2018年4月 山口 (1)

2018/04/07 - 2018/04/07

　2018年4月7日に普段から応援している大宮アルディージャとレノファ山口との試合が山口で予定されていました。山口は素通りしたことがあるだけでしたので、この機会にサッカー観戦を兼ねて週末に1泊の旅行をしようと決めました。試合は土曜日の午後なので試合の前に山口市内の観光スポットをまわり、試合観戦後は山口市内の湯田温泉に宿泊することに。

エリア 山口市(山口)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【2018年4月7日】
　自宅を5時前に出発。始発電車に乗り浜松町でモノレールに乗り換え羽田空港第1ターミナルに着いたのは6:50頃。この日利用するJAL291（宇部行き）の出発の約1時間前でした。前日の仕事の関係でほとんど睡眠は取れず体調がやや心配です。
　写真は空港のバス出発ラウンジです。羽田から宇部への路線の利用は初めて（とうより実は国内線の利用自体が初めて）でしたが、意外に利用客は多いなという印象です。

羽田空港(東京国際空港) 空港

　宇部へのフライトは窓側の座席でしたので写真のような山の景色を眺めることができました。しかし実際にはほとんどの時間を居眠りして過ごしました。当日の羽田は晴れてはいたもののかなりの強風で飛行機の揺れが心配でしたがそれほど揺れることはありませんでした。しかし、到着は定刻より10分程度遅れました。

　宇部空港から山口市へはバスを利用しました。県庁前まで乗ることにします。バスの乗客の7割くらいはサッカー観戦に向かう人たちのようです。バスは乗降客が一人もいなかった新山口駅に寄ってから山口駅へ向かいます。途中で停車する維新みらいふスタジアムの前の停留所でほとんどの乗客が降り、さらにそのあと湯田温泉の停留所を過ぎると車内には４、５人だけとなりました。

　県庁前のバス停で下車しました。まず手始めに近所の観光スポットを回ることにします。厄介なことに小雨が降っています。天気予報では寒くなるとのことでしたが想像以上の寒さでまるで冬のようです。
　まずは山口大神宮をめざします。県庁からは歩いてすぐのところです。鳥居をくぐり石段を登っていきます。雨の降る土曜日の朝、訪れる人も少なく静かです。

山口大神宮 寺・神社・教会

　この山口大神宮は、1520年大内義興が伊勢神宮の神霊を勧請して創建したとされています。石段を登り切ったところは広い空間になっていてその左側が外宮、その奥が内宮となっています。因みに大神宮の手前を流れる小さな川は五十鈴川と呼ばれています。

山口大神宮 寺・神社・教会

　次に訪ねたのは山口県政資料館。かつての県庁舎です。この堂々たる洋風建築の建物は1913年に起工し、1916年に完成。1984年に国の重要文化財に指定されています。内部も見学できるのですが時間の都合上建物を眺めて先へ進むことにします。
　このあたりで雨足が強くなってきました。このような天気になることは予想していなかったので私は傘を持参していませんでした。少し我慢して歩きコンビニがあったら傘を買おうかと思いました。

山口県政資料館 美術館・博物館

　少し歩いていると雨が上がり晴れ間も見えてきました。私が次に向かったのは瑠璃光寺です。ここは山口市の観光スポットの中でも最も有名な場所で見逃すことはできません。瑠璃光寺といえば五重塔が有名です。全国に現存する五重塔のうち10番目に古いそうです。
　残念ながら塔の手前の池は工事中で、池の背後に五重塔が見えるお決まりの構図での写真は撮れませんでした。

国宝瑠璃光寺五重塔 寺・神社・教会

　瑠璃光寺の本堂へ進みます。瑠璃光寺は山口市を代表する観光スポットであり多くの観光客が訪れていましたが、京都などに比べれば静かなもので落ち着いて見学ができました。

瑠璃光寺 寺・神社・教会

　瑠璃光寺の本堂や五重塔がある敷地は香山公園という公園になっています。一部工事をしている箇所があって景観の点でやや残念でしたが、園内には花が咲いていて綺麗な景色を楽しむことができました。

