2018/04/02 - 2018/04/19
1679位(同エリア16385件中)
woodstockさん
- woodstockさんTOP
- 旅行記69冊
- クチコミ9件
- Q&A回答3件
- 88,818アクセス
- フォロワー11人
いえね、マイルの失効が迫りまして、急遽パリへ行くことに。
バーゲンマイルでの残席は、2日出発・帰国19日が最短の長丁場であり、プランを練りました。
で、皆さんがあまり行かれないようなパリの街を歩き廻ってみました=3
私が目にしたり気に留めたアートや風景といった旅のカケラです。
ここには○○教会も○○美術館もレストランやカフェといった話は出てきません。
「そー、あったあった」と思い出して頂いたり、関心をもって私も出かけてみたいと思って下さったり、いくらかでもお役に立ちましたら嬉しいです。
今回、スリ被害に遭いました。
還暦も後半の個人旅行、
手許ははっきり見えなくなった分、老い先ははっきり見えてくるし、
耳が遠くなった分、おしっこ近くなったし、
やる事なす事遅くなった分、一日二日過ぎるの早くなったし、
血圧上がった分、酒の量下がったし、
気性穏やかになった分、物忘れ激しくなったし、
ボンジュール(ボンソワール)とメルシーしか言葉も話せず...
ですが、度胸と勇気で、なんとか乗り切りました。
スマホも携帯も持たないアナログ人間なので、パリのトイレ事情の
http://www.insidr.paris/paris-tips/restrooms-in-paris-jp
公衆トイレを「歩き方」の地図上に落として不意に備えましたが、
実際に歩いてみると設置されてないことも多く、設置度は1/3くらいでした。
ホテルはいつもお世話になっている「Booking.com」さんで、オペラ駅から1ブロックのHotel Daunou Opera(ホテル・ドヌー・オペラ)に決定。
ただ、このサイトでは16連泊の予約ができなかったため、エクスペディアさんで予約。
<日程>
■1日目 (4/2) :札幌~羽田~パリ
■2日目 (4/3) :バスティユ広場・ダリーグル市場・ヴイデックバザール
■3日目 (4/4) :アールヌーヴォー巡り・ポルトドヌーフ駅
■4日目 (4/5) :モンマルトル
■5日目 (4/6) :エッフェル塔
■6日目 (4/7) :リュクサンベール公園・メダイユ教会
■7日目 (4/8) :パリマラソン
■8日目 (4/9) :マレ地区ヴォージュ広場・ピカソ美術館・ポンピドゥ
■9日目 (4/10):サンマルタン運河・東駅・北駅
■10日目(4/11):ボーグルネル・白鳥の小路・セーヌ川
■11日目(4/12):パッサージュとギャルリー
■12日目(4/13):ラグランデピスリー・エッフェル夜景
■13日目(4/14) :ヴァンヴの蚤の市
■14日目(4/15):クリニャンクールの蚤の市
■15日目(4/16):メトロ巡り
■16日目(4/17):パン屋・コンコルド広場・チュイルリー公園
■17日目(4/18) :シャイヨー宮・シャンドマルス公園・グルネルの市場・ヴィラジュスイス パリ発
■18日目(4/19):羽田~札幌
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
「オペラ駅」
パリ到着の翌日9時頃、オペラ駅8号線で降車客を見届けて乗車した途端、初老の男が「ウ~~」と呻き声を上げながら、顔を伏せたうつ伏せ状態で、私のズボンの両裾を掴んで離しません。突然のことで驚き、愕然となりました。振り解こうにも、ガッシリ足元を抑え込まれ、男は両腕に力を込めて呻き続けるばかり...
私はてっきり、病人の発作か?と思い始めた瞬間、男は突然手を離し、何事もなかったように下車して行き、何人かが続いた。この間、10秒あまりりか?
