2017/07/29 - 2017/08/15
54位(同エリア2017件中)
森の番人さん
今年の夏はどうしたいか、子ども達に聞くと、「キャンプ~!!」と娘に即答され、考えてみると一昨年の夏から全くキャンプをしていませんでした。
そこで、この夏はキャンプ三昧な旅を計画することになりました。
バンクーバーから車で行けるキャンプ場は、結構、あちこち行っていて、どこに行こうか迷った末、オレゴンコーストのフローレンスからカリフォルニア州のサンフランシスコまでの間は、まだ行ったことがなかったので、そのエリア周遊に決めました。
ただ、バンクーバーからは距離があり、移動型のキャンプになるので、キャンプ道具を最低限にする為、テントは持たずにキャンプ場のキャビンやヤーツを利用することにして、キャビンやヤーツがない場所も多いので、キャンプとホテル半々の周遊の旅となりました。
Day11-4(ゴーストタウン、Bodie 後編)
ゴーストタウン、Bodieの後編、町の東側半分です。
こちら側には、Standard Mill(鉱山工場)、Bodie Bank(銀行)、Jail(牢屋)、Firehouse(消防署)、Boone Store and Warehouse(ジェネラルストアー)、Sowmill(製材のこぎり)、Red Cloud Mining Equipment(鉱山工場で使っていた、滑車の原理で上げ下げするリフトと、その機械を動かす為に木や石炭などを燃やす釜)などがありました。
かつてゴールドラッシュで栄えた町、Bodieは、産業の衰退と町の中心部の大火事が原因で町が機能しなくなり、人々が去ってしまってゴーストタウンとなってしまった訳ですが、現在は、国定歴史建造物、州立歴史公園に指定され、管理されているので、観光客が沢山いて、ゴーストタウンという言葉の響きのような不気味さはありませんでした。
想像以上に町は大きくて、パンフレットを読みながら周っていると、それぞれの建物や場所に様々なストーリーがあり、当時の様子が垣間見れて、とても感慨深いものがありました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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町の半分を見ながら、町の奥の方までやってきて、振り返ると、盆地のような場所に町が広がっていました。
ボディ州立公園 広場・公園
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雲が浮かぶ青空の下で、こんなにも長閑な風景を見ていると、なんだか、この町が機能していた頃の子ども達が、その辺を走り回っているような気さえしてきます。
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この上の方にも民家は続いていますが
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疲れてきたので、この坂は登らず…
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あっちへ行きましょう~
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#27 Standard Mill、鉱山工場のゲートは閉まっています。
ここは危険だから、立ち入り禁止! -
なんだか哀愁を感じます。
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ゴーストタウンと言うけれど、町には観光客が沢山いて、ゴーストタウンの不気味さはありません。
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壊れた消火栓
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この家も危険だから、近寄らないで~!って。
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#27 Standard Mill、鉱山工場の一部?
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#27 Standard Mill(鉱山工場)
ここで30のカンパニーが成功していたんだそうです。
この辺りは金と銀を含む石英が採れ、38年間で18ミリオン以上の収益を上げたとか。
スタンダード社は当時のアメリカには無かった水力発電による長距離の送電も実現させたのだそう。ボディ州立公園 広場・公園
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#27 Standard Mill
1898年に火事にあい、この建物は1899年に建設されたのもの。 -
#27 Standard Mill、鉱山工場
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イチオシ
これから、こちら側、町の半分を見学しに行きます。
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Occidental Barn (西洋人の納屋)を左手に見ながら、メインストリートに向かって歩いていきます。
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こうやって遠めに眺めていると、ただの田舎町という感じで、ゴーストタウンという気がしません。
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かなり広いので、歩くのが大変です。
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やっと建物に近づいてきました。
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#27 Standard Mill、鉱山工場から、ずっと下の方にあるメインストリートまで歩いてきました。
まずは、この写真の左端の切れている建物へ… -
#29 Masonic Hall Site/Chinese Laundry
1878年にMasonic Hall、ロッジNo.252が設立
ロッジが、1918年にBishopの近くのロッジと合併して、BunanzaStから、ここにチャイニーズラウンドリーが移ってきたとか。
この斜め前辺りには… -
左側の#30 Bodie Bank (Site)と、奥の方にもいくつかあります。
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#30 だって…
ここは何?
