初ヴェトナム旅行 ② ー ハノイの街を漫々遊歩

2018/04/19 - 2018/04/22

ハノイの街は思った以上に古いものがたくさん残っていた。ハノイ滞在中は少し肌寒い日もあったが、おおむね快適で、街歩きにはちょうど良かった。

ハノイの後にフェ、ホイアン、ホーチミンを訪れたが、これらの地域はかなり暑かったのに対して、ハノイはことのほか大変涼しかった。南北に細長い国なので、随分気候の差があるようである。

旧市街にあるホテルに滞在したので専ら歩き回ったのはこの地域が多かったが、もちろんそれ以外にもあちこち足を延ばしてみた。

旧市街地は「ハノイ36通リ」と呼ばれ、11世紀リー（李）朝の都、タンロンが置かれ、産業の中心地として栄えてきた。

エリア ハノイ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0

北門教会のすぐそばに1805年に造られた North Gate （正北門）がある。ハノイにこんな古いものがあるとは驚いた。と言うのも、ヴェトナム戦争時にハノイはアメリカ軍の大きな攻撃を受け、ほとんどが破壊されたと思っていたので。

昔の正北門の風景を描いた石板がある。今もあまり変わらないような姿をしている。

門の裏側に回ってみると、大きな通路となっていて、かっては誰でも通行していたのかも知れない。

門の上には小さな廟があり、中を見学することが出来る。

廟の中に入ると、２体の道教の神が祀られている。参拝している人は誰もいなかったが、ただ作業員が掃除をしているのが見えただけであった。このようなところに来る観光客など全くいないであろう。

街の通りは交通が激しいが、その中を自転車でホウキを売り歩いている女性の姿が見える。

ハノイ中心部の一角に書店が軒を連ねている通りがあり、おそらく20軒位あったと思う。いくつかのぞいてみた。

その一軒の書店をのぞくと、日本語学習書やテキストが何種類も置かれていて、最近ヴェトナム人の日本へ行く人が増えているそうだが、こうして光景はそのことを証明しているのかもしれない。

あるショッピングセンターにこんな大きなポスターが掲げられていた。Superdry という文字の上に「極度乾燥 (しなさい）」と日本語で書かれている。最初、ビールの宣伝かと思ったが、全くビールのイメージもなく、結局何の宣伝なのか分からなかった。これを見て、何の宣伝だと思われますか。

＊ ブログ仲間のまむーとさんがこれは高級ファションブランドの名前だと教えていただきました。インターネットで検索すると、確かに高級メンズファションだと出ていました。ありがとうございました。

こちらはレストランの看板であるが、「ぺッパーランチ」と日本語の文字がある。

こんな具合にハノイの街を歩いていると、思わぬところで日本語の表示に出会うことがある。中には意味が何だか分からないものや間違いだらけのものがあったりして、苦笑させられる場面も多い。

店先に大きなネコがちょこんと座っていて、道行く人や店に入る客を見ている。

竹を使って何かを作っているようだ。

その店先でこのようなものが売られている。竹筒にきれいに絵が描かれていて、楽器かと思ったらそうではなく、タバコを吸うための器具である。

帽子屋の店先。店先すべてが色とりどりの帽子で埋まり、壮観とでも言ってよいだろう。

剣道着姿のマネキン（？）が建物の入口に置かれている。

今ヴェトナムはオートバイの需要数がものすごく多く、どこを歩いていてもまるでオートバイ軍団とでも形容できるほどである。

旧市街地は小さな家がぎっり並んでいて、どの家も間口が狭く、細長い。ウナギの寝床のような家ばかりである。

どこを歩いてていても路上の飲食店が目に付く。簡易テーブルと椅子だけが出ていて、気取ったところは一切ない。

こちらも路上でお茶を飲んだり、食事をしたりしている。

飲食店だけでなく、路上ではあらゆるものが売られていて、道行く人が購入しているのを見かける。この女性は色々な野菜を売っている。

こちらは籐で作られたバスケットや物入れを自転車に積んで、売り歩いているようだ。

人々が子供用の小さな椅子に腰かけて飲み物を飲んでいるが、ここも簡易喫茶店の一部なのである。

路上理髪店はあちこちで見かけた。手軽にできてよさそうな気もする。

何を売っているのだろうか。漬物のようなものが並んでいる。

豆腐を販売しているが、ヴェトナムではよく豆腐が食されているようだ。市場でもしばしば見かける。

この女性は何を売っているのだろうか。

ある店先に変わった食べ物があった。これらは野菜のように見えるし、また果物のように見えるが、一体何なんだろうか。店の人に尋ねると、これらは食べるものではなく、神仏に供えるものだそうだ。

