ノーザンテリトリー準州旅行記(ブログ) 一覧に戻る
4WDでオーストラリアのオフロードの道を縦断してきました。ここ数年、オーストラリアのアウトバックと呼ばれる砂漠の遠隔地には毎年旅してきましたが、すべて舗装道路を通るいわば「安全な旅」でした。しかしアウトバックは四駆を自ら運転して名も無い砂漠の遠隔地に行くことが最高の旅のスタイルだということを確信したので、ついにそれを実行に移す時がきました。<br /><br />この中編の旅行記では、ウードナダッタからシンプソン砂漠の入口までオフロードをドライブ、その後この旅のハイライトのウルルまで向かいます。途中に観光名所はありません。広大な台地にひたすら続くオフロードの4WDドライブを楽しみ、シンプソン砂漠の入口、更にはウルルまでたどり着く事が旅の目的です。

初めての4WDでオーストラリアの砂漠を冒険の旅2 シンプソン砂漠周辺 (4WD Adventure drive in Australian Outback 2 - Around Simpson Desert)

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2018/04/10 - 2018/04/11

4位(同エリア64件中)

ノーーウォリーズ

ノーーウォリーズさん

4WDでオーストラリアのオフロードの道を縦断してきました。ここ数年、オーストラリアのアウトバックと呼ばれる砂漠の遠隔地には毎年旅してきましたが、すべて舗装道路を通るいわば「安全な旅」でした。しかしアウトバックは四駆を自ら運転して名も無い砂漠の遠隔地に行くことが最高の旅のスタイルだということを確信したので、ついにそれを実行に移す時がきました。

この中編の旅行記では、ウードナダッタからシンプソン砂漠の入口までオフロードをドライブ、その後この旅のハイライトのウルルまで向かいます。途中に観光名所はありません。広大な台地にひたすら続くオフロードの4WDドライブを楽しみ、シンプソン砂漠の入口、更にはウルルまでたどり着く事が旅の目的です。

旅行の満足度
4.0
  • 4日目、この日も早起きして日が登ると同時に出発です。この日の走行距離は約500kmで長め。写真はウードナダッタで有名なピンクロードハウス。砂漠のど真ん中の小さな村にあるど派手な建物で何か変な商売をしているのかと思いますが、実際は普通のロードハウスです。昨日車を修理したのもここですので、頼りになる存在です。<br />

    4日目、この日も早起きして日が登ると同時に出発です。この日の走行距離は約500kmで長め。写真はウードナダッタで有名なピンクロードハウス。砂漠のど真ん中の小さな村にあるど派手な建物で何か変な商売をしているのかと思いますが、実際は普通のロードハウスです。昨日車を修理したのもここですので、頼りになる存在です。

    ウードナダッタ空港 (ODD) 空港

  • ウードナダッタからウードナダッタトラックを離れて更に北上します。最初の目的地はマウントデア、本当はこの辺りのハイライトであるダルハウシースプリングで泳ぎたかったのですが、昨日の遅れと道中の道の悪さからかダルハウシースプリングには寄らず、道の状態が良いマウントデアに直行するトラックに変更します。地図上では太い点線から細い点線に変わり、この道はあまり使われていない(整備されていない?)道であることを伺わせます。実際道幅も狭くなり、道も砂っぽい路面に変わります。<br /><br />今まで2Hと4Hギアを交互に使っていましたが、この先はずっと4Hギアを使います。4WDの2Hギアとは2輪駆動で主に舗装道路やグリップのしっかりしたオフロードで使います。4Hギアは4輪駆動でグリップの悪いオフロードで使います。舗装道路で4Hを使うとカーブの際の前輪と後輪の回転半径が僅かに違うことからスムーズに曲がることができず、また車を壊してしまう恐れがあるので、4Hは使えません。ローギア4Lやディフェレンシャルロックを使うような冒険的な道は今のところありません。

    ウードナダッタからウードナダッタトラックを離れて更に北上します。最初の目的地はマウントデア、本当はこの辺りのハイライトであるダルハウシースプリングで泳ぎたかったのですが、昨日の遅れと道中の道の悪さからかダルハウシースプリングには寄らず、道の状態が良いマウントデアに直行するトラックに変更します。地図上では太い点線から細い点線に変わり、この道はあまり使われていない(整備されていない?)道であることを伺わせます。実際道幅も狭くなり、道も砂っぽい路面に変わります。

