(真似厳禁！！)1泊3日ケアンズ往復 [1]山と海、2つの世界遺産

2018/06/01 - 2018/06/03

それは、冬のある日のこと。

ジェットスター 期間限定セール
ケアンズ往復約50,000円

……よし、6月にリフレッシュで行くか！！有給取れるか不明だし1泊で！！


それから数ヶ月後。
「え、本当に1泊で行くの自分？マジで？バカなの？」


働きながら、毎月海外一人旅。
その半年達成記念にふさわしく、一番の弾丸スケジュールを突っ込みました。

ただ今回は、割と本当に真似すべきではない日程……なので、検討中の方は机上の空論とお考えください(笑)
さて、どんな楽しみ方をしてきたのでしょうか？
前編です。

6/1(金) 成田発ジェットスター(20:25)→
6/2(土) →CNS(4:50)着→ケアンズ近郊ツアー→ケアンズ市内観光
6/3(日) ケアンズ市内観光→CNS発ジェットスター(12:00)→成田着(18:35)

エリア ケアンズ(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

早速ジェットスターの洗礼を受けました。
狭い座席であまり寝られないとは思っていましたが、今回は最後部、トイレの真横。
深夜まで人が往来する、トイレの音が聞こえる、なぜか客室乗務員たちが賑やかに喋っている。眠りの態勢にすら入れない……。
途中から用意していた耳栓(あまり好きではない)を投入して、ようやく睡眠へ。3時間くらいしか眠れなかった……金曜で疲れているのに……

ケアンズ空港は、綺麗ですがかなりこじんまり。両替も日本で済ませているので、さっさとバス乗り場へ。
(ちなみにETASは日本でちゃんと取っていました。弾丸だからこそぬかりなく)

街中に着きましたが、……暗い。
今日の予定まではまだまだ時間があるので、ホテルに荷物を預けて散歩です。

ケアンズの街には、エスプラネード・ボードウォークという海沿いの遊歩道があります。ちょうどいいですね。

写真はその途中、WW2の戦没者を祈念して、といった趣の時計塔だったと思います。
この造り、なんとなく香港の尖沙咀とかマレーシアのペナン島・ジョージタウンとか思い出しました。やっぱりイギリスの影響でしょうか。

エスプラネードの椰子の木通り。幻想的。

夜が、明けゆく……。

こちらは遊歩道沿いの野生のプール……は冗談で、エスプラネード・ラグーンという人工のプールです。
無料だとは聞いていましたが、あまりに突然、自然に現れたので面食らいました。こんな早朝から既に泳いでいる人も。

ラグーン近くのマクドナルドへ。
安そうなメニューを頼んだら、思ったより小さかった。オーストラリアだからなんでもビッグサイズかと思っていました。
置いていた新聞を読みながらゆったり。さすがオーストラリア、スポーツ欄はラグビーだらけでした。

ホテルの方へと戻ります。
いい雰囲気。

ケアンズ、街歩き好きには意外と気になる建築や施設がちらほら。
こちらは現代アートの美術館。現代アート専門っていうのが凄い。今回は時間の都合で行けませんでしたが、次があれば中も観てみたいなあ。

セントモニカ教会。
教会っぽさがありませんが、ここのステンドグラスは非常に面白かったです。
写真は許可されているか微妙だったので、中の写真はありませんが、気になる方はぜひ調べてみてください。

この辺りは教会密集地帯のようで。
これはセントジョンズ教会……だったかな？こちらは開いていなかったので、また翌朝トライすることに。

さて、ホテルの前で待ち合わせて、今日のイベント開始。

今回は「どきどきツアーズ」さんの、1日でケアンズの世界遺産2つを回るツアーに参加いたしました。
ケアンズ近郊には「グレート・バリア・リーフ」「キュランダ」という2つの世界遺産がありますが、弾丸スケジュールなので、このタイプのツアーでないと両方回るのはほぼ不可能。同様のツアーは他にもあるかもしれませんが、料金と確実性でセレクト。

ただし。到着日に申し込むのは当然リスキーです。
実際、この日、関西国際空港発のケアンズ便は大幅に遅れてしまったそうです。僥倖、成田で良かった……。
冒頭で「おすすめしない」と言ったのは、こういう理由からです。


さあ、何はともあれ。まずは船に乗ってグリーン島、グレート・バリア・リーフへ！

グリーン等では、軽く説明を聞いたあとは2時間ほど自由時間でした。ありがたい。

更衣室から、海の方へ。こういうワクワクする演出を抜けると、

海だーーーーー！！！

おおーーー！！雰囲気いい！！！！！

グリーン島の海の綺麗さはそこそこ、と聞いていましたが、いやいや全然問題ないレベル。
あと、オフシーズンなので人が少なめだったのもラッキー。
さあ、シュノーケルをつけて珊瑚の海へ。