「何だったのだ、今のは」と、ふと足元を見ると、私の小銭入れと2枚のクレジットカード、ホテルのカードキー、(メダイ教会の)メダイが重なって落ちている。ズボンのポケットに目を移すとファスナーは開いていて、「あ、やられた!」と気づき、慌てて無理矢理ドアを押し開いて降車するも既に男の姿はなく、ホームで茫然としながら、今起こった出来事を回想しました...。
乗車した際混んでいたハズが、スリに気づい時には空いていた。男は両裾を掴んでいて両手は塞がっていた。ズボンのファスナーを開き、小銭入れをスリ、紙幣だけを抜いて残りを捨てる一連の作業を男一人で出来るものではない。一緒に乗車して犯行を遮り、実行した、仲間のいるプロ集団だったのだろうと推察しました...。
突然のショックや福沢諭吉2枚の被害は無念な思いですが、幸い命も身体も大丈夫、カードの盗難処理もしないで済みました。これで済んだのはきっとメダイのおかげかもしれないなぁ、良かったと考えることにしました。 -
「瀕死の奴隷」
ミケランジェロ作品のコピー。ルーブルにある本物は大理石の全身像で、これはポリエステル製。
このポーズ、瀕死の姿とは見えにくく、どちらかと言えば恍惚の姿態のように私には見えますが...実はこの建物、警察署です。 -
「ムーラン・ルージュ」
-
「エッフェル塔」
-
「シャン・ド・マルス公園」
-
「サンマルタン運河」
樹齢100年を超える並木が運河の両岸を飾り、太鼓橋の歩道橋が架かる姿は絵になる風景です... -
公衆トイレ(サニセッツ)
-
「サクレ・クール寺院」
-
「ブラッサンス公園」
かつての家畜解体場が整備され、1985年に公園になりました。
馬にちなんだ家畜をモチーフにした彫像があります。 -
「グルネルの市場」
ラモット・ピケグルネル駅からデュプレックス駅まで、高架下で水・日曜に開かれています。 -
「レオミュール・セバストポール駅」
-
パリの街はらせん階段が多い気がします。
-
「Je t'aime(フランス語で愛してる)の壁」
「愛してる」という言葉が、様々な言語で壁に描かれています。
アベス駅前の小さな公園にあります。 -
ギマール建築、「ジャスデ・アパート」(1905年)
最上階の窓と屋根が見せる独自のフォルムが素晴らしい... -
「ギマール自邸」(1909~1912年)
結婚を機に設計、内装から家具に至るまで彼が手がけた最盛期の作品です。
6階建てで、ふっくら丸みを帯びたエレガントな外観。
コーナーに窓やバルコニーをを配置し、どの窓も装飾やフォルムが違う。
ギマールの設計スタジオや、上階は画家であったギマール夫人のアトリエ、更に上が居住空間だったようです。
1938年までここで暮らし、ナチの迫害を逃れるためにニューヨークに渡りますが、二度とこの家に戻ることはなかったようです... -
「カステル・ベランジュ」(1894~98年)
第一回パリ・ファサード・コンクールを受賞。
一躍有名建築家にのし上がりましたが、その特異なスタイルにベランジュならぬデランジュ(錯乱した)と呼ばれたそうです。
壁面にはタツノオトシゴが、手すりのデザインが仮面になってます。 -
植物のつるのようなモチーフを非対称にした扉が有名です。
-
ラヴィロットの「ラップ通りの集合住宅」(1901年)
悪趣味の代表のようにいわれる扉も、アイアンワークのディテールは繊細です。
3階から上はグリーンと茶色の陶器が外壁を覆い、動物などのモチーフがぎっしり...
