【５】リガから鉄道でゆく日帰り☆ラトビア：ツェースイス

2018/04/30 - 2018/05/04

昨日の長距離バスの旅に続き、
今日はリガからラトビア鉄道の列車に乗り、揺られること2時間。
「ツェースイス」の街へ。

青い教会に魅せられて訪れてみました。
日帰り、滞在時間は２時間。

あっと言う間でしたが「給水塔」の魅力も再発見。有意義な滞在となりました。

エリア ツェースィス(ラトビア)

リガからラトビア国鉄で２時間の街「ツェースイス Cesis」。
ガイドブックにも載っています。

切符と言って良いもの？
こちらのレシートのような紙が乗車券です。

前日、駅の窓口で購入。
往復だと、0.17ユーロ≒22円安くなってました。

・6.83ユーロ≒922円

06:21発の列車に乗ります。

リガ駅、時計がついているタワーの隣の入り口から入ると、
正面頭上に電光掲示板あり。

自分が乗る列車のホーム番号を確認すると「10番ホーム」でした。

リーガ駅 駅

さらにまっすぐ進むと、ホームへと上がるコンコース。

し~~~~~ん。。。。静かっ。

手前から「１、２、３・・」と続いたら、
当然「１０」は一番奥だと思いますよね。。。

でも突き当りまで歩くと「９」で終わってる・・・(ーωー)

10番線どこー？？？と焦りました。

今一度、駆け足で「１」に戻ると、

「２番プラットホームに１番線と１０番線」て・・・

わかりにく表示。

４両編成の列車が、すでに停車していました。

ここでまたもや。
普通に一番近い車両の乗り込もうとしたら、ドアが開かない。

こじ開けても、開閉ボタン押しても開かない。

なぜかしら・・・！？！？

と考えていたら、
後ろから来た女性が、私を追い越して行きます。

ついて行くと、進行方向前方の２つの車両だけドアが開いていました。

ところ変われば、色々違いますよね。。。

乗り込むまでにバタバタしましたが、
発車まで少々あって、動力が切られた車内は無音。

この無音の感じは、密閉された教会の中と似ていました。

私の他に２人乗っています。

そして定刻になり、
何の予告音もなく、いきなりガタゴトと走り出す笑

走り出したとほぼ同時に、急に背後から声を掛けられました。

『ボぅッ！！』(みたいな言葉で)

も~~~心臓が止まるほどびっくり(；ω；)

車掌さんによる検札のお時間です。

驚きすぎて、
手に持っていたパスポートやメモ帳＆ペンまでも、床に落としてしまう始末。
（ぜんぜん落とすトコロではない）

とてもお若い男性の車掌さんがそれらを拾って下さり。

そして私の切符を確認し、画像のように裏面にスタンプを押しました。

検札が終われば、あとは安心して鉄道の旅を満喫です。

でもなんか、超~~~~低速。

スピードが遅いと感じたのは、日本の電車の速さに慣れているからですよね。

１駅１駅の間は5分くらい。

長距離バスの旅でも感じたけれど、線路や道路のすぐわきに湿地帯。

地盤が柔らかいのに、線路がひけるなんてちょっと不思議~。

途中、ガイドブックに載っている「スィグルダ Sigulda 駅」で停車したまま、なかなか発車しない。

そして急に、

ガタン、ゴゴゴゴ・・・

と、大きな音がしたので外に出てみたら、後ろ２両が切り離されていました。

そっかぁ~
だからリガ駅で乗り込むとき、ドア閉まってて乗れなかったのね。
納得。

スィグルダ駅 駅

再び揺られること１時間。

列車が目的地のツェースイス駅に到着しそうな時、
車掌さんが、私のところにやって来ました。

「Excuse me?」

えぇーなになに;;;
私なにか悪いことしたかしら(・・;)ｺﾜｲ

すると車掌さん、

「Next stop is ツェースイス. ok?」

え、、
切符に記載された降車駅を覚えていて下さって、わざわざ言いに来てくれたの、
ラトビア国鉄さん、すごく親切!!

