです。

ブレッド島に到着。この階段は99段あるとのこと。

ここの教会で結婚式をする時は、新郎が新婦をお姫様抱っこして階段をするのが習わしだそうですが、最近は逆に新婦が抱っこするケースもあるそうです。

階段を登っていくと景色も良くなってきます。

聖マリア教会と鐘楼が見えてきました。

島の中心部はちょっとした広場になっています。

聖マリア教会に入りました。

小さな像もあります。

9世紀にスロベニア初のカトリック教会として建てられたそうです。
その後火災で消失したためバロック式に建て替えられたとのこと。

フレスコ画は15世紀のもの。

夏季だけで年間100組の結婚式をするそうです。

3回鳴らすと願いが叶うという鐘です。

みんなやろうとしたので、結構な行列になってしまいました。

鐘の部分は天井にあるので、教会内部からは見えませんが鐘の音は聞こえます。

鳴らすには、垂直に強めに引っ張る必要があります。

隣にある鐘楼へ登りました。
階段は90段とのこと。

鐘楼内には時計と振り子がありましたが、どういう原理で動いているかはわからず。

鐘楼を出たところに写真スポットがありました。

後ほど訪れるブレッド城とユリアン・アルプスの山々。

いい眺めでした。

島内にはお土産屋やジェラートの店もあります。

乗ったときのボートで帰らないと行けないルールのようで、帰る時間も決められてしまいます。

島内の滞在時間は1時間くらいだったと思います。

もうちょっと時間が欲しかったと思いつつ船に乗りました。

帰りの船もバランスが大事です。

ちょっと重そうな外国人の夫婦が乗っていたためか、やや傾いたまま船が進んでました。

帰りの船からもブレッド城が見えます。
城は湖面から100ｍあるそうです。

ブレッド城の反対側には、旧ユーゴスラビアの大統領だったチトーの別荘だったという邸宅がありました。
現在はヴィラ・ブレッドという豪華ホテルになっているそうです。

旧ユーゴスラビアの構成国だったスロベニアとクロアチアにとって、チトーは欠かすことのできない重要人物。

あとで調べてみたらチトーの母親はスロベニア人だったようなので、この辺りに思い入れがあったのかもしれません。

湖畔に戻ってきました。出発時の天気が回復してきており晴れ間が見えるようになってきました。

夕方17:00にブレッド城へ到着。

この時間にちょうどサッカーのクロアチアVSフランスの決勝が始まりました。

現地ガイドさんも気が気じゃないようで、試合経過をフォローしたままのガイド案内となってました。この時点ではまだ0-0。

普段の日本では考えられないことですが、W杯の決勝に進むということはそのくらいの快挙だということですね。

スロベニアはクロアチアとは別の国ですが、旧ユーゴスラビアからほぼ同時に独立を宣言したことからか仲は良いようで、クロアチアの決勝進出を我が事のように喜んでいるようでした。

活版印刷の実演をやってくれるお店に入りました。

店内では2階に行くこともできますので、そこからだと実演が見やすいです。

お土産として記念に自分の名前入りの印刷をすることもできます。

活版印刷の実物でしょうか。

他には小物類も売っていました。

隣にはハチミツのショップもあります。8ユーロくらいだったと思うのでお手頃価格。

フリータイムの時に買いました。

城内の高台にやってきました。
この時点でサッカーのスコアは0-1とフランスが先制。ガイドさんのテンションが少し下がってました。

ここからブレッド湖がキレイに見えます。

絵になる風景ですね。

近くの門は何だかおしゃれでした。

城内の礼拝堂に来ました。

小さな礼拝堂で、ツアーのメンバーが入るといっぱいになります。

ちょっと独特な柱もありました。

メタルの聖母子像。

やけにモダンな像ですが、ブレッド城は1004年に神聖ローマ皇帝ハインリッヒ2世によりこの地に司教が封ぜられた事が始まりで、2004年にその1000年を記念して作られた像だそうです。

ここでサッカーの情報が入り1-1とクロアチアが同点に追いついたとのこと。
現地ガイドさんも嬉しそうでした。

城内にはいくつかショップがありましたが、お土産屋などはサッカーの中継を店員がラジオで流しており、仕事なんかそっちのけという雰囲気でした。
こんな時に観光に来るなよという事だったかもしれません。

買う時にはきちんと応対はしてくれましたが。

一通りの観光が終わり30分くらいのフリータイムになりました。

サッカーも気になるところだったけど、ここではやりたい事も多く時間も限られているので、急ぎ足で回ることにしました。

城内には鍛冶屋があり、できたものを販売するショップもあります。

鍛冶の実演としてコインを作るところをやってくれました。

ハンマーで1回叩くだけで作れます。

知り合いに頼まれていたのでこのコインを買いました。

銅で3ユーロ、銀で5ユーロ、金で6ユーロだったと思います。

こんなものも作っているようです。

リュブリャナのシンボルのドラゴンでしょうか。

城壁のような場所があったので行ってみました。

ここに来るための階段はちょっと分かりづらい場所にあります。

窓からは湖の反対側の景色が見えます。

鉄砲や弓矢で狙うための狭間（さま）がありました。

日本の城とはだいぶ形が違いますね。

ここからの眺めもいいですね。

城壁から続く塔にも寄ってみました。

塔内では周りの360°の景色をモニターで表示してくれてました。

湖畔側のホテルも見えます。

機会があれば泊まってみたいところです。

買い物やら景色の写真やらでフリータイムがあっという間に終わり、集合場所からリュブリャナに向けて出発しました。

この時点でサッカーは前半が終了した段階でまだ未決着です。