    今まで2Hと4Hギアを交互に使っていましたが、この先はずっと4Hギアを使います。4WDの2Hギアとは2輪駆動で主に舗装道路やグリップのしっかりしたオフロードで使います。4Hギアは4輪駆動でグリップの悪いオフロードで使います。舗装道路で4Hを使うとカーブの際の前輪と後輪の回転半径が僅かに違うことからスムーズに曲がることができず、また車を壊してしまう恐れがあるので、4Hは使えません。ローギア4Lやディフェレンシャルロックを使うような冒険的な道は今のところありません。

  • 途中、幾つもの砂丘Crestを超える箇所があります。細い点線でも道は道、さらさらの砂の丘ではなく路面は整地されており4WDなら簡単に超えられます。この東側にあるシンプソン砂漠内は細い点線より更に細いトラックで、未整備でさらさらの砂の砂丘を何百と越えるオーストラリアのオフロードトリップの最難関のひとつで有名です。<br /><br />しかし整地された路面でも油断できません。このような砂丘はオフロードドライブの事故の原因のひとつです。丘の先が全く見えないため、先がどうなっているか全く分かりません。対向車が迫っているかもしれませんし、道が狭くなったり曲がっているかもしれません。実際標識には右カーブがあることを示しています。<br />

    途中、幾つもの砂丘Crestを超える箇所があります。細い点線でも道は道、さらさらの砂の丘ではなく路面は整地されており4WDなら簡単に超えられます。この東側にあるシンプソン砂漠内は細い点線より更に細いトラックで、未整備でさらさらの砂の砂丘を何百と越えるオーストラリアのオフロードトリップの最難関のひとつで有名です。

    しかし整地された路面でも油断できません。このような砂丘はオフロードドライブの事故の原因のひとつです。丘の先が全く見えないため、先がどうなっているか全く分かりません。対向車が迫っているかもしれませんし、道が狭くなったり曲がっているかもしれません。実際標識には右カーブがあることを示しています。

  • 他にもオフロードドライブならではの注意点が幾つかあるのでご紹介します。写真はコルゲーションCorrugationと呼ばれる波を打った路面。ここを低速で走ると振動をもろに拾いますが、時速80キロ程以上だと、波の上を飛ぶように走るので揺れは起きません。<br /><br />しかしここにも注意点が、飛ぶように走るというのは道にグリップしていない状態ですので、大変滑りやすくなります。4WDで横転事故などまずないと思われがちですが、コルゲーション上を高速走行中にカーブを曲がれず横転事故が結構発生している様なので4Hギアでの走行は必須でしょう。またタイヤの空気圧を下げるのも有効な対策です。

    他にもオフロードドライブならではの注意点が幾つかあるのでご紹介します。写真はコルゲーションCorrugationと呼ばれる波を打った路面。ここを低速で走ると振動をもろに拾いますが、時速80キロ程以上だと、波の上を飛ぶように走るので揺れは起きません。

    しかしここにも注意点が、飛ぶように走るというのは道にグリップしていない状態ですので、大変滑りやすくなります。4WDで横転事故などまずないと思われがちですが、コルゲーション上を高速走行中にカーブを曲がれず横転事故が結構発生している様なので4Hギアでの走行は必須でしょう。またタイヤの空気圧を下げるのも有効な対策です。

  • 対向車が来ることがあります(この写真は前日のウードナダッタトラックです)。オフロードなので砂埃がすごいですが、この中には小さな石が混ざっています。対向車のすぐ近くを高速ですれ違うと、飛び石が当たり窓に亀裂が入ることがありますので、なるべく間隔を空けて速度を落とすのが良いです。また砂埃の中には何があるか見えません。写真では砂埃の中にもう一台の対向車が。。対向車は路面の良い反対車線を走っているかもしれないので、注意が必要です。<br /><br />普通の車でもこの砂埃なので、それがロードトレインと呼ばれる巨大トラックとすれ違うととんでもない状況です。まるで砂嵐の中に突っ込んだ様に5秒程まったく前が見えなくなり大量の小石を浴びせられます。ロードトレインとはできれば停止して通過を待ちたいところです。

    対向車が来ることがあります(この写真は前日のウードナダッタトラックです)。オフロードなので砂埃がすごいですが、この中には小さな石が混ざっています。対向車のすぐ近くを高速ですれ違うと、飛び石が当たり窓に亀裂が入ることがありますので、なるべく間隔を空けて速度を落とすのが良いです。また砂埃の中には何があるか見えません。写真では砂埃の中にもう一台の対向車が。。対向車は路面の良い反対車線を走っているかもしれないので、注意が必要です。

