2018/07/24 - 2018/07/26
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ペコちゃんさん
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北アルプス縦走の2日目は、燕山荘~大天井岳と歩き、常念小屋で宿泊。
3日目は早朝に常念岳に登り、朝食の後、一ノ沢を下って一ノ沢登山口へ向かい、そこからタクシーで穂高駅近くの穂高駐車場へ。
その後、日帰り温泉で汗を流し、昼食をとって帰路へ向かい、2泊3日の北アルプス縦走が無事に終わりました。
写真は、常念小屋前の常念乗越から見た槍ヶ岳と穂高連峰の幻想的なサンセット。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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<2日目>
燕山荘の朝食(4時)・・・シャケ・卵焼き・ソーセージなど、しっかり食べて今日の山行に備えます。 -
雲海と空の境がオレンジ色に染まる瞬間(4時25分)。
ご来光は、いつ見ても感動的・・・元気で歩けることに感謝して、これからも山登りが続けられますように。 -
槍ヶ岳も明るく輝いてきました(4時45分)。
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今日は、先ず大天井岳を目指します。
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5時過ぎに燕山荘を出発。
ここからの道は、アルピニストの憧れ・槍ケ岳が最も美しく見え、高山植物が出迎える魅力的なコースで、「アルプス銀座」または「表銀座コース」と呼ばれる人気の登山道。 -
燕山荘を出ると、すぐに迫ってくる槍ヶ岳。
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ハクサンシャクナゲが咲く、軽いアップダウンの道を進みます。
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大きな花崗岩の間を縫って進むと・・・
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目の前に現れたのは「蛙岩(げえろいわ)」。
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コマクサなどの高山植物保護のため、ロープが張らた道を進み、6時半に「大下りの頭」に到着。
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” 一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。 ” ・・・深田久弥が『日本百名山』で記した槍ヶ岳を見ながらの表銀座縦走は、もう最高!
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シュロソウとニッコウキスゲ。
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ウラジロヨウラク(ツリガネツツジ)。
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オタカラコウ。
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シロバナタカネグンナイフウロ。
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オオヒョウタンボク(大瓢箪木)・・・秋になると真っ赤な二つの実がくっついて、ヒョウタンのように見えることから、その名がついたとか。
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尾根道の先に大天井岳が見えてきました。
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表銀座コースは大天井岳から槍ヶ岳へと続きますが、私達は常念岳に向かうルートです。
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ここから望む<双六・三俣蓮華・鷲羽・水晶・野口五郎>など、北アルプスの山並みに心を奪われます。
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花弁が10枚あるイワツメクサ。
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大天井岳の巻き道がハッキリ見えてきました。
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切通岩のクサリ場と梯子。
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小林喜作のレリーフ・・・大正9年頃、北アルプス縦走に便利で眺望抜群の「喜作新道」(中房温泉~槍ヶ岳)を切り開いたのが、猟師・山案内人だった小林喜作(1875~1923)です。
大正12年に鹿島槍ケ岳で雪崩に遭い、49歳で死去しました。 -
大天井岳への登り。
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ここが槍ヶ岳に続く喜作新道と大天井岳との分岐。
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『大天荘まで500m』の標示。
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今日歩いてきた縦走路を振り返ると、燕山荘や燕岳も遠くに見えます。
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500mとは言え、結構キツイ・・・岩とハイマツの巻き道を黙々と登ります。
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チングルマ。
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早朝から山小屋に資材を運ぶヘリコプター。
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9時過ぎに大天荘に到着。
ヘリコプターが届けたハンバーグやバターライスなどの資材・・・今日は5時から6回運んだそうです。 -
リュックを大天荘に置いて、大天井岳へ向かいます。
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ミヤマキンバイ。
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ヨツバシオガマ。
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今回の縦走で、最も高い大天井岳の山頂(2,922m)・・・対峙する槍ヶ岳の素晴らしい眺望が記憶に残ります。
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北の方を見ると、エメラルドグリーンの湖水が美しい高瀬ダム調整湖、その上の山は日本3大雪渓のある針ノ木岳(2,821m)。
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そして燕山の先には、立山や剣山も見えます。
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南西には、涸沢カールを囲み、前穂・奥穂・北穂の穂高連峰が・・・
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表銀座コースはどこからでも北アルプスの美しい山並みが楽しめますが、大天井岳からの眺望は最高!
