2018/02/25 - 2018/02/25
23位(同エリア311件中)
マサラさん
貴州省は中国の中でも少数民族の宝庫!
苗族だけでも何種類にも分類出来るのですが、その中でも私が一番会ってみたかったのが牛の角をモチーフにした大きなカツラを被った長角苗族でした。
長角苗族は貴州の特産品のパッケージのモデルにもなるいわば苗族のアイドル的存在!?(と私は勝手に思ってる)なのに、彼らが暮らしているのは観光地化もされてない貴州省六枝の山奥の村。
情報も少なく簡単に行ける場所でもないから相当会いに行くのが難しい人達。
しかも普段は民族衣裳を着て生活してる訳じゃないから、突然村を訪問して行っても大きなカツラを被ってるところ見れるかどうかも分からない。
(お金を払えば民族衣装を着ているところを見せてもらえることもあるそう。)
でもいつかは会いに行ってみたいな~と思っていた矢先、4トラベラーのアースジャーニーさんの旅行記で長角苗族の跳花節と言うお祭りがある事を知りました。
この跳花節は毎年旧正月の10日目に行われるお祭り。
ここ数年は旧正月が1月の末から2月の上旬だったので、バレンタインのチョコレート販売に携わってる私は例年通りだったら行けないと諦めモードだったんだけど、アースジャーニーさんが今年の旧正月は2月15日だと教えて下さり、その10日後(2月25日)だったらばっちり間に合う事が判明!
このチャンスを逃すわけにはいかない!と去年の11月には貴陽行きの航空券を手配した次第です。
アースジャーニーさんの旅行記のおかげでスムーズに跳花節を見に行く事が出来ました!
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
アースジャーニーさん、
本当にありがとうございます!
調べてみたら、日本からこの祭りを見に行くツアーもありましたが、1週間程度のツアーが約20万円と、かなり高額です。
私のような貧乏パッカーが参加出来るような金額ではございません。
そこで、来年自力で跳花節に行ってみたいと言うマニアックで節約派な旅人の為に私も情報をシェアさせて頂きたいと思います!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
六枝のホテルの朝食会場。
このホテル、ツイン100元で朝食付きでありがたい。 -
ま、内容に関しては想像の範囲内ですが。
おかゆとちょっとしたおかずに、 -
米線。
米線はその場で作ってくれます。 -
おかゆにはきくらげのピリ辛の和え物とキャベツの漬物的なものと、モエ姉が昨日買った干豆鼓を入れてみました。
-
米線はシンプル。
このホテル、従業員も宿泊客と一緒のところで朝食を取るらしく、私たちともう一組のお客さんを除きほかの人たちはみんな従業員だったみたい(;^_^A -
ホテルの目の前のバスターミナル。
火車の駅からも歩いて10分位。
その間に宿も数軒あります。 -
今日お祭りが行われる高興村へ行くには梭戛(スオガ)行きのバスに乗ります。
去年のアースジャーニーさんの旅行記ではこのバスはバスターミナルの外で乗るように記載されていましたが、今年はバスターミナルの中に乗り場がありました。
でも、切符は買わずに車内で車掌さんに料金を払うスタイルだったので、荷物検査のところで「スオガに行きます」と係員の人に告げて中に入れてもらって、バスに乗り込みます。
梭戛までは20元。
時刻表もなかったので、多分満席になり次第出発するバスです。 -
途中岩脚と言うこの辺りの麺の産地を通り、バスはどんどん山の中へ。
もうすぐ到着(バスターミナルから1㎞手前位)というところでバスとバイクが接触事故を起こしました。
私たち以外の乗客は地元の人達みたいで、全員さっさと降りて行ってしまい、私たちもここからなら徒歩で行けそうだと思ってしばらくしてから降りました。 -
百度の地図を確認しながらバスターミナル方面に進んでいくと、段々賑やかになってきました。
多分、祭りのために配置されたと思われる警察官の人もいたので、祭りの会場の方角を教えてもらい、祭りに行くと思われる村人たちについていくことに。 -
しばらく歩いていくと民族衣装を着ている女の子たちがいました。
この子たちは会場に行くはず!と思ってこの子たちの後をついていくことに。 -
ショートカットで畑の中を抜けていきます。
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結構山の上で眺めが良いです。
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道なき道を上っていきます。
バイタクも待機してるので、山道がしんどい人はバイタクを利用するのも手。
大きなカメラを担いでいる観光客風の人たちはほとんどみんなバイタクを利用していました。
アスファルトの車道を大回りで行くので3㎞位あるのかな?
