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今から20年前は西武線と言えば黄色い電車。その10年前は赤い電車(赤電)でした。しかし、次々とアルミ車両に置き換えられ、赤電は消滅(多摩川線または多摩湖線を走る復活塗装車両を除く)、黄色い電車も数少なくなりました。この4月、西武701系を走らせている三岐鉄道が、西武線で走っていた当時のカラーに復活するとのニュース。そこで、昨年から赤電車両を復活させている近江鉄道とセットで、乗り鉄してきました。本編はそのパート1です。

黄色い電車と赤い電車。懐かしの西武電車に乗る旅 パート1(三岐線編)

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2018/06/23 - 2018/06/23

256位(同エリア298件中)

おけいはん

おけいはんさん

この旅行記スケジュールを元に

今から20年前は西武線と言えば黄色い電車。その10年前は赤い電車(赤電)でした。しかし、次々とアルミ車両に置き換えられ、赤電は消滅(多摩川線または多摩湖線を走る復活塗装車両を除く)、黄色い電車も数少なくなりました。この4月、西武701系を走らせている三岐鉄道が、西武線で走っていた当時のカラーに復活するとのニュース。そこで、昨年から赤電車両を復活させている近江鉄道とセットで、乗り鉄してきました。本編はそのパート1です。

旅行の満足度
4.0
観光
3.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 私鉄

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  • 旅の始まりは近鉄四日市駅。朝早い電車なので、近鉄四日市駅近くの四日市都ホテルで前泊しました。前日に予約しましたが、近鉄系列のKNT(近畿日本ツーリスト)のネットで7,500円で予約。上階層の部屋だったので景色もよく、快適でした。同じく近鉄系列のホテルは近鉄系列で予約するとお得なのかもしれませんね。

    旅の始まりは近鉄四日市駅。朝早い電車なので、近鉄四日市駅近くの四日市都ホテルで前泊しました。前日に予約しましたが、近鉄系列のKNT(近畿日本ツーリスト)のネットで7,500円で予約。上階層の部屋だったので景色もよく、快適でした。同じく近鉄系列のホテルは近鉄系列で予約するとお得なのかもしれませんね。

    都ホテル 四日市 宿・ホテル

  • 朝食は近鉄四日市駅構内にある「四日市庵」で「伊勢うどん」にしました。さすが関西と東海の中間の三重県のお店。関西風のお出しのうどんや名古屋名物きしめん、そして伊勢うどんと、各地域のうどんがそろっています。伊勢うどんは格安で、おなかにも優しいので嬉しいですね。

    朝食は近鉄四日市駅構内にある「四日市庵」で「伊勢うどん」にしました。さすが関西と東海の中間の三重県のお店。関西風のお出しのうどんや名古屋名物きしめん、そして伊勢うどんと、各地域のうどんがそろっています。伊勢うどんは格安で、おなかにも優しいので嬉しいですね。

    四日市庵 グルメ・レストラン

  • 腹ごしらえも済んだので、近鉄富田駅へ出発です。名古屋方面へは頻繁に電車が出ています。準急電車は愛知県の近鉄蟹江駅まで各駅に停まります。車両はクロスシートの5200系でした。準急でもクロスシートの車両に乗れるのは嬉しいですね。

    腹ごしらえも済んだので、近鉄富田駅へ出発です。名古屋方面へは頻繁に電車が出ています。準急電車は愛知県の近鉄蟹江駅まで各駅に停まります。車両はクロスシートの5200系でした。準急でもクロスシートの車両に乗れるのは嬉しいですね。

    近鉄四日市駅

  • 近鉄四日市駅から7分で近鉄富田駅に到着。近鉄富田駅はホームが2本。単式ホームの1番線は大阪難波方面、2番線は近鉄名古屋方面、3番線が三岐線乗り場です。

    近鉄四日市駅から7分で近鉄富田駅に到着。近鉄富田駅はホームが2本。単式ホームの1番線は大阪難波方面、2番線は近鉄名古屋方面、3番線が三岐線乗り場です。

    近鉄富田駅

  • 三岐鉄道は、四日市市の近鉄富田からいなべ市の西藤原を結ぶ約27キロの三岐線と、近鉄から経営を継承した北勢線の二つから成っています。

    三岐鉄道は、四日市市の近鉄富田からいなべ市の西藤原を結ぶ約27キロの三岐線と、近鉄から経営を継承した北勢線の二つから成っています。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • 近鉄富田駅は駅舎が二つ。東口駅舎の窓口は近鉄が管理。近鉄の特急券および定期券が購入可能です。三岐線の乗車券は窓口で買います。

    近鉄富田駅は駅舎が二つ。東口駅舎の窓口は近鉄が管理。近鉄の特急券および定期券が購入可能です。三岐線の乗車券は窓口で買います。

    近鉄富田駅

  • 西口駅舎は三岐鉄道が管理。富田はかつて捕鯨を中心とする漁業を行っていたことからくじらを模した駅舎となっています。ちなみに屋根上には太陽光発電システムが設置されています。