    普通の車でもこの砂埃なので、それがロードトレインと呼ばれる巨大トラックとすれ違うととんでもない状況です。まるで砂嵐の中に突っ込んだ様に5秒程まったく前が見えなくなり大量の小石を浴びせられます。ロードトレインとはできれば停止して通過を待ちたいところです。

  • さらさらの砂の路面もあります。4WDならこの程度なら全く問題ないですが、突然の障害物などに注意が要ります。写真の路面は少し穴の様になっていますが、この様な穴はブルダスト Bulldustと呼ばれ、オフロードドライブで最も恐れられています。ブルダストの怖いところは、普通は非常に柔らかい砂に覆われて外からは殆ど見分けがつかない落とし穴であることです。なので、普通に走っていて突然ブルダストにはまり、数10センチの穴に落ちることがあります。大きいものだと4WDにもダメージを与えるものもあります。よくアウトバックをバイクで走行していて、突然転倒したという話を聞きますが、ほぼ間違いなくブルダストに落ちたためです。<br />

    さらさらの砂の路面もあります。4WDならこの程度なら全く問題ないですが、突然の障害物などに注意が要ります。写真の路面は少し穴の様になっていますが、この様な穴はブルダスト Bulldustと呼ばれ、オフロードドライブで最も恐れられています。ブルダストの怖いところは、普通は非常に柔らかい砂に覆われて外からは殆ど見分けがつかない落とし穴であることです。なので、普通に走っていて突然ブルダストにはまり、数10センチの穴に落ちることがあります。大きいものだと4WDにもダメージを与えるものもあります。よくアウトバックをバイクで走行していて、突然転倒したという話を聞きますが、ほぼ間違いなくブルダストに落ちたためです。

  • アウトバックの砂漠地帯といっても、大体の土地は牧場です。フェンスのない牧場の中を走っているので、突然牛が現れるという事もあります。牛はあまり車を怖がらないので、近くに来るまで逃げません。なのでうっかりしていると牛と衝突して車に大ダメージということもありえます。

    アウトバックの砂漠地帯といっても、大体の土地は牧場です。フェンスのない牧場の中を走っているので、突然牛が現れるという事もあります。牛はあまり車を怖がらないので、近くに来るまで逃げません。なのでうっかりしていると牛と衝突して車に大ダメージということもありえます。

  • 牧場ですので、境界線はフェンスで囲われています。大体がグリッドGridと呼ばれる車はそのまま通過できるけど牛は通れない関所みたいな所を通りますが、遠隔地には写真の様なゲートになっていたりします。通行禁止の意味ではないので心配はいりません。こんな時は一旦車を停車させてゲートを開き、車を反対側に行ったら、ゲートを元の状態に戻します。

    牧場ですので、境界線はフェンスで囲われています。大体がグリッドGridと呼ばれる車はそのまま通過できるけど牛は通れない関所みたいな所を通りますが、遠隔地には写真の様なゲートになっていたりします。通行禁止の意味ではないので心配はいりません。こんな時は一旦車を停車させてゲートを開き、車を反対側に行ったら、ゲートを元の状態に戻します。

  • 交換したタイヤ。元のタイヤはYokomaha Geolandar A/Tというオンオフ両方を走れるタイヤでした。パンク後に交換したのはNankangという恐らく中国ブランド。これしかサイズが合う在庫がなかったので贅沢は言えません。それでも30psiに空気圧(すこしたわみが見える程度)を落としてからはタイヤの問題はほぼ解決したようです。これくらいだと安定したグリップがあり、パンクの危険性も大幅に減りました。やはりオフロードではタイヤが最も重要です。

    交換したタイヤ。元のタイヤはYokomaha Geolandar A/Tというオンオフ両方を走れるタイヤでした。パンク後に交換したのはNankangという恐らく中国ブランド。これしかサイズが合う在庫がなかったので贅沢は言えません。それでも30psiに空気圧(すこしたわみが見える程度)を落としてからはタイヤの問題はほぼ解決したようです。これくらいだと安定したグリップがあり、パンクの危険性も大幅に減りました。やはりオフロードではタイヤが最も重要です。

  • ダルハウシースプリング Dalhousie Springには行けませんでしたが、こちらの道にも似たようなエリンガスプリング Eringa Springがあります。ただこちらは暖かい水ではなくて、水も濁っていて泳げる様な感じではありません。このルートがかつてアボリジニも交易路、西洋人初の豪州大陸横断に使われたのは、諸所にあるスプリングのおかげです。砂漠の冒険で一番重要なのは水ですからね。そうはいってもアボリジニや大陸横断の跡みたいなのが一切ないのは残念ですが。

