2018/07/12 - 2018/07/12
1263位(同エリア4228件中)
みーみさん
以前、訪れたことがありますが、今回はたまたま東京滞在が、月に一回だけ
ある、地下室と撞球室への地下通路の見学会に当たり、これは行かなくて
は!と、9時からの開館のところ、
9時15分前ぐらいに行くと、先客が二人いました。
受付で、入館料を払い、その時に地下室ガイドツアーの希望を伝えると、
受け付け順の番号のIDカードをくれます。
- 旅行の満足度
- 5.0
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なだらかな坂を上がっていきます。
丸い石を積んだ石垣がおもしろい。 -
坂を上がって左側にある塀に刻まれた三菱・岩崎家の家紋。
この旧岩崎庭園で家紋があるのはここだけらしいです。
この塀も重要文化財です。 -
残念なことに表玄関部分は工事中でした。
でも、そのかわり、受付で工事前の建物の絵葉書を一枚くれました。
ナイスな気遣いですね。 -
玄関。
靴を脱いで上がります。
エアコン設備はありませんので、団扇を貸してくれます。 -
玄関扉上部にあるシンプルなステンドグラス。
秋になると、前庭の大きな銀杏の葉の色を映して黄色になるそうですよ。 -
各部屋には、それぞれデザインの違う暖炉が置かれています。
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イチオシ
玄関を入って左手に曲がって進むと現れる階段室。
この階段ホールは玄関から続く廊下より、天井が一段高くなって、
広さを演出しています。
階段は元々は支えが全くない造りですが、現在は補強を入れています。
写真中央に見える細い棒がそれです。 -
この彫刻は直接柱に刻んでいるものではなく、別に彫ったものを丸い柱に回して留めたものです。よく見るとその留めている部分が見えます。
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階段ホールにある暖炉とその上にある鏡。
鏡は高すぎて、人の顔や姿を映すためのものではありません。
階段を映して、これも広さを演出する手段のひとつなんですね。 -
階段ホールにある地下室へと続く階段。
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こちらは立ち入り禁止になっていますが、立派な階段室にあるということは、お客さんはここから地下へ降りて、地下通路を通り、ビリヤード室に行ったのでしょうか?
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婦人室。
イスラム風のしつらえが目を引きます。
コンドル先生は確か鹿鳴館にもイスラム風なデザインを施していました。 -
婦人室の天井はシルクの日本刺繍の布張りで、修復の際取り外すと、裏側はきれいに刺繍が残っていたそうです。
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イチオシ
ベランダのミントン社製のモザイクタイル。
つまり、目地がない。
タイルそのものもとても凝ったもので、この邸宅の
見所の一つだと思います。 -
今は保護のため、ほとんど絨毯に覆われている床ですが、端のほうには床材を見ることができます。床もとても凝ったものです。
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セントラルヒーティング?
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岩崎家で使われていたガラス製品。
バカラ製です。
この時代バカラはマークを入れることはなかったそうですが、
器のひとつにバカラのシールが残ってて、バカラ製だということがわかったそうです。 -
これが金唐革紙です。
再現したもので、触ってみるとその立体的な手触りを実感することができます。 -
再現された金唐革紙が部屋に張ってあります。
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意匠の違う暖炉も見所。
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サンルーム。
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サンルームはは後に増設されたもので、その証拠に部屋の内部にガラス窓やガラ
ス扉がそのまま残っています。最初は現在内側にあるそれらの扉や窓が庭に直接面
していたんですね。 -
二階の婦人客室は
ピンクのペンキで塗られていました。
やはりイスラム風なデザイン。 -
イチオシ
2階のベランダ部分。
列柱が並ぶコロニアル様式。 -
イチオシ
柱の並びと手すりの細工が美しい。
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二階部分。立ち入り禁止部分ですが、この階段の先は屋根裏部屋?
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洋館から和館へ。
渡り廊下でつながっています。 -
屋根は船底天井です。
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和館前の手水鉢や庭石のある日本庭園。
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この写真ではわかりにくいですが、床の間の壁には橋本雅邦が描いたと言われる富士山の絵をみることができます。
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欄間。
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風格のある大広間。
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菱形の釘隠し。
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めちゃくちゃ大きい沓脱ぎ石です。
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和館の二室は、お茶席とお土産コーナーになっています。
ひととおり、見学を終えて、地下室ガイドツアーまでの時間を
ここで白玉あずき氷を食べて過ごしました。 -
和館を出て、しばし庭を散策。
和館は洋館よりも規模の大きい建物でしたが、現在は3室が残されているのみで、残りは取り壊されてしまいました。 -
庭から見た邸宅。
現在、庭の工事をしていました。 -
イチオシ
サンルームのある側面から見た洋館。
ガイドツアーの集合場所の表玄関へ。 -
地下通路・撞球室のガイドツアーは10時半からです。
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サンルーム前にあるこれ、井戸に見えますが、
実は地下道の明かりとりです。 -
和館の白壁の下部に横長に続く金網部分。
これも地下室の明かりとりになっています。
あとで地下室から、これらがあの明かりとりなのかと確認しました。 -
地下室には昔は厨房などがあったそうですが、現在は倉庫になっており、煉瓦などの部材が置かれていました。煉瓦には「菅」の刻印が。小菅刑務所で造られたものらしい。
白い釉薬を塗った煉瓦の通路を抜けるとビリヤード室へ。
撞球室はトラス構造になっていて、柱がない。 -
撞球室の中へ入れるのはこのツアーに参加した場合のみです。
(普通は外から眺めるだけです)
地下通路や地下室は残念ながら、写真撮影は禁止でしたが、
興味のある方はぜひ一度ガイドツアーに参加してみてはいかがでしょう。
洋館と和館の案内・説明もしてくれて、パンフレットには書いていないようことを知ることができて、とてもよかったです。 -
岩崎邸は戦後進駐軍に接収され、壁などもペンキが塗られるなどしましたが、この撞球室の部屋のごく一部の壁の金唐革紙はそのまま残り、現在でもオリジナルのものを見ることができます。
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山小屋風の撞球室。
地下通路で本館でつながっていたのは万一の時、逃げ道として使うためでも
あったのでしょう。
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