静岡遠州へ　その９ 　武田と徳川の攻防があった小山城へ。

2018/04/07 - 2018/04/08

小山城を訪れました。
元々は、今川氏によって築かれた山崎の砦が所以になっています。今川が織田信長に敗れた後は、大井川を挟み東を武田、西を徳川が治めることに。
そんな中、武田は大井川を越えて山崎の砦に入って小山城を築きました。
その後、徳川はこの城を落とすのに10年かかっています。

エリア 牧之原(静岡)

県営吉田公園のあと、小山城へ。
駐車場に車を停めたら、、、

地元の野菜販売所が、、、
ここで色々買いました。。。。

小山城は龍満寺公園の中にあります。

駐車場から見上げると小高い山の上にお城が見えます。

麓にある龍満寺へ。

山門をくぐると。

右には桜が。

綺麗です。

少し散り始めています。

鐘堂。

今日は少し暖かいです。

本堂に向かって歩きます。

龍満寺の境内に小山城跡の説明書き

戦国末期の平城とあります。
ムム？小高い山の上にあるのに？？？
武田は元々今川の砦であった所に城を築き、小山城と命名しました。
その後徳川はこの城を落とすのに10年かかりました。

この辺りでは、なぜか爆音で演歌が流れています。
なんで？？？

ちょっと場違いな感じがします。
とにかくボリュームがデカすぎます。
少なくとも、寺としての祈りの場ではないですね。

境内に、巨大なソテツがあります。

このソテツは国指定の天然記念物です。

これで一本のソテツです。

大きさが凄いのですが、

ビックリなのは、安倍清明が奈良時代に中国から持ち帰った植えたソテツであると言われていることです。

安倍清明と言えば陰陽師です。
陰陽師と言えば羽生結弦くんですね。

本堂はこんな感じ。

それにしても爆音で流れる演歌が気になります。
これ一体何なの？？

この階段を登り始めます。

さあ小山城に登りましょう。

この先の進み方の表示。

正面の急階段は立ち入り禁止です。

登りきったところでお参り。
ここには虚空蔵尊が安置されています。

小山の上はこんな感じの広い平らな場所。

ここは本丸のあった場所。

本丸跡は広いですね。

空堀です。

空堀が美しいです。

これは三日月堀です。

武田独特の築城によるものだそうです。

形は三日月。

ここは馬出し。

敵に知られないように人馬の出入りをするために造られた土手です。

虎口

わざと狭く造られています。

空堀の上の橋が美しいです。

今は展望台として造られた小山城に向かいます。

堂々とした構えです。

さあ入りましょう。

２００円×２枚


入った瞬間からスタッフが熱心に説明してくださいました。
歴史好きの私たちも質問攻めに。
小山城は資料が少なく、ネット上の知識だけ。
だから余計に疑問が多くて。

１階は資料展示室

武田信玄の兜ですね。

小山城の地形の説明です。

これは平城ではないですよね？？

右は信玄
左は勝頼です。

武田二十四将

この画、色々なところで見ましたが、何度見てもじっくり見てしまいます。

５階まで上がってきました。

北側に広がる景色です。

牧之原台地が広がります。

他にだーれもいないため、夫婦でゆっくり景色を楽しみます。

気持ちいいです。

この奥は駿河湾です。

南側の景色です。

遠くに駿河湾が見えます。

こちらが真南。

広いねーーー

緑が多いです。

こちらも。。。

小山城を出ます。

桜は終わってますが、、、、

西側からお城を見上げます。

振り返りながら城の北側に向かいます。

ここは大手門。

大手門から外に目をやると、一面茶畑です。

なんか見事です。

整然と並ぶ茶畑。

この坂を上がってきてお城に入るわけですね。

外から、大手門を振り返ります。

小山城に入ってすぐの所にある勘助の井戸。
そうです！
武田の家臣であった山本勘助の井戸です。

この辺りは三重堀です。

小山城の敷地内にある郷土資料館へ。
入場無料。

入ったらテレビの音。
何？
と思ったら入ってすぐ右のスタッフ部屋でおじさんがテレビ見てます。
ドラマの音だけが館内に響く不思議な空間になってます。

昔の牧之原の生活。

昔の民家。

でも何年ごろの牧之原なんだろう？
説明書きは無しです。
江戸末期かな？？

この地域ならではの特徴があるのかないのかもわからない。

傘と蓑と草鞋。

どこの地域でも見られるような昔の民具が並んでます。

このエリアならではの特徴ある民具はないのかなー？

どこの地方でも見られる民具ですね。

恐らくですが、この展示物は何年も前からほったらかしのような気がします。

漁具も普通のもの。

お金かけなくてもいいからもう少し見せ方を工夫すればいいのに。

少し残念な資料館でした。

資料館を出てお城に戻ります。

この辺りは三重堀

崖と土手が繰り返されている感じです。

空堀の橋を渡ります。

再び天守閣。

ここにも三重堀。

最も美しく見える場所を探して歩きます。
やっぱこの角度かなー？

桜が咲いていればここもいいですね。