　瑠璃光寺の見学を終えて歩きだしましたがまた雨が降ってきました。ちょうど昼なので雨宿りを兼ねて昼食を取ることにします。瑠璃光寺のすぐ近くにあった東京庵というお店。基本的には蕎麦屋のようですが店の前には「そば寿し」の幟が出ていて気になります。さっそく入ってみることにしました。
　注文したのはそば寿しセットです。そば寿しとざるそば（かけそばも選択可）、小鉢とそば外郎がついて1480円。

東京庵 香山店 グルメ・レストラン

　食事を終えて店を出るとまだ雨が降っています。しばらく雨宿りして小降りになったころを見計らって山口駅の方向へ歩くこと。一の坂川沿いの道が趣があって散策には良いところです。ただし、道が狭いので自動車が通る時には注意が必要です。

　一の坂川に沿ってサクラ並木になっています。残念ながらサクラは完全に散っていました。そして所々に写真のように川辺に降りられる場所が設けられています。その後はアーケードのある商店街を抜けJR山口駅までゆっくりと歩きました。

　山口駅からは新山口行きの列車に乗車してJリーグの試合観戦に向かいます。試合が開催される維新みらいふスタジアムへの最寄り駅は矢原駅か大歳駅ですが、大歳駅で下車することにしました。
　大歳駅は無人駅でしたが地元のレノファ山口を応援するポスターなどが貼られ華やかです。さてタイミングが悪くちょうどまた雨が強く降り始めました。いつ止むかわからないので濡れる覚悟で歩きだしました。

大歳駅 駅

　駅から10分ほど歩いてスタジアムに到着しました。立派なスタジアムです。私の購入するチケットはメインスタンドなので屋根があり安心です。まず入場して座席を確保し雨が弱まったら売店などを覗いてみることにしました。
　しばらくすると雨が上がり日差しも出てきました。そこで食べ物やビールを調達。私の場合、試合観戦にビールは欠かせません。

　J2リーグ戦のレノファ山口対大宮アルディージャの試合。試合開始前に再び雨が降りだしました。屋根の下で観戦していたので濡れる心配はありませんでしたが、とにかく寒かったです。まるで真冬のような寒さでした。
　試合の方は中盤でやや中だるみし正直に言って寒さにもかかわらず少し居眠りしてしまいましたが、終盤に来て面白い展開になりまあ満足することができました。試合は2-1で山口が勝利。普段から大宮を応援している私は試合結果には残念な気持ちになりました。

　試合のあとは宿泊予定の湯田温泉まで歩くことにしました。スタジアムのある維新公園から徒歩で20分程度です。温泉街の至るところに足湯があり、そこには可愛らしい狐のオブジェがあります。
　湯田温泉には、ある寺で怪我をした白狐が池に足をつけに来ているのを見つけた和尚が池の水をすくってみると温かさが感じられ、さらに近所を掘ってみると温泉がわきだしたという伝説があり「白狐の湯」と呼ばれているようで、これらはそれにちなんでいるのでしょう。

　この日の宿泊はホテルニュータナカ。このあたりではかなり大きな宿泊施設です。チェックインしたあとに早速屋上の露天風呂に行ってみました。ホテルの施設自体はやや古いものの温泉自体はなかなかよかったです。

湯田温泉　ホテルニュータナカ 宿・ホテル

　温泉でゆっくりした後は温泉街を散策してみることにしました。ちょうどこの日は「湯田温泉白狐まつり」が開催されていました。　
　この時間はすでに予定されていたイベントは終了していたようですが、屋台などはまだ営業していて人通りも多く賑やかでした。

　湯田温泉駅まで歩いてきました。明日はここから列車に乗って出かけるつもりなので下見も兼ねています。駅前には巨大な白狐の像がありライトアップされていて少々不気味です。「ゆう太」という名前がついているようです。そしてここにも足湯があり、列車を待つ間に利用することが可能です。

　駅前には居酒屋やうどん屋があったのでうどん屋に入ってみることにしました。壁に貼られたメニューから「湯田きつねうどん」(550円)というものがあったのでオーダーしてみると巨大な油揚げがのったうどんでした。
　うどんを食べた後、どこかで軽く飲んでいこうかとも思いましたが睡眠不足による眠気の方が完全に勝っていました。おとなしくホテルに戻って休むことにしました。