さようなら高松　（定年退職）

2018/03/29 - 2018/03/29

2018年3月31日付けで、40年余りの仕事を定年により退職いたしました。

平成6年4月に、住み慣れた大阪から倉吉に転居し、職場も島根となり6年間2時間かけて通っておりました。
平成12年4月にようやく希望通り鳥取に異動となり、10年間頑張りましたが、ちょっと鳥取暮らしも長くなったので世間の風を見て来い、という事で岡山に異動し初めての単身赴任を経験し、3年後鳥取に戻り最後と(本人は）思っておりましたが、3年後に何故か香川に異動となり、こちらで定年を迎えました。
大阪を出た時には、鳥取が終の住まいと思っていただけに、定年と同時に再度大阪に戻るとは思ってもいませんでした。
人生って不思議ですね。

明るく雨が少ない香川県で、最後まで楽しく過ごさせて頂き感謝しております。

写真は、毎朝うどんを食べに通った「さか枝」さん。
500食は頂いたと思いますが、ありがとうございました。

エリア 高松(香川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: その他
• 交通手段: 自家用車 徒歩

私にとって二度目の単身赴任先は香川県高松市でした。
ただ、住居は週末の帰省を考え、瀬戸大橋の通行料金が高いので、岡山県倉敷市にアパートを借りておりました。

毎朝、マリンライナーで高松駅に向かい、レンタル自転車で朝うどんを食べてから職場に向かうという生活でした。

毎朝見ていた高松県庁も、今日で見納めですね。
高松県庁等の旅行記↓
https://4travel.jp/travelogue/11141164

県庁傍の名店「さか枝」です。

こちらの味は私の口に合っていたのでしょうか、月曜は鳥取から直接高松に来ていたので、朝は食べれませんでしたが、火曜～金曜の出張等の日以外は、ほぼ朝7:40にこの扉を開けていました。

うどん屋さんですが、年末は年越そばの看板が出ています。ただ、いつでも「キソバ」という蕎麦があります。

私も、一度だけうどんを湯がくのに時間がかかるので、お店の方に勧められて頂いたことがあります。

貴重な1枚。

うどん好きな方が、塩分の関係とかで泣く泣く蕎麦にしている人もおられるようです。
私も「さか枝」の出汁がお気に入りなので、気持ちは十二分に解ります。

ちなみに、私のトッピングは1.油揚げ。2.アナゴ天。3.卵天。の三種で99％でした。

毎朝、奥様に今日のうどんと題して写メを送っていました。

この大きなアナゴ天は驚愕でした。
奥様からは、天ぷらを入れても天かすを入れていたので、脂の取りすぎと怒られていました。
ネギもスプーン2杯までというルールなのですが、このネギで風邪をひかなかったと思います。

高松を離れるに際し、お店の方にご挨拶したら、いつも世間話をしていたお店の方や店長さんから「長い間ありがとう、奥さんにお土産。」と、持ち帰りのうどんを5パック頂きました。

ありがとうございます。

香川には、本当に無数のうどん店があります。

職場の近所にも有名店が多くあり、この「ちく清」さんも、昼に食べたい時に何度が来たことがあります。

こちらの特徴は、卵天等揚げ立てを提供してくれます。

出汁はやはり「さか枝」が好みでした。

大阪に来て驚いたのが、エキスポシティにお店がありました。

夜、宴会帰りなど高松の街を歩くと立ち寄っていたのが、「鶴丸」さんです。

ここではカレーうどんですね。

たまにお客さん等が来た時にお連れしたのが、屋島の近所にある「山田屋」さんです。

有形登録文化財の建物のお店です。

長屋門が大きく、風情があります。

立派な庭を眺めながら、美味しいうどんを頂くことが出来ます。

お店の方に聞くと、中の装飾など説明してくれます。

こちらの名物は、しっぽくうどんです。

2月末から、東京、島根、愛媛と出張が続き、空いた時間にはありがたいことに色々なところから送別会のお誘いもあり、3/14に倉敷を引き払ってから高松のホテル暮らしとなりました。

帰省や出張で、飛び飛びの宿泊となるので、ホテルは安いところを転々とし、7か所に宿泊しました。
そのうちの一つが屋島近くにあり、送別会の瓦町から初めて琴電に乗車しました。

懐かしいローカル線の風情がありますねぇ。

最終日は、気になっていた職場近くの喫茶店でランチ。

最初で最後でしたが美味しかったです。

ハンバーグランチです。

高松を出るのは3/29.
夕方6：00からの会議を終え、そのまま徳島道～大鳴門橋～明石大橋で川西のマンションに向かいます。

会議の場所に向かう前に、職場前で撮影です。

澄み切った青空・・・明るい街でした。

職場の桜も満開でした。

送別会の一こま。。。

お世話になった、財務と役員の方に送って頂きました。

最後は部内の宴です。
高松の老舗料亭で送って頂きました。

「二蝶」さんです。
四国と本州を唯一宇高連絡船が結んでおりましたその昔、高松は戦前二百余名の芸妓衆が活躍する「さぬき芸どころ」と言われていたらしいです。

その雅なる往時の芸妓『二蝶』の名を受け継いだ屋号は、お蝶とめ蝶のふたつの蝶がもつれながら上へ上へ舞い上がる様 『隆盛』を願い、名付けられたとのことです。
次に向かって旅立つ場としては、最高の場をセッテイングして頂きました。

