2018/03/09 - 2018/03/10
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violetさん
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寒い時は温泉だよね、だけど雪が心配、雪道の運転が心配。そんな心配をクリアしたビューのパックがありました。毎日、食事の支度をする女子には、旅館の食事が楽しみ。食事のレビューの高い旅館を選びました。温泉街を歩くと、足湯を見かけ、公共浴場も数か所あり、そのどちらも楽しんできました。時期はひな祭り。町をあげてのイベントをしており、あちこちでお雛様を見かけましたが、行った日は人影はまばら。休日は違うのかな。町の人たちも温かく、また行きたいな。そんな気持ちにさせてくれる旅行でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- びゅうトラベルサービス
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-
女子と呼ぶのはどこまでなのかというギモンはスルーして、「やっぱり温泉よね~」と話がまとまる時は早い女子二人旅。
車を使わない、アクセスの良い温泉を調べていたら、3月19日までの限定で「行くぜ東北、冬のごほうび」というびゅーのツァーを見つけた。
乗りつけない新幹線、普通に買えばお高いイメージがあるが、これまたお高そうな旅館をセットに、安いツァーがあったのだ。行くぜ東北、待ってろよ。
出発は東京駅。
K子ちゃんが、TVで見た八重洲中央口近くにある「駅弁屋 祭」にぜひ行ってみたいという事で、メトロからの乗り換えで迷いながらも着いたらすごい人。インバウンド率高し。どこから情報を得るんだろう。
駅弁の種類もすごい数で迷う。
国内各地のお弁当が揃う中、私が選んだのはこちら。台湾排骨弁当1080円。
知ってるよ、台鉄で買ったら300円しないのも。だけど今食べたかったんだから。 -
新幹線にワクワクしながら出発。
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山形新幹線。福島から東北新幹線と分かれ、そこから本当は新幹線と呼べない奥羽本線らしいけど。
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乗ったら早弁開始~。台湾パウダーが聞いてウマイー。シアワセー。
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福島のトンネルを超えたらがらっと景色が変わった。まだ冬だね。
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約2時間半でかみのやま温泉駅に到着。
おしゃべりしていたらあっという間。
駅を出て右側に歩いたところにあるロッカーに荷物を置いて(300円)、今日は徒歩15分の上山城へ。
ブーツで来たけれど、道路には雪は無かった。(日陰には少し積まれているけれど歩くのには支障なし) -
遠くから見たらちょっと嫌な予感。
がーん。工事中。
それでもここは外観が城郭風建築の郷土歴史資料館なので410円を払い、中を見学。
元々の上山城は1535年に築城されたらしいが、1692年に取り壊されとか。 -
中の資料は、SNSやネットに載せちゃだめとあこちに張り紙がしてあるので、写真は無し。
市内のあちこちで「かみのやまのひな祭り2018」として特別展示しているし、ここでも展示してあるお雛様は撮ってもいいよね。 -
敷地内には、足湯も。あたたまりと美肌の湯だって。
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しまった。タオルを持ってきてない、という訳で売店で購入。
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ラ フランスサイダーを飲みながら。無色無臭のお湯だけどすごく気持ちが良かった。
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ここからは市内も一望出来る。
さて、駅へ戻って荷物を取ってくるか。
今日の宿の湯町は城からも近いのだが、事前の下調べをきっちりしていなかったため再び駅へ。 -
駅の近くの「たかはし」で旅館で食べようとおやつの黒どらを購入。
黒いのは、墨とココアらしい。
ふわふわのスポンジのような生地でおよそどら焼きとは程遠い気がするけれど、中には生クリームとずんだあんが入っている。美味しくて軽く食べられちゃった。