異彩を放つ外観は、パリ・ファサード・コンクールも受賞。(1901年)
所有者はアール・ヌーヴォーの陶芸家ビゴ。
彼の作品である窯変タイルで、びっしり建物の上部は覆い尽くされています。 -
「ラリック邸」
アール・ヌーヴォーのガラス工芸作家、ラリックが自邸の扉をデザインしています。外壁は、アールヌーボーの余韻も感じさせる象徴的な植物紋様です。
ガラスに浮かぶ葉や枝がそのまま壁まわりのレリーフにまで連続している、
とても美しい扉です。 -
「シャルチエ兄弟が創業したレストラン」(1906年)
-
パリには1200軒余りのパン屋があり、その場で粉をこね、焼いているところをパン屋と言います。工場で成形したパンを店のオーブンで焼いて売っている店はパン屋(ブーランジュリ)を名乗ることが許されません。
15区フォンダリー通りにある古い「パン屋のガラス絵」
古い銅版画のコピーで種まきをする農夫の姿。
金文字看板と共に、1859年、「ブノウと息子」というアトリエが装飾。ガラス絵は流行遅れとなって次第に消え、保存状態のいい112店が84年に国の歴史記念物に指定され、モードの店やレストランで、パン屋のガラス絵や看板をそのまま残しているところがあり、昔のパン職人組合の印だった小麦の束も描かれています。 -
「パン屋のガラス絵」その2。
マレの南、ルイ・フィリップ通りのレストラン。外装はパン屋の姿。
やはり古い銅版画のコピーで種まきをする農夫の姿。 -
「ガラスの候爵夫人」
1920年代に建てられた建物の玄関先に、ホタテ貝のようなガラスの庇が。
鉄枠で支えられた、半透明のガラスが柔らかに光り、細いフレームの渦巻きと波型模様が、いかにもアール・デコの時代を感じさせます。
このようなガラスの雨よけ庇のことを「マルキーズ」(侯爵夫人)と言います。 -
「仮面売り」(リュクサンベール公園)
女性彫刻家ザシャリー・アストリック、1883年作。
ヴィクトル・ユーゴーのお面を掲げ持つ少年像。
今風のピッタリボクサー型で、レースの柄入り。お尻の円形は裸の男が操る輪。
唐草模様とギリシャ風の人物や馬が彫り込まれたレース柄のパンツ。 -
「自由の女神」(リュクサンベール公園)
-
セーヴル通りの広場に建つ「セーヴル像」に、とってもちっちゃな「自由の女神」
-
「アール・エ・メティエ駅」前の教会に佇む、「自由の女神」
-
白鳥の小路の「自由の女神」
-
ムーラン・ルージュ脇の袋小路。
シテ・ヴェロンの入り口を彩る路地名の看板も、ギマールです。 -
「ポルト・ドーフィーヌ駅」
1902年、2番線の開通とともに、オープン。
庇付きの駅ではほかに、オテル・ド・ヴィル駅から移築されたアベス駅、2000年に復刻されたシャトレ駅があるが、当時から動かず、ディテールものこしているのはこの駅だけです。 -
「アベス駅」
ガラスの庇のある入り口。
ギマールが考案したのは、パビリオン・タイプ(現在は残っていない)、アベスやポルト・ドーフィーヌに残るガラスの庇のある入り口、そして2本の柱がランプとメトロポリタンの看板を支えるスタンダードな入り口の3種類。 -
「チュイルリー駅」
1900年7月19日に開通した1番線とともに、最初にできた駅のひとつ。
ルヴォリ通りの歩道に作られた狭い入口で、階段の側面に沿うように看板がある珍しい配置です。 -
「レオミュール・セバストポール駅」
幅が狭く、メトロポリタンの文字が入りきらず、メトロの5文字しか表示できなかった。花のようなランプを掲げたスタンダード・デザインの入り口です。 -
「ナシオン駅」
1900年開通の庇つきの駅は失われ、現在は03年開通の、2番線の入り口が残っている。
レオミュール駅とは対照的に広い階段を持つ入り口で、階段を囲む幅も幅広で高いタイプが使われています。 -
「パレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーブル駅」
こんな派手な入り口が。 -
椅子とテーブル...
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
現代アート...