パンフレットを読んでくれる息子
Bodie Bank だって~ -
#30 Bodie Bank (Site)
1890年、E.L.Benedictに寄って設立された銀行を、James Stuart Cainが買ったとか。
James Stuart Cainは、木材業をする為に25歳の時に、ボディに来た人で、さっき、彼の家も見学してきました。
銀行の前は賑わっています。ボディ州立公園 広場・公園
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#30 Bodie Bank (Site)
1932年の火事でレンガは崩れてしまっていて、残っているのはこれだけです。 -
後ろには扉だけあります。
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その銀行から、もう少し東の方に、何やら人だかりが…
あの建物は何かしら?
暑いし、そろそろ歩くのも疲れてきて、皆、だらだらとし始めてます。 -
#33 Jail
人がいっぱいいた場所は、牢屋でした。 -
#33 Jail
ボディの町は無法地帯で犯罪が絶えなかったとのことだけど、牢屋が小さすぎません? -
#33 Jail
ここだけ見ると、こんな板、すぐに壊されて出てこれそうな気もするけどね… -
#33 Jail
ま、でも、中の方は頑丈そうな感じの造りでした。 -
#32 Kirkwood Livery Stable and Blacksmith Shop
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#31 Moyle Warehouse (Ruins)
寒くて長いボディの冬の為の消耗品を貯蔵する為に建てられた多くの石積み倉庫の一つで、1879年に建設って。
あ、この扉と似たようなのがあったわ。
上の方の写真#30のバンクの後ろの方にある扉だけのも、これと同じように、冬の為の消耗品を貯蔵する為に建てられた倉庫かもしれません。 -
あっちの方にも沢山、まだ見ていない家がありますが、遠いので、そちらへは行かずに引き返します。
あっちの方はチャイニーズ系の人達が住んでいたとか。 -
とぼとぼと来た道を引き返します。
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イチオシ
あと、あの辺りを簡単に見て終わりにしましょ~
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イチオシ
#16 Sam Leon's Bar/Joe Hahner Barber Shop
1932年にホテルを火事で失ったSam Leonさんが、1937年にオープンしたバー
Sam Leonさんは、1879年、チャイナ生まれ。
彼は、さらにカフェも経営していたらしいです。
左のJoe Hahnerが経営していた床屋さんは、ボディで一番最後の床屋さんだったとか。 -
イチオシ
#17 Firehouse
この消防署は1930年代に建て直されたもの。
何年もの間、沢山の火事と戦い続けたのはボランティア達の消防隊で、ボディで一番大きな火事は、1892年7月25日と1932年6月23日だったとか。
1892年7月25日の火事はノースメインストリートのレストランから始まり、60軒もの建物を燃やしたのだそう。
1932年の火事の際は水不足で大惨事になってしまったそう。ボディ州立公園 広場・公園
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#17 Firehouseの中には、当時使われていた人力車みたいな2輪車
右の赤いポリタンクに水を入れて使ったっぽいけど、小さくて、これじゃぁ水もすぐになくなりそうです。 -
向こうの方に青いトラックが止まってます。
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さっき見た、バーとバーバーショップ
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レストルームって書いてあるので、ここはトイレですね。
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前半に見てきた辺りまで、戻ってきました。
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#14 Boone Store and Warehouse
町にいくつかあったジェネラルストアーのうちのひとつで、この建物は1879年に建築。 -
#14 Boone Store and Warehouse
ここのオーナーのBooneさんは、とても行動的な人で、ボディウォーターカンパニーの社長、町のスーパーバイザー、学校の理事などもこなしていたそう。 -
#14 Boone Store and Warehouse
ビリヤードデーブルの足がライオンで、なかなか洒落てます。 -
#14 Boone Store and Warehouse
お店の中は、当時、町を出ていった時のままで埃をかぶってます。 -
#14 Boone Store and Warehouse
お店の前には、ガソリンスタンド
1927年の車のようです。
ぽか~んと口を開けているような、惚けた顔してます。
タイヤは細めですね。 -
#14 Boone Store and Warehouse
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まだ、あそこの辺り、見てないね~
でも、歩き疲れたねぇ… -
さて、最後にあの地域を観に行きましょう。
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この建物は、ネバダ州の牧場経営者が買い取ったSwasey (Swazey) Hotel
