2018/05/18 - 2018/05/22
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norikoさん
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温かくなるのを待ってアウシュビッツの強制収容所に行きました。数年前、12月の真冬にベルリンの北、オラニエンブルクにあるザクセンハウゼン強制収容所に行ったのですが、半日立ち直れなかった経験があるからです。ここにもやはり「労働は自由をもたらすーALBEIT MACHT FREI」の文字が掲げてありました。運よく現地公認ガイドの中谷さんに個人手配をすることができたので、クラクフのバスターミナルから約1時間半バスに乗って、現地集合をしました。私達も含め、ヨーロッパ内からの参加者も数名いて20人を越す大人数でした。しかし、彼の話を通してそれぞれが歴史の重さのみならず、現代に生きる私達がこの負の遺産をどう捉えていくべきか、深く考えさせられた3時間だったと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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当時の写真。毎日のように運ばれてきたユダヤ人たち
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実際に使われた毒ガスの缶
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彼等が持っていた食器。子どもたちを安心させるために、日用品を持ってきた家族は少なくなかったそうだ。
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後で返してもらえると信じて、よく分かるように記名したカバン
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7割以上のユダヤ人は、これを着ることも無くガス室へ。
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この壁の前で多くの方が銃殺された。
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収容所内の建物
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収容所内の建物
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収容所内の建物
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収容所内の建物
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収容所内の建物
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ガス室
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ガス室
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男性と女性に分けられていた。
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ビルケナウ強制収容所
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監視塔
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監視塔
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この中に詰め込まれて何日も。その途中で亡くなる方も大勢いたらしい。
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線路の引き込み線がかなり中まで続いていた。
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ガス室は全部で4つあった。
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ドイツ軍が自ら破壊したガス室
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破壊されたガス室
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向こうに見えるのがガス室へ降りる階段。ここを一体どのくらいの人が降りていったのだろうか。
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湿地帯の為、建物の維持が難しいとか。施設自体が少し傾いてきている。
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金網で作られた柵。越えようとすれば容赦なく殺された。すさまじい環境で、そういう気力さえ失われていたのだろう。
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アンネ・フランクも使ったと言われているトイレ。1日2回など制限があった。
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この狭いスペースに何人押し込まれていたのだろう。
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湿地帯特有のじめじめした感じ。本当に気が滅入る。
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この旅行記へのコメント (7)
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- M-koku1さん 2020/05/07 23:07:03
- あの遺跡が持つ重さは 現地に行かないとわからない
- norikoさん
いいねを ありがとうございました。
私もアウシュヴィッツに行った後、4トラの旅行記にするまで ちょっと時間がかかりました。その中にも書いたのですが、もう途中から写真を撮ること自体が嫌になってしまいました。なんだか犠牲になった方々を冒涜するような、嫌な感じになりました。
見ていて、怖かったです。いろいろな本を読み、知識もそれなりに持って言ったつもりだったのですが、現地のあの雰囲気は、予想をはるかに凌駕したものでした。
昨今 Covid-19のせいで、TVで20世紀の戦争ドキュメンタリーが 沢山再放送されているので見ていますが、再びあんな時代が来ないことを 心から祈っております。
ではまた
Mより
- norikoさん からの返信 2020/05/08 12:20:48
- Re: あの遺跡が持つ重さは 現地に行かないとわからない
- M さん
コメントありがとうございました。
私より20年近く前に行かれていたんですね。旅行記を読ませて頂きましたが、アウシュビッツはその時とほぼ変わりなく保存されているようです。以前、ベルリン発のザクセンハウゼンのツアーに行きましたが、その時のガイドさんが「この歴史を後世のためにきちんと残すんだ」というような事を言われていたのを思い出しました。
ドイツ人の子どもたちは学校で、発達段階に応じて負の歴史をきちんと学んでいます。
映画「シンドラーのリスト」の舞台となった工場、現在の博物館ですが、結構人気があり、午前中でチケットが売り切れることが多いようです。もっと写真を撮っておけばよかったかなあとも思いますが、そんな気分になれなかった事も思い出しました。
- M-koku1さん からの返信 2020/05/08 12:31:45
- Re: あの遺跡が持つ重さは 現地に行かないとわからない
- シンドラーの工場が博物館になったのは、とてもいいと思います。当時は寂れた建物で もちろん中にも入れなかったです。
日本の場合、戦場が海外で、残虐行為がされたとしても、それも海外で、ドイツのように形に残すことができませんでしたね。
残ったのが広島や長崎の原爆の跡地では、戦争加害者より、戦争被害者のような記憶が残っていくばかりです。
なんとかしなければ いずれまた 海外に対して好戦的な人達も 台頭してきてしまうかもしれません。
そうならないことを祈って!
Mより
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- mistralさん 2020/03/01 08:12:14
- アウシュヴィッツ。
- norikoさん
はじめまして。
ベルリンの旅行記にご投票をいただきまして有難うございました。
norikoさんの旅行記を訪問させていただきました。
ドイツ、ご在住でしょうか?
中でもアウシュヴィッツの旅行記を拝見して
同じ中谷さんのガイドで巡られたことを知り、メッセージを
書いています。
行くまではドキドキしていましたが、中谷さんとご一緒に
巡りつつ、彼のメッセージを伝えなくてはと思い
帰国後まっ先に旅行記を書いたことを思い出しました。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
mistral
- norikoさん からの返信 2020/03/01 16:57:34
- Re: アウシュヴィッツ。
- mistralさん
コメントありがとうございます。
5年前にベルリンでの仕事が始まり、ポーランドはお隣りなので絶対行きたいと思って出かけました。
中谷さんは使命感のようなものをもってお話しされていましたね。
私もこれは絶対残さなくては、と思いました。
クラクフ自体は可愛い町で、普通ならその旅行記を残すのですが、そこには触れる気分になれなかったことを思い出します。
ベルリンには、小さいものを入れると一体いくつあるのだろうというくらい、り、戦争にかかわる色々な施設があります。
凄い町に住んでいながら、軽々しくブログになんて書けないと思って、訪ねてはいるのですが、しまい込んでしまっています。
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- kummingさん 2019/10/15 21:32:49
- はじめまして^ ^
- こんばんは~
今夜は私んちへのご訪問&爆ポチ(いっぱいのいいね)の御礼に伺ったところ、
Deepなブログに巡り会い(°_°)
娘がロンドン留学中にポーランドのお友達のお宅に遊びに行き、お宅がお城か貴族のお屋敷みたいで驚き、アウシュビッツへも車で送って貰った、と話していました。
そして、後日ベルリンでナチスのホロコースト記念館?みたいな所を訪れ、その陳列(適切な表現ではないですね(-。-;)展示の方法のアウシュビッツとの違いに、ポーランドとドイツの国民性が伺えた、と。
そんな事を、norikoさんのブログを拝見して、思い出しました。
では、この度は、ありがとうございました♪
- norikoさん からの返信 2019/10/16 13:22:44
- Re: はじめまして^ ^
- 初めまして。
以前、ドイツのザクセンハウゼン収容所に冬に訪れ、暫く立ち直れなかったので、春になるのを待ってアウシュビッツ収容所に出かけました。
テレビや旅行記で見るのと現地で感じるのは、とてつもなく大きな違いがあります。
美しい自然や素晴らしい建造物を見るのも大好きですが、重い歴史にも触れたいと思っています。でも、後者は記録に残すのは難しいですね。
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