ほどなくして、ツェースイス駅に到着です。

降りるドア付近に、その車掌さんが立っていました。

私が、

「Arigatoooo, thank you so much, bye bye~~ !」

すると車掌さん、

「Bye bye! Have a nice day!」

気分の良い一期一会。

駅舎を出ると目の前に図書館の可愛らしい建物。

少し進んで振り返った図はこちら。

小さな駅舎です。

それにしても。
リガから乗り換えなしの２時間で、かんたんに違う街気分を味わえるなんて。

しかも運賃お安いし、オススメです。

この日は平日で、
ちょうど通学時間と重なり、街には元気な小学生があふれていました。
近くに学校があるようです。

これが、いつものこの街の朝の風景なんですね。

午前９時ちょっとすぎ。晴れ間も見えてきました。

聖ヨハネ (ヤーニャ)教会 (ツェースィス) 寺院・教会

ちょっとお茶でも・・・

でもまだ早すぎて、飲食店は開いていません。

街歩きを楽しみましょうか。

(^-^)/

聖ヨハネ教会をすぎるとちょっとした緑地帯。
脇の道路は大規模な工事中でした。

すでに作業員さんたちが重機を動かしています。

工事中だったので迂回した道。とてもステキでした。

途中に幼稚園。

すると突然現れた、
この街に来るきっかけとなった、青い教会（ロシア正教会）。

スライムのような屋根。

大して迷うこともなくたどり着けた嬉しさから、

一眼で撮り、
スマホで撮り、
ひとりで大忙し。

教会のある丘を下ると公園になっています。

ビリニュスの森にいたカモは、警戒心ゼロで逃げませんでした。

その調子で、しず~~~かに近づいたら・・・・

城公園 広場・公園

そんな猛ダッシュで逃げなくても(;_;)

また自分ひとりになってしまいました。

カモと遊んで少し歩くと「ツェースイス城址」。

塔の部分はきれいに残っています。

ツェースィス城址 城・宮殿

あらま、もぅこんな時間。

2時間はあっと言う間ですね。。。

ここツェースイスは、田舎街風でとても気に入りました。
静かなところがやっぱり一番好き。

公園もきれいで新緑豊か。今時期はお花も満開です。

事前にGoogleのストリートビューで調べていたら、
とても存在感のある、給水塔を見つけました。

駅に戻る前に、実際にその場所に足を運んでみます。

給水塔カッコいい~！

そう言えば、こちらに来てから何も口にしていません。

カフェオレと丸いドーナツをテイクアウトでお願いしました。

駅の横にちょっとした広場にあって、丸太のベンチでいただきま~す(^０^)

驚くほど球体なドーナツのお味は、まさにサータアンダギー。

定刻、リガ行きの列車が入って来ました。

行きと同じく、乗り込んだと同時に検札がありました。

するとなんと同じ車掌さん。
折り返してきた列車のようです。

彼の方から、

「Hello again!」と言って下さいました。

空席はまだまだありましたが乗客も多く、
日差しも強くなってきた車内は、

まさに、温　室　状　態 。

この列車には冷房はないようです。

すると車掌さんが、
私の通路反対側に座っていたマダムに話しかけました。

彼女の了解を得て、
頭上の窓を開けたのです。

・・・全開（笑

外気を取り入れて、車内の温度を下げる作戦。

２駅すぎたころ、
ノースリーブだったマダムは、カーディガンを羽織りました。

窓から強烈な風が入って来て、きっと寒いんだろうと思います。

さらに3駅すぎたころ、
マダムが検札のため通りかかった車掌さんを引き留めました。

マダムは強風に当たって乱れた髪を整えながら、
（でもすぐボサボサになる）
頭上の全開の窓を指さし、
両手で身体をさすり、めっちゃ眉間にシワ寄せています。

「寒いから窓閉めていいかしら？風邪ひいちゃうわよぉぉぉ」

みたいな感じ。

普通ならば、

「あ！お客様すみません。閉めましょうね。」ですよね。

でも・・・

この時の車掌さんは強かった。

「ダメですね。」

「車内の空調を整えているので。」

「寒いのだったら、別の席に移動してください。」

「座席はまだまだたくさん空いていますから。」

車掌さんは、こんな感じのジェスチャーしてました。

マダムに向かって良く言うな。
やり取りを見ていた私は、窓の外に視線を移し笑ってしまった。

ラトビア国鉄、客より強し。

ところで車窓からの眺めもステキです。

かわいいお家がたくさんありました。

その中で一番私が住んでみたいと思った、理想的な家を見つけました。

それがこちらです↑↑

平屋で、納屋付き。日当たり良好。
裏に森。
家の前には、そんなに広くない家庭菜園の畑があって。

自家用車は、泥のついた根菜もそのまま乗せられる感じの超実用的な普通車。

私にとって最高のお宝物件です。

時間からしてリガ駅に着くころ、２つの給水塔を見つけました。

その給水塔の根元に、いつか行けたらイイナ。

たくさんの発見があった、有意義な日帰り旅でした。

最終記へつづく。