    西口駅舎は三岐鉄道が管理。富田はかつて捕鯨を中心とする漁業を行っていたことからくじらを模した駅舎となっています。ちなみに屋根上には太陽光発電システムが設置されています。

    近鉄富田駅

  • 目的の西武カラーの電車の前の電車が来ました。車庫のある保々行きです。車両は西武元701系。西武で活躍した頃よりも三岐鉄道での活躍のほうが長くなりました。三岐カラーも似合っていますね。

    目的の西武カラーの電車の前の電車が来ました。車庫のある保々行きです。車両は西武元701系。西武で活躍した頃よりも三岐鉄道での活躍のほうが長くなりました。三岐カラーも似合っていますね。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • 今回、三岐鉄道の1日乗り放題パス、1100円を購入しました。三岐線と北勢線の両方に乗ることができます。近鉄富田~西藤原間の運賃が520円、西桑名~阿下喜間が470円なので、単純往復では元は取れませんが、何度か乗る場合はお得です。

    今回、三岐鉄道の1日乗り放題パス、1100円を購入しました。三岐線と北勢線の両方に乗ることができます。近鉄富田~西藤原間の運賃が520円、西桑名~阿下喜間が470円なので、単純往復では元は取れませんが、何度か乗る場合はお得です。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • 黄色い連結器(前のページ参照)や年月の記載など、西武時代を忠実に再現。こういったこまかいところまでリアルに再現されていることに感激です。ちなみに、西武時代の701系は、冷房改造後、識別のため電気連結器カバーが黄色に塗装されていました。

    黄色い連結器(前のページ参照)や年月の記載など、西武時代を忠実に再現。こういったこまかいところまでリアルに再現されていることに感激です。ちなみに、西武時代の701系は、冷房改造後、識別のため電気連結器カバーが黄色に塗装されていました。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • この車両は1967(昭和42)年1月に、781Fとして西武所沢工場で竣工した車両です。当初は「赤電」で池袋線や新宿線などで活躍し、その後、冷房化の際に西武イエロー塗色になりました。1997(平成9)年2月22日、西武鉄道401・701系のさよなら運転イベントが開催されたときに使用された車両がこの車両です。1997年に三岐鉄道にやってきました。

    この車両は1967(昭和42)年1月に、781Fとして西武所沢工場で竣工した車両です。当初は「赤電」で池袋線や新宿線などで活躍し、その後、冷房化の際に西武イエロー塗色になりました。1997(平成9)年2月22日、西武鉄道401・701系のさよなら運転イベントが開催されたときに使用された車両がこの車両です。1997年に三岐鉄道にやってきました。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • 車内には、吊り広告を使って、西武時代の写真や西武イエローに戻すための設計図や協力企業などが、掲げてありました。ちなみに、西武鉄道と近江鉄道が協力したとのことです。<br />

    車内には、吊り広告を使って、西武時代の写真や西武イエローに戻すための設計図や協力企業などが、掲げてありました。ちなみに、西武鉄道と近江鉄道が協力したとのことです。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • お待ちかねの西武カラーの電車がやってきました。もう模型の世界でしか見られないと思っていた電車。池袋線、新宿線で活躍していたころを思い出します。感動ですね。

    お待ちかねの西武カラーの電車がやってきました。もう模型の世界でしか見られないと思っていた電車。池袋線、新宿線で活躍していたころを思い出します。感動ですね。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • この日の運用は、<br /><br />西藤原(0722)→近鉄富田(0809)<br />近鉄富田(0814)→西藤原(0900)<br />西藤原(0909)→近鉄富田(0957)<br />近鉄富田(1002)→保々(1018)<br /><br />のみです。このため、近鉄富田8時14分発の電車に乗ることにし、早起きをしました。<br /><br />それにしても西武線の駅にいるような気がします。

    この日の運用は、

    西藤原(0722)→近鉄富田(0809)
    近鉄富田(0814)→西藤原(0900)
    西藤原(0909)→近鉄富田(0957)
    近鉄富田(1002)→保々(1018)

    のみです。このため、近鉄富田8時14分発の電車に乗ることにし、早起きをしました。

    それにしても西武線の駅にいるような気がします。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • そろそろ出発です。途中駅までは、高校生が多数、乗車していました。多分、彼らはこの電車が昔、東京や埼玉を走っていたなんて知らないかもしれませんね。<br />何度も言いますが、西武線の支線のように見えますね。

    そろそろ出発です。途中駅までは、高校生が多数、乗車していました。多分、彼らはこの電車が昔、東京や埼玉を走っていたなんて知らないかもしれませんね。
    何度も言いますが、西武線の支線のように見えますね。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • このイベントは、2021年に三岐鉄道が創立90周年を迎えることからプレイベント第1弾として行われているものです。

    このイベントは、2021年に三岐鉄道が創立90周年を迎えることからプレイベント第1弾として行われているものです。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • ちなみに車内ですが、シートの色だけが西武時代と異なっています。惜しい。

