１２時間だけシベリア鉄道にのってみるよー！これがオケアン号の特１等だ！

2018/06/18 - 2018/06/21

旅友さんがモスクワからモンゴルを経由してウラジオストクまでシベリア鉄道に乗るという。誘われたけど、さすがに全部をご一緒する根性はない。なので、最後のいちばんおいしい所だけ参加しました。


豪華に特一等に乗ってもひとり１万円。豪華すぎた。これならもっと乗っていたい。

エリア ウラジオストック(ロシア)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

駅前のハバロフさんにさようならーー。

夜８時なのにまだ明るい。

そもそも極東の時差がおかしい。日本より西にあるのに、日本より１時間早いなんて。

私たちの乗るオケアン号はハバロフスク⇔ウラジオストク間の766ｋｍだけを往復しています。（ちなみに東京から広島までが800ｋｍぐらいです）

なのでここが始発。３０分ぐらい前から乗り込むことができます。
３番線発だったので、階段を下り・・・上るのか・・と思ったら、上りエスカレーターがありました。助かったぁ～。
シベリア鉄道経験者のお二人によると、エスカレーターがある駅は初めてだとか。

改札はなく、だれでもホームに入れます。自分が乗る車両の車掌さんが降りてきたらEチケットとパスポートを渡して乗り込みます。

美人のお姉さんが担当の車掌さんでした。旅友さんのモスクワからの道中は２等と３等で、そこだともっとおばさんが担当だったそう。「こんなきれいな人はいなかった」。
ちなみに１車両に担当さんが交代で２名つきます。

この日特１等に乗っていたのは私たち３人を含めて４人だけでした。

これがEチケットです。

https://pass.rzd.ru/main-pass/public/en

シベリア鉄道の公式HPから直接予約しました。以前は海外のクレジットカードがはじかれたようですが、セキュアコードを登録してあるマスターカードを使ったらOKでした。
英語で予約できます。
３名で２部屋取ろうとしたらエラーがでたので、２名と１名で別々に予約しました。

バーコードがついているので、特にチケットを交換することもなくそのまま乗れました。

なんか豪華な通路。右がコンパートメント。

今回は贅沢をして特１等に乗ります。
でも２名で１室だとひとり１万円ちょっと。一人でつかっても16000円ぐらいでした。

１等とも1500円ぐらいしか違わなかったので、おすすめです。
（特一等が連結されてない日もあるようです）

コンパートメントはこんな感じ。右上の板を動かすとベッドになります。
真ん中のテーブルは左側に移動することができます。
どれも慣れないと、できないのでイチイチ車掌さんを呼んで、セットしてもらいました。
ちなみに英語はカタコトしか通じません。大事なことはグーグル翻訳を利用。

ロシア語の新聞とか、映画のDVDとかまでおいてあって至れり尽くせり。ま、読めないけど。

テーブルの上には所狭しと色々。
フルーツ、パン、チョコレート、コーヒーの粉、紅茶、砂糖、ミルク、飴、水、ヨーグルトドリンクなど。

記念にカードがもらえたと思っていたら、それが部屋の鍵でした。

有料のメニューもあったので、注文すれば食堂車から運んできてもらえるようです。

色々食べようと食料を持ち込んだけど、まったく必要ありませんでした。

一等と特一等の違いは各コンパートメントにトイレとシャワーがあることです。

トイレとシャワー、洗面所は同じ部屋なのでシャワーに入るにはコツが必要です。
車掌さんに教えてもらって、クリア。

トイレの流すボタンがかなり離れた場所にあって、普通じゃぜったにわからないと思う。

アメニティキット（歯ブラシなどが入っている）とスリッパも配られました。
下手な飛行機のアメニティより立派でした。

お湯は車掌さんに言うともらえます。しかもちゃんと持ってきてもらえる。
このグラスはいうと貸してもらえます。

またお土産として売っていたので、ひとつ買いました。カード使えました。
だけど家に帰ってみてみたら、下のホルダーと付いているグラスのサイズがあってない。ああ。。。

シャワー浴びて、ベッドをセットしておやすみなさーーい。
途中、ガタガタ音がすると思っていたらどうやらテレビの建てつけがわるく、また車掌さんを呼んで、彼女では治せなくて、技術スタッフのおじさんを呼んで直してもらいました。ちゃんと技術スタッフがいるのがすごいわ。

揺れがここちよくて、ぐっすり。途中で目がさめたら、だいぶハバロフスクにちかかった。

外を見たら、朝焼けきれいで寝るのが勿体無くなって、車窓を眺めていました。

電車のスピードは時速７０キロほどらしい。割とゆっくりめ。

モスクワから乗ってきた旅友さん曰く、だんだん木がアジアぽくなってきた・・・だそうです。

達成したからこそのお言葉でござる。

土地があるからなのか、家が古くなったらそのまま取り壊さず放置して、近所に引っ越すというライフスタイルなんだろうな・・と想像できるようなボロボロの家がチラホラ。

乗っているのは１２時間ほど。
飛行機の１２時間は苦痛だけど、なぜかこれの１２時間は好きなように動けるせいか苦痛じゃない。まぁ３等とかだとそれなりに汗の匂いとか、大変らしいけど。

到着の１時間ぐらい前に事前に聞かれていた朝食を運んできてもらいました。
パンケーキかオムレツかを選べました。
またイクラか魚かもチョイス（両方頼んでシェアしました）。