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大天荘に戻り、一息入れて常念岳へ向かいます。
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中央は東天井岳(2,814m)、右奥には常念岳。
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オンタデ。
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ミヤマコゴメグサ。
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ライチョウの家族がいました!・・・好奇心旺盛の子供たちは、あっちに行き、こっちに行きで、お母さんは気が気でないのでしょう、絶えず「クークー」と声を出しては子供たちの後を追いかけます。
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岩とハイマツの登山道。
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雪渓を見ながらの尾根歩き。
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振り返ると東天井岳。
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今日は木陰がない尾根歩きなので、横通岳と常念岳を望むこの雪渓に座って涼しい昼食(11時20分)。
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ツガザクラ。
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ハイマツの巻き道を進み・・・
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岩道を歩いて、横通岳(2,767m)の右を巻いて通過します。
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常念岳が目の前に大きく見え、ここから常念小屋への下りが始まります。
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樹林帯を下って行くと、本日の宿・常念小屋が見えます。
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ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)。
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常念小屋のテント場に到着。
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鞍部の真ん中にある「常念乗越(2,450m)」の標識。
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標識から少し下った所にある常念小屋に14時に到着。
常念小屋は大正8年の開業で、収容人数は200名 。 -
入り口に飾られた常念坊の像・・・常念坊は常念岳を開山し、常念岳の名前の由来となった安曇野の僧です。
4月頃、安曇野から望む前常念岳の東壁に現れる雪形を「常念坊」と言い、この雪形が出ると安曇野で田植えが始まります。 -
激混みの常念小屋は4畳半に8人・・・燕山荘より規模が小さいので、この時期は仕方ないのでしょうね・・・廊下はザックでいっぱいです。
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17時半から夕食。
本日もハンバーグでしたが、美味しく頂きました。 -
夕食後、外に出てみると、幻想的な槍・穂高のサンセット (19時15分)。
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槍ヶ岳が神々しく見えます。
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<3日目>
東の空が白んできました(4時)。 -
サンセットとは違ったサンライズの美しさ。
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常念乗越で多くの人がご来光を待ち構えています(4時半)。
最初は見えていた安曇野の街も雲海に包まれ、より幻想的に。 -
常念小屋の朝食は5時~8時なので、朝食前に常念岳へ。
テント泊の高校生登山部も重い荷物を背負って登っています。 -
日本百名山の常念岳は、どこから見てもピラミッド型の端正な山容ですが、登山道はご覧のようなガレた道が続きます。
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ご来光(4時47分)。
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登山道の目印がシッカリと付けられているので、迷うことはありません。
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三股登山口への分岐点から山頂は近い。
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朝日に輝く槍ヶ岳。
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あの岩の先が山頂。
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登り始めて約1時間半、6時前に祠が祀られた狭い山頂(2,857m)へ到着。
ここから蝶ヶ岳、そして上高地へも行けます。 -
まさに360度のパノラマが楽しめる常念岳の山頂。
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穂高連峰。
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中央アルプス方面。
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南アルプス方面。
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そして、富士山。
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納得、満足の常念岳でした。
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下山後に常念小屋で朝食。
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8時前に小屋を出発して、一ノ沢登山道を下ります。
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常念乗越の斜面に群生するコバイケイソウ。
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下り始めると、いきなり一ノ沢登山道の難所・胸突き八丁(2,090m)・・・急坂で足場も悪い。
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更に下ると、合戦尾根のようにベンチが整備されています。
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下山を始めて40分、ここからはひたすら沢沿いを下ります。
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シモツケソウ。
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センジュガンピ。
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ソバナ。
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ニッコウキスゲ。
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何度も沢を横切ります。
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笠原沢(1,900m)・・・休憩によい広い河原です。
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大滝ベンチ(1,610m)。
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古池・・・カエルはいません。
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小さな鳥居と祠は、登山口の近くに祀られた「山の神」。
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ツリフネソウ。
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12時前に一ノ沢登山口まで下山。
事前に予約しておいたタクシーに乗って穂高駐車場へ。 -
帰りは公共の宿・ビレッジ安曇野で温泉に入って汗を流し、遅めの昼食をとって帰路に着きました。
登りも下りもきつかった北アルプス縦走でしたが、山や花々、そしてサンライズ・サンセットの美しさに魅了された2泊3日の山行でした。
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