近隣シリーズ⑥ GW 嵐電に乗って久しぶりの嵐山散策

2018/05/06 - 2018/05/06

嵐電に乗ってみようと妻と意見が一致。目的地は久々の「嵐山」となりました。何年ぶりかな～。外国人が多いのに驚きました。二つの特別拝観を含め、三つの寺を訪問。特に、清涼寺の特別拝観は「素晴らしい」の一言で、連休最後の心のお土産でした。
表紙は、常寂光寺多宝塔の前の高台から見た嵯峨野の遠景。境内には、ツツジが香り、青もみじが綺麗でした。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

嵐電太秦天神川の駅。外人（たぶんアメリカ人）の姿があります。電車は街中をのんびり走ります。
ポイント1. 嵐電の運賃は区間に関係なく一律220円。下車時は（終点を除いて）前の扉から。ICOCA使えます。

終点嵐山駅。大抵は一両ですが、人出が多いと二両連結に。

嵐山駅にはさすが土産物屋が多い。利き酒の店もありました。

え～　と思う駅ナカ足湯。「嵐山温泉」と書いてありました。

有名な竹林。これは立ち入り禁止の場所なので当然人がいない。

常寂光寺、山門。嵐電の駅から徒歩10分少々。

多宝塔。元和年間に建立？
ポイント2. ここでスロバキアから来た一人旅の美人お姉さん（学生？）と会い、少し会話。「アジアの旅行に最初に日本を選んだが大正解。本当に美しい国だ」と言ってくれました。何か、嬉しい気分になりました。因みに、外人は中国人と韓国人が圧倒的に多い。

更に歩いて10分。清涼寺の本殿です。

特別拝観中、確か5月16日まで。

国宝、阿弥陀三尊坐像(平安前期）。圧倒的迫力です。（本当は撮影禁止、すいません）

重文　菩薩騎獅像と騎象像。象に乗った帝釈像はわが国では珍しいと説明あり。

清涼寺の本尊の体内から出現した納入品の一つ。シルクの五臓六腑。

庭園と毘沙門天堂。

庭園を別の角度から。このあたりの寺はすべて嵐山の山々を借景としています。

清涼寺の山門。
ポイント3. 全く知らなかったのですが、この付近「湯葉」料理が多い。
南禅寺は良く知られていますが。「湯葉」うどんなるものもありましたが結構高い。

三つ目に訪れた天龍寺の中の「弘源寺」。

特別拝観は、5月16日まで。
ポイント4. 近くの「宝厳院」拝観とペアで買うと300円安くなります。我々は「宝厳院」には以前行ったのでパス。

江戸末期、長州藩の武士がこの付近に集結。血気盛んな武士が柱につけた「刀傷」

特別拝観のもう一つの売り、竹内栖鳳の絵。一連の扇絵は必見。私は「竹内栖鳳」という画家は正直知らなかった。日本画が好きな妻に「こんな有名な人知らんの？」と言われ、暗い気持ちになった。

こちらの「枯山水庭園、虎嘯の庭」はこじんまり。「龍吟虎嘯」と言い、禅の悟りの境地を表現。

付録として、GW前半に行った南禅寺金地院を紹介。こちらも特別拝観を目当てに行きました。

一般拝観で見学可能な「鶴龜の庭」。こちらは、西洋人（白人）が多かった。

一般拝観で見学可能な「鶴龜の庭」。

特別拝観は700円ですが説明つき、約30分。長谷川等伯の「猿侯の襖絵」。長谷川等伯はさすがに私も知っていました。はるか昔、教科書で見ました。
ポイント5. こちらはガイド付きですが、やはり説明があると理解度が違います。もう一つの売りは窓が八つあるという「八窓庵」という茶室。良くこんなものを設計したと思う緻密さでした。残念なことにガイドが目を光らせていたので、写真はありません。

東照宮。

最後に。地下鉄に乗るとよく「日本に京都があって良かった」というキャッチフレーズを見ます。「何を大げさな」と思っていましたが、これらの特別拝観を見ると納得です。

この旅行記へのコメント （1）

• Medinaさん 2019/01/05 13:37:06

  嵐山方面桜の季節がお勧めです。

  ふくろうの旅人様
  
  新年あけましておめでとうございます。
  初めましてMedinaでございます。
  この度、掲示板の書き込み賜りまして、誠にありがとうございます。
  
  私も嵐山は何度も行きましたが、ここ5年くらいはございません。この周辺でお勧めは佐野藤右衛門邸の桜は見事です。大覚寺、法輪寺、寂光寺、少し離れますが最近話題の穴場、原谷苑がお勧めです。
  お時間がございましたら是非行かれてみてください。
  
  仕事上出張が多く家にいない日が多いですが、できる限り拝読させて貰いますので、こちらこそ宜しくお願い致します。
  
  Medina