2017/09/01 - 2017/09/01
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みーみさん
2017年の京の夏の旅の特別公開で、本野精吾邸に行ってきました。
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本野精吾は日本のモダニズム建築の先駆者の一人で、父親は読売新聞の創設者・本野盛亨。東京帝国大学で建築を学び、後に、武田五一の招きで京都工芸学校(現在の京都工芸繊維大学)の教授となりました。
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静かな住宅街にひっそりと建っています。
外見も派手さはありません。 -
西陣にある京都市考古資料館も本野の作品です。(2015年撮影)
教授をしていた京都工芸繊維大学にも作品がありますが、現在残っている建物はそれほど多くないようです。 -
本野の作品である京都山科にある栗原邸。
この建物は現在、新オーナーを募集中だということです。
2億円ということでした。
日本の富豪の方、誰か、お願いします・・!
先日「ブラタモリ」で、普段非公開の京都の南禅寺の別荘を案内していましたが、どうやら、その別荘は二ト○の所有みたいでした。この栗原邸も迎賓館として
どこかの会社が所有してくれないでしょうかね。
旅行記を書くにあたって調べていると、つい先日、5月と6月に内部の見学会があったようです。
行けなくて残念!! -
さて、この本野邸、普段は内部見学はしていませんが、衣笠映画会という映画上映会という催しをやっていて、それには誰でも参加できるようです。
本野邸の近くには立命館大学や等持院があり、等持院境内では昔、マキノ省三が開いた撮影所があり、この近辺は文化的な香りのする場所だったようです。 -
コンクリート造りの家ですが、「中村鎮式」という工法が採用されています。
中村鎮氏が発明した工法で、本当は「鎮」は「まもる」と読むのだそうですが、今では「中村鎮式」と書いて、「なかむら”ちん”しき」と呼びならわされているみたいです。 -
中村鎮式工法とは、L字型のコンクリートブロックを組み合わせて、その空洞部に鉄筋を入れてコンクリートを流し込むというもの。
強度をたかめるためです。 -
なので、外壁はむきだしになったコンクリートブロックがそのまま見えます。
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この写真は福岡にある警固教会ですが、中村鎮の設計です。(2015年7月撮影)
中村鎮式で造られているそうですが、蔦で覆われていてコンクリートブロックが見えません。 -
イチオシ
外観はコンクリートブロックむきだしの、どちらかというと武骨な感じさえしますが、玄関周りは、タイルで装飾されています。
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玄関の三和土も同系統のタイル貼りになっています。
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ドアノブと鍵穴。
二階は一部アルミサッシなどにかわっていたりしましたが、一階部分はオリジナル度が高くて、鍵などもそのまま残っています。 -
一階は食堂と居間の間仕切りがない広々とした空間になっています。
今では当たり前の間取りですが、当時としてはかなり斬新だったでしょうね。 -
窓がとても大きくて採光が配慮されています。
木の枠も、窓の鍵もオリジナルのまま残っています。 -
リビングの中央には暖炉が。タイルは玄関周りと統一性を持たせている。
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イチオシ
暖炉の葡萄の装飾が本邸宅の唯一の装飾と言っていいもの。
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ご子息は芸術家で、アトリエとしてもこの家を最近まで使っていたそうです。
その作品も展示してありました。
2階は窓枠など、新しいものに換えられているところもありました。 -
バルコニー。
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近代建築の中ではどちらかといえばそれほどポピュラーな建築家ではないですが、
けっこう大勢の人が見学に来ていました。 -
裏庭にある納屋。
こちらも同じ中村鎮式工法で造られています。
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