店主もいろいろ説明してくれたけれど、二人で2個しか買わなくてごめんよー。
美味しかったので明日また買いに行くね。 -
さっき来た城の横を通り、湯町方面へ。
途中、公共浴場や足湯を見かけるが随分と寂れた温泉街だなあ。
普通の住宅も並び、温泉街とは呼べないような雰囲気。
到着。ここが今日の宿「花明かりの宿 月の池」
外観は昔のホテルなのだが、中に入るとリノベーションしたようでまるで雰囲気が違う。 -
ロビーには花の形をした和紙のランプがあちこちに。
なるほど女子の気持ちをくすぐる内観。
おしぼりとウエルカムドリンクのお茶と芋羊羹。 -
和室の部屋に通され、窓からは蔵王スキー場のライトアップが遠くに見える。
スタッフも顔を合わせば挨拶してくれて感じが良いし、部屋の大きさも充分。
これは食事にも期待が持てる。
その前にお風呂。
露天風呂には樽酒が置かれ、自由に飲める。ステキー。
他に笹舟の形をした信楽焼きの一人用露天風呂が二つあり、K子ちゃんといつまでも体を延ばし温泉を満喫。
温泉の温度もちょうど良く、気持ち良く入っていられた。
結局、普段、私が温泉を敬遠するのは温度と泉質なんだな。ここのお風呂は泉質がきつくないし、肌がシワシワにならない。 -
時間になり食事会場へ行く。
昔のホテルの大広間を、テーブル方式に余裕をとって座れるようにしてある。 -
前菜。春らしく柔らかな色合いの小皿。
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お造り。
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蒸しもの。鰆の道明寺蒸し。
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だだ茶豆の秘伝流し、干し柿のクリームチーズ和え。
柿にクリームチーズって合うんだね。 -
山形牛のステーキ
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山形米ひとめぼれ。あられと昆布がついてお茶漬けにもできる。
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デザート。
もうここまでくると苦しい。
高い食材はそれ程無いけれど、でもどれも手がかかっていて出汁がきいて美味しかったな。
女性が喜ぶ食事だ。
部屋に戻り、敷いてあったお布団に寝ころび、ぐだぐだ。
骨抜きにされてダメ人間になりそうだけど、たまにはいいよねー。 -
朝早く目覚めて、朝風呂へ。
お風呂はやはり貸し切り状態。気持ちがいいなあ。
8時になり、昨日と同じ朝食会場へ。
「体にやさしい朝ごはん」というコンセプト
お味噌汁が出汁がきいて美味しい。
漬物の沢庵は、沢庵和尚のレシピそのままに江戸時代の味を再現したもの。少ししょっぱかった。
昔の人はこんなに塩分きいたの食べてたんだから短命だわね。 -
他に豆乳と出汁に入ったお豆腐。やさしい味。
それと後藤牧場の牛乳と18種の野菜ジュース、ザクロ黒酢が自由に飲める。 -
ここの宿のチェックアウトは旅館なのに11時なので、ゆっくり過ごせる。
テレビを見ながらごろごろ過ごして、11時近くにチェックアウト。
荷物をフロントに預け、観光。
旅館を出ると目の前に足湯がある。
掃除したてなのか、座るところが濡れていたので入らずパス。 -
その隣には、かみのやま温泉発見の地と云われる鶴の休石。
昔、鶴が脛をつけ傷を癒し、そこを飛び立ったところを見たら温泉が湧いていたという -
そこから徒歩5分の武家屋敷へ。
旅館から行って手前から「旧曽我部家」
表に玄関二つ。
中では尺八の練習をしていて、外から眺めるとその音も相まって映画のワンシーンの様。
中へ入ると、部屋はそのまま保存しておらず地域の人たちの交流の場のようだ。
家の裏の釣瓶井戸は近年まで使われていたらしい。
お雛様の展示はこの日はまだだったが、3月17日から25日のようで、お茶のふるまいがあるとパンフレットにあった。 -
武家屋敷は4軒並んでいるが、その次は「山田家」
1804年建築とされ、現在9代目で実際に居住されているので見学はできない。
曲屋建築となっていて、隣とコの字になっているのは敵を迎え撃つためで、城の防衛施設の役割もしていた。
(全て説明板の受け売り) -
「三輪家」
見学料210円を払い、見学。
元々は、玄関が複数設けられており、それが出来るのは武士と名主以上の身分に限られた。
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天井が低いのは刀を抜けないように。