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イチオシ
Green Stに戻って来ました。
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#6 James Stuart Cain House
木材業を始める為にボディにやって来たJames Stuart Cainの家まで、戻って来ました。
さっき見た銀行を買い取った人の家です。 -
この辺り、ごちゃごちゃし過ぎていて、どれがどれだか…
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イチオシ
あ、でも、これは、左の真ん中辺りにあるハンドルの下の方に円盤状の刃があるので…
#47 Sowmill(製材のこぎり)ですね。
積雪20フィート、風の強い氷点下の冬の間、家の中を暖かく保つためには、沢山の薪が必要だったそう。ボディ州立公園 広場・公園
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イチオシ
#47 Sowmill
それにしても、ユニークな形をしています。 -
なんか、3匹の子豚とかの話に出てきそうな、狼に吹き飛ばされてしまいそうな木の家です。
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最後に見たこの家は、多分、#48 Dan McDonaldさんのかな。
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これから、パーキングに戻ります。
来た時は、感じなかったけど、かなりパーキングが遠いです。 -
車に乗る前に、あともうひとつ
あそこにも何かあるよ~
あっちまで、行ってみよ。 -
#50 Red Cloud Mining Equipment
左の方に実際の中の写真もあります。 -
#50 Red Cloud Mining Equipment
説明を読むと、これらは、Red Cloud Mineから、ここに移されてきたものだとか。 -
#50 Red Cloud Mining Equipment
左側の大きな木製の方は、head frame(ヘッドフレイム)と呼ばれていて、ヘッドフレイムの下の地面に深く穴が掘られていて、そこで金銀の発掘作業をしています。 -
#50 Red Cloud Mining Equipment
head frame(ヘッドフレイム)
これは、滑車の原理で上げ下げするリフトです。 -
#50 Red Cloud Mining Equipment
これが、その外の部分で、ここで機械を操作します。
右の方のタンクみたいなのは、機械を動かす為に木や石炭などを燃やす釜のようです。 -
#50 Red Cloud Mining Equipment
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車に乗り込む前に~と思ったら、トイレの数が少なくて待っている人の列が…
と、思ったら、この向こう側にもトイレがあって、そちらは空いていました。 -
パーキングの脇に石造りのWarehouse
多分、寒くて長いボディの冬の為の消耗品を貯蔵する為に建てられた倉庫。 -
パーキングがいっぱいで、道端に駐車している車もあります。
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パーキングを出て
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ボディの町並みを横目で見ながら車を走らせて
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州立公園を出ます。
ボディ州立公園 広場・公園
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これから入ってくる車の方は渋滞です。
とっても人気のあるボディ州立公園でした。 -
帰りももちろんガタガタの未舗装の道を走ります。
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でも、帰り道は風景が綺麗~♪
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でも、未舗装の道は、まだまだ果てしなく続いてます。
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霞んでますが、左手に大きな湖が見えます。
多分、デナリで一休みしてから、夕方にでも行ってみようと思っている湖ではないかと…。 -
あ、そこの標識の所でガタガタ道から開放される~♪
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ホッ!
やっと、舗装された道になりました。 -
イチオシ
あとはびゅ~ぅ~んと、なんだか、車が滑っているかのように、お尻が快適~♪
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なんか、天国にでも昇って行く気分。
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全く人気のない山に大きな雲影
こういう景色を見ているとアメリカ大陸だなぁ~と。 -
デナリに戻ってきました。
喉がカラカラだったので、ビールで喉を潤して、歩き疲れたしね…
オレゴン州にある日系スーパーで見つけたカップ焼きそば。
随分と久しぶりでした。 -
ちょっとデナリでまったりした午後なので、ビールも2本目。
飲みやすいオレンジ風味です。
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