敷地は450坪、大小13の部屋からなる数寄屋風の造りの建物は、平成十八年春に
一部が文化庁の登録有形文化財に指定されています。

会場はその中でも最大の部屋、お蝶の間です。
80人までという事ですが、24人ですのでゆったりとしています。

お料理はおいしかったです。

お品書きは持って帰ったのですが、引っ越しのごたごたで、どこかに紛れ込んでしまったようで、写真で味を想像してみて下さいませ。

先附

お造り

椀物

焼き物と炊き合わせ

私、最後までウーロン茶でしたが、全員に挨拶に廻ったり、挨拶を受けたりetc・・・。
最後にお食事が出てきてから、ゆっくり噛みしめて頂きました。

皆様ありがとうございました。

ワンルームのアパート。

瀬戸大橋線　茶屋町駅から徒歩10分、自転車で5分くらいですかね。
毎朝、自転車で駅に向かい帰りは、駅前のスーパーで惣菜や弁当を買って帰るという生活でした。

3月14日夕方、冷蔵庫やベット等大型荷物はリサイクル業者に引き取ってもらい、残りを車に積み込んで倉吉に向かいます。

さようなら、倉敷。

3月は、職場から荷物を持って帰ったり、逆に倉吉にあった、ぬいぐるみ等を欲しい人に渡すため、何度も瀬戸大橋を渡りました。

3月5日倉吉から高松に向かう私。朝焼けの中最後の瀬戸大橋です。

無事勤め上げることができ、感謝です。

本日これまで。

この旅行記へのコメント （8）

• olive kenjiさん 2018/12/28 18:21:00

  まるで　遥かなる町へ　の世界です

  まつじゅんさま　初めまして
  私の旅行記に沢山のいいね有難うございました。
  
  どのような方かと、私の街の近辺の旅行記を読んでいましたら、ずーっと惹かれていきました。
  この旅行記は、単身赴任と定年とうどんをからませた抒情詩のような穏やかで静かな生活、少し寂しげでうっとりとするお話でした。
  
  まるで私が大好きな漫画　谷口ジローさんの　遥かなる町へ　の主人公が倉吉から離れて街から街へ流れていくようなお話にみえてきます。
  
  さか枝さんは、私も一番好きなうどん屋さんというか、一番通っているうどん屋さんです。でも500回も通ったとは驚きです。
  最後に去る時に、お店の人が集まってきてご挨拶され、そしてお土産まで頂くとは・・私はお店の方の顔も知っているだけに泣けてくるお話でした。うどんが涙でしょっぱくなるじゃありませんか。
  
  料亭二蝶で送別会とは、なんと粋な計らいでしょうか。
  私も時々利用はしますが、お料理、雰囲気にうっとりしてしまいます。
  でも二蝶さんの屋号の謂れは存じていませんでした。今知ってなんと素晴らしき名前を命名したのか感銘を受けました。
  
  主人公さまを追って、また他の遥かなる町へ　訪問させていただきます。
  これからもよろしくお願い申し上げます。
  
  　　　高松は今日が初雪でした　　　olive　kenji
  　　　　　　　　
  
  

  まつじゅんさん からの返信 2018/12/29 11:41:58

  Re: まるで　遥かなる町へ　の世界です

  olive kenjiさん
  
  私の拙いページにご訪問頂き、また恐縮するようなお言葉を頂きありがとうございます。
  高松勤務は2年間という短い間でしたが、周りの方々に恵まれ、何とか任期を終えることができました。
  本当に感謝しかない2年間でした。
  高松はお遍路文化が隅々まで寝付いていて、どんな人にも優しい街でした。
  さか枝さんのうどんは、今で毎朝食べることができた事を幸せに思います。
  4月から新たな生活を始めていますが、育った奈良、新婚時代を過ごした大阪、そして子育ての倉吉、最後の任地の高松と、皆素晴らしい私の故郷だと思っております。
  また、拙い忘備録のようなページですが、ご訪問頂けたら幸いです。
  今年も残すところ僅かとなりました。
  災害の少ない、皆が安心して暮らせる、明るい年になりますよう願っております。
  olive kenjiさん、よいお年をお迎えください。
  ありがとうございました。
  
  matujyunn

• ちゃみおさん 2018/09/17 15:11:49

  お疲れ様でした。

  まつじゅんさん、こんにちは。
  
  ご無沙汰している間に、定年退職されたのですね。
  長い間、お疲れ様でした。
  
  私も主人の転勤で３年余り高松に住んでいて、あちこちのうどん屋さんに行ったり、うどん打ちを習ったりしました。
  まつじゅんさんが毎朝通われた「さか枝」も行った事があります。
  そして「ちく清」、「山田屋」も懐かしいところばかりでした。
  「山田屋」はうどん屋さんとは思えないほど建物が立派ですよね。
  
