2016/10/03 - 2016/10/11
76位(同エリア139件中)
ワンダラーさん
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大手旅行会社の募集ツアーに夫婦で参加。
参加客は10人、女性ベテラン添乗員と、現地の男性ガイドの計12人で大型バス1台の贅沢な旅。
この「その4」は、前半のラスベガス周辺のグランドサークルの絶景ポイントめぐり、後半の最初のアンテロープアイランド州立公園など、イエローストーン国立公園をめぐった後、最後のグランドティートン国立公園からソルトレークシティへの旅。
なお、「グランドティトン」と書かれている例も多いが、ここではワイオミング州政府観光局のホームページの「グランドティートン」の表記を使う。
このホームページには「アメリカには 59 の国立公園がありますが、その中でグランドティートンは一番美しい公園と言われています。」とあり、実際に観てみて、あながち誇大表示ではないように感じた。
表紙の写真は、主峰グランドティートン4,197m、大空に向かって鋭く尖る主峰の景観は、アメリカン・ロッキーの象徴とされる。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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イエローストーン国立公園からサウスエントランスの峠を越えて、南に隣接するグランドティートン国立公園に抜ける。
落雷による山火事の跡とか、山火事の跡が復活途上の場所とか、自然のままの森林、草原が続く。 -
峠を降りて行くと、大きなジャクソンレイク越しに雪を被ったティートン山脈が見えてくる。
正直に言うと、イエローストーン国立公園は期待していたが、グランドティートン国立公園は不勉強で映像など殆ど見た記憶がなく、付け足しのように思って来た。
しかし、今回の旅行で一番印象深い所であった。
シェーンの映画のラストシーン、「シェーン・・・カムバック」の映像で見ていたことは、現地でやっと知った。 -
ジャクソンレイク湖岸をさらに南下すると、ティートン山脈の中核部、女性の胸の隆起(仏語のLes Trois Tetons 3つの胸)のような峰々が見えてくる。
手前の湖の青、麓の黄葉、岩山の黒、雪山の白、澄んだ青空と、秋の湖畔の眺めは素晴らしい。それも貸切状態。イエローストーン国立公園は、騒がしい中国人観光団体などが散見されたが、ここでは団体客どころか個人旅行客もめったに出会わない観光シーズンの最後の饗宴であった。 -
ティートン山脈の東側の大きなU字谷は南北に延び、スネークリバーの上流部がいくつもの氷河湖やモレーンを結びながら南流している。1本だけの道路は、氷河湖に出たり、草原を抜けたりと、変化に富んだ景色を見せてくれる。
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南に下るにつれて、ティートン山脈の主峰グランドティートン4,197mが近づく。
流石に主峰は聳え立っている。
中腹まで雪を冠った姿は、神々しく見える。青空で本当に良かった。 -
グランドティートン国立公園の観光名所の一つ、ジェニーレイクは、駐車場から少し歩かないと湖岸に行けないが、一見の価値がある。ビジターセンターは、もうシーズンオフで閉館。キャンプ場は営業中だった、。
対岸は2,000mほどの湖岸からすぐに切り立った4,000m級の峰が聳え立ち、静かな湖面に映る。
上高地から見上げる奥穂高岳も高いが、標高差は1,700mに満たないし、距離もある。
後日談であるが、ネパールのジョムソン街道からのダウラギリⅠ峰は、5,000超の高度差で、こことはスケールが違う迫力だった。 -
ジェニーレイクの湖面にティートン山脈が映って、目を見張るような美しさだ。人が少ないこの時期が最高かと思う。
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ここが観光名所のトランスフィギレーション教会であるが、荒野の中の小さな教会で、西部劇の場面のようだ、イエローストーンの峠で見た前夜の雪は、ティートン山脈では本格的な初冠雪になったようで、真っ青な空からの陽光に峰々が輝いている。
ワイオミング州観光局のサイトでは「礼拝堂」になっていて、次の解説がある。
『トランスフィギュレー ションとは「変貌」という意味です。この世界に入ると人はだれでも自然体に「変貌」するのかもしれません。』
2週間ほど前に訪問した方の旅行記を拝見すると雪が少なくて、ちょっと寂しい。黄葉はきれいだが、高山には雪が似合う。5月~6月の新緑や草原がお花畑の季節も、残雪がきれいではないかと想像する。 -
ジェニーレイクのビジターセンターが閉鎖だったので、南のクレイグトーマスのビジターセンターに立ち寄る。公園の全貌が分かる展示。
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休憩ののち、ジャクソンホールの町を抜けて、ワイオミングの大平原をユタ州に向けて走る。
ジャクソンホールは、グランドティートン国立公園の正面玄関に当たるリゾート地であるが、毎年8月に、「ジャクソンホール会議(カンザスシティ連邦準備銀行主催の経済政策シンポジウム)」が開催されることで有名。世界各国から中央銀行総裁や学者などが参加し、世界中の株価や為替相場に影響を与える。 -
ユタ州のドライブイン。アメリカは、土地が安いので、広くて大きい。
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バスで後半の出発をしたソルトレイクシティに戻り、今晩の夕食は日本人経営のBENIHANAチェーンで鉄板焼き。
ロッキー青木を知る世代としては、州都とはいえこんな町にも「紅花」が進出しているのは、頼もしい限り。 -
この会社のツアーは、最後の晩の夕食を豪華にして、印象に残すようだ。野菜からはじまり、シーフード、サイコロステーキと目の前で調理するパフォーマンスは、現地人にも受けているようだ。
こののち、現地ガイドさんはホテルで別れて、ラスベガスに帰る。忙しい仕事だ。 -
泊りは空港に近い郊外のラディソンホテル。
着いたときは真っ暗で良く分からなかったが、市街から空港に行く市街電車市街から空港に行く市街電車(Utah Transit Authority TRAX)で、空港の1つ手前の停留所が近い。 -
今日は一日自由行動で、添乗員さんが市街電車で市街まで案内してくださる。
これはTRAXと呼ばれる市街電車停留所の路線案内図。緑色の枠が3路線のうちのグリーンラインを表す。
自動車交通が多い米国で、市街から空港に行く市街電車を維持しているのは、環境にもよいし、定時運行は安心。 -
添乗員さんが市街電車の切符自動販売機の使い方を教えてくださる。
2時間半有効券が$2.50とリーゾナブル。(改札はないが、無賃乗車はペナルティの高価罰金とのこと) -
電車は、想像していたよりも立派な新しい車両。
低床で乗り降りし易いライトレールで、郊外では駅間が長く、ダウンタウンでは市電のように駅間が短い。便利で、利用者も多く、設備投資も行えるのであろう。
6駅目のTempl Square駅で下車。 -
市街地の中心はモルモン教大本山のテンプルスクェア。
西門から広大な敷地に入る。各自分かれて自由行動に。 -
モルモン教大本山の象徴である花崗岩の大神殿。通常は入ることは出来ず、模型が公開されている。
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これはモルモン教本部、ジョセフ・スミスメモリアル展望台の10階からの大神殿の眺め
(LDS教会オフィスビルの26階展望階からも眺められるらしい) -
こちらもモルモン教本部、ジョセフ・スミスメモリアル展望台の10階からの市街地の眺め。
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モルモン教本部は、庭園、花壇の手入れも良く、秋の花々が咲き誇る。
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その後、ダウンタウンのショッピングセンターや、お土産屋に寄って、市街電車でホテルに帰る。
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ソルトレイクシティ空港から飛び立つとグレートソルトレイクが見え、ロサンゼルス空港乗り換えで帰国。
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