    ダルハウシースプリング Dalhousie Springには行けませんでしたが、こちらの道にも似たようなエリンガスプリング Eringa Springがあります。ただこちらは暖かい水ではなくて、水も濁っていて泳げる様な感じではありません。このルートがかつてアボリジニも交易路、西洋人初の豪州大陸横断に使われたのは、諸所にあるスプリングのおかげです。砂漠の冒険で一番重要なのは水ですからね。そうはいってもアボリジニや大陸横断の跡みたいなのが一切ないのは残念ですが。

  • シンプソン砂漠 Simpson Desertの方向を示す看板が。シンプソントラックは全長500km程に何百もの砂丘を越える、オーストラリアのオフロードで最難関のトラックのひとつです。オーストラリアの四駆好きにはかなり有名なコースですので、冬のシーズンには辺境のマウントデアもかなり混雑するようです。このBritzのレンタカーでも、事前に許可を取ればシンプソン砂漠を挑戦することはできます。しかし、標準の装備ではほぼ自殺行為です。少なくとも2台以上の4WD、ウィンチ、ガソリン用ジェリ缶、もうひとつのスペアタイヤは追加で必要かと思います。

    シンプソン砂漠 Simpson Desertの方向を示す看板が。シンプソントラックは全長500km程に何百もの砂丘を越える、オーストラリアのオフロードで最難関のトラックのひとつです。オーストラリアの四駆好きにはかなり有名なコースですので、冬のシーズンには辺境のマウントデアもかなり混雑するようです。このBritzのレンタカーでも、事前に許可を取ればシンプソン砂漠を挑戦することはできます。しかし、標準の装備ではほぼ自殺行為です。少なくとも2台以上の4WD、ウィンチ、ガソリン用ジェリ缶、もうひとつのスペアタイヤは追加で必要かと思います。

  • マウントデア Mt Dareに到着、アウトバックの奥地にぽつんとあるロードハウスです。マウントデアはシンプソン砂漠横断の基点となる場所です。今日ウードナダッタからマウントデアまで既に250km走りましたが、すれ違った対向車は僅か1台。最も近い舗装道路まで250kmある、陸の孤島です。途中給油できる所は限られていますので、ここは1Lが2.10ドルと通常の1.5倍しますが早めに給油します。ハイラックス4WD 2.8Lディーゼルターボは、エアコンと冷蔵庫をつけた状態でも1Lで10km近く走れて思ったより経済的です。

    マウントデア Mt Dareに到着、アウトバックの奥地にぽつんとあるロードハウスです。マウントデアはシンプソン砂漠横断の基点となる場所です。今日ウードナダッタからマウントデアまで既に250km走りましたが、すれ違った対向車は僅か1台。最も近い舗装道路まで250kmある、陸の孤島です。途中給油できる所は限られていますので、ここは1Lが2.10ドルと通常の1.5倍しますが早めに給油します。ハイラックス4WD 2.8Lディーゼルターボは、エアコンと冷蔵庫をつけた状態でも1Lで10km近く走れて思ったより経済的です。

  • マウントデア ホテルの内部、簡素な作りですが辺境の雰囲気が中々良いです。マウントデア辺りに見所は何もありません。ここにたどり着くことが目的です。初めての4WDでシンプソン砂漠の入口のマウントデアまで到達しただけでも、私にとっては達成感がありました。シンプソントラックはいつかのチャンスにとっておきます。

    マウントデア ホテルの内部、簡素な作りですが辺境の雰囲気が中々良いです。マウントデア辺りに見所は何もありません。ここにたどり着くことが目的です。初めての4WDでシンプソン砂漠の入口のマウントデアまで到達しただけでも、私にとっては達成感がありました。シンプソントラックはいつかのチャンスにとっておきます。

  • ここからは、西側に進路を変えます。ひたすら続く平らな大地、4月でも気温は35度あります。砂漠の中に緑が広がっている箇所も、ケニアのマサイマラのゲームドライブを思い起こす雰囲気です。路面に石は多いですが、慎重に避けて運転するだけで難しいことは全くありません。<br />

    ここからは、西側に進路を変えます。ひたすら続く平らな大地、4月でも気温は35度あります。砂漠の中に緑が広がっている箇所も、ケニアのマサイマラのゲームドライブを思い起こす雰囲気です。路面に石は多いですが、慎重に避けて運転するだけで難しいことは全くありません。

