2018/06/24 - 2018/06/24
67位(同エリア135件中)
ちゃんさん
梅雨の晴れ間の日曜日は、韓国・済州島発祥のトレッキング「オルレ」の九州版、九州オルレの八女コースへ。お茶畑の絶景だけではなく、史跡にグルメに盛りだくさん。3~4時間コースを、6時間かけてゆっくり歩きました。
歩いた後は、温泉とクラフトビールバイキングで体力回復。八女の多彩な魅力を感じた1日の記録です。
【過去のオルレ】
みやま編:https://4travel.jp/travelogue/11354818
宗像大島編:http://4travel.jp/travelogue/11311259
平戸編:https://bit.ly/2JT7xMp
別府編:https://bit.ly/2riN9NQ
久留米・高良山編:https://bit.ly/2KygHio
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
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八女へ公共交通機関でアクセスするには、JR羽犬塚駅からと西鉄久留米駅からの2ルートがあります。
往路は羽犬塚ルートで行くべく、JR久留米駅から区間快速に乗車。朝夕は博多から直通できますが、この春から昼間は久留米で分断されました。オルレ参加者なら朝は早いだろうから、あまり影響なさそうですけど。久留米駅 駅
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羽犬塚で降り、駅前の堀川バス営業所から黒木・矢部方面のバスに乗ります。
ICカードはおろか、磁気式のバスカードもなく、回数券がバリバリ現役の堀川バス。割引率は高いので、大人数でのグループなら回数券利用で節約できます。羽犬塚駅 駅
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バスは低床式の最新型。最後尾の座席は背もたれが高く、ゆったり座れます。
都会への流れとは逆方向なのでガラガラだったバスも、八女の中心部・福島で高校生グループが乗り込んで賑やかに。精肉を携えていたので、上流のキャンプ場でバーベキューかな?楽しそう。 -
羽犬塚から40分。運賃箱に170円の回数券3枚と現金60円を入れ、上山内で下車です。
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バス停前にはミニストップがあって、オルレコースの拠点になってます。イートインコーナーにガイドマップやスタンプも備え付けてあるので、まずはお立ち寄りを。
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携行食や水分をしっかり買い出しして、スタート地点の山の井公園へ。砂利敷の駐車場の隅に、芝生の広場と真新しいトイレが整備されていました。オルレコースに対する、八女市の気合いが感じられます。
午前10時、オルレスタートです。 -
コース序盤、アスファルトの坂道を上がると、すぐに古墳が現れました。草がきちんと刈り取られて…というか刈り取り作業の真っ最中で、きれいな円墳がよく分かります。
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さらに登れば、史跡の童男山古墳。巨石で組まれた内部にまで入ることができて、ちょっと映画「君の名は」を思い出しました。
…他のメンバー4人には通じなかったけど。童男山古墳 名所・史跡
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古墳を抜けると、出ましたお茶畑!八女を象徴する眺めに、気分が盛り上がります。
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森に入ると、分かれ道に「展望台」の道しるべ。そして赤い2本のリボンが揺れていました。赤・青のリボンの組み合わせはオルレコースを示す目印だけど、赤2本はどうやら、寄り道分岐コースの目印らしいです。
7コース目にして、はじめて見ました。 -
展望台周辺は木が生い茂っていて、景色の広がりが感じられないのは残念。足元には、さきほど通って来たお茶畑を俯瞰できました。矢部川の流れと里山の風景、いいね。
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さらに登ると、城跡が。
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こちらも展望が開けるわけではないけど、木々の間から見えるのはやっぱり茶畑です。
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城跡がこのコースのピークで、スタートからの高低差は100mに至らず。九州オルレの中ではアップダウンが低い方で、難易度は「初級」に位置付けられます。
下り坂はただの山道に見えて、石で排水溝が組まれています。だいぶ古いものに見え、城に続く重要な道だったことが伺えました。 -
竹林と茶畑。
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茶畑を離れ、ありふれた感じの山道を10分ほど延々と歩き、ちょっと退屈だなと思い始めた頃に…
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大茶園が現れた!
これまで見てきた茶畑とはスケールが違い、まさに八女を象徴する絶景です。八女中央大茶園 自然・景勝地
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八女中央大茶園、またの名を「天空の茶園」と呼びます。尾根を結ぶ道路は、さしずめ天空の道でしょうか。
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展望台からは、地形に忠実にうねる茶畑から、平野の農村部と都市部を見渡せました。これは素晴らしい。海外からの旅行者にだって、訴求できるだけの景観だと思います。
ちょうど時間も12時をまわったので、携行していたおにぎりを食べつつ、しばし休憩。ちなみにここ、まだコースの全体の1/3くらいです。 -
元気も出たところで、茶畑を下ります。
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カーブした道を下るほどに…
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景色が変化。
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ゆっくり歩けばこそ分かります。
明日から富良野・美瑛のラベンダー畑に旅立つ両親も、別にうらやましくないやい!と思えるほどの、緑の丘でした。 -
水田は、田植えのシーズン。
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水を張ったばかりの田んぼにも、命が生まれてます。
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5つ目の見どころ、一念寺。本堂や階段は新しいけど、山門や石垣はかなりの年季です。
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びわかな?梨かな?植物の知識が脆弱です。
お茶だけでなく、果樹園もオルレのルート上のあちこちに。実り豊かな八女路です。 -
「極上のあぜ道」。こんなオルレコース、はじめて見ました!