で、10~15元程度だったと思います。 -
こんな裏道も通ります。
祭りの時じゃなきゃこんな裏道があるのもわからないから、普段は梭戛から高興村まで歩くのは困難だと思います。
でも祭りの日だったら確実に沢山の人がこの道を通ってるはずなので、心配ご無用。 -
ほぼ登山(笑)
こういう山道でも中国人女性はヒールを履いてる人が多いです。 -
山を2つ位超えてようやく集落のようなところに出ました。
ポン菓子屋さん。 -
高興村に到着!
梭戛からショートカットしながら来て1時間位でした。
かなり良い運動になりました。
徒歩でここまで来る予定の人はトレッキングシューズ持参がよろしいかと。 -
村に入ると祭りの屋台が並んでいました。
-
特警も出動!
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祭りの会場に到着。
11時位だったかな?
まだ祭りが始まる大分前なのでそんなに人は集まっていません。
今のうちに場所取りしなくちゃ。 -
向こうの方にも屋台が集まっています。
民族衣装を着て写真を撮れるコーナーもあったけど、長角苗族のものじゃなくて残念。 -
司会のお二人。
おぉ!女の子が大きなカツラ被ってる!
これが見たかったのだ!!! -
観客席。
モエ姉を探せ!(笑) -
激カワな女の子。
お母さんは刺繍が間に合わなかったのかな。
よく見ると布に図案がプリントされています。
その図案通りに刺繍していくっていう寸法らしい。 -
カツラを被った女の子の集団がやってきました!
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子供がとにかく可愛い!
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カツラを直すお母さん。
祭りに参加する全員がカツラを被る訳ではないみたい。 -
観光客に写真撮られまくれてご機嫌斜めな女の子。
ふくれっ面(笑) -
この子は愛想良く写真撮らせてくれた。
本当はピースしたかったのに、外人(ヨーロッパ人風)に「お前たちのポーズは腰に手を当てるんだろう!」と無理やりこのポーズにさせられてた。
そう、長角苗族はその昔、この山奥で暮らしていくためにこの牛の角に見立てた大きな頭と腰に手を当てることによって獣を威嚇し身を守る術を身に着けたのだそうです。。 -
男の子の衣装もかわいい。
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でも子供には負けるよね。
本当に可愛い! -
3姉妹?
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別の民族の女の子が回転しながらスカートを広げて見せてくれた。
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スマホみながら相談事?
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ピンクレディー(笑)
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夢中で写真を撮ってると祭りが始まりました。
司会の二人が出てきてご挨拶。
ステージらしいものはありませんが、一応VIP席が用意されていて、その正面が舞台ということになってるようです。
遠くに柵が見えるでしょうか?
柵の中には一般客(村人)は入ることができません。
多分、祭りで出し物をする人とその関係者、省外から来た観光客や外国人のみ柵の中に入れるようでした。
最初そのことを知らずに外で見ていたのですが、明らかに普通の中国人の観光客も中に入ってるし、私たちも入れるはずだと思って、私も姉も「中国語、ワカリマセーン。中に入ってオッケー?」と身振り手振りでジェスチャーして入れてもらえました。 -
盛大に爆竹を鳴らしてお祭りの始まりです~!
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まずは男女のグループが出てきて踊ります。
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私たちはすかさずVIP席の前の芝生に陣取り、一番良い場所をゲット。
気が付くと周りはすごいカメラを構えた人たちでいっぱいになってました。
多分メディアとかじゃなくて一般客。 -
重たいカツラを被って一生懸命踊ってます。
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鼻たれ小僧(笑)
可愛い。 -
お人形みたい!