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三代目が明治時代に質屋を経営していた時のもの。
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庭園の池は防火水槽の役割を果たす。
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玄関の入り口を入り、奥は台所なのだが、そこから天井裏に入る入り口があり玄関の天井から入って来た敵を刺す事を考え、人が乗っても抜け落ちないように梁が太くなっている。
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4軒目の屋敷は「森本家」
ここも居住されているので見学は出来ず、結局見学できるのは2軒。
武家屋敷は藩が設計建築した官営住宅なので、身分の変動があると引っ越さなければならない。 -
この4軒がある中庁・武家屋敷通りは中級から上級の侍屋敷。
ホテルの人が30分あれば武家屋敷は見学できますよと言っていたのだが、1時間経過。
その後、ランチを食べに行こうと食べログで探して行ったが休み。
それではとその手前のホテルに「日帰り入浴」と幟があったので受付に行ってみたが午後1時から。
出鼻をくじかれた格好になったところに、「春雨庵」の案内板が目に入る。
狭い道をどんどん進む。 -
途中にあった新湯の公共浴場「澤の湯」
こういう公共浴場をいくつか見かけた。 -
「春雨庵」に到着。
-
の建物は、沢庵和尚が放免になり江戸に戻った際、流刑の地かみのやまを想い語り草にするので藩主が模した庵を江戸に造り、それを改造するときに天井板などを譲り受け、復元したもの。
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戸を開けたらびっくり。K子ちゃんが先に開けてくれて良かった。
一人で行ったら腰抜かすと思う。 -
さて戻るか。
春雨庵に来る案内板のあったところにそこだけ賑やかなそば屋があったな。
「味津肥蘆みつひろ」にした。
天ざる 安いなと思ったので1000円ぐらいだったと思う。
次から次へ客が来て、随分と待たされた。
なぜ写真がないんだろうと思ったら、K子ちゃん曰く「待たされて、きてすぐがっついたから」だそうだ。
そば屋なのにラーメンがあり、それを頼んでいる人が結構いた。
私たち、うどんがメニューにあったけれど「やっぱりそば屋だからそばだよね」と言っていたのに。
かみのやまの人たち、フレキシブル過ぎ。
調べたら、かみのやまって麺類全般どんとこいの店が多いようだ。
写真が無いので、そば屋の前にあった足湯。 -
ここから荷物を取りに湯町のホテルへ向かう。
荷物を受け取り、駅に帰る前にまた一風呂、公共浴場「下大湯」
受付のおばちゃんが丁寧に教えてくれる。
「入場券は券売機でね、150円安いでしょ。こんなところは他にないよ。あと洗髪する場合は別料金だからね。その荷物はロッカーに入れるといいよ、はいここね。ここ入れて。休憩するときは2階あとトイレもね」
はい、よく分かりました。 -
昭和のにおいぷんぷんの脱衣場で脱いで、中へ。
入る前に体を洗おうとすると蛇口が無い。
きょろきょろしていると、入っていたおばあさんが
「蛇口はないのよ。洗髪するときは受付の人にいうと貸してくれるの。だからね、桶でお湯をすくうのよ。こっちは熱いお湯で、そっちはぬるいお湯」
もう、すっかりこれで山形のファンになってしまった。
みんな一言で済ませない、丁寧、親切。言い方も暖かい。
コミュ力の高いK子ちゃんが聞く。
「毎日来るんですか」
「毎日はごないねー。散歩しだ時とかだねー」とつらつら。
ああ、いいなあ。お風呂の中のこういう会話。
湯量は豊富のようだ。少しずつ溢れ出している。ぽやぽやーとしながら幸せな気持ち。
出てロッカーから荷物を出していると
「どっから来たの」と聞かれたので会話していて、
「いいお湯ですねー」と言うと「んだー」と優しい口調で返ってきた。
はあっ、もう山形大好き。 -
帰りはまた駅近くの「たかはし」で抹茶と団子のセットを頼んで新幹線の時間まで一休み。
店の奥にテーブルが5つぐらいあり、そこで食べられるのだ。
団子が2本味を選べるのでずんだとみたらしを頼んだ。
お腹がいっぱいで苦しい。
地方に行くとその土地のものを食べ逃すまいとするので食べ過ぎていつもK子ちゃんに心配される。
帰りは15:56発のつばさで上野まで。
2日間雨の予定だったけれど、傘は必要無かった。楽しかったなー女子旅。また行こうね。
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