花の浮島礼文島桃岩フラワーロード＋礼文林道トレッキング

2018/07/14 - 2018/07/14

7月3連休に礼文島＆利尻島へ行ってきました。当初は3日間とも天気が悪く景色には全く期待していなったですが2日目以外は天気も安定しており久々に訪れた両島を堪能することができました。

エリア 礼文島(北海道)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

札幌と稚内を結ぶ都市間バスは以前は定員はなく増便をして取れるだけ予約をとっていましたが（10台運行とかありました）、人員の問題なのか最初13日の夜行便は満席で取れませんでした。
3連休天気が悪いのでキャンセルが出ると思い当日に予約センターに確認したところ空きがあったため夜行便が取れました。
これに乗れれば港で朝一便の礼文行きと接続しているので1日たっぷり時間が取れます。
天気が悪いといいつつも朝幌延町から利尻山が綺麗に見えていました

オトンルイ風力発電所 名所・史跡

朝日も拝めました
天気が期待できるかと思いきや
稚内市に到着したら低い雲で覆われていました

オトンルイ風力発電所 名所・史跡

ほぼ定刻で稚内港フェリーターミナルに到着です
このバスの大半の乗客は離島へいくお客さんです

稚内港フェリーターミナル 乗り物

朝一礼文便はツアー客も大量に乗ってくるため毎回混雑しています
島へ渡る観光客が減っているという割には毎回人は多いような気がするんですが

稚内市内は相変わらず低い雲に覆われ
自衛隊基地の上の方にある丘陵地帯は全く見えません

ノシャップ岬 自然・景勝地

天気が良ければ利尻山が見えますが
夏の朝一便で山が見えたことがほとんどないです
この日は上のほうが少しだけ見えていました

稚内から2時間ほどで礼文島に到着です
朝一便は礼文島名物の桃岩荘の歓迎の儀式が見られます
昔はもっと派手だったんですが
フェリーターミナルも綺麗になり少し地味になってしまいました

香深港フェリーターミナル 乗り物

ここから桃岩フラワーロードの入口となる知床地区へ向かいます
いつの間にか路線バスがボロボロのバスから変わりました

香深港フェリーターミナル 乗り物

香深フェリーターミナルから約4kmの知床地区から
まずは元地灯台まで緩やかな上り坂を歩いていきます
だんだん雲が取れ利尻山が綺麗に見えてきました

元地灯台までの間はひたすら上り坂です
天気が良ければ利尻山が綺麗に見ることができます
以前は電柱の間にある花畑に行くことができましたが
最近は立ち入り禁止になってしまいました

知床バス停から2kmほど歩くと白と黒の元地灯台に到着します
灯台と利尻山が一緒に見れるベストスポットです
このあと若干のアップダウンはありますが
あとは稜線に沿って桃岩まで歩いていきます

桃岩までの間
季節によってかわる花々と利尻山を一緒に眺めることができます
7月はイブキトラノオが多いです

このあたりからは桃岩荘、桃岩、元地港、地蔵岩
晴れていればこの先の景色が一望できます

量は多くなですがレブンウスユキソウを見ることができました
高山植物の代表的な花で礼文島では7月中旬～下旬に見頃を迎えます
礼文林道に群生地があります

ゆっくり歩いても知床バス停から2時間もあれば桃岩に到着できます
7～8月は天気が安定しているので比較的見える日が多いですが
花がたくさん咲く6月に来ると見えない時が多いです
目の前にあるのに全然見えなくなります

桃岩展望台 (桃岩) 名所・史跡

猫が後ろを向いているように見える猫岩も桃岩から見えます
元地地区にある桃台猫台から見るともっと猫っぽく見えます
桃岩トンネルが閉鎖されてしまったため現在はかなり遠回りしないと行けなくなったため
歩いていくのが大変になってしまいました

猫岩 自然・景勝地

香深フェリーターミナルから桃岩登山口へ行く途中にある礼文林道の入口
ここから2kmほど進むとレブンウスユキソウ群生地へ到着します
元地行きのバスが新トンネル経由になったためここを通らなくなりましたが
新たに桃岩登山口までのバスが登場したのでここも従来通りバスでも行くことができます

ここから香深井まで約8kmの林道です
林道終点近くで8時間コースと合流します
桃岩トンネルが閉鎖されてしまったので
8時間コースから桃岩荘へ戻るのはさらに遠くなってしまいました

