2018/04/20 - 2018/04/23
80位(同エリア275件中)
だいこくさん
姉と二人旅。
1日目は山形県 加茂水族館でクラゲを鑑賞 宿泊は湯野浜温泉
2日目も山形県 出羽三山神社・三神合祭殿から石段を下り五重塔に再会
宿泊はあつみ温泉
3・4・5・6日は秋田県湯沢の阿部旅館にてプチ湯治
あっという間の6日間でした。
この旅行記は後半、湯治4日間の記録です。
写真は阿部旅館の温泉棟とその通路です。
この風景がだいこくは、大好きです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー ANAグループ JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2018/04/20(金) 17:20
山形県 あつみ温泉を出発して約8時間、
列車、バスを乗り継いでやって来ました秋田県 "阿部旅館"
私達のお部屋は向かって2階の左端です。 -
H30/04/25迄限定のお安い湯治プランを狙っての宿泊です。
2名以上 3泊4日(6食付き)で
@16,500(税抜き) + 入湯税150*3日 + 暖房費 250*3日
荷物を下ろして
早速、湯気立ち上る裏山散策です。 -
ボコボコ、シュシュ
得体のしれぬ何かの真ん中に居るようで落ち着きません。
地底からの音に怯えています。 -
場所は栗駒山の西麓、皆瀬川最上流の山間
国道398号沿い
この先 まだ冬季通行止めが解除されていません。 -
お世話になるのは
《日本秘湯を守る会》の会員宿です。
やはり、車を持たないものにとっては何度来ても秘湯の地です。 -
そして、秘密にしていたい秘湯でもあります。
-
この提灯をみる度思うのは、
この会の《日本の秘湯》
"山のいで湯守って"
"秘湯をさがして"に記されている心に染みる文章です。
客も来ない不便な場所で
お湯を守り続けて今日に至る
宿の方々の辛抱強さと努力の重さを教えられます。
湯守あってこその秘湯です。
旅先でこの提灯を目にするほどに
お湯への有難さが増します。
正直、古くてただ汚い宿は嫌だけど、
古くても大切に守られてきた宿は心地いいものです。
多少の不便さも味の一つだと、
年と共に思えるようになりました。 -
以下、お風呂編
写真のお風呂その1
洗い場にはカラン、シャワーは有りません。
写真なし
建屋内の内風呂その2
カラン、シャワーは有ります。 -
露天 お風呂その3
-
露天 お風呂その4
-
混浴の川風呂
夏場のみ川の中に露天風呂が出来ます。
ただ
底は小石、砂利等で足の裏が痛いです、アブも多くてお勧めできません。
その他、
蒸し風呂もあります。 -
建屋編
玄関横のこじんまりしたロビー -
玄関正面
-
廊下、左食事処
奥突き当たり内風呂、
奥左横、川沿い露天風呂への通路 -
夜の露天風呂への通路
遅くなると通路も、脱衣場も、露天風呂も
薄暗すぎて少し怖いです。 -
湯治プランの食事編
夕食は17:30からでお食事処で一斉に始まります。
どれも始まりのセッティング写真です。
一日目夕食。 -
二日目の朝食。
-
二日目の夕食。
-
三日目、四日目の朝食の写真は撮り忘れてなし!