旧市街地は細い道が多く、その上古い建物が軒を連ねている。

狭い道路には食堂や安いホテルがぎっしり並んでいて、道行く人は外国人が多い。

レストランの入口。変わったマスクが置かれている。入るのはちょっと躊躇してしまいそうだ。

昔ながらの薬屋があった。左側の壁際にたくさん引き出しのようなものが見えるが、この中に薬が入っている。

鍋料理のレストラン。それにしても入口の周りが食べ物の絵で氾濫している。

親子だろうか。母親が子供の髪を梳いている。心和む風景である。

何度も旧市街を歩いた。昼間はさして人の姿は多くないが、夜になると食堂や露店が道路に軒を並べ、そこに観光客が群がり、にぎやかな通りへと一変する。

旧市街の一角。中央の古い建物が目に付くが、3階部分にトタンの屋根が付けられている。

こちらにも古そうな建物がある。

古民家を改造したショップがあちこちにある。

プロパガンダのポスタ―や絵を売る店があった。かっての社会主義全勢時代に作られたものが販売されている。

ハノイ中心部にある「ホアンキエム湖」を訪ねた。ここは市民の憩いの場で、日中の暑い時間帯には多くの人がベンチで休んでいるのが見られる。

湖に浮かぶ「亀の塔」というのがある。夜間はライトアップされて美しい。

昔は大きな寺であった「バウアン寺」がフランス人によって取り壊されたが、その跡地にこのような寺の一部が残されている。

「ゴックソン祠（玉山祠）」の入口。まるで中国の寺院のようだ。

ヴェトナムなのに漢字(中国語）が氾濫している。

祠には中国風の神様が祀られている。

アオザイを着た女性たちがいた。

ユリの花を手にして、湖のほとりに立ち、写真撮影に応じてくれた。

こちらにもアオザイを着た女性たちがいた。余りにもあでやかだったので、写真を撮らせていただいた。

ヴェトナムではコーヒーがよく飲まれているが、どこへ行ってもこの HIGHLANDS COFFEE という コーヒーチェーン店がある。何度か入ったが、コーヒーは美味しいものを飲むことが出来た。ただ、値段は高めな感じがした。

ここにもカフェがある。フランス文化の影響か路上に設けられたカフェが多くあり、コーヒーを飲んでいる人が多い。

街中には古い建物がいたるところに見られる。

”Grab”と書かれたヘルメットを被った２人はバイク・タクシーの運転手である。最近ヴェトナムでもスマートフォンを利用してタクシーを呼び出すことが出来る。

旧市街を歩く物売りの女性たち。

旧市街には薬を売る通りやこの写真のような中国風の装飾品を売る店が集中しているところがある。

豚を積んだオートバイが市場に向かっているようだ。

こちらもガチョウを積んで市場に向かっているのかもしれない。壮観だ。一体何羽積んでいるのだろうか。

この旅行記へのコメント （2）

• まむーとさん 2018/05/23 20:27:15

  Superdry

  tamegaiさん、こんばんは！
  
  【極度乾燥 (しなさい）】
  私も去年クアラルンプールで現地の若い子がカバンか服を着ていて、背中のロゴの写真を撮りました。
  安いパロディ服かと思ってたのですが、４トラの旅行記で南アフリカ共和国で1万円で服を買ったと書いてありビックリしました。
  どうやら、イギリス発祥で50カ国で販売されている高価なブランドなようです。
  ジーンズが15000円だとか？!
  買ったとして地元で着ていたら笑われる難易度も高い服のようです。
  
  

  Weiwojingさん からの返信 2018/05/24 08:25:26

  Re: Superdry

  まむーとさん、おはようございます。
  
  Superdry「極度乾燥(しなさい）」が何のことか分かりました。高級ファションブランドのことだったのですね。ありがとうございました。
  
  ネットで見てみたら、ちゃんと出ていました。高級衣料品のブランド名とは驚きました。てっきりビールの宣伝かと思ってしまいました。
  
  ヴェトナムは思っていた以上に快適で、良かったです。今回は主に都市部だけを回り、あまり地方は訪れなかったので、次回はビーチを楽しみたいとか少数民族の地へ行ってみたなどと考えています。LOCの飛行機を使ったので航空運賃が安く、助かりました。
  
  食べ物もおいしかったです。野菜をたくさん使用し、味付けも辛くも甘くもなく、ちょうどよかったです。ヴェトナム料理は日本ではほとんど食べたことはありませんでしたので、病みつきになりそうです。
  
  では、続編もご期待ください。
  
  Tamegai