……。寒い……。

南半球なので季節は逆転。イコール、12月？
まあそれでも気温は25℃くらいだったと思いますが、水はさすがに冷たい……。ちょうど6月の小学校のプールくらいのイメージでした。子供なら叫びますね。

結局、泳いでいたのは30分ほど。といっても、珊瑚や綺麗な魚はいっぱい観られたので満足です。ウミガメには会えませんでしたが、そこは運次第なのでまあいいでしょう。
(ちなみにシーウォーカーの参加者は、ウミガメ見たよ～と言っていました)

時間が有り余っているので、こんなオシャレ写真を撮ったりしながら時間つぶし。

この写真や冒頭の写真の通り、本当に人が少なかったです。少し奥に行くと人がほとんどいないので、寝そべって海を眺めたり。
オフシーズンのケアンズ、案外いいかもしれません。

昼食は指定されたここで食べました。
カレーが美味しかったです。ケアンズでカレー？

船でケアンズ市内に戻った後、すぐに次の目的地へ。

もう一つの世界遺産、キュランダの熱帯雨林を観光します。
キュランダの辺りに行くには、バス(車)、観光鉄道、そしてスカイレールというゴンドラの3種類の方法があります。
今回は、行き：スカイレール、帰り：キュランダ観光鉄道の贅沢プランで。

おおー、いい眺めー！
スカイレールは南半球最長のゴンドラということで、片道1時間半という長時間をかけて、世界遺産の熱帯雨林の上を行きます。
ですが、全く飽きない。パンフレットにも書いていましたが、場所によって微妙に植物の種類が変わったり。景色も山を一つ超えると全然雰囲気が異なったり。

バロンフォールという有名な滝です。
ここからかなり幅の広い川に接続していました。壮大だなあ、さすがオーストラリア……。

そして終点キュランダ村へ。
ここで少しの時間散策です。

キュランダホテル。キュランダ村最古のホテルです。
外装もいいし、オープンテラスのカフェもいいし、かなり雰囲気の良さそうなホテルです。泊まってみたかったー。

メインストリートは、基本的にはただのショッピング街だったので、冷やかしつつふらふら歩いていました。
ちょうど、こんな教会がありました。ちなみにここの前でおじさんがディジュリドゥ(アボリジニの民族楽器)を吹いてお金をせびっていました。観光地ですね(笑)

有名なアイスクリーム屋。ZEMBU OISHI
おじちゃんが愛想よくて、日本人には「まいう～」とか言ってくれます(笑)

まだ時間があったので、話の種にコアラでも観に行こうかな、と思ったらちょうど閉まった後でした。残念。
その近くにあったこの飛行機、まるで撃ち落とされたかのように物凄く印象的な姿でした……が、看板を読むと墜落したとかでは無さそうでした。用意されたオブジェクトです。たぶん。

こちらはアボリジニアートの専門店。
ディジュリドゥや絵など色々売っていました。

民俗的な絵ってあまり興味がなかったんですが、アボリジニのそれはどこか心惹かれました。なかなか興味深かったです。

散策終了。キュランダ観光鉄道の駅へ戻ってきました。
この駅舎が凄く良い雰囲気でした。ツボを抑えてくるなあ。

先頭車両は可愛らしい見た目でした。

今度は先ほどのスカイレールよりさらに長く、時々停車しつつ、約2時間かけてケアンズへと戻ります。
先程のバロンフォールズも、今度は外でしっかり見ることができました。

この鉄道、「世界の車窓から」の映像にも使われていたそうで、景色も見た目も良い。
このように先頭車両を眺めたり、

後方車両を眺めたりして進みます。

さとうきび畑。実はさとうきびがケアンズの主要作物の一つらしいです。それもかなり広大な範囲に広がっていました。

そして、1日かけた世界遺産の旅は終了。
寝不足とは言え、まったりした旅だったのでなんとかなりました。

そういやこの鉄道の旅、実は相席になった日本人男性2人と話し込んでいて、そっちの方が印象に残っています。
オーストラリア駐在中の方で、海外旅行好きでもあるそうで、色々と実りある話を聞けました。こういう偶然の出会い、ありがたいですね。一期一会。

そしてホテルへ戻ってきて、前編終了。
宿泊はこちら、ケアンズプラザホテルです。
(ツアーバスの運転手に、似た名前の「ケアンズセントラルプラザ」と間違われそうになった)

後編は、今回の旅で最大の目的の一つ。
南半球ならではのアレ。……こんな街中で見えるのでしょうか？