2017/11/26 - 2017/11/26
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motogenさん
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朝です。
冷たい空気に体がピシッとする、標高650mの山梨の朝です。
水溜りには氷も張っています。
冷たいけれど、ここは山梨なんだと思えば気持ちが良く、富士山も見えています。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
いつものように朝ご飯のために、裏の坂道を登って神社の境内まで歩きます。
山梨は坂道ばかりです。
平坦と思える町中も駅周辺も、平らではありません。
緩急の差はあるものの、至る所勾配ばかりで、 -
ぶどう畑も、今はまだ緑の葉はなく、冬景色が始まろうとしていますが、
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独得の屋根を持つがっちりした建物は、蚕を飼っていた時代を物語り、味わい深い風景を作っています。
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朝の体操が始まりました。
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そして、運んできたジャガイモやゆで卵、オーガニックパンや牛乳で朝食です。
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既に紅葉も終わり、雑草は茶色となり、境内も冬の到来です。
食事の後は野山に分け入って、虫博士の溝田先生のご指導のもと、自然探検に出かける予定です。 -
目指すは『保健農園ホテル フフ』の裏山で、坂道を登り歩いて2kmです。
車で行くことになっていますが、
「私たちは、歩く!」
と元気の良い子どもたち数人が、先発隊として出発して行きました。 -
その後を追って、全員が駐車場に到着し、車から降りて山に向かいます。
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こんなところに、立派な干し柿が・・
『ホテル・フフ』がデザートとして作っているのかな・・保健農園ホテル フフ山梨 宿・ホテル
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その裏山はぐるりとフェンスに囲まれて、出入り口はロックされていました。
里山が失われつつある今日、クマやイノシシの世界と人間世界との境界線を、こんな形で作っているようです。 -
その境界線を越えて、私たちはケモノの世界に入って行きます。
もちろん許可を得ての侵入です。 -
「さあ、ここからは自由行動だよ・・」
「でも、みんなから離れて,遠くには行かないでね・・」
「溝田先生にくっついて行くと、虫のこと、色々と教えてくれるよ・・」
主催者Tさんの話を聞いて、 -
みんな恐る恐る山の中に進んでいきます。
-
「えっ、これ桑の木なの?」
桑の木が、こんなに巨大に成長していることに驚きました。
養蚕の時代が終わって、桑畑は自然林となっています。 -
その林に入っていくと、
-
そこらじゅうに大きな穴があいていました。
イノシシが桑の根っこを食べた跡です。
フェンスがあってもその隙間から、イノシシが入り込んだのです。 -
奥に進みます。
しかしこの季節、虫の姿は見えませんが、 -
「あっ、いた!」
コケ蒸した岩肌を探る溝田先生の指の先に、砂粒かと間違える小さなかけら。
アリジゴクの一種であるコマダラウスバカゲロウの幼虫なんだそうです。
-
アリジゴクと聞けば、砂にすり鉢穴を作って餌を待つ虫を思い浮かべますが、それとは違っています。
このアリジゴクは、雨の当たりにくい岩肌にへばりついて、地衣類を食べにやって来る獲物をじっと待つのだそうです。
長い時には、1年も2年も3年も。
その間、何も食べなくても良いようなエネルギー消費の少ない身体になっているようで、時には共食いまでするそうです。
神秘的な虫です!
あまりにも小さ過ぎて、はっきり見えません。 -
図鑑で調べるとこんな姿をしていました。
身体に地衣類が生えていて、岩と見分けがつきません。 -
こんな生きものがいることに感動し、
「ここにも、いた!」
一つ二つ見つかると、次々と見つかって、嬉しくなります。 -
草むらの中から恐そうな物体が見つかりました。
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半分ミイラ化した動物で、どうもタヌキみたい・・
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これは私の分野です。
若かりし一時期、私は動物の頭蓋骨標本を作るのが趣味となり、ネコやイヌ、ウサギやイタチ、ウシやスズメなどの頭蓋骨を、理科の教材作りを兼ねて、生徒と一緒に作って遊んだのです。
このタヌキ、あごや頭の骨部分はしっかりしています。
頭の部分をちぎりとって、皮をはぎ、持ち帰ることにしました。 -
アリジゴクの他には2~3種の虫しか見つからなかったけど、クマの居住区である自然林に立ち入っているという嬉しさで、
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フフに戻って来たのでした。
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古民家に戻って、お昼の準備にとりかかります。
野菜や肉を切り刻んで、 -
釜の中で作るのはご飯ではなく、トン汁です。
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こちらでは炭火を起こしてシシャモを焼こうとするのですが、子どもでは火が起きません。
見かねたOBのお姉ちゃんが、子どもにとって代わりますが、それでも悪戦苦闘。
見かねた私も手を出したいのですが、ここは我慢。
試行錯誤が大切です。 -
鉄の缶に、枯れ草やら得たいの知れないごみが入っていて、燃やすことにしました。
これも思うように燃えてくれません。
子どもは火遊びが大好きで、あっちを突っつきこっちを突っつき・・・
町中ではできない勉強をします。 -
そうする間に熱々のトン汁が出来上がり、
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おにぎりも作って、
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上手に焼けないシシャモの横におにぎりを乗せ、味噌や醤油を付けると、焼きおにぎりの香ばしい臭いが辺りに拡がります。
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何を食べようか目移りしてしまって、
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ついつい食べ過ぎになってしまう子どもたちです。
こうして今回の『いなか体験』は終わりの時を迎えたのでした。
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この旅行で行ったホテル
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保健農園ホテル フフ山梨
3.2
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旅行記グループ 山梨いなか体験第三弾・ミツロウキャンドル作りと虫探し
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