今年の旅行は、満を持して、もう一度行きたかったミューレンを皮切りに、ブリグ、ボルツァーノ、カナツェー、コルティナ・ダンペッツォまで東進、そしてとって返してトリノ、クールマイユールからシャモニーを経由してくる4週間です。<br /><br />　行きはよいよい、帰りは怖い。<br />昨日切符を買ってございますから、もう、余裕のよっちゃんですよ。<br />08:38バスターミナル発のバスでミズリーナ湖へ向かいました。到着すると、すぐさま前に泊まっているバスに乗り換えて、一挙にトレ・チメを目指すわけです。

トレ・チメってのはここだったのか！自分で作る旅とは「待つ」ことである。（4週間旅行-その15）

11いいね！

2018/07/03 - 2018/07/03

234位(同エリア416件中)

エリア

コルチナダンペッツオ(イタリア)

旅行の満足度: 4.5

ホテル: 4.5

グルメ: 5.0

交通: 3.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 高速・路線バス徒歩

180703
バスステーションから08:38発のバスに乗ります。
大体どこに来るのかわからなかったんですが、どこかのバスのドライヴァーに「トレ・チメ？」といったらすぐに教えてくれました。
これで上がると、ミズリーナ湖に09:10に到着。バスの前に同じバスが止まっていて、自動的にこのバスに乗り換えることになります。ヨイショよいしょとバスが上がります。牛さんが林の中にいるのはちょっと違和感あるなぁ。
09:35にトレ・チメの駐車場に到着！
　日本人ツアーの観光バスがいくつもやってきます。
6月2日-22日、6月23日-9月9日までのバス便です。
Tre CimeとMisurinaの間はまぁまぁ走っているんですが、問題はMisurinaとCortina d'Ampezzoとの間なんです。これが・・「こないっ！」
地図を見る

ここがトレ・チメの駐車場でございます。
ここからちょっと上がると無料のトイレがございます。
イタリアの公衆トイレですから、それなりの考えが必要でございます。

リフージョアウロンツォホテル
ミズーリナ湖はこちらの方向なんですが、雲が出ていてみることができませんねぇ。
これがRifugio Auronzoから見た南東側の谷なんですが、はるかに雲海の中に沈んでございます。前後の見境なく写真を撮ったので、工事現場丸出し。
あっ！ホンの瞬間、かの「ミズリーナ湖」が垣間見えましてございます！
しかしながら、Tri Cimeはとっても良い天気で、全部丸見えでございます。後から後から日本のツアーも含めてたくさんの人々が歩いて行きます。
　いつもの滅多に人が来ない散歩とは大違い。人混みの好きでない私は段々口数が減っていきます。
皆さんの格好も千差万別で、概ね日本のツアーの皆様は鍔の広い帽子を被り、山屋さんで買ったズボンにポールですからすぐにわかります。これは不思議なことに韓国ツアーの皆さんもほとんど一緒です。中国ツアーの皆さんは色彩が多岐にわたるのでわかります。白人の皆さんは半ズボン大好きで、すぐさま半ズボンになってしまいます。それにしてもたくさん人が来るんだ！
　気持ちを取り直して、花なんぞ見たりしてね。
で、実は花も見下ろす崖には近づかず、見上げる崖の方ばかり見ています。
なぜかというと、見下ろす急峻な崖は怖くて近寄れないのです。どうして皆さんがけぎりぎりに立ってなんにも思わないのか、不思議でしょうがないのです。なんかの加減で、万が一転げたら、もう命がありませんでしょ？！
　雲海は晴れる兆しも全くなく、深くなるばかりのような気いたします。Rifugio Auronzoで標高が2,300mはあります。
見下ろす崖の際を歩く人が羨ましいので、写真にしようとしたら焦っているものですから、ピンぼけです・・・トホホ・・・。
よくぞまぁ、こんな石ころだらけのところに咲くものでございますねぇ。
お、あんなところに下っていくと、いけるところがあるんだね。
と、いっているだけで、全然降りていく気がありません。
　多分あそこまで言ってもただ単に雲海が見えるだけですよね。すっきりしているときにはきっと素晴らしい谷の景観が楽しめるつう訳でございましょう。
　こういうところにたてる人の気持ちがわからないのです。万が一のことが・・・やめておきます。
途中に建っている教会、Cappella degli Alpiniでございます。
そこはやってきたのは日本人ツアーの方々で、ガイドとおぼしきおじさんが、銘板を読んで解説をしてくれていました。
　それにしても日本人ツアー多いですねぇ！
　で、これです。これがそのTre Cimeでございます。日本語でいったら三峰ですか？それって、日本にもそんな名前あるよね？
地図を見る