パンケーキおいしかった！！いくらは塩っ辛い。

幸せな時間はあっという間に終わって、終点のウラジオストクに朝８時過ぎに到着しました。

荷物を運んだあと、再度駅に戻りこの有名なシベリア鉄道終点の記念碑を撮影しました。

9288というのは、モスクワからウラジオストクまでの距離です。
実際は今はもう少し短くなっています。

機関車が展示してありました。

というわけで、終点です。

モスクワ組は頑張った！！

ここウラジオストクで２泊して帰ります。

ちなみにウラジオストク駅のすぐ裏に、港がありそこから韓国を経由して、日本の境港まで行けます。さすがにそれをやる根性はない。

この旅行記へのコメント （4）

• 行き当たりばったりさん 2019/04/22 19:21:30

  たびたびたび失礼します。

  このたび、ある程度マイルが貯まったのと、その失効が近づいていたのと、JALのアプリでワンワールドの特典航空券が取れたので、オイラも5月28日から3日間でウラジオストクに行ってきます。
  本当はキートス様と同様にハバロフスクからシベリア鉄道に乗ってウラジオストクから帰る4日間を目論んでいたのですが、特典航空券で行くので、無駄な経費はかけない、飯倉のロシア大使館にいくほど平日休めない、かみさんが3日間しか休めないというので、出入国ウラジオストクにしました。
  
  目的はカニ、シーフード、ビーフストロガノフ、ボルシチ、あわよくばキャビアとグルメオンリーです。
  
  ロシア語はNHKのロシアゴスキーでなんとかなるレベルまで持って行って、初ロシアに挑んできます。
  eビザは5月になってから申請します。
  
  どーなることやら、珍道中、波乱の匂いがプンプンしています。
  
  まだ、ズドラーストビチェとスパシーバぐらいしか頭に入ってない行き当たりばったりでした。
  

  キートス・メルシーさん からの返信 2019/04/23 08:48:23

  ｳﾗｼﾞｵｽﾄｯｸの旅行記完成させたよ

  こんちは。
  
  このメッセージもらって、書きかけだった旅行を完成させるパワーをもらいました。
  もうヘロヘロ。
  
  あさってから、アメリカ２週間旅にでかけるのにまだ何も準備してないのに。
  （いつものことですが）
  
  ロシア語覚えるより、キリル文字を読めるようにしたほうが役に立つかも？？
  お店の看板なのどもほぼキリル文字なので。アルファベットに脳内変換できるようになると街歩きが楽です(^_-)-☆
  
  
  あ、あとLINE通じません（運がいいと通じる）。VPNもあまり役に立たないし。
  
  
  
  では、ウラジオストック楽しんできてくださいね。
  
  キートス・メルシー

• 行き当たりばったりさん 2018/07/01 18:47:06

  シベリア鉄道～～

  たびたび失礼します。
  
  シベリア鉄道いいですね～
  ハバロフスクからウラジオストックだけでも十分楽しめたのではないでしょうか？
  
  日本でも昔はブルートレインとして東京16時発長崎、佐世保行きに始まって西日本方面の寝台列車が9本出て、さらに上野から北に最大６本くらい出ていた時代があったんですよね…。
  
  今は寝台列車といえば東京から高松、出雲に2本だけ…。
  
  ほかには各地域の会社が運営するイベント列車的なバカ高い列車になってしまって貧乏トラベラーにとってはますます遠いところに行ってしまっていますね。
  でもロシアでは歴史あるシベリア鉄道は健在なんですね。
  
  シベリア鉄道は客車16両なんですね…。
  日本でも16両といえば東海道新幹線がそうだし、東北新幹線は盛岡までなら17両があるし、関東では15両編成の通勤電車が当たり前のように走っているので、シベリア鉄道は10000キロ近く走るのに16両はむしろ短いなという印象です。
  
  シベリア鉄道制覇したから、今度はアメリカ横断鉄道でしょうか？
  
  
  海外で乗りたい鉄道といえばハイラムビンガム号、ゼメリング鉄道、TGV、そして輸出されたJR武蔵野線の電車である行き当たりばったりでした。
  

  キートス・メルシーさん からの返信 2018/07/02 14:42:20

  RE: シベリア鉄道??

  行き当たりばったりさん、こんにちは！
  
  
  ブルートレインは乗ったことないし、
  たいしたテツでもないのに、乗ってきましたシベリア鉄道。
  １泊だけど、雰囲気は感じることができました。
  
  そっか１６両編成でも短いのか。
  たしかに、新幹線も１６両！
  
  世の中どんどん列車が高速化しているのに、時速７０キロぐらいでノロノロ走るシベリア鉄道は貴重なのかもですねー。
  
  
  > > シベリア鉄道制覇したから、今度はアメリカ横断鉄道でしょうか？
  
  ふふふ、アメリカ横断するならレンタカーにするわーん。
  実はちょっとだけ妄想しています(笑）。
  
  
  > 海外で乗りたい鉄道といえばハイラムビンガム号、ゼメリング鉄道、TGV、そして輸出されたJR武蔵野線の電車である行き当たりばったりでした。
  >
  
  
  行き当たりばったりさんは実は鉄分が豊富だったんですね。
  ちょっとクスコは行ってみたいけど(^_-)-☆遠すぎる・・・。
  
  
  キートス・メルシー