  • ノーザンテリトリーNT準州の州境です。簡素ながら看板もあり、サウスオーストラリアSA州から州境を越えたことが分かります。<br />

    ノーザンテリトリーNT準州の州境です。簡素ながら看板もあり、サウスオーストラリアSA州から州境を越えたことが分かります。

  • 紫色のワイルドフラワーが一面に広がっています。砂漠に花が咲くのは珍しいそうです。<br />

    紫色のワイルドフラワーが一面に広がっています。砂漠に花が咲くのは珍しいそうです。

  • 景色は変わらない様でいて、よく見ると違っています。土の色は茶、白、黒、と変化があり、NT準州に入ってからは赤茶色で、アウトバックらしい色に変わってきました。途中休憩する場所もないので、何もない所で車を停めて休憩。頼りになる今回の旅のパートナー ハイラックス4WD。<br />

    景色は変わらない様でいて、よく見ると違っています。土の色は茶、白、黒、と変化があり、NT準州に入ってからは赤茶色で、アウトバックらしい色に変わってきました。途中休憩する場所もないので、何もない所で車を停めて休憩。頼りになる今回の旅のパートナー ハイラックス4WD。

  • この辺りの唯一の村フィンケ Finke。ほぼ100%アボリジニの村です。NT準州にある多くのアボリジニ村や未舗装道路は自由に入れる訳ではなく、予め村の首長からパーミットを取る必要があります。フィンケ村や近隣のトラックはパーミットが要らなかったのですが、外部者が入ってくるのにあまり良い顔をされないと思い素通りします。<br /><br />また、フィンケより北のアリススプリングスへ向かう Old South Roadは、フィンケデザートレースという豪州で最も有名なオフロードレースのひとつが開催されるトラックです。このラフロードを是非走りたかったのですが、ラフロードすぎてBritzの4WDレンタカーでは走行禁止区間でした。ちなみに他のBritzの走行禁止区間は<br />Canning Stock Route, the Old Gunbarrel Hwy, the Lost City in Litchfield Park, the Old Telegraph Track section of the road to Cape York, Boggy Hole (Finke Gorge National Park), the Old South Road from Maryvale to Finke and Fraser Island<br /><br />通行可能なのは上記にリストされていない場所で、以下の難関ルートは事前許可があれば通行可能です。いつか行ってみたいですね。<br />Simpson Desert, Cape York (6-11月のみ), Gibb River Road, Central Arnhem Road...

    この辺りの唯一の村フィンケ Finke。ほぼ100%アボリジニの村です。NT準州にある多くのアボリジニ村や未舗装道路は自由に入れる訳ではなく、予め村の首長からパーミットを取る必要があります。フィンケ村や近隣のトラックはパーミットが要らなかったのですが、外部者が入ってくるのにあまり良い顔をされないと思い素通りします。

    また、フィンケより北のアリススプリングスへ向かう Old South Roadは、フィンケデザートレースという豪州で最も有名なオフロードレースのひとつが開催されるトラックです。このラフロードを是非走りたかったのですが、ラフロードすぎてBritzの4WDレンタカーでは走行禁止区間でした。ちなみに他のBritzの走行禁止区間は
    Canning Stock Route, the Old Gunbarrel Hwy, the Lost City in Litchfield Park, the Old Telegraph Track section of the road to Cape York, Boggy Hole (Finke Gorge National Park), the Old South Road from Maryvale to Finke and Fraser Island

    通行可能なのは上記にリストされていない場所で、以下の難関ルートは事前許可があれば通行可能です。いつか行ってみたいですね。
    Simpson Desert, Cape York (6-11月のみ), Gibb River Road, Central Arnhem Road...

    フィンク空港 (FIK) 空港

  • 今までオフロードは思ったより路面の状態は良く、4WDなら難しいと感じる箇所は一切ありませんでした。なので、少し回り道をして、オフロードの幹線道路から外れてみます。すると、路面はふかふかの砂の狭い道に一変します。4WDの車高でも車の底を擦るのではないかという位の深い轍もありチャレンジングなトラックです。しかしハイラックス4WDは殆どタイヤを空転させることなく、安定した走行です。乾いた平坦な道であれば、どんなにさらさらの砂の道でも進める気がします。

    今までオフロードは思ったより路面の状態は良く、4WDなら難しいと感じる箇所は一切ありませんでした。なので、少し回り道をして、オフロードの幹線道路から外れてみます。すると、路面はふかふかの砂の狭い道に一変します。4WDの車高でも車の底を擦るのではないかという位の深い轍もありチャレンジングなトラックです。しかしハイラックス4WDは殆どタイヤを空転させることなく、安定した走行です。乾いた平坦な道であれば、どんなにさらさらの砂の道でも進める気がします。