三日目の夕食。
勿論、別注文のお料理もあります。
最終日には思い切って"みなせ牛ステーキ"注文しました。
***
皆瀬牛とは
皆瀬で1軒しかない牛肉肥育農家で育った希少な黒毛和牛、
出回る量が少なくて、この地域から外へは流れないらしい。
そんな貴重なステーキを食べちゃいました。
勿論、姉と半分こ。
勿論、美味しかったで-す。 -
突然ですが、こんなお食事の
"阿部旅館"さんの湯治パックは11月20日から4月25日までの期間です。
年末年始除く
旅館の回し者ではありませんが、詳細を書きます。税別です。
2名以上 3泊4日(6食付き)で @16,500 + 入湯税 @150*3日
2名以上 2泊3日(4食付き)で @13,000 + 入湯税 @150*2日
1名1室 3泊4日(6食付き)で @24,000 +入湯税 @150*3日
・・・1日1組限定
只、1泊に付き1部屋の暖房費\500加算されます。3泊なら\1,500です。
とにかくお安くて、お食事はそれなりに十分です。
お部屋は綺麗です。トイレ・洗面もお部屋にあります。
温泉もいいです。
かけ流しなのでちょっと熱めの時もありますが、
入れない程ではないです。
秘密にしていたいけど、お勧めです。
リピーターの多いお宿です。 -
散歩編
朝は10時迄 ゴロゴロしてからお散歩です。
小安峡大噴湯へ出発!
日頃見ることのない "つくし" です。
思わず子供の頃が蘇ります。
神崎川の貨物線鉄橋、
向こう岸へ"つくし"取りに線路を歩きました。
いつ貨物列車が来るかと怖くて怖くて
一生懸命に姉の後ろを追いました。
今思うと、どんなに危険な事だったか・・・
懐かしい思い出です。
でも、先頭を歩いていた姉はもういません。
おーい
春だよ、春が来ましたよ。 -
渓谷沿いを歩きます。
-
カタクリのお花さん おはよう。
-
3Km程、約50分歩いて休憩。
-
スキー場の近くには小じゃれたお店が有るもので・・・
お店の名前は "重右衛門"????? JUEMON
古いんだか、新しいんだか? -
小物ショップも兼ねています
-
イスやテーブルは手作り感満載。
-
ワイルドな椅子に身を任せ、
私は、ホットココア、
姉は、ぶどうジュース
至福の一時です。 -
お店を出て"不動滝"へ、
脇道の水路には雪解けが勢いよく流れ込んでいます。 -
下るにつれ、
怖い程の轟音が近づきます。 -
小安峡渓谷の始まりがこの不動滝だそうです。
耳を塞ぎたくなる程の音です。
冬の小安峡渓谷を見た事が有ります。
雪に覆われ、凍てつき、時が止まったかのような世界。
無音の世界です。
60Mに及ぶ深い谷間に連なるつづらは
数も大きさも、見事なものです。
それらのものが一斉に溶け出し
渓谷に集まり、
流れ始めるのだから、
この轟音は当然の事と頷けます。 -
覗き込めば虹。
-
それも、二重の虹です。
きっと、いい事あるような・・・・・
続いて"大噴湯"へ
一旦国道へ戻り"観光総合案内所"の前を通り、
900M程歩きます。 -
"大噴湯遊歩道"入り口
この階段を下ります。
奥に見える赤い橋付近まで
約500Mの遊歩道が続きます。 -
大噴湯の遊歩道より その1
豪快な流れに沿って歩きます。 -
大噴湯の遊歩道より その2
この付近は湿度でムンムンって感じ。 -
大噴湯の遊歩道より その3
岩肌から湧き出るのは温泉?
触れるのかな?