レブンウスユキソウ群生地のあたりまでゆるい上り坂が続きます
木々が抜けたあたりから利尻山が綺麗に見えます
花はあまりないコースですが晴れた日は利尻山が綺麗に見えます

レブンウスユキソウ群生地には大きな看板があるのですぐわかります
レブンアツモリソウと違いレブンウスユキソウは島内至るところで見られます

レブンウスユキ草群生地 自然・景勝地

量はここが一番多く簡単に見つけることができます
群生しているのは海岸を見下ろすところにあります
ガスってしまうことが多いため見えないときも多いです

レブンウスユキ草群生地 自然・景勝地

レブンウスユキソウ群生地から1km位歩くと礼文滝コースとの分岐です
ここから2km歩くと礼文滝です
滝へは下りが多くて楽ですが帰りは上りばかりでややきついです
道もそれほどよくありません

礼文林道から礼文滝に行くコースの途中に
「ハイジの谷」というメルヘンチックな名のついた谷があります
種類は多くないでは斜面には高山植物が咲きます
またこのあたりでもレブンウスユキソウを見ることができます

渡渉が何回かありますが橋がないところもあるため
やや道が険しくなります
沢が見えてきてからこのコース道が悪くなります

分岐から3～40分ほどで礼文滝です
水量も多く楽さもあるため気持ちがいい滝です
礼文島唯一の滝って書いてありますがここ以外にあと2箇所あります

礼文滝 自然・景勝地

かつては宇遠内から元地まで海岸線を歩いていくことができましたが
現在は落石危険のため通行止めになっているようですが
元地方面から歩いてきている人がいましたので
聞いてみたところ特に危険な箇所はないみたいなので
この先元地まで行ってみることにしてみました

礼文滝 自然・景勝地

若干岩がゴツゴツしているので歩きにくいところもありますが
何年も前に閉鎖されている割にはロープも綺麗で整備されているようでした
正直ここの道よりも危険な山道なんてたくさんあります
利尻山9合目の方がよっぽど危険な道のような気がします

礼文滝の少し先にも滝が見えます
こちらのほうが高さがありますが名前はありません

礼文滝から500mくらいなのですぐ着きました
パトロールとかに見つかったら怒られそうですが
なぜか礼文滝側にはこの先通行止めって書いていません

崖崩れもひと段落して落ちてきそうな岩もなく
道も普通に歩けるので危ない感じはしませんでした
ただし岩山になれている人でないと厳しいので
誰でも簡単に行ける道ではないですね

地蔵岩 自然・景勝地

地蔵岩をくぐって元地地区へ

このあたりは夕日の名所ですが
民宿とかがあまりないためここで夕日を見るには
レンタカーを借りないとちょっと難しいです

地蔵岩 自然・景勝地

瑪瑙の取れるメノウ浜もあります
メノウというと頭に浮かんでくるのは茶色や緑色のマーブル模様の美しい石ですが
元地海岸にはそんな色の石は落ちてなく透明がかった乳白色の石です
意外と簡単に見つけられます

元地海岸 (メノウ浜) 自然・景勝地

元地から香深港までバスで移動です
東急バスの塗装のままの綺麗なノンステップバスがやってきました
ちなみに利尻島のバスもこれです
いつの頃からか稚内市内線も大半がこのバスになりました

元地海岸 (メノウ浜) 自然・景勝地

元地から2kmほど南へ行くと桃台猫台があります
名前のとおり桃岩と猫岩が見ることができるスポットです

以前は路線バスが寄らなかったですが
新桃岩トンネルになり経路が変わったためここへ立ち寄ることになりました
時間があったので歩いて行っても良かったですが
疲れたので車窓から猫岩

桃台猫台 名所・史跡

同じく桃岩
ツアーバスがいっぱい来ていました

桃台猫台 名所・史跡

旧トンネルが塞がれてしまい新トンネルになりました
これが出来たおかげで香深港から元地までが近くなりました
距離が短くなっているのにバスは旧運賃のままなので非常に高いです

香深港についたら地元のお祭りをしていました
この日から厳島神社祭があったようです

香深港フェリーターミナル 乗り物

礼文島をあとにして利尻島へ向かいます
1時間前にも利尻島行きがあったためガラガラでした

香深港フェリーターミナル 乗り物