  • この片道12kmのラフロードの行き先は、ご覧のランバートセンター Lambert Centre。オーストラリアの地理上の中心地点です。よくウルルがオーストラリアの中心みたいに思われますが、正確にはランバートセンターがど真ん中です。首都キャンベラにあるようなモニュメントが建っていますが、この周りには他に何もない辺境の地です。

    この片道12kmのラフロードの行き先は、ご覧のランバートセンター Lambert Centre。オーストラリアの地理上の中心地点です。よくウルルがオーストラリアの中心みたいに思われますが、正確にはランバートセンターがど真ん中です。首都キャンベラにあるようなモニュメントが建っていますが、この周りには他に何もない辺境の地です。

  • そこから更にオフロードを西に150km程ドライブして、本日の宿泊地クルゲラKulgeraへ到着。ここは舗装道路の幹線道路スチュアートハイウェイと交わる場所です。まだまだアウトバックの中ですが久々に文明に戻って来た気分です。<br />

    そこから更にオフロードを西に150km程ドライブして、本日の宿泊地クルゲラKulgeraへ到着。ここは舗装道路の幹線道路スチュアートハイウェイと交わる場所です。まだまだアウトバックの中ですが久々に文明に戻って来た気分です。

    カルゲラ空港 (KGR) 空港

  • クルゲラロードハウスのパブ。クルゲラのロードハウスには何故かカナダ国旗と沢山のブラが。女の子が沢山いますが、これからワイルドなパーティが始まってブラを脱いでそのまま置いていくのか気になるところです。<br />

    クルゲラロードハウスのパブ。クルゲラのロードハウスには何故かカナダ国旗と沢山のブラが。女の子が沢山いますが、これからワイルドなパーティが始まってブラを脱いでそのまま置いていくのか気になるところです。

  • ここで、車の中の装備を紹介します。写真は車のレンタルについてきたキャンプ用品。テントは写っていませんが、右にマットレス、左にフォールディングチェア。奥は寝袋です。夜の最低気温は20度近くあるのに冬用の厚い寝袋だったので、新品のまま袋からも開けず使いませんでした。冬のアウトバックは気温が0度程になるので、その頃は丁度良いのでしょうが。こんなこともあると思い寝袋は持参していました。

    ここで、車の中の装備を紹介します。写真は車のレンタルについてきたキャンプ用品。テントは写っていませんが、右にマットレス、左にフォールディングチェア。奥は寝袋です。夜の最低気温は20度近くあるのに冬用の厚い寝袋だったので、新品のまま袋からも開けず使いませんでした。冬のアウトバックは気温が0度程になるので、その頃は丁度良いのでしょうが。こんなこともあると思い寝袋は持参していました。

  • 後ろのキャブを空けたところ。左が冷蔵庫、右が収納棚。中には食器や調理器具、オレンジのロープは車が泥や砂にスタックした時に引き出すためのロープ、他に引っ張ってくれる車がいなければ全く役に立ちませんが。収納棚は便利ですが、持ち込んだ大きなカバンは収納できません。両脇の窓からアクセスできるスペースもあるのですがキャンプ用品でほぼ埋まっており、荷物を置くスペースは意外と少ないです。後ろのキャブの空間は出発時には新品同様で埃ひとつありませんでしたが、オフロードを走ったことでご覧の様な埃だらけの姿に。。後から知ったのですが、トラックの荷台を被せるハードトップのルーフはダストプルーフではなく、ドアをきちんと閉めても埃が入ってくるのは仕様なのだとか。

    後ろのキャブを空けたところ。左が冷蔵庫、右が収納棚。中には食器や調理器具、オレンジのロープは車が泥や砂にスタックした時に引き出すためのロープ、他に引っ張ってくれる車がいなければ全く役に立ちませんが。収納棚は便利ですが、持ち込んだ大きなカバンは収納できません。両脇の窓からアクセスできるスペースもあるのですがキャンプ用品でほぼ埋まっており、荷物を置くスペースは意外と少ないです。後ろのキャブの空間は出発時には新品同様で埃ひとつありませんでしたが、オフロードを走ったことでご覧の様な埃だらけの姿に。。後から知ったのですが、トラックの荷台を被せるハードトップのルーフはダストプルーフではなく、ドアをきちんと閉めても埃が入ってくるのは仕様なのだとか。