でも、怖いから やんぴ。 -
大噴湯の遊歩道より その4
シュシュシュシュ
ゴォー
地底のパワーメッセージ、確かに受け取りました。 -
少し離れれば、
こんなに瑞々しい苔が生きています。 -
こんな可憐な花も生きています。
-
遊歩道終点
赤い橋近くの階段より再び国道へ戻ります。
200段程の階段ですが、
上り下りはこちらの階段のほうが楽なようです。 -
ひと汗かいた後は、
以前から気になっていたお宿 "多郎兵衛旅館"さん。
立ち寄り湯です。@500- -
いやいや、いいお風呂、いいお湯でした。
ちょっと気に入り過ぎたかも・・・
次回は浮気して、この宿にしようかなと思っている位です。
-
程よく歩き、
程よく疲れて
夕食の待つお宿へ帰ります。 -
・・・・・
そして、一日が終わりました。 -
翌朝もお散歩へ。
-
今日は"牛乳やさんのソフト"を食べに
栗駒フーズを探して歩きます。
つくしの大家族です。 -
フキノトウ、
昨夜頂いたこの天ぷらは美味しかったな。 -
宿から国道398号を進み、小安番所跡迄約40分。
国道と言ってもこの時期、栗駒山方向への通行止めは解けておらず、
車はほとんど通りません。
まるで歩行者天国のよう。
そして、ここより脇道へ折り返し10分程、 -
見えて来ました "栗駒フーズ"
え? ここなのと思う情景です。
***
全国初の試み。地熱エネルギーを利用して乳製品を作っております。
***
という事です。
早速ソフトクリームを注文、
クリームもさることながら、
そのコーンがとても美味しいです。
なんせそのコーン、目の前で一枚づつ焼くという手作りですから。
簡素なトタン屋根の中で
寄せ集め的な椅子にすわってソフトを食べます。
そして、流れている曲は東方神起、
なんともアンバランスで・・・・・
でも東方神起の大ファンなる姉は大喜び。
こんな山中で思いも寄らぬ同じくファンだという店員さんに出会ったのだから。
この店員さんは、最近東京から引き揚げてきたそうで、
こちらで再就職されたそうです。 -
阿部旅館から歩いて来た事を言うと
車でお送りしましょうかと親切なお言葉、
お断りしましたが、
何と自由のきく職場なのでしょう。 -
湯治に来たというのに、
ややお疲れ気味の二人です。
国道398号閉鎖ゲートにゴールタッチです。 -
お風呂に浸かって、
夕食終えて、
又、1日が終わりました。 -
自炊湯治からは程遠い
名ばかりの湯治、4日間でした。
貪欲に、あちらこちらと移動する旅でなく、
今回の様に一所で何日も過ごす旅、
年齢と共に、だいこくの旅スタイルは変わりつつあるようです。 -
最終日4日目の朝、
最後のお風呂に浸かった後は
帰宅の準備。
"又 来て下さいね、待っています"
と言われて、ニッコリ頷きます。
お宿の送迎車で"鳥谷"停留所へ -
"鳥谷"から"湯沢営業所"行きの09:35発のバスに乗り、
"稲庭中町"で途中下車
増田の内蔵見学へ向かう為、
45分後に来る"横手ターミナル"行きのバスを待ちます。 -
"稲庭中町"のバス停すぐには、
稲庭うどんの"佐藤養助 総本店" があります。
こちらでは、稲庭うどんの製造工場見学が出来、
特産品を扱う販売コーナーもあったりで、
休憩も兼ねての45分を有効に使えます。 -
見学コーナーでは、
皆さんお仕事中。
かなりの力仕事の様子。 -
人間、見られていると意識すると
頑張れるものですよね。
美味しいおうどん作って下さいね。 -
バスに乗り遅れると大変と、
少し早めにバス停で待ちます。
停留所前の雰囲気のあるお家を1枚パシャリ。 -
無事に10:46発のバスに乗換え "四ツ谷角"バス停で下車。
横手市増田町・内蔵の町に到着です。
私は2度目の内蔵巡りです。
初めての姉を、驚かせたくて来た町でした。
「ほら、道からでは分からないけど、
中にこんなに大きな蔵が入ってるのよ」
と自慢げに話しますが、
どうも、
反応は薄く、興味なさげです。
おまけに、
今回一番入りたかった"旧石田理吉家【市指定文化財】"は定休日
黒柿を使った欄間がもう一度、見たかったのですがとても残念! -
増田蔵町通りは約400M程、
その両サイドに内蔵を有する建造物が並びます。