Rifugio Lavaredoに到着しました。標高2,344mです。
この掲示板、わかりやすくて、ここに来た人がみんなこの掲示板を写真にしていますから、あぁ、これかぁ～！って。

トレチーメディラバレード山・渓谷
ほら、この写真で見たら、今どこにいるのか、良くわかるでしょ？
これがTre Cimeの裏側ですよ。皆さんどんどん上がっていって、これを一周するっていうんです！すごいねぇ。
　私たちは散歩ですから、もう戻りますよ。
　この写真でスケール感が良くわかるかと思います。この先に歩いている人が見えます。これでぐるっと回ってくるというわけです。
　しかし、ここまでで、Tre Cimeの雰囲気は充分わかります。（悔し紛れに）
前を行くのが西洋人散歩。後ろから来ているのが東アジア人散歩。すぐにわかります。
格好良いですねぇ。
　パブリック・トイレの様でございます。日本人には懐かしい。
　さぁ、もう戻ろうよ。また片側真っ逆さま崖です。
な、なんだ、この穴？
11:25発のバスをすんでの所で逃がしてしまい、次のバスは一時間後なんですね。しょうがないから駐車場のベンチでお弁当にしました。
　ようやくバスが来たので、ミズリーナ湖まで降りていきます。
地図を見る

Lago di Misurinaは標高が1,754 mですから標高にして600mほど降りてきたことになります。まだそのまま雲の下で、良く絵はがきなんかで見る景色とは様変わりでございます。どんよりと雲低く、ぜんぜん気も晴れなきゃ、景色も晴れません。

ミズリーナ湖滝・河川・湖
　そんななか、おじさんがひとりでペダルボートを漕いでいます。どうしちゃったんだろう。
Cortina d'Ampezzoへ下るバスがなんと！2時間ありません・・・。このお茶で2時間粘ります。だって、雨が降って来ちゃったんです。やれやれ・・・。これが自分たちでどうにかする旅の面白い（面白くなんかないやい！）ところでございますぅぅぅ。
オイ、雀君、ちょっと遊んでくれたって良いじゃないか！
地図を見る

帰りのバスの途中から、ざんざん雨が降り始め、雨は本格的になり、バスターミナルからその中をまるで現地の人たちのように、雨がなんだよ、風情で帰って参りました。その後も結構な降りで、いつもの夕方に比べたら、ぱったりと人がいなくなりました。
　サッカーはスイス対スウェーデン戦だったのですが、スイス、負けちゃう。

Royal Hotel Cortina ホテル
地図を見る

　夕飯は昨日のお店の隣に随分人気の店があったので、じゃ、そっちに行ってみようと行きました。
　待っている人がいるんです。日本人がたくさん入っていました。あとで知ったのはこの店が「Ristorante 5 Torri」って店だったんです。
　たっぷり持ってくるこのパンはどうよ！？

5 トッリイタリアン
やっぱり一度は食べてみるべきかなぁというんでポレンタ！
トマトソースのスパゲティが食べたくて、ポモドーロ！
野菜サラダ。イタリアのサラダって、日本やアメリカみたいなドレッシングなくて、バルサミコ酢、オリーブオイル、塩、胡椒で食べますが、慣れるとこれで充分ですよねぇ。不思議ですねぇ。
　それにしても今や日本でも、バルサミコ酢、オリーブオイルが普通になりましたが、あっという間の出来事でございますなぁ。
　このサイド・メニューの芋が良いんだなぁ。旨い！
あ！雨が上がったら、見えているのが・・あれってひょっとするとチンクエ・テッレッ！？？そうだよねぇ！今頃気がついたぞ。

カプチーノ＆紅茶　3.60ユーロ
夕食　39.00ユーロ

10,943歩