  空っぽになったアパートのお部屋と最後に瀬戸大橋を渡るお写真を拝見していると、
  自分達が広島へ帰任する時の気持ちとダブってしまいました。
  なんだか久しぶりに高松へ行ってみたくなりました。
  
  　　　　　ちゃみお

  まつじゅんさん からの返信 2018/09/18 11:35:20

  Re: お疲れ様でした。

  ちゃみおさん
  
  いつも私の拙いページへのご訪問&コメントありがとうございます。
  
  無事、定年を迎え単身生活も終え鳥取に戻る・・・予定が、ひょんなことから初任地から声がかかり、娘夫婦も近くにいることもあり、戻る事に致しました。公私とも色々な縁に感謝しております。
  高松は2年という短い期間でしたが、本当に楽しく過ごさせて頂きました。
  なにより、朝から300円以下で美味しいうどんを食べることが出来て、麺好きな私にとって、本当に幸せな朝ごはんでした。
  
  関西に戻ってきてからも、休日は色々な所に出かけてはいるのですが、ハードディスクの故障もあり、忘備録の作成に手間取っております。
  これからも緩く更新していきたいと思っておりますので、またのご訪問をよろしくお願いいたします。
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  matujyunn

• 前日光さん 2018/06/24 15:07:24

  転勤が多かったのですねぇ～(^-^)

  こんにちは、まつじゅんさん。
  地震から１週間ほど経ちますが、そのご如何でしょうか？
  
  倉吉編の方にもコメントしたのですが、こちらは主として最後の仕事場だった香川県なのですね！
  四国の中で唯一香川県だけ未踏です。
  そうは言っても、ずいぶん前に与島までは行っているのですが。
  
  香川で仕事をしながら、倉敷から通われていたのですね。
  瀬戸大橋を毎日渡っていたなんて、毎日プチ旅をしていたように、関東人としては思ってしまいます。
  変化に富んだ瀬戸内海の風景を見ながら、ついに迎えた退職の日、感無量の思いがあったことでしょう。
  
  完全リタイアではなく、また別の仕事にも励んでおられるとのこと、これからの人生にも幸多からんことを祈っています。
  
  
  前日光
  
  
  

  まつじゅんさん からの返信 2018/06/25 14:42:47

  Re: 転勤が多かったのですねぇ～(^-^)

  前日光　様
  
  ご無沙汰いたしております。
  倉吉を離れ3月が経とうとしておりますが、実家の片づけに4回ほど戻りましたので、あまり離れたという実感がわいておりません。
  逆に、24年間宿泊したことが無かった三朝温泉を何度か楽しんでいます。
  転勤は私は少ない方で、１０回以上という方はざらにいます。
  単身生活も2回でしたし、２０年近く単身って人もいますから、わがまま言っていた割には、ありがたい職場だったと感謝しています。
  
  ようやく、新しい職場も体制が整ってきた時に、今回の地震です。
  自宅は揺れの割には食器棚などの転倒もなく、建物の被害もないようです。
  ただ、職場は結構な被害があり掌握に大変ですが、今までのように矢面に立つという対応ではないので、気が楽です。
  
  関西の街を楽しみながら、お登りさんや山陰の街歩きに頑張りたいと思います。
  今後とも、よろしくお願いします。
  
  matujyunn

• リリーさん 2018/06/21 07:34:39

  お疲れ様でした。

  まつじゅんさん、いつもお世話になっております。
  
  定年まで毎日毎日頑張っていらっしゃる人たちのおかげで、私たちの生活が守られています。長い間、本当にお疲れ様でした。
  
  私も3か月前に初めて香川に行きましたが、素晴らしいところでした。引っ越すのは寂しかったでしょう。さか枝、先日旅サラダで紹介されていました！まつじゅんさんのお気に入りだったのですね～^ ^。私も近々、香川に再訪しますので、食べてこようと思います♪。
  
  これからも宜しくお願いします^ ^。
  
  リリー
  

  まつじゅんさん からの返信 2018/06/25 14:45:33

  Re: お疲れ様でした。

  りりーさん
  
  温かいコメントありがとうございます。
  そんな大層なことをしてきたのでないので、お尻がこそばゆいような気持ちです。
  香川を離れ、気軽に美味しいうどんを食べれなくなったのが寂しいですが、年に数回でもうどん旅に出かければと思っています。
  
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  matujyunn