  • あと重要なのが、万が一車が動けなくなった時の緊急連絡手段。アウトバックではどの携帯電話も圏外ですし、UHFラジオの通信距離は狭くアンプリファイアーがある場所など限られた場所でしか外部連絡には使えません。他の方法として衛星携帯(レンタル可能$20/日)か、写真の緊急ビーコン(PLB)です。緊急ビーコンは通話は出来ませんが救助信号を送ることができます。ここに挙げた中で緊急ビーコンだけは持っていました。<br /><br />まあ、今まで通った道は一日全く車が通らない超遠隔地ではないですが、道を間違えたりして狭い道に迷った場合は何日も助けがないことも考えられます。地図は携帯電話にオフロードの道を含むGPS用の地図を予めダウンロードしておきました。カーナビゲーションは殆どのオフロードの道を表示していませんでしたので、これは正解でした。

    あと重要なのが、万が一車が動けなくなった時の緊急連絡手段。アウトバックではどの携帯電話も圏外ですし、UHFラジオの通信距離は狭くアンプリファイアーがある場所など限られた場所でしか外部連絡には使えません。他の方法として衛星携帯(レンタル可能$20/日)か、写真の緊急ビーコン(PLB)です。緊急ビーコンは通話は出来ませんが救助信号を送ることができます。ここに挙げた中で緊急ビーコンだけは持っていました。

    まあ、今まで通った道は一日全く車が通らない超遠隔地ではないですが、道を間違えたりして狭い道に迷った場合は何日も助けがないことも考えられます。地図は携帯電話にオフロードの道を含むGPS用の地図を予めダウンロードしておきました。カーナビゲーションは殆どのオフロードの道を表示していませんでしたので、これは正解でした。

  • 5日目、この日の走行距離は370km(オフロード235km)で短め。最初の20kmはスチュアートハイウェイの舗装道路をとおり、再び、サウスオーストラリアSA州・ノーザンテリトリーNT準州の州境へ。ここには立派な州境のモニュメントがあります。<br />

    5日目、この日の走行距離は370km(オフロード235km)で短め。最初の20kmはスチュアートハイウェイの舗装道路をとおり、再び、サウスオーストラリアSA州・ノーザンテリトリーNT準州の州境へ。ここには立派な州境のモニュメントがあります。

  • 州境は越えずNT準州に戻り、オフロードのマルガパークロード Mulga Park roadを走りウルルを目指します。この日は天気が悪く、遠くでは局地的に大雨が降っている箇所も見えます。もし大雨が降ってトラックが泥だらけになると道路状況は一変して、最悪の場合その場から何日も動けなくなる恐れもあります。距離は短いですが、今日が最もキツイ旅になるかもしれません。クルゲラのロードハウスの話では、道がクローズされていなければ大丈夫との事。それを信じて進みます。マルガパークロードの走行にパーミットは要りません。

    州境は越えずNT準州に戻り、オフロードのマルガパークロード Mulga Park roadを走りウルルを目指します。この日は天気が悪く、遠くでは局地的に大雨が降っている箇所も見えます。もし大雨が降ってトラックが泥だらけになると道路状況は一変して、最悪の場合その場から何日も動けなくなる恐れもあります。距離は短いですが、今日が最もキツイ旅になるかもしれません。クルゲラのロードハウスの話では、道がクローズされていなければ大丈夫との事。それを信じて進みます。マルガパークロードの走行にパーミットは要りません。

  • マルガパークロードはNT-SA州境沿いを走ります。路面のコンディションは良く運転は難しくもなく、心配だった天気も回復しました。途中には特徴のないアウトバックの光景が続きますが、最後にちょっとしたハイライトがあります。それはマウントコナー Mount Conner。ウルル(エアーズロック)の偽者と言われる悲しい立場の山ですが、これまでオフロードを走って特徴的な山はウィルペナパウンドだけだったので、久々の観光ポイントです。マウントコナーは普通は北側から見ることが多いですが、マルガパークロード沿いでは南側からみることが出来ました。マウントコナーを南側から撮った結構珍しい写真かと思います。

    マルガパークロードはNT-SA州境沿いを走ります。路面のコンディションは良く運転は難しくもなく、心配だった天気も回復しました。途中には特徴のないアウトバックの光景が続きますが、最後にちょっとしたハイライトがあります。それはマウントコナー Mount Conner。ウルル(エアーズロック)の偽者と言われる悲しい立場の山ですが、これまでオフロードを走って特徴的な山はウィルペナパウンドだけだったので、久々の観光ポイントです。マウントコナーは普通は北側から見ることが多いですが、マルガパークロード沿いでは南側からみることが出来ました。マウントコナーを南側から撮った結構珍しい写真かと思います。