ほぼ、端の"四ツ谷角"のバス停から一番離れた場所
ここは "佐藤養助・漆蔵資料館"
正面入り口は地味ですが、 -
資料館の中はピッカピカ。
どこの内蔵にも負けない1番の光を放っています。
どれだけ磨いているの?って聞きたいくらい。 -
蔵の2階を見たいけど立ち入り禁止。
ピカピカの2階も見たかったのに! -
本場、稲庭の地に来たからには
稲庭うどんを食さなくてはと、
これまたピカピカの食事処へ入ります。 -
メニューの種類は多いけれど
注文メニューは制限されていて・・・
感想は
お値段も考慮すると、う~ん、、、 -
内蔵その1
観光物産センター「蔵の駅」の蔵 -
内蔵その2
数ヶ所内蔵を見学しましたが、
どこの内蔵か分からなくなりました。 -
内蔵その3 ではありません。
扉の向こうは待合室。
JR"十文字駅"です。
内蔵エリアからタクシーで到着です。
増田の町はバスの便が多いとは言えず、
駅へはタクシーを使うしかありません。
ちなみにタクシー料金は\1,200程
歩くなら40分程
案内所や蔵の駅に行けばタクシーを呼んでいただけます。
増田町全体が優しい人だらけです。
2度行って、2度ともそう思いました。 -
奥羽本線 "十文字"駅 発14:06 "大曲"駅14:36着
ここで東京方面の新幹線に乗る姉と別れます。
私は秋田空港より伊丹空港へ -
楽しい旅行が又一つ終わります。
いつもの指定席、19D席
夕日を眺めながら又、次の旅が出来ますようにと願います。 -
2018/04/23(月)
伊丹空港19:40着陸です。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 旅猫さん 2018/07/07 09:31:17
- 行きたい場所
- だいこくさん、こんにちは。
阿部旅館さんは、いちど訪れてみたいところです。
小安峡温泉の大噴湯も。
ちょっと階段がきつそうですが、あの遊歩道はいつか歩いてみようと思います。
できれば、紅葉の季節に。
でも、春も綺麗そうですね。
小安橋温泉の多郎兵衛旅館も、実は狙っています。
ちょっと遠いのが難点ですが。
3泊4日されたのが羨ましいです。
一歩間違えれば、休日出勤もあるので夢のまた夢です(^^;
旅猫
- だいこくさん からの返信 2018/07/07 13:13:21
- Re: 行きたい場所
- 旅猫さま
こんにちは、最近ずっとお忙しそうなのが伝わってきます。
旅行好きにとっての休日返上はつらいものですね。
旅猫さまに纏まったお休みを差し上げたいです。
小安峡の秋、きっといいでしょうね。
だいこくも、実は多郎兵衛旅館を狙っています。
ここは湯沢駅からの送迎が1便あるようです。
とは言うものの、阿部旅館も捨てがたく・・・
初めての宿泊ならこちらかと・・・
旅猫さまがもし行かれるなら、どちらを選択されるかと
ちょっぴり楽しみです。
づっと、づ~と先ですが、いつか365日の休日が
訪れるのですから、今は苦しい休日のやりくりを楽しんで下さいね。
-
- ottoさん 2018/06/23 14:33:07
- いい旅をなさいましたね。
- ほんわかしたお人柄が綴るコメントが素敵です。
いつか行ってみたくなりました。
- だいこくさん からの返信 2018/06/23 23:23:48
- Re: いい旅をなさいましたね。
- otto様
始めまして、だいこくと申します。
纏まりのない旅行記なのに見て下さり、
その上コメントまで頂けるなんて、ありがとうございます。
小安峡は冬もよし秋もよし、機会が有れば訪れてみて下さいね。
otto様の大鰐温泉、浅虫温泉、斜陽館の旅行記を見せて頂いていたら
私の思い出の引き出しも沢山開きました。
そうそう、こんなだった、あんなだったと楽しくなれました。
やっぱり津軽はいいなと。
otto様も素敵な旅行を続けられて、
これからも旅行記を見せて頂けますように。
------
今、また地震が有りましたね。
どうか、もう大きな被害が出ませんように。
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