道北バス(宗谷バス)高速えさし号

2018/07/15 - 2018/07/15

道北バスと宗谷バスの共同運行による、特急えさし号の車両の紹介です。
今回ご紹介しますのは、先日、旅の道中、「音威子府」を訪れた際、 乗せていただいた、道北バスの車両です。
バス王国、北海道は、この手のマニアにとっては宝庫であり天国なのですが、充実した車内サービスや内装のグレードの高さは、利用者にとっては嬉しいものです。
乗車日 平成30年7月15日(日)
都市間バス 特急「えさし号」
乗車便
枝幸ターミナル 16:30発→旭川駅前 行き
道北バス 車両
乗車区間、時刻
音威子府 17:25発 乗車
(国道40号)
美深北IC 17:53 通過
(名寄美深道路)
名寄北IC 18:00 通過
(国道40号)
旭川駅前 19:29着 降車(当日実際の時刻)

エリア 北海道

えさし号は完全予約制で、事前予約を前提に運行されていますので、始発の枝幸ターミナル出発時刻前に予約しておくのがお勧めです。なお、座席指定ではなく便指定なので、座席自体は自由席です。
バスが来た瞬間に、元・西武観光バスの高速車であることがわかりました。伊勢方面に出かけた時に、何度か「大宮鳥羽線」で乗せてもらっていたので、意外な形での再会となりました。

内装も基本的に西武の高速バス時代そのまま、再会を喜びつつ、大宮鳥羽線でいつも座っていた1A席に着席しました。

音声合成放送装置(クラリオン製)やデジタルサイネージなどの路線バスワンマン機器類は、もちろん道北バス仕様のものが取り付けられています。

デジタルサイネージの各種表示

停名表示

停名、運賃表表示

各種広告

運転席横には、簡易型の運賃箱も設置され、降車時にチケットをこちらに投入します。
また、後述するマルチステレオ取り付けに関連して、メインアンプが西武時代のパナソニック製の1DINサイズのものから、クラリオン製のものに交換されていました。

道北バス移籍後のグレードアップとも言える改造が、今や少なくなったマルチステレオの取り付けです。各座席には、写真のようなシートリモコンが後付けされています。
また、同様にレゾナントシステムズ製のUSB充電ソケットUSB-PWR-01Sも装着されました。

座席前ポケットにマルチステレオ用のヘッドフォンが用意されていますが、ステレオミニジャックのイヤホン、ヘッドフォンであれば、手持ちのもので楽しむこともできます。

マルチステレオでは、ラジオ放送とTVの音声が提供されており、TVの映像は写真のデジタルサイネージ右側のTVモニターで楽しみます。このTVモニターも道北バスで取り付けられたものです。

トイレ(中央部、進行方向右側)

名寄美深道路を僅かに高速走行する他は、国道40号をひた走ります。北海道らしい一直線の道が続き、高速走行と大差はありません。
えさし号旭川駅前行きの乗車扱いは音威子府までなので、以降は予約で降車客無しの停留所は通過します。前述のように事前予約が前提ということもあり、一般の路線バスにありがちな時間調整運転もないので、快調に飛ばします。

乗車車両プロフィール
道北バス 旭川200 か 1040
シャーシ
日産ディーゼル(現・UDトラックス)スペースウィング
ボディ
西日本車体工業 02MC SD-2

16日、旭川駅前11:30発、枝幸行き運用にて撮影
フロント

リヤ

サイド後部

乗務員仮眠室・トランクルーム

出入口ドア・サイドLED行先表示器

フロントLED行先表示器
15日旭川駅前到着時に撮影

音威子府駅では、札幌、大通バスセンターを11:30に出発した、枝幸ターミナル行き、宗谷バス車両にも遭遇しました。札幌便、旭川便ともに「えさし号」の愛称がつけられています。
札幌便では、音威子府は停留所であると共に、10分間の解放休憩が設定されています。
三菱ふそう、エアロクィーンSHD、中央トイレ3列シート、やはり夜行高速仕様です。