  • 写真は、南西側からとったマウントコナー。西側の一番近くまで寄ると近くの丘が邪魔して山が見えなくなり、これが一番近くに寄った時です。マルガパークロードから更にマウントコナーに寄れるトラックがあるようですが、ここは私有地で通行が許可されていません。噂では、中のトラックには針で作った罠が仕掛けてあり、勝手に入ったら全てのタイヤがパンクして動けなくなるとか。。真相は分かりませんが。

    写真は、南西側からとったマウントコナー。西側の一番近くまで寄ると近くの丘が邪魔して山が見えなくなり、これが一番近くに寄った時です。マルガパークロードから更にマウントコナーに寄れるトラックがあるようですが、ここは私有地で通行が許可されていません。噂では、中のトラックには針で作った罠が仕掛けてあり、勝手に入ったら全てのタイヤがパンクして動けなくなるとか。。真相は分かりませんが。

  • これは北西側から見たマウントコナー。日光が当たってこちらから見るほうが山壁がはっきり見えます。しかし近くでは山の頂上部しか見えず、ちょっと遠くから見たほうが全容が見えます。<br />

    これは北西側から見たマウントコナー。日光が当たってこちらから見るほうが山壁がはっきり見えます。しかし近くでは山の頂上部しか見えず、ちょっと遠くから見たほうが全容が見えます。

  • 長いオフロードを終えて1200kmぶりに舗装道路ラセスターハイウェイ Lassester Hwyへ出てきました。今日の宿泊地ユララ Yularaまであと80kmです。ユララに近づくにつれてカタジュタ Kata Tjuta(マウントオルガ)が遠くに見えてきます。<br />

    長いオフロードを終えて1200kmぶりに舗装道路ラセスターハイウェイ Lassester Hwyへ出てきました。今日の宿泊地ユララ Yularaまであと80kmです。ユララに近づくにつれてカタジュタ Kata Tjuta(マウントオルガ)が遠くに見えてきます。

  • そして、サンセットはウルル Uluru(エアーズロック)です。いつ見ても綺麗なものですが、今回は海側のアデレードから5日間1800km程の旅の末にオーストラリアの中心ウルルまでたどり着いたので、その達成感で一層特別なものでした。<br /><br />明日からはウルル周辺・キングスキャニオンの観光と、再びオフロードのレッドセンターウェイを経由してゴールのアリススプリングスを目指します。

    そして、サンセットはウルル Uluru(エアーズロック)です。いつ見ても綺麗なものですが、今回は海側のアデレードから5日間1800km程の旅の末にオーストラリアの中心ウルルまでたどり着いたので、その達成感で一層特別なものでした。

    明日からはウルル周辺・キングスキャニオンの観光と、再びオフロードのレッドセンターウェイを経由してゴールのアリススプリングスを目指します。

    ウルル(カタ ジュタ国立公園) / エアーズロック 国立公園

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この旅行記へのコメント (2)

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  • kiyoさん 2019/04/27 09:48:41
    はじめまして
    ノーーウォリーズさん、こんにちは、
    私のザルツブルク旅行記にいいねしていただき、ありがとうございます。

    オーストラリアのオフロード。
    低速で走ると振動を拾うが、
    時速80キロ程以上だと、揺れないなど
    自分で運転するには、さまざまな技術が必要なのだと
    ノーーウォリーズさんの旅行記を拝見して初めて知りました。

    私も昔、シリア、ヨルダン、エジプトなどの
    砂漠やオフロードを4WDで走ったことがあります。
    ツアーだったので、座席に座っているだけ。
    すべて現地のドライバー任せでしたが、
    道を知り尽くしているドライバーですら、
    時に、スタックしたりして大変でした。

    そうした場所を、初めての場所を駆け抜ける。
    最後にたどり着いた、サンセットのウルルは感動的ですね。
    kiyo

    ノーーウォリーズ

    ノーーウォリーズさん からの返信 2019/04/28 23:21:34
    4WD運転
    kiyoさん、はじめまして

    コメントありがとうございます。タイトルの通り、初めて自らの運転での4WD旅行でした。私も過去に途上国の旅行中に4WDに乗客として乗り、トラブルを経験したことがあるので、出発前は不安もありました。しかし先進国なら道の最新状況もネットで調べることができて危ない道は回避できますし、4WDレンタカーが新車だったのも幸いしたと思います。私も非英語圏の途上国では4WDなんて運転しようとは思いませんね(笑。

    また近い内に4WDでの旅行を考えているところです。

ノーーウォリーズさんのトラベラーページ

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