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「極上のあぜ道」に沿う素掘りの水路も古民家も、とても絵になります。
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久留米と八女を結ぶもう一つの大動脈、県道82号線に出てきたのは午後2時前。茶房ぶんぶくで、一休みです。
八女茶カフェぶんぶく グルメ・レストラン
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茶そばと地鶏おにぎりのランチは、500円という安さ。おにぎりが品切れになった代わりに、茶そばを倍量にしてくれました。
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甘味がセットになった「お茶セット」は、茶のグレードに合わせて500円と600円。買えばウン千円という銘柄も、気軽に味わえます。
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さすがは高級茶葉。お茶ガラも酢醤油をかけるだけで、やわらかな極上の おひたし風になります。これ日本酒のアテに最高だろうな~!お茶を飲んでからお酒じゃ、順番逆になっちゃうけど。
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県道を渡ると、江崎酢の醸造元・江崎商店に出てきました。なんて誘惑の多いオルレだ(笑)。
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どうぞどうぞと勧められ、飲めるお酢やアイスコーヒーをごちそうになってしまいました。
ポン酢や米酢も、聞いてみれば400円もしないお値段。荷物になるのは承知で、2本お買い上げです。調味料は毎日使うものだけに、見逃せませんね。いいお土産ができました。 -
さすがは八女、ほぼ平地になっても茶畑が続きます。住宅地にあると、パッと見、生垣と区別がつきません。
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そして古墳地帯も続き、広大な丸山塚古墳に出てきました。こちらも草が刈り取られていて、やさしい表情。お墓というより、きれいな公園って雰囲気です。
丸山塚古墳 名所・史跡
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住宅街裏手の傾斜地も、お茶畑。
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茶の栽培も、厳しい面があるのかなぁ。太陽光発電に変わってしまっている傾斜地もありました。
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3号線を渡り、ゴールまであとわずか!鳥居の先は「トトロに会えるかもしれない道」。
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なるほど、緑のトンネルになっているのか!
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トンネルの先は巨木ではなく、古墳です。神社全体が古墳の上に建っていて、今まで見てきた中でも最大規模。
岩戸山古墳 名所・史跡
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やはりここも周囲の草が刈り取られ、きれい。気持ちよく歩けます。
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巨大な古墳のまわりをぐるりと一周し、ゴールの岩戸山歴史文化交流館に到着。
ゆっくり歩き、見どころに立ち寄り、飲み食いもしたので、標準所要時間の3~4時間を大きく上回る6時間の徒歩行になりました。オルレコースをじっくり楽しむなら、これくらいの余裕をもった方がいいと思います。 -
岩戸山歴史文化交流館の最寄りは、西鉄バスの福島高校前バス停です。昼間は10分毎にバスが走る幹線系統。
久留米方面ではなく、八女方面のバスに乗りました。 -
中心部の福島を通過し、終点の八女営業所で下車。「打ち上げ会場」のべんがら村へは、ここから徒歩15分の道のりです。
福島からべんがら村行きのバスもあるのですが、日曜日は1日わずか4往復。思いのほかゆっくり歩いたので、狙っていた福島発15時45分のバスに間に合いませんでした。 -
歩いたおかげで、南馬場の大楠に出会えました。でかいなあ。
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矢部川沿いの「べんがら村」に到着。温泉とバイキングレストランを備えた、「総合リラクゼーションスポット」です。
今回はグルーポン(ひさびさに使った)に出ていた、ランチバイキング&温泉のチケット1,350円を利用。ランチバイキングだけで1,300円なので、50円で温泉に入れる計算です。しかもグルーポンの夏割でさらに1割引きになり、タダ風呂になってしまいました。べんがら村 名所・史跡
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温泉は循環式で、塩素の匂いが少々キツいのは残念。内湯は広々していてサウナも充実、露天風呂もゆたりしているので、スーパー銭湯と思えば至極快適です。
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湯上りの体で、17時オープンのバイキングレストランへ。ディナーバイキングは1,600円で、ランチが基本のグルーポン利用の場合は300円追加です。
オープン直後は席選び放題でしたが、7時頃にはほぼ満席の盛況になりました。べんがら村 グルメ・レストラン
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ランチにはない、揚げたて天ぷらや寿司が出て来るので、かえってお得かも。
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そして呑兵衛には嬉しいことに、真横の工房で醸造したばかりの地ビールが飲めます。しかも2時間飲み放題で千円!
温泉&食べ飲み放題で2,600円になり、むちゃくちゃコスパ良好です。 -
しかも地ビールは、6種類も醸造。2016年に指定管理者が変わって以来、地ビール造りには特に力が注がれているんだとか。
写真はレモンセゾン。運動後の体に染みわたる酸味です。IPAは深蒸し八女茶の苦みとマッチする、八女ならではのビール。ここまで来たら外せません。 -
7時まで約2時間、がっつり食べてぐいぐい飲んで、充分モトを取って大満足。さすがに帰路は歩く気がせず、福島バス停まで予約していたタクシーを飛ばしました。運賃は800円もかからず、わざわざ来てくれたのに申し訳なし。
日曜日の羽犬塚方面の堀川バスは、19時24分が最終。JRでお帰りの福岡組を見送りました。 -
僕は西鉄バスで久留米へ。この時間でも20分毎に走っているのがありがたいです。
貸切りだった車内も、久留米に近づく頃には満席近くに。終バスだとか言ってた時間から、少し巻き戻されたような錯覚に陥りました。
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