-
-
-
-
-
パン屋めぐりをして、記憶に残る美味しいサンド6店。
「テブナン」の「サーモンのサンドイッチ」 -
「ル・ムーラン・ド・ヴィエルジュ」の「ツナサンド」(上)
-
「ラ・ペローサ」の「スパイシー・チキンとサーモン&チーズのサンドイッチ」
-
「レジス・コラン」の「サーモン、サーモンフレーク、チキン、各サンド」
-
「28」の「ツナサンド」(下)
-
「ル・プチ・ラックス」の「ほぐしサーモンサンド」
-
同店「チキンサンド」
-
「ペー・エー・ア」の「イカスミバケットのサーモンサンド」
-
「ル・グルニエ・ア・パン」の「チキンサンドとハムサンド」
-
駅アート 「アベス駅」
ピカソ、ユトリロ、ゴッホらが住んだモンマルトル。
らせん階段には一面壁画でびっしり... -
「クリュニー・ラ・ソルボンヌ駅」
作家や科学者、歴史上の人物たちのサインをモザイクで作成。
天井にちりばめられると星空のようです。 -
「アール・エ・メティエ駅」
技術工芸博物館の最寄駅は、銅を張り合わせたSF風の内装です。 -
「シテ駅」
レトロな感じです。 -
「コンンコルド駅」
-
「アサンプレ・ナシオナル駅」
-
「バスティーユ駅」
フランス革命の発端となった1789年7月14日のバスティーユ牢獄襲撃。
立ち上がる民衆たちの様子が壁画になってます。 -
「オテルドヴィル駅」
市庁舎のあるパリの市章。 -
「パレ・ロワイヤル・ミュゼ・・ヂュ・ルーブル駅」
美術品のレプリカが置かれています。 -
「ポン・ヌフ駅」
ポン・ヌフを渡ったところにある造幣局にちなみ、コインが壁面に。 -
「チュイルリー駅」
20世紀の歴史を、10年ごとの時代背景のパネル展示。 -
「ヴァレンヌ駅」
ロダン美術館の最寄駅。 -
店の看板はかわいくてユニークで、何のお店か一目で分かります。
-
-
-
-
-
工事中の「ラ・サマリテーヌ 」
改装前はアール・ヌーヴォー調の美しい建物でした。
工事を覆う愛らしいイラスト、Kanakoさんのイラストです。
新装開店は2015年だったはずですが... -
ムッシュー・シャ作、ネコ。
-
壁画アート(落書き)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
人々...
-
駅通路のストリートミュージシャン。
-
リードもしてませんが、ご主人の先を歩き、乗車した賢い犬。
-
エッフェル塔にて。
-
エッフェル塔にて。
-
パリマラソンの応援。
-
ブラッサンス公園にて。
-
パリマラソンは、世界のトップ選手が競う国際公認大会であるとともに、今年は約144ヶ国から総勢5万7千人のランナーが集まり、25万人が応援するという一大祭典で、市民参加型のイベントとして位置づけられています。
凱旋門をスタートし、シャンゼリゼ大通り、コンコルド広場を抜け、セーヌ川を渡り、フォッシュ大通り、ヴァンセンヌの森、ブローニュの森など、光の都パリの名所をくまなく走る、お洒落で素敵な42.195 kmです。 -
和気あいあいとした、お祭りの雰囲気がパリマラソンの醍醐味です。
エッフェル帽ランナー。 -
-
最終走者は目のご不自由なランナーと伴走ランナーでした。
-
騎馬警官。
-
消防士。
-
グルネルの市場。
-
カフェにて...
-
レースのような繊細な造形のディテール...
-
「とても簡単なことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」
-
エッフェル塔の望遠鏡。
-
メトロ...
-
ポスター...
-
サンマルタン運河沿いの小学校の生徒が作ったかと...
-
東駅のセンスある「ゴミ箱」...
-
バスティーユ、ヴィデック・バザールのアトリエ...
-
プジョーのバイク...
-
今回、赤線を歩きました。
-
光と、やさしく包む花の香りと、青い空と、心地よい風と、暖かい空気と、ラテン系の人生を楽しむ人々と、そして、のんびりとした雰囲気。
このパリの日差しに、のんびりと、ウトウトまどろみ、時間を忘れる、贅沢な非日常、そろそろ名残を惜しみましょう。
天気に恵まれ、おかげさまで、あんなこと、そんなこと、こんなことがいっぱいあった思い出に残る楽しい旅行となりました。旅行情報は4トラベルさんや、地球の歩き方など参考にさせて頂き、お世話になりました。これから旅行に行かれる方にいくらかでも参考になりましたら嬉しく思います。
~終わり~
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
woodstockさんの関連旅行記
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
123