2018/04/30 - 2018/04/30
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地酒大好きさん
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毎年、今頃は鈴鹿の鎌ガ岳(1161m)に登っていますが、今日も登ってきました。目的は何といってもアカヤシオ、それにイワウチワ、イワカガミ、夏鳥などです。
三連休最後の日で登山者は少なく駐車場所もあるだろうと思って出かけましたが、鈴鹿スカイライン沿いの駐車場は満杯、路肩もかなり上まで行かないとスペースがありませんでした。仕方なく、上の方にある小さい路肩スペースを確保して駐車しました。登山者のほとんどは御在所岳を目指し、ごく一部が鎌ガ岳です。その中でも極々一部の人が、今日のわたしのルートである「馬の背尾根」を登ります。
さて、今回はどんな出来事が?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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駐車場所からかなり下った、湯の山温泉にある三岳寺(さんがくじ)から登山道は始まりますが、登り始めるとイワカガミの花が現れました。この花はイワウチワの次に咲くので、イワウチワは...と探してもありません。もう終わったようです。今年は全般に開花が早かったようです。
イワカガミとイワウチワは親せきのような関係で、よく似ています。ただ、イワカガミは花の切れ込みが細かいのが特徴です。 -
このようにイワカガミの群落がずっと続いています。
ピンクが濃いものや、薄いものがあります。 -
イワカガミのアップ写真です。きれいですね。
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オレンジのツツジです。ヤマツツジかレンゲツツジか分かりません。
オオルリやキビタキ、ミソサザイ、アオバトなどの声を聞きながら尾根を歩きます。静かな登山道ですが、時折別のルートから登った登山者が下りてくるのに出会い、「アカヤシオは咲いていましたか?」と聞くと、全員が、「頂上付近に少しだけ咲いている」ということでした -
アカヤシオはまったく見当たりません。その代りに、遅く咲くシロヤシオがもう満開です。例年よりも半月ほど早く開花したようです。
アカヤシオはピンクですが、シロヤシオはこのように真っ白です。今日のルートはほとんどこのシロヤシオで覆われたトンネルのようでした。 -
ホンシャクナゲも咲き始めていました。今年は花期が早いようです。
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満開のホンシャクナゲです。この花もきれいです。花はどれでもきれいですが。
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平地でよく見られるキランソウですが、標高800mぐらいの高地でも咲いていました。
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タテヤマリンドウです。
ハルリンドウに似ていますが、花が小さく色もちょっと薄いタテヤマリンドウも群生地がいくつかありました。 -
ハルリンドウよりも色が薄いのがよく分かります。
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タテヤマリンドウのアップ写真です。
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アカマツにシカによるものと思われる引っ掻き傷がありました。傷から松やにが出ていました。
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よく見るとシカのもと思われる獣毛が松やにに付いていました。
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これもその獣毛です。
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頂上に近づくにつれて、アカヤシオの落花が見られるようになりました。頂上付近に咲くその花を楽しみにどんどん高度をかせぎます。
落花した花びらもきれいです。 -
この山は頂上が突き立っている特徴ある山ですが、最後の一登りはほとんど垂直です。
そこで見つけたアカヤシオです。ほぼ満開でした。 -
岩陰に咲くイワカガミです。文字通り岩陰に、鏡のような光沢のある葉を持つ植物です。
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これも岩の間に咲くイワカガミです。絵になります。
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垂直な登山道を登って頂上に近づきます。
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ところが最近大規模な落石が起きたようで、左端の大きな岩が登山道の真ん中に落ちていました。
それ以外にも大小さまざまな岩が登山道に落ちています。
壁を見上げると、ガラガラと音を立てて小石などが落ちています。いつまた大規模な落石があるか分からないので、足早に通り過ぎます。
それでも、そんなことにお構いなしの登山者が近くでうたた寝をしていました。危険ですよと声をかけても気にしないようでした。 -
先ほどの大岩です。向こうが崩れつつある壁です。
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苦節3時間半で到着した頂上です。
到着したときは頂上は人が少なかったのですが、しばらくすると続々登山者がやってきました。別のルートから登ってきたものです。 -
頂上では冷たい風に吹かれてのランチです。近くの山々を見ると、アカヤシオがピンクに見えます。この時期はもうアカヤシオの花は最後です。
頂上にも何本かのアカヤシオの木があり、それらだけが満開を保っていてくれました。 -
頂上のアカヤシオです。やはり春の山の女王です。これを見るために登ってきた甲斐がありました。
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下山は岩がゴロゴロで歩きにくい長石谷ルートです。歩きたくないのですが、イワザクラとヤマルリソウがこの時期見られるので選んだルートです。
ここでも落石があったようで、多くの新しい岩が落ちていました。これは落石の一撃をくらった木です。 -
長石谷(ながいしだに)は長い石だらけの谷という意味だと確信しています。このような岩がゴロゴロしている谷を、道を探しながら歩きます。
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このような道が延々と続きます。一歩一歩確実に足場を確認しないと転倒します。
落石などで新しい岩があり、その上に不用意に乗るとひっくり返り危険です。 -
このような谷の流れを何度も何度も渡り返します。岩が濡れているので滑ると谷に落ちます。
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いつもの場所に来ると、ヤマルリソウが一輪だけ咲いていました。以前はもっとたくさん咲いていたのですが、もう花期が終わってしまったようです。近くに見られたイワザクラは今日は発見できませんでした。(友人の話では、イワザクラがたくさん咲いていたようですが、わたしはその場所を見つけることができませんでした。)
この谷沿いでもミソサザイが大声でさえずっているのをたくさん聞きました。オオルリも谷の音に負けないように大声でさえずっていました。 -
登山道脇で見かけたヤマビル注意の看板。ダジャレが効いています。ヒルの文字の下には本物のヤマビルの模型が貼ってありました。
今はまだヤマビルがいませんが、もうちょっとたつと出現します。行くなら今のうちです。
ただ、大規模な落石の危険性があるので、その一帯は通行止めにしないと大事故が起こるような気がします。どこへ申し出たらいいのか分かりません。
今日歩いた歩数は17,000歩でした。
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