当麻東原公園

2018/06/05 - 2018/06/05

　あずま坂の脇には当麻東原公園がある。峰の頂上といった感じで、この公園からJR原当麻駅までは住宅地というか分譲地の中にほぼ真っ直ぐに道路が伸びている。しかし、この道路の両側は角地の分譲地には家が建っていることが多いが、その間の分譲地は2区画、3区画と繋がって空地になっている場所が多くあり、畑の中にぽつぽつと住宅が建っているといった感じだ。駅前の分譲住宅地といってもJR相模線の駅前ともなればこんなものなのだろう。
　当麻東原公園にはトイレが設置されており、何基かの石碑が建てられている。その一つは「当麻東原古墳」碑であり、丸い生垣で囲まれた直径数mだけ残る円墳が当麻東原古墳（たいまあずまはらこふん）ということのようだ。
　Webで検索すると、古墳時代後期の7世紀に築造された円墳で、地元では昔から「馬塚」や「名馬塚」と呼ばれていたようだ。墳丘の直径約16m、高さ約3m、周囲には幅約2mの溝がめぐる。埋葬施設は河原石積みの横穴式石室で、出土した勾玉や管玉、耳環、鉄鏃、馬具など約400点の副葬品は平成24年（2012年）に市の有形文化財・考古資料に指定されている。平成元年（1989年）に市の史跡に指定された。
　この公園には自転車で子供たちが集まって来ている。この場所が丘陵の端にあるお墓だったとは思ってはいないだろう。
　また、同じ当麻には西の段丘に谷原古墳群があり、ここだけが独立の古墳であったすることはできないだろう。古墳群が営まれ、開発されて破壊され、峰の端の頂上部にあった小さな当麻東原古墳だけが残ったというのが真相であろう。
（表紙写真は当麻東原古墳）

エリア 相模原(神奈川)

「相模原市当麻東原特定土地区画整理事業　完成記念碑」。

「当麻東原古墳」碑。

当麻東原古墳。

当麻東原古墳。

当麻東原古墳。

当麻東原公園のトイレ。

当麻東原公園の広場。

当麻東原公園の遊具。

「当麻東原公園」標石。