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遠くから見るとおにぎりに見える(笑)
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司会の女の子はとっても美人。
普通話の発音がきれいで、進行もスムーズだったけど、村の人じゃなくて雇われた司会の人なのかな? -
後ろ姿もかわいらしい。
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鏡をみながら髪を整えている踊り。
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手をつないで仲良く。
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この子はずっと笑顔で可愛かった。
多分去年のアースジャーニーさんの旅行記でも写ってた気がする。 -
この子も可愛かった。
育てればアイドルになれそうな金の卵的な。 -
そろそろ退屈してきた子。
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どうしても小さい子たちに目がいってしまう。
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眩しいよ~。
手袋がカラフル。 -
カツラが重いのか、中の髪の毛が引っかかって痛いのか、辛すぎて泣き出す子もいました。
このカツラ、5キロ以上あるらしいからずっと被ってたらしんどいよね。 -
このお祭り、学芸会みたいな感じで色んなグループが色んな踊りを見せてくれるんだけど、練習が足りなかったのか全然動きを覚えてなくてグダグダなグループも沢山でした(;^_^A
この子たちもグダグダでした。 -
さっきのかわいい子。
写真写りが良くて、この子ばっかり狙って撮っちゃった。 -
私も素敵でしょ?
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山の斜面もどんどん人でいっぱいに。
六枝の街では一人も見かけなかったのに、どこから湧いてきたのか外国人も沢山来てました。
もちろんツアーで来たっぽい日本人のグループも見かけました。
でも日本人のツアーの人たちはほとんど終わりかけの頃来て30分も見ずに帰ってしまいました。
他にも貴州省の見どころ周るんだろうけど、きっとこのお祭りをメインに来てるんだろうに全然ゆっくりできなくてかわいそう。
それで20万かぁ。もったいない。 -
別の民族の人の踊り。
他にも長角苗族とは関係のないカンフーショーや、歌謡ショーもありました。 -
最後の踊りが始まりました。
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太鼓をたたきながら男の子と女の子が踊って盛大にフィナーレとなりました。
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2時間ほどでお祭りが終わりました。
お祭りが終わると村人も柵の中に入って民族衣装を着た人たちと写真撮ったりしてました。
普段だったら見れるかどうかも分からない民族衣装を着た長角苗族を無料で沢山見れて幸せなひと時でした~!
私よりも長角苗族に興味があったモエ姉も大大大満足でした! -
帰り道はこの混雑です。
食べ物屋台も沢山出てましたが、バスの最終が何時かわからないのでとっとと退散。 -
行きに通ったショートカットの道を帰ります。
-
祭りの日だからか、バスターミナルへの道は封鎖されてて、手前の何もない十字路からバスは出発。
その辺のアナウンスもきっちりしてないから、別の場所で待ってる人がいたり、バス停の手前で人が乗り込んできちゃって席が埋まっちゃったりで2本位逃してようやく乗れました。
でも割と頻繁にバスは来てたからそこまで慌てる必要もなかったかもしれないけど。
帰りも行きと同じ20元。 -
無事六枝の街に帰還しました。
六枝のバスターミナルから行ける街はこちら。
興義や昆明行もあるから、そっち方面からも六枝にバスで来れるってことですね。
貴陽行も頻繁に出てるけど、黄果樹瀑布の拠点となる安順からのアクセスが一番便利そう。
今回高興村まで行ってみて、六枝から梭戛まで行けばどうにかなるって分かりました。
私たちは徒歩でショートカットしていきましたが、普段だったら村人に声をかければバイタクを出動してくれそうな気がします。
後、私たちは今回行きませんでしたが梭戛には長角苗族の生態博物館的なものがあり、そこまで行けるバスもあるようなので、六枝のバスターミナルで聞いてみると良いと思います。
この旅行記が長角苗族に会いたいマニアックな4トラベラーの参考になりますように!
不明な部分があったらお気軽にメッセージなりコメント下さいませ。
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