    ちなみに車内ですが、シートの色だけが西武時代と異なっています。惜しい。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • 三岐線は全線単線。貨物列車との交換があるところがな三岐線ならではの光景。三岐鉄道は、現在、JR以外で唯一セメント輸送を行う日本の鉄道事業者です。過去は、西武鉄道でもセメント輸送をやっていたので、縁を感じます。ちなみに三岐鉄道の大株主は秩父太平洋セメント株式会社です。

    三岐線は全線単線。貨物列車との交換があるところがな三岐線ならではの光景。三岐鉄道は、現在、JR以外で唯一セメント輸送を行う日本の鉄道事業者です。過去は、西武鉄道でもセメント輸送をやっていたので、縁を感じます。ちなみに三岐鉄道の大株主は秩父太平洋セメント株式会社です。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • 西藤原駅のあるいなべ市は、三重県最北端の市であり、岐阜県、滋賀県に隣接しています。2003年12月、員弁郡北勢町・員弁町・大安町・藤原町が合併して誕生しました。ちなみにここ西藤原駅は、藤原町に属していました。藤原岳、御池岳の最寄り駅です。

    西藤原駅のあるいなべ市は、三重県最北端の市であり、岐阜県、滋賀県に隣接しています。2003年12月、員弁郡北勢町・員弁町・大安町・藤原町が合併して誕生しました。ちなみにここ西藤原駅は、藤原町に属していました。藤原岳、御池岳の最寄り駅です。

    西藤原駅

  • 業務委託駅で、簡易郵便局が併設されています。

    業務委託駅で、簡易郵便局が併設されています。

    西藤原駅

  • 西藤原駅は、2001年に三岐線の開業70周年を記念して駅前公園が整備され、三岐鉄道創業時に新造された蒸気機関車E102号機、ディーゼル機関車DB25号機の車輛2輛が展示されています。駅舎は蒸気機関車が客車を連ねている様子を模した建物です。

    西藤原駅は、2001年に三岐線の開業70周年を記念して駅前公園が整備され、三岐鉄道創業時に新造された蒸気機関車E102号機、ディーゼル機関車DB25号機の車輛2輛が展示されています。駅舎は蒸気機関車が客車を連ねている様子を模した建物です。

    西藤原駅

  • ちょうど9時。近鉄富田からあっという間の46分。終点、西藤原に到着しました。1931年(昭和6年)開業で、三重県の鉄道駅の中では最北端に当たるそうです。

    ちょうど9時。近鉄富田からあっという間の46分。終点、西藤原に到着しました。1931年(昭和6年)開業で、三重県の鉄道駅の中では最北端に当たるそうです。

    西藤原駅

  • 西藤原駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上駅ですが、その内1線には車輛が保存されており使われていません。

    西藤原駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上駅ですが、その内1線には車輛が保存されており使われていません。

    西藤原駅

  • まもなく発車。何となく西武秩父線の駅っぽいですね。

    まもなく発車。何となく西武秩父線の駅っぽいですね。

    西藤原駅

  • 9時9分。折り返し時間9分出発。西藤原発近鉄富田行きです。

    9時9分。折り返し時間9分出発。西藤原発近鉄富田行きです。

    西藤原駅

  • 近鉄富田に向けて出発です。ちなみに右側の蒸気機関車は、三岐鉄道創業時に新造された蒸気機関車E102号機です。

    近鉄富田に向けて出発です。ちなみに右側の蒸気機関車は、三岐鉄道創業時に新造された蒸気機関車E102号機です。

    西藤原駅

  • 西藤原行き電車と交換待ちで少々停車中。

    西藤原行き電車と交換待ちで少々停車中。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • 途中、同僚の101系と交換。元西武401系ですので、昔はこの車両とも連結して走っていた仲間です。両車両ともに、東京、埼玉から三重に居を移し、活躍中。しかし、車齢は50年を超えているので、こうした光景もいつまで見ることができるかはわかりません。

    途中、同僚の101系と交換。元西武401系ですので、昔はこの車両とも連結して走っていた仲間です。両車両ともに、東京、埼玉から三重に居を移し、活躍中。しかし、車齢は50年を超えているので、こうした光景もいつまで見ることができるかはわかりません。

    三岐鉄道三岐線 乗り物

  • 西藤原駅を出発して48分。9時57分、近鉄富田駅に到着しました。右側には、近鉄名古屋行き急行が待っていました。

    西藤原駅を出発して48分。9時57分、近鉄富田駅に到着しました。右側には、近鉄名古屋行き急行が待っていました。

    近鉄富田駅

  • 近鉄富田駅に到着。折り返し時間は5分間です。<br />黄色い電車と赤い電車。懐かしの西武電車に乗る旅 パート1(三岐線編)をご覧いただき、ありがとうございました。<br />パート2(三岐線と北勢線編)に続きます。

    近鉄富田駅に到着。折り返し時間は5分間です。
    黄色い電車と赤い電車。懐かしの西武電車に乗る旅 パート1(三岐線編)をご覧いただき、ありがとうございました。
    パート2(三岐線と北勢線編)